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こにゅうどうくん

令和07年06月03日 記者会見要旨

問い合わせ番号:17503-8370-9685 更新日:2025年 6月 3日

市長定例記者会見

日時

令和7年6月3日(火) 午前11時00分~

場所

本庁6階 本部員会議室

出席者

報道機関

伊勢新聞、CTY、中日新聞、毎日新聞、読売新聞、(Youよっかいち)

市側

市長、中川こども家庭センター所長、瀬古こども家庭センター所長補佐、坂倉市民生活課長、堀田多文化共生推進室長、山田多文化共生推進室主事、加藤広報マーケティング課長

 

発表事項1.四日市市はじめまして絵本事業の実施について

市長: 四日市市はじめまして絵本事業をスタートした。
 本市では、絵本を通して乳児と保護者がゆったりとふれあい、穏やかな時間をすごせるよう乳児へ絵本をプレゼントする「はじめまして絵本事業」を開始する。
 対象者は今年の4月1日以降に出生した生後12カ月未満の子で、配布方法は、生後4カ月までに行う「こんにちは赤ちゃん訪問」の際に、おすすめの絵本5冊の中から、1冊を保護者に選んでもらう。おすすめの絵本は事業内容にもあるように、市立図書館の司書、市の子育てコンシェルジュなどで構成される「四日市市はじめまして絵本選考会」で選定される。また、絵本の配布時には、読み聞かせの効果などの知識や親子で絵本を楽しむ方法などを伝えるとともに、地域の子育て支援センターや図書館で実施する読み聞かせ会などの情報提供や、リクエストに応じて読み聞かせもする。それに伴い、絵本を配布する者に対しては、おすすめの絵本の内容や楽しみ方の研修をしていく。この事業は、今月から始まっている。
 

質疑応答

質問:「こんにちは赤ちゃん訪問」の際に選ぶということだが、保護者側から受け付けや申し込みといった手続きは必要か。
回答:「こんにちは赤ちゃん訪問」は、特に申し込みなどは必要なく、こちらから訪問する。(こども家庭センター)
質問:訪問する人は、こども家庭センターの市職員か。
回答:「こんにちは赤ちゃん訪問」は、事業の一部を法人に委託しているため、委託先の法人が訪問する場合とセンターの職員が訪問する場合があり、法人と市の両面から事業を行っている。(こども家庭センター)

質問:法人とは具体的には、四日市市のNPOなどか。
回答:四日市市の子育て等の活動をしているNPO法人に委託している。(こども家庭センター)

質問:事業内容の研修という部分は、「こんにちは赤ちゃん訪問」の際に、委託先のNPOや職員からその場で研修を受けるということか。
市長:この研修は、配布する者、すなわちNPO法人とセンター職員に研修をするということで、しっかりとした研修を受けた者が本を紹介するということである。
 

発表事項2.外国人市民専用ダイヤルの設置について

市長:昨日、6月2日より、外国人市民専用ダイヤルを設置した。
 国内における在留外国人の増加に伴い、本市の外国人市民も年々増加し、令和7年3月末時点で約1万3千人となった。急激なペースで増加している中で、大きな変化がある。国籍別外国人市民数をみると、これまではブラジル国籍の人が相当数で、最も大きなシェアを占めていたが、令和7年3月時点で、ベトナム国籍の人がブラジル国籍の人を上回り、市内で最も多い外国人市民はベトナム国籍の人になった。また、ネパール国籍の人が増え、中国、韓国などを上回り、3番目に多くなるなど、外国人市民の構成が大きく変化し、より多国籍化が進んでいる。
 多国籍化が進むに伴い、使用する言語も多様となり、それに対応する行政もサポート体制の整備をする必要がある。そこで、外国人市民に対する総合的な相談業務を円滑に実施するため、外国人市民専用ダイヤルを新たに設置し、言語に応じた通訳による電話での多言語三者間通話サービスを開始する。
 外国人市民専用電話番号は、059-327-6712となり、対応言語は、日本語を含む20言語で、約99%の外国人市民に対応している。対応時間は、午前8時半から午後5時15分までである。対象業務は、本市で行う窓口業務全般に関する通訳で、専門性の高い法律相談、医療通訳は除く。外国人市民への周知方法として、窓口、各施設でのチラシの配架、口頭での案内、SNSや市ホームページへの周知、外国人雇用企業、市内日本語教室、関連団体への周知協力依頼などをしていきながら、言語がつながりにくい人々に伝えていきたい。
 外国人市民が外国人市民専用ダイヤルに電話をし、多言語コールセンターの人が言語の仕分けを行い、話せる人を通じて、市職員とつながるということになる。
 これまでも、通訳サービスは様々あり、多文化共生推進室に、ポルトガル語、スペイン語を話せる通訳の配置や、窓口業務でも、テレビ電話通訳サービスなどがあったが、今回の外国人市民専用ダイヤルは、電話で外国人市民が問い合わせをしてくることを想定したもので、電話での外国語対応を確実なものにして、サポート体制を強化していくものである。
 

質疑応答

市長:20言語以上とあるが、20言語か。
回答:対応言語は順次増えていく。(多文化共生推進室)

市長:現状、日本語を含む20言語で、今後増えていく想定で20言語以上ということか。
回答:そのとおりである。(多文化共生推進室)

質問:多言語コールセンターにつないで、市職員に相談するとなるようだが、このコールセンターは、役所内に設けられるのか。または外部に設置されるのか。
回答:委託先の外部になる。(多文化共生推進室)

質問:対応言語に日本語が入っている。外国人市民が利用するサービスの中で、どのようなケースで日本語が必要となるのか。
回答:コールセンターのオペレーターは必ずしも日本人ではない。通訳を兼ねている人がオペレーターとなる可能性もあり、日本語が理解できる人という意味合いで日本語を入れている。(多文化共生推進室)
市長:オペレーターに通じる言語ということである。

質問:オペレーターは外部に委託した日本人なのか。
回答:日本人以外もいる。(多文化共生推進室)

質問:イメージ図を見ると、1回電話に出て、電話を一旦切って、コールセンターの人が市役所へといった橋渡しのような形で相談や問題の解決につなげていくイメージか。
回答:外国人市民が専用ダイヤルに電話をかけると、多言語コールセンターにつながり、そこで対応言語を把握し、コールセンターの通訳が用件を聞く。そして、電話を切らず、そのまま担当部署に電話をつなぎ、三者間通話をするという形になる。(多文化共生推進室)

質問:3人が電話に出ている状態で、外国人市民が話して、通訳の人がその場で通訳し、それに担当部署の人が答えて、またそれを通訳してというような同時通訳のようなことか。 
回答:そうである。往復するようなイメージである。(多文化共生推進室)

質問:多文化共生推進室にポルトガル語とスペイン語の通訳の配置や、テレビ電話通訳の窓口などがあるが、電話以外の手段、例えばLINEなどのツールをつかった多言語対応の仕組みはないのか。
回答:今のところない。(多文化共生推進室)

質問:ベトナム人、ネパール人、インドネシア人が急増しているが、それぞれが急増した理由、どこで働いているのか、コミュニティが大きくなっているのか、それらの理由がわかれば教えてほしい。
回答:全国的に、アジア系の人が急増してきており、本市も同様に増えている。技能実習生、特定技能の人が次々に入国してきて、当初はベトナム国籍の人が多数だったが、それが頭打ちの状態となり、インドネシア、スリランカなどアジアの方から、入ってくる人が多くなったと聞いている。また、ネパールは留学生もとても多くそういったことも原因ではないか。(多文化共生推進室)

市長:このサービスは昨日からスタートで、同様に桑名市も昨日から同様の取り組みを始めた。これは、三重県で初めての取り組みである。
 

その他

(四日市ドーム関連予算について)

質問:四日市ドームの改修の件だが、議員説明会では6月の補正予算に上げたいとしていたが、結果的に見送られた。その理由を知りたい。
市長:前回の議員説明会の際に、もう少し丁寧な説明をという意見があった。6月の議会の中で、前回の説明会での疑問点などを解消する全員協議会のような場を設ける。そこで解消されれば、6月後半の議会で追加上程もあり得る。しかし、それでも理解が得られなければ、さらに説明会などの場を設けていくことになるだろう。

質問:議員説明会でもあったが、基本的な方向性は改修するということで間違いないか。
市長:基本的には、そうである。代案があればよいが、壊してどうするのかという具体的なプランも大きなビジョンも持ち合わせていない。現状、多くの市民が利用している施設なので、継続していくのがベターな選択なのではないかというのが現状である。

質問:市長の言う全員協議会のような場の、再度説明する日時がきまっていれば教えてほしい。
 また、前回は何が足りなくて理解が得られなかったと考えているか。次回はどういうところを説明していこうと考えているか。
市長:我々側と議員側では、立ち位置が違った。我々は、これからどうしていくのかという選択肢を中心に考えた。一方で、100億円で建設し、60億円程の改修費で、削減しても、50数億の改修費となったことで、この改修費がどうなのかという議論になった。このまま改修して同じような機能をあと数十年維持していくのか、改修しないという選択をするならば、解体するにも40億、同じ機能の施設を建設すると250億円くらいのどちらかになる。250億の施設を建設するか、または、違う用途の施設を建設するかなど色々な選択肢があるが、何十億から100億規模の物が望まれるのではないか。代替え案が明確でない以上、現在、市民が利用している施設を継続的に維持していくことが重要であり、改修という判断をしている。どうしていくかという前向きな議論で終わると考えるが、大規模改修費の50数億円のうち、約40億は、完成から20余年の経過に伴う想定内の改修費であるが、議員からは、一部想定外の改修費が発生したことが納得できないという意見が多かった。想定より改修費が増えたことは事実であるため、そのプロセスを明らかにするようにという意見があったと認識している。
 この大規模改修に至った過去の経緯を改めて整理していくことで、ある程度立ち位置は一致してくると考え、今後どういったものにしていくのかという議論につなげたい。これからに向けての議論とこれまでについての議論が混在したため、前回の説明会では複雑となり、落としどころのない議論に終わってしまった。現在のドームの状態を知りたいというニーズもあったので、丁寧に説明していきたい。

質問:一部想定外の改修とは、構造材が錆びるということか。
市長:錆びるところだったということである。

質問:議員らは、改修が駄目だという話は全くしていないと感じた。
 改修の議論をする前に片付けないといけないことがあるのではないかという印象をうけた。当時の工事の施工業者に対して、なぜこうなったのかと答えを求めたのか。そこがなければ前に進まないという印象をうけた。
市長:全員協議会の日程が先であり、私自身がまだ現場と話しをできていないため、今どういう状況なのか十分に掴んでいない。今日、明日くらいに議論をする予定であるため、その後なら話ができる。
 議員説明会でもあったが、建物を建て、70年使っていくという考えは、アセットマネジメントの議論が出てきてからである。完成時の20数年前は、改修し、長寿命化して長く公共施設をつかうというアセットマネジメントの議論があったのか、何年もつのかという議論も含めて、そもそもそういう想定だったのかを確認しないといけない。そのため、施工業者の責任が伴うのかどこまで問えるのかは、議論、調整しないとわからない。

質問:全員協議会の日時はいつか。
回答:11日の一般質問の後である。(秘書国際課)
 

(新図書館の事業進捗について)

質問: 図書館について、先日市民団体のワークショップに市長が登壇し、話していたが、その中でUFJ辺りの土地や建物の算定が今月、来月くらいに終わるという話であったが、この時期は決まったか。
市長:現場からは、順調にいけば、今月末頃には、土地の鑑定、建物の補償費など概算が出ると聞いているので、7月には具体的交渉に進めると算段している。

質問:土地の所有者には挨拶は既にしていると思うが、ワークショップの中で、市長が本格的な交渉には至っていないような話をしていたが、買うなり借りるなりの目途はたっているのか。
市長:本格的な交渉というのは、金額を持った交渉ということなので、まだ概算金額も算出されていない状態ではできない。ただ、金額が算出される前から、図書館の事業があって、その土地の確保を行政が必要としているなどやりとりを含め、日常的にコミュニケーションはとるようにしている中で、感触はある程度掴んでいる。

質問:スターアイランド跡地が駄目になって、その後に挙がったの3つの候補地の中で、土地・建物など諸々を含めた想定の値段を比較し、コストパフォーマンスが良いとされた現在の候補地のコストはどのくらいなのか。
市長:実際の細かい数字は、売却とか賃貸の契約が伴うため、今は出せない。ただ、駐車場が併設できるできないということが大きく作用する。現在の候補地は、駐車場が併設できるため、非常にインパクトが大きい。その他の公有地の場合、駐車場が併設できないのは明らかで、その場合民間駐車場を活用しチケット対応が必要になる。このチケット対応した際の駐車場代の経費は多少のズレはあるが、土地を借りた場合の賃料と比較すると圧倒的に高額となる。土地を借り、駐車場を併設した方がコストは各段に低いことは明確である。そのため、細かい土地の売却価格や賃貸借の契約の数字を算定しなくても、相場勘としてコスト的な優位性があると判断したものである。

質問:市役所横の場合、駐車場が圧倒的に足りないからコストも高くなるということだが、どれくらいのかかるのか。
市長:市役所横の場合のコストは資料で既にオープンになっているので、振り返ってもらいたい。駐車代を1台ずつ払っていくとなると年間数億円のコストがかかるという結果が出ていた。土地を借りた場合、そこまでのコストには至らない。また、遠くの民間の駐車場から歩いて来なければならない状況にもなる。
 このような点からも、一般的に考えて、駐車場が併設できるメリットは大きく、現在の候補地の優位性は明らかであると判断しているが、そこが十分に伝わってないと考えている。

質問:既存の図書館は、高架下を含め、駐車場がすごく少ない。新しい図書館ができることによって、今の図書館から利用客がどれくらい増えるか。3~4倍程度と考えるか。
市長:何倍かはわからないが、良いものをつくろうとしている。たくさんの市民に利用してもらいたいという想定で駐車台数も算出している。目標は、多くの市民が利用し、誇れるような図書館をつくろうとしているので、利用者は増えないと駄目だと考えている。
 

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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