令和07年09月20日 記者会見資料 「令和7年9月12日からの大雨に伴う災害」にかかる本市の被害状況並びに対応について
問い合わせ番号:17583-6090-3684 更新日:2025年 9月 20日
1.被害状況
(1)人的被害
- 救助出動2件 負傷者なし
(2)浸水被害
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中部地区、常磐地区、日永地区ほか床下浸水被害情報多数、床上浸水情報一部有り。
(9月14日より調査開始) - 公共施設市役所本庁舎、総合会館、市立四日市病院、泗水庵、博物館、応急診療所ほか
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くすの木パーキング(株式会社ディア四日市、三重河川国道事務所、TFI株式会社)
地下1階及び地下2階の冠水が解消、現地調査を実施したとの発表あり。車両台数は地下1階に160台、地下2階に114台の合計274台で、人的被害はないことを確認している。
※9月15日、甚大な被害を受けた中心市街地の地下駐車場に対し、施設の速やかな復旧を支援するにあたり、横断的な体制で取り組む必要があることから、本市において「くすの木パーキング災害復旧支援プロジェクトチーム」(都市整備部計画担当部長ほか 総勢11名)を立ち上げた。被害の把握、復旧に対する助言、国等関係機関との調整等の支援を行う予定。
2.災害救助法について
9月13日に本市は三重県に被害状況を報告し、「多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じており、継続的に救助を必要としている」ことから、災害救助法の適用を申請した。
三重県は被害規模や国基準を踏まえて、本市に対して災害救助法施行令第1条第1項第4号の適用を決定した。
これにより、避難所設置、ボランティアセンター立ち上げ、市営住宅への入居などに係る費用について、国・県から交付金が給付されるため、内容の精査を行う。
3.9月13日以降の対応について
(1)市長メッセージ発信 9月13日(土)市ホームページへ掲載
(2)被災届出証明書・罹災証明書の発行
- 被災届出証明書…自然災害によって建物や動産に被害を受けた際に、被害の事実を自治体に届け出たことを証明する書類
- 罹災証明書…自然災害により被災した住民に対して、地方公共団体が被害状況を証明する公的な書類
(1)9月13日(土) 市ホームページへ掲載
- 被災写真を保存していただくよう案内
- 受付窓口・受付開始の案内
(2)9月14日(日) 緊急本部員会議
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モニタリング調査のためのパイロット調査
川の氾濫ではなく、排水が追いつかないことにより生じた浸水のため、浸水範囲を机上で特定することが難しい。今後の対策を推進するため、被害の全体像把握を目的としたパイロット調査を実施。
(3)9月15日(祝) モニタリング調査
点実施区域(中部地区、常磐地区、日永地区)における住家被害(床上・床下浸水等)の概数把握。(床上浸水約200件、床下浸水約3,100件)
(4)9月17日(水) 受付窓口の開設(オンライン含む)
19日受付件数 罹災証明 25件、被災届出証明 69件(合計94件)
累計 罹災証明 147件、被災届出証明 340件(合計487件)
(5)9月18日(木) 住家被害認定調査の開始(2日間のローラー調査)
19日件数 68件
累計 157件(うち床上浸水18件)
※罹災証明の交付申請をいただいた方への被害認定調査については、調査の予約を行った上で順次実施。
(6)9月20日(土)、21日(日)
被災届出証明および罹災証明の休日臨時窓口開設
四日市市総合会館1階(四日市市役所西隣) 両日とも8:30~17:15
(3)案内窓口の開設
相談先が分からない市民のため、相談先を案内する窓口を設置。
市役所1階 市民相談コーナー 059-325-6807
(4)四日市市災害ボランティアセンターの開設
9月17日(水)、四日市市社会福祉協議会に四日市市災害ボランティアセンターを開設。自力での片付けが困難な方を対象に以下の支援を今後実施。
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開設時間
9:00~17:00(土・日曜日、祝日も同じ) -
開設場所
四日市市社会福祉協議会(四日市市総合会館4階)
TEL:(1)059-354-8117 (2)090-2943-1503 FAX:059-354-6486
9月20日(土)から、なやプラザ(蔵町4-17)にサテライトを開設。
ボランティア:20日9時時点22人が参集し、3件のニーズに対応。
その他:実態調査を6エリアにおいて12人で実施。 -
支援
- がれきの後片付け、災害ごみの分別など
- 屋内外の整理、清掃
- 泥だし・土のう袋詰め
- 消毒液の噴霧(要相談)
(5)消毒液の配布
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9月13日~15日
床上(床下)浸水のあった住民に対し、消毒液の配布を市役所地下受付で実施。 -
9月16日~
床上(床下)浸水のあった住民に対し、自治会からの住家被害状況報告に基づき、地区市民センターにて消毒液を配布。
(6)災害廃棄物の回収
(1)個人宅
生活環境課に連絡をいただいた後、戸別収集により対応。
クリーンセンターへの持込可。
(2)事業者
個人宅優先。生活環境課に問合せ後案内。
9月13日 中心市街地を巡視し、ごみ集積場等に出された災害廃棄物を適宜回収
9月14日 災害廃棄物の問い合わせ窓口を開設
9月15日 商店街を中心に、ごみ集積場等に排出された災害廃棄物を適宜回収
9月16日 戸別収集の申し込みがあった約60件に連絡開始
9月17日~戸別収集開始
(9月19日現在、個人宅の約8割、事業者の約4割対応済)
※収集量 約13t(塵芥収集車 6台相当)
今週末を持って生活環境課の相談窓口は終了し、来週からは環境事業課での対応。
(7)市道等の通行止め
(1)小牧町
朝明川堤防法面崩れによる通行止め。
(2)小古曽六丁目
個人所有地の石積み崩れによる赤道の通行止め。
(3)日永西二丁目
天白川堤防法面陥没による通行止め。
(4)西日野町
私有地法面崩落による赤道の通行止め。
(5)西日野町
法面崩落による赤道の通行止め。
(8)事業者様向けワンストップ緊急特別相談窓口の開設
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開設期間
9月17日(水)~ 9月26日(金)
※期間終了後は、四日市商工会議所にて引き続き相談を受け付ける。 -
相談時間
午前9時30分~午後4時30分 -
場所
四日市商工会議所2階
※四日市市営駐車場利用者には無料券にて対応。 -
対象者
令和7年9月12日からの大雨に伴う災害により被災された事業者の方 -
相談内容
資金繰りをはじめ、事業再建に向けたあらゆる相談に対応。 -
対応機関
日本政策金融公庫、三重県信用保証協会、四日市商工会議所、四日市市 -
相談受付件数
17日4件 18日5件 19日6件 合計15件
(9)中心市街地商店街の浸水被害把握
中心市街地商店街の浸水被害の軒数について、各振興組合、発展会を通じて調査中。
(10)災害支援寄附金
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9月19日現在:15件 303,000円
災害支援寄附の追加サイトは9月22日(月)14時ごろ公開予定。
(11)市営住宅関係
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床上浸水の被害を受けた2名から、市営住宅への入居について相談あり。
そのうち1名は入居予定。(床上浸水が対象) - 賃貸型応急住宅(みなし仮設住宅)への対応予定。(対象:床上浸水10cm以上)
(12)住宅の応急修理
住宅の応急修理(居室、炊事場、便所等日常生活に必要最小限度の部分の修理)に対する支援。
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対象者:下記の被害を受けた方のうち、自らの資力で応急修理をすることができない方など
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(大規模半壊・中規模半壊・半壊 (床上浸水10cm以上))
1世帯当たり 739,000円以内
救助期間(暫定):災害発生の日から3か月以内に完了 -
(準半壊 (床上浸水10cm未満))
1世帯当たり 358,000円以内
救助期間(暫定):災害発生の日から3か月以内に完了
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(大規模半壊・中規模半壊・半壊 (床上浸水10cm以上))
(13)送風機の貸し出し
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貸出総数:123件199台(19日17時時点)
(15日43件、16日17件、17日44件、18日15件、19日4件) - 支援団体:NPO法人Vネット
4.くすの木パーキング災害復旧支援について
対応状況・予定
9月15日(祝) 「くすのきパーキング災害復旧支援プロジェクトチーム」発足
9月16日(火) 浸水台数把握作業、車両ナンバー等の確認作業
9月17日(水) (排水完了)
9月19日(金) 各出入口閉鎖作業、降雨に備えた止水板等の設置
≪当面の予定≫
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9月22日(月)~24日(水)
所有者による車両確認時におけるバルーン投光器の貸与、車両確認時における監視・立会い作業 -
9月25日(木)
知事視察(予定) ※詳細は調整中
※今回の浸水被害を踏まえ、国(三重河川国道事務所)が設置する有識者による検討委員会に、本市も参加する予定。
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎6F)
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