慈恵大師坐像
問い合わせ番号:10010-0000-2636 更新日:2017年 4月 1日
種別 |
重要文化財(彫刻) |
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所有者 |
観音寺(垂坂町) |
法量 |
像高80.3cm |
材質・形状 |
木造 彩色 彫眼 |
製作年代 |
観応二年(1351) |
指定年月日 |
大正2年8月20日 |
解説 |
髪を剃り、胸の前で数珠と独鈷杵(どっこしょ)を握り、結跏趺坐(けっかふざ)しています。慈恵大師は、元三(がんざん)大師(正月3日に亡くなったため)とも角(つの)大師ともよばれますが、そもそもは良源(りょうげん)という名の僧で、平安時代中期(10世紀)に比叡山の延暦寺で修行していました。堂舎の再建や学問の奨励などをおこない、叡山中興の祖といわれる一方、浄土教の信仰者でもあり、弟子には「往生要集」(おうじょうようしゅう)の著者として有名な源信がいました。没後は、霊験あらたかな僧として伝説化され、その象徴として異様に長く伸びた眉毛や耳毛が画像や彫像に表現され、また魔よけの札に角を生やした鬼の姿で描かれ、角大師として庶民に信仰されました。この像にも眉の付け根に小さい穴が空けられており、もともと長い眉毛の植え込まれたことを推測させます。 |
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