大般若経
問い合わせ番号:10010-0000-2660 更新日:2017年 4月 1日
種別 |
県指定有形文化財(書跡) |
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所有者 |
大樹寺(市場町) |
指定年月日 |
昭和27年3月13日 |
解説 |
大般若経は、六百巻にも及ぶ膨大な量をもつ経典で、数ある般若経典を集大成したものです。奈良時代から国家安寧(あんねい)のための読経にしばしば用いられ、くだっては各地の民俗行事にも取り入れられています。現在でも奈良・薬師寺の大般若会(だいはんにゃえ)における転読(てんどく)が有名です。大樹寺の大般若経は、もともと巻物の状態でしたが、おそらく永禄十二年(1569)に修理の際に、折本(おりほん)に変えたようです。現在は残った九十九冊が十の帙に分けられ保管されています。今はない第一巻の奥書には「仁平元年四月廿三日甲子日始至于廿六日丁卯書畢」とあり、第一巻から第十巻までは同筆で仁平元年(1151)に書写されたもの、残りは室町時代の書写とされています。 |
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