阿弥陀如来坐像
問い合わせ番号:10010-0000-2594 更新日:2017年 11月 24日
種別 |
県指定有形文化財(彫刻) |
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所有者 |
顕正寺(西日野町) |
法量 |
像高51.8cm |
材質・形状 |
木造 漆箔 彫眼 |
製作年代 |
平安時代後期 |
指定年月日 |
昭和32年3月29日 |
解説 |
定印(じょういん)を結び、結跏趺坐(けっかふざ)する阿弥陀如来の座像で、像の表面は、錆漆地に布貼りし、肉身部を漆地金泥塗、着衣部を漆箔仕上げとしています。また、像内は錆漆下地に頭内部は銀箔を押し分ける丁寧な仕上げとしています。このような像内漆箔像は、11世紀末からの作例が現存し、12世紀になるとさらに数を増しており、本像もそ頃の作例とみられます。 本像の風貌には、典雅な都ぶりが認められ、中央仏師による本格的な造像の様をうかがわせる作品で、市域に現存する平安時代彫像を代表する作例として特に高く評価されるものでしょう。 |
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