令和07年07月22日 記者会見要旨
問い合わせ番号:17551-3425-4537 更新日:2025年 7月 22日
市長定例記者会見
日時
令和7年7月22日(火) 午前11時00分~
場所
本庁6階 本部員会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、CTY、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞、(Youよっかいち)
市側
市長、岡田人事課長、中島人事課長補佐、日下ふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサー、清水ふるさと納税推進室長、植田ふるさと納税推進室主事、戸本市街地整備課長、鈴木市街地整備課主幹、渡瀬農水振興課農水政策係長、大橋観光交流課長、武田観光交流課付主幹、加藤広報マーケティング課長
発表事項1.庁内副業制度の実施について
市長: 働き方改革の一つでもある副業制度の施行についてである。
本市では職員の自由で新たな発想を政策形成に生かすため、「職員による政策提案制度」を実施しており、昨年の政策提案制度での提案にあった庁内副業制度を事業化していく。まずは試行実施である。この庁内副業制度とは、本市職員を対象に勤務時間の20%以内の時間を使って、他の部署の興味がある分野やスキルを持っている分野に取り組める制度である。これまでは、配属されれば、基本的にその部署の仕事にしか従事できなかったが、条件の範囲内で、他の部署の仕事にも従事できる機会を設けていく。この制度の導入により、広い視野を持つ自律的な職員の育成・能力向上を図ることができる。また、効率的に業務を遂行することにより、生産性やサービス向上を図ることが期待される。
仕組みは、各部署で手伝って欲しい業務をピックアップし、開示されたものに、他の部署の職員が、興味のある、自分のスキルを生かせると思えば、手を挙げる。所属長の許可を得て、整えば部署をまたいで業務に従事することができる。
募集条件は、1日2時間以内または月4日以内の業務である。対象職員は非管理職で、年間の時間外勤務が720時間以内の人に限られる。取り組み例としては、Webページのリニューアル提案が欲しいというニーズがあれば、ホームページデザインおよびSNS配信が得意な職員が手を挙げたり、また国際交流事業であれば、語学が得意な職員や相手先の地理に明るい職員が手を挙げたり、また商工業の新規事業アドバイスであれば、前歴や資格のある職員、税申告補助業務であれば、税制度に興味ある職員が手を挙げたりするということを想定している。
試行期間は7月から令和8年3月末までとし、現在、各部署から具体的な業務が14業務あがってきており、この記者会見後に開示して職員の募集につなげていく。
これは、元々は職員提案制度での提案という話をしたが、各部署に配属されている若手の職員が他の業務も従事してみたいという希望や、余裕のある職員の中には、もっと働きたい、いろいろな業務に従事貢献したいという思いもあるため、やる気のある職員に機会を提供するという観点からも、とても良い制度になると考えている。一方で、人材不足のため、人手が欲しい、さまざまなアイデアスキルが欲しいと求める側の部署のニーズにも合致しているため、良い形で進めていき、本格的な実施につなげていければと考えている。
質疑応答
質問:発表のあった14の提案は、いくつの課からあったものか。
回答:課の数としては6課より14業務があった。まだ受け付け中であるため、今後も増える可能性がある。(人事課)
質問:資料の取り組みはあくまで例であり、14業務の一部というわけではないのか。
回答:14業務の取り組みの中の一部を抜粋した。(人事課)
質問:これに応募することで、給与体系や人事評価に影響はあるか。
市長:特に想定はしていない。今回は機会を作ることがメインである。
質問:他自治体で同様に庁内での副業制度を設けているところはあるか。
市長:先行事例として、福井県庁、富山県庁、大阪府、刈谷市、佐世保市などを把握しており、県内では名張市が昨年度から実施していると聞いているので、県内としては2例目となる。
質問:時間外や週休日も勤務可能であることが気になる。例えばある特定の課がシーズン的に忙しい時期があり、そこに応募させられ、行かされるということがあり得るのではないか。所属長や組織が人手不足を補うために、そこの課へ行ってくれないか、応募してくれないかということがないように、どのように防止していくか。
市長:今回は、試行実施のため、今後、実施運用していくうえで、問題が発生した際には、随時解決していかなければならない。基本的には、職員が手を挙げることがきっかけで、他の要請によって行かせるという状況は発生しない。ケースバイケースになるが、強制的に配置を変えるなどという制度ではなく、あくまでも、個人のやる気を引き立て、支援していく制度と捉えてもらいたい。それが結果、手伝う他部署の業務負担の軽減にもつながるという理解をしていただきたい。
質問:この制度は、ある部署がこういうことが出来る人が欲しい、こういった人が欲しいという業務提案に対して、希望者が応募するという制度だが、その課では思いつかないようなアイデアを持っている職員が、その課へ行ってそれをやるという話なら、発展的で良い話だと思うが、そのような考えはないか。
市長:自分の売り込みということか。
質問:そうである。
回答:当然あると考える。試行ということで、業務依頼の方から開始するが、始めたうえで、そのような声が聞こえてきたときには、どういう枠組みで制度としてできるかを再度検討していきたい。(人事課)
質問:どんな職員にどんなふうにどんな思いを込めてこの制度を使い、成長してもらいたいと考えているか。
市長:メリットが二つあり、人手不足で業務が大変な部署の負担軽減、また今回は、職員による政策提案制度から上がってきたものなので、職員のやる気を引き出すことが一つの大きなポイントである。各部署で各々の役割を担っているなかで、もっと違う業務に従事したい、もっと自分の能力を生かせるのではないかと悶々としている職員もおり、こういった職員のやる気を引き出し、モチベーションを高めていけるような制度になればと考えている。
質問:全国的に若い職員が、より良い待遇ややりがいを求めて、退職してしまうという現象が起きていることへの引き留め効果も期待しているか。
市長:もちろんである。四日市市役所で長く働いてもらうための一つの取り組みでもある。役所には、さまざまな業務があり、自らが望まない配置もあろうかと考えるが、そこはそこで、しっかりと業務は遂行してもらいたい。ただ、それプラス、もっと自分の能力を生かせるチャンスがあり、そこで能力を発揮することで、ある程度のモチベーションは維持できていくのではないかと考える。さまざまな機会を提供できる制度にしたい。
発表事項2.令和6年度ふるさと納税の収支決算の発表
市長:ふるさと納税の収支決算の発表をする。
まだまだ持ち出しで、赤字のため、胸を張って言えるものではないが、ふるさと納税のテコ入れということで、令和5年度からふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサーの任用、ふるさと納税推進室を立ち上げ、体制強化してきたことからも、毎年報告をしたい項目であり、時間をいただいた。令和6年度の寄附金の受け入れ額が7億5400万円になったことは、既に発表しているところである。
一方で、本市の市民が他の自治体に寄附をする、いわゆる流出額が確定するタイミングで、今回、決算という形で発表をする。
市民が市外の自治体に寄附をした金額が、12億8500万円、そして受け入れ流入額が7億5400万円で、令和6年度の赤字額が5億3100万円になった。未だ5億3100万円の流出であるが、このテコ入れをする前の9億4800万円の赤字であった令和4年度と比較すると、赤字額は43%削減できたことになる。資料2ページ目の折れ線グラフからも顕著だが、大幅に赤字解消が図られている。
ふるさと納税のマーケット自体が年間10%~20%くらい拡大しているため、本市の個人市民税の税額控除額も1.1倍ぐらいで、推移している状況である。一方で、寄附の受け入れ額は、令和5年度~令和6年度は、2.3倍、令和4年度~令和6年度に関しては、8.7倍という状況で、赤字額の縮小に働いている。引き続き、道のりは長いが、赤字額の縮小に向け、寄附の受け入れ額拡大に取り組んでいきたい。
補足:市長の話の中盤にあった寄附額の流出ではなく、寄附を行ったことに伴う市民税の税の控除額の分ということであるとご理解いただきたい。(ふるさと納税推進室)
市長:また、本市は交付税の普通交付税の不交付団体であることが大きなポイントである。交付団体とは、国から交付税をもらっている団体で、これがほとんどである。この交付団体の場合、流出額の4分の3が補填される。不交付団体の本市にとって、5億3100万円の流出は、交付団体で例えると、20数億円分のインパクトがあり、直撃することになる。そういった面からも、赤字額を縮小していきたい。
質疑応答
質問:実績額に対する評価とは別に、注力した具体的な取り組み、またその取り組みの評価を伺いたい。
市長:令和5年度から、ふるさと納税推進室を専門部署として立ち上げ、戦略プロデューサーを配置し、さまざまな取り組みを行ってきた。返礼品のラインナップの充実、返礼品のお店のPRの仕方、ふるさと納税ポータルサイトの拡充など注力を注いできた。これらが一定の寄附額の拡大につながっていると認識している。
質問:ラインナップの現在の返礼品数と、昨年ないし令和4年度時点での返礼品数の違いを知りたい。
回答:令和5年4月1日時点では、111社533品であった。令和7年4月1日時点では、160社1038品となった。これは、同商品でも色違いなども1品と数えているため、その旨了承いただきたい。現在も4月から総務省へ事務手続き中であるため、さらに増える予定である。(ふるさと納税推進室)
質問:今年度より、ふるさと納税推進室の所管を変更し、プロモーションという意味合いで注力していくとのことだったが、その点を踏まえて今後どのように取り組んでいくのか。また令和7年度の目標を伺いたい。
市長:ふるさと納税推進室をシティプロモーション部へ移管したのは、シティプロモーション要素を取り入れながら、地場産品のPRにつなげていくためである。今年度より、シティプロモーション部の方で、泗水十貨店の販売をスタートしたことに合わせて、今後泗水十貨店の商品も、返礼品として提示していきたい。泗水十貨店によって、新しい四日市のお土産づくりとふるさと納税の取り組みをリンクさせ、より強力なものとしていけると考える。
今年度の目標は、予算としては、8億円余としている。ただ、ふるさと納税の市場が今年度も10%伸びるとすると、流出額も1億数千万円伸びることとなる。そのため、市場の伸び率を超えないと赤字拡大となる。8億余が目標だが、あと2億くらい超えて、赤字縮小を目指したい。
質問:泗水十貨店の返礼品の登録はいつごろか。
回答:4月の段階で既存の第1期・第2期の部分で入れていけるものは、掲載に向けて準備中である。10月以降の新しい指定期間は、7月が国への申請時期となっているため、9月末ごろに承認が下り次第、ホームページのポータルサイトの方へ順次掲載していく。(ふるさと納税推進室)
発表事項3.円形デッキの愛称を募集します
市長:中央通りの再開発事業が着々と進んでおり、近鉄四日市駅の東口の円形デッキは、昨年末ごろに円の形ができ、現在、最終段階の工事に入り、今年12月に完成、供用開始を予定している。年末には、市民も上がることが可能となる。供用開始を前に、円形デッキの愛称を募集する。募集期間は、8月1日から9月16日までの1カ月半程度で、居住地を問わず、どなたでも一人3点まで応募ができる。
応募方法は、ホームページにある応募フォーム、ホームページから応募用紙を印刷、記入の上、市街地整備課へ郵送で提出か、各地区市民センター配架の応募用紙を記入して提出の3通りとなる。
その後、10月頃に円形デッキ愛称選考委員会を設置、愛称の候補を5つ程度選出し、11月頃に、四日市市に在住、通勤・通学されている皆さんを対象に投票を行い、12月頃、円形デッキの完成に合わせて愛称を発表するスケジュールである。なお、愛称採用者には賞金5万円を贈呈する。多くの人の応募を待っている。
質疑応答
質問:応募の方法は、郵送のみか。
回答:応募フォームで回答していただくか、プリントアウトしたものへ記入して郵送か、市民センターの窓口へ直接提出かの3パターンである。(市街地整備課)
質問:市民の投票の取り方は、どのように実施するか。
回答:ネットなども使用していきたいと考えている。11月頃に、候補も含めて、案内していく。(市街地整備課)
質問:市長として、どのような愛称がつくことを期待しているか。
市長:ペデストリアンデッキは、地方都市はじめ、さまざまな都市にもあるが、円形デッキは、全国的にも珍しく、二桁あるかないかだと聞いたことがある。そのため、四日市市の中心市街地のシンボルになることは間違いない。そういったことからも、市民に愛される、また待ち合わせ場所など象徴的な場所になれるような名前になってほしい。
また、次の記者会見項目にもあるが、夜のライトアップがとても綺麗なので、その状況も見たうえで、いろいろな名前がでてくると良い。
質問:募集にあたり、愛称に“四日市”を入れるなど条件はあるか。
回答:そういった条件はない。(市街地整備課)
発表事項4.円形デッキにあかりが灯ります
市長:円形デッキは、ライトアップができる仕組みとなっており、景観照明が非常に綺麗である。2枚目資料にあるように、平時は、白色であるが、ニワミチカラーは、青っぽく、春には桜色の配色などさまざまな配色や、複数の色を組み合わせたり、光が回っているように動かせたり、たくさんの演出が可能である。演出照明の試験点灯を8月1日20時から1時間程度行う。内容は30分間に8種類の演出を盛り込んだものを2回繰り返し、その様子を、アナウンス付きで、ニワミチよっかいちポータルサイトからライブ配信する。なお配信には、私も出演し、会場、ネットで見ることができる。また、翌日の2日、大四日市まつり初日には、18時50分から3時間程度、大四日市まつり用に、こにゅうどうくんをイメージしたカラーでの演出を行う。このカラーは当日のお楽しみとするため、詳細の写真まで提示できないが、非常に綺麗な光景が見られるようになる。毎時00分の前後に、色が変わる演出を行い、それ以外は、通常の照明となる。通常の照明が3時間半あるが、毎時00分の前後に、こにゅうどうくんをイメージしたカラーの演出となる。今回は、試みとなるが、12月の供用開始以降は、基本的に毎日照明演出を行うことになり、四日市市の売りとなればと考える。また、今回のライトアップは、今秋ごろから近鉄百貨店からバスタ四日市を結ぶ直線デッキの工事が開始されると、北側半分が直線デッキでふさがれてしまうため、円形デッキの円での演出照明がすべて見られる最初で最後の機会となる。直線デッキがつくことで一部、重なる部分がでてしまうため、ぜひ、今回の貴重な機会に、見に来ていただくかネット配信で見ていただければと考える。
質疑応答
なし
発表事項5.全国有数のかぶせ茶の特産地・四日市市をPRするために地域のクリエーティブ力を結集してSONG&DANCEのプロモーション動画を製作しました。
市長:四日市市の特産品であるかぶせ茶のPRプロジェクトを大々的に展開をしていく。プロジェクトを行っていく上で、かぶせ茶のPRソングを作り、プロモーションを行う。歌とともに、ダンスも織り込み、プロモーション動画を製作した。プロジェクト名は「茶ッ茶ッ茶ッの四日市」といい、楽曲のタイトルは、「かぶせ茶パラダイス」である。
プロデュースは、市内のライブハウス「CLUB CHAOS(クラブケイオス)」の内田正浩さん、作曲は市内出身のミュージシャンFUMAさん、歌唱はFUMAさんが兄弟デュオを組む「ふまここ.」の妹「COCO」こと「いちのせここ」さんが、担当し、作詞は本市のふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサーの日下が担当した。プロモーション動画において、ダンスの制作および出演は四日市農芸高等学校のダンス部にお願いをし、映像ディレクターは、市内の動画製作会社「PIE MEDIA LLC」の山田義郎さん、PRプロジェクトのキャッチフレーズ「茶ッ茶ッ茶ッの四日市かぶせ茶特産地」のロゴおよび動画タイトル、PRポスターのデザインは市内デザイン会社「四日市デザイン」の杉野伸樹さんにお願いをしており、オール四日市のクリエーティブ力を結集した点も、PRポイントの一つである。
この「かぶせ茶パラダイス」の楽曲発表、また、動画の発表を8月2日の大四日市まつりの開幕のタイミング15時から15時20分の時間で行う。大四日市まつりの三滝通り交差点会場の大型ビジョンステージで、関係者の挨拶、「かぶせ茶パラダイス」のプロモーション動画の上映、決意表明のポーズなどを実施する。この8月2日以降、この楽曲が日の目を見る。各種音楽配信サービスでのWeb配信、カラオケの配信、プロモーション動画は、四日市市の公式YouTubeチャンネルで公開するほか、SNSなどでも発信をしていく。また、市庁舎内や市内のデジタルサイネージでも発信をしていく。
高校生が茶摘みの着物を着て、茶畑の中で踊るという、すごくかっこいいダンス動画になっているのでぜひ注目をしてもらいたい。四日市市の特産品をしっかりと市内外にPRの強化という観点からも全力で取り組んでいかなければならないプロジェクトの一つである。
質疑応答
なし
発表事項6.M-1出場コンビ「三重県四日市」の市民向けお披露目について
市長:M-1グランプリに出場をするということで先日、コンビ名「三重県四日市」を発表した。M-1の1回戦は、8月から9月にかけて始まり、主にこの2カ月で行われる。この中のどのタイミングで出場するのかは、加藤さんとも相談をしている。名古屋会場で行われる日程が9月21日、23日の2日間であるため、この辺りでどうかと調整を進めているが、M-1グランプリは開催日の1週間前にしか詳細が発表されず、出場日をはっきりと明言できるのは、実際に出場する日の1週間前くらいとなるようだ。M-1グランプリは、3回戦までネット配信もなく、会場でネタをしても皆さんに見てもらうことはできない。シティプロモーションの一環でやる以上、市民に見ていただく機会を作った方がよいのではないかということ、また本番に備えて人前でネタをする練習のため、多くの人に見ていただく機会を作ろうと8月2日の20時40分から50分の間に大四日市まつりの会場で、ネタを披露する。四日市まつりの初日の踊りフェスタが終わり、審査から結果発表までの時間帯を利用してのネタ披露となる。9月下旬に本番を控え、8月の2日にやるのはなかなか準備不足感もあるかもしれないが、市民に見ていただく貴重な機会となるので多くの人に見ていただきたい。
質疑応答
質問:先日の顔合わせ以来、加藤さんとネタについての打ち合わせはあったのか。
市長:その後一度お会いした。私が東京へ上京した際に、1時間ほどネタ合わせをした。
質問:8月2日に披露する内容は予選当日に披露するネタか。
市長:そうであるが、日々やりとりする中で、ネタが変わっていく。
最終がどうなるかはわからないが、その時点で、勝負していくネタを披露する形となる。人前で披露するのが初めてとなるため、観客のリアクションによって、ネタが変わる余地は多分にあると考える。加藤さんからは、練習を何時間もするより、人前でたくさん披露するのが大事だと言われているので、このような機会やオープンでなくとも、見ていただける機会をつくり、たくさんの人の意見を聞いて精度を高めていきたい。
質問:準備しているネタで、見てもらいたい点はあるか。
市長:四日市市の魅力満載のネタになっている。2分間という限られた時間の中で、四日市市をどこまでPRできるのかが大前提のネタになる。
質問:ここまでのご自身の仕上がり具合などはいかがか。
市長:加藤さんとのネタ合わせをしたのが1時間くらいで、まだまだである。8月2日まで、後2週間くらいなので不安はかなりあるが、やるしかないという気持ちだ。
その他
(参議院議員選挙の結果を受けて)
質問:参院選で、外国人政策が問題として話題となり、政策のテーマとなっていた。四日市市もとても外国人が多い地域となるが、それについてどうお考えか。
市長:四日市市も含め、全国的に外国人が増えている。さらに、本市は産業都市としてものづくりが盛んなエリアで、このものづくりを維持、継続していくためには、日本人の人口が減っている現状、技能実習生をはじめとする外国人は大きな力になっていることは間違いなく、また必要である。これは、世間一般的な外国人に対する批判とは別のものと考える。
地域に活力をつけていくためには、日本人と外国人が良い形で共存できる共生社会の実現が不可欠で、今までも取り組んできたが、今後もしっかりと取り組んでいかなければならない。さまざまな外国人がいて、一括りにしてはいけない。オーバーツーリズムなど外国人の弊害を主張する人もいるが、実際に四日市市ではものづくりの力として活躍しているのは事実で、現状必要な人達である。共存していくまちづくりを今後も進めていかなければならない。
質問:そういう意味では、四日市市など基礎自治体は、日本語教育など外国人との共存にむけて一生懸命取り組んできているが、国の政策として、予算をつけてこないなど、外国人政策は手つかずとなっているのではないか。
市長:大きな視点で話をしている立場と実際に外国人が市民として居住している自治体の立場とは視点が異なると感じる。人口減少社会の中で、外国人の力は絶対的に必要となり、どこまでの枠内でやっていくのかという議論はある。多文化共生社会をしっかりと実現していくのが我々の使命であるので、そういったところで、しっかりと国として応援してもらいたい。また、さまざまな弊害が出ているところにおいては、しっかりと対応してもらいたい。現在、共生社会の実現に対して前面にたっている自治体への国の支援は必要であると考える。
質問:今回の参院選では、減税、または食品のゼロ課税など話題になったが、自治体側にとってみれば、かなりの税収減につながるのではないか。
市長:都道府県の税収という点では大きなインパクトを与える。今回の選挙をみて、減税の流れになっていくだろうと推察していて、地方の財政はどうなるのかという不安がある。また、減税で足りなくなった財源をどう担保していくのかを明示してもらわないと地方は財源がなくなったままというわけにはいかない。財源の担保をしっかりと議論していただきたい。
質問:今回の参院選で、与党に厳しい結果がでているが、比較的に若者に支援を受けた政党が躍進したが、その結果をみてどう受け止めるか。
市長:自民・公明、立憲も伸びていないので、既存の主要政党に対する批判、新しいものに期待する声が大きかったのだと感じる。さまざまな政策の論点はあるが、多岐に及ぶため、一つ一つへのコメントはしづらい点はあるが、一つのポピュリズムにだけ走ることは、少し怖いと感じた。
先ほども話した減税の件においても、一定の規律を持ったなかでの減税をしてほしいと考える。目先の良い話ではなく、地方財源や国の財源がなくなって、大きなものが失われる可能性は高いので、現実的なところを見て、各種施策を実施してほしい。財政規律が壊れていくことを危惧している。
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