令和05年08月29日 記者発表資料 川尻町100番地(JSR株式会社所有地)における土壌汚染について
問い合わせ番号:16932-1181-1782 更新日:2023年 8月 29日
1.発表内容
令和5年8月28日、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項に基づき、JSR株式会社(東京都港区東新橋一丁目9番2号 代表取締役CEO兼社長エリック ジョンソン)から、四日市市川尻町100番地において、「鉛及びその化合物」による土壌汚染を発見した旨の届出がありました。
JSR(株)所有地内において、当該土地の占有者が新たに屋内貯蔵所建設工事を行うにあたり、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の2第1項の規定に基づき地歴調査を行い、工場敷地内で使用履歴のある有害物質を対象に、工事予定地(1,886平方メートル)について、自主的に土壌・地下水調査を実施しました。調査の結果、全20区画中1区画で「鉛及びその化合物」が土壌含有量基準を超過しました(地点は別紙参照)。なお、土壌溶出量基準及び地下水基準には適合していたことから、周辺環境への影響はないと考えられます。
また、工場敷地内において過去に「鉛及びその化合物」の使用履歴がありましたが、汚染が発見された区画においては使用履歴がなかったことから、土壌汚染との因果関係は不明です。
基準を超過した有害物質及び検出された濃度は次のとおりです。
<土壌調査結果(含有量)>
物質名 |
最大検出濃度 (土壌含有量基準の倍数) |
土壌含有量基準 |
鉛及びその化合物 | 450mg/kg(3倍) | 150mg/kg |
2.対応方針
(1)8月29日に現地確認を行います。
(2)汚染区画についてはアスファルト舗装されていますが、一部裸地があるため、裸地部はシート養生を行うとともに立入禁止措置により直接摂取防止、飛散防止等の措置を講じたと事業者から報告を受けています。このことから、現地への立入時に適正に実施されていることを確認します。
(3)事業者に対して、土壌汚染対策が適切に実施されるよう指導しています。
【参考】
「鉛」
鉛は、地殻の表層部には重量比で0.0015%存在し、広く分布しているため、地質等に由来するものも発見されます。古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。なお、鉛は人の組織等にも存在しますが、高濃度の鉛では、貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状が現れます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。
別紙 【PDF(PDF/442KB)】
【問い合わせ先】
四日市市 環境政策課(担当:大気水質係 中尾、浦) 電話:059-354-8189
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