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令和07年03月21日 記者発表資料 国登録有形文化財(建造物)の登録について

問い合わせ番号:17415-7779-8875 更新日:2025年 3月 21日

 令和7年3月21日開催の国の文化審議会で、新たな国登録有形文化財(建造物)を登録するよう答申が出される予定です(全国で135件、うち三重県3件)。
 四日市市内では、下記の2件が該当します。

〇神楽酒造酒蔵兼釜場 

【名   称】神楽酒造酒蔵兼釜場
        かぐらしゅぞうさかぐらけんかまば

【種   別】国登録有形文化財(建造物) 

【所 在 地】三重県四日市市室山町326

【年   代】安政5年(1858 年)大正後期増築、平成19年改修

【建築面積】557平方メートル 延床面積 785平方メートル
 
【特  徴】
 四日市市の西部に位置する四郷(よごう)地区は、19世紀に入ると味噌、醤油、清酒、清酢といった醸造業が盛んとなり、それに加え製茶、製糸、紡績も発達するに及び、三重県の経済を牽引する地区へと急激に成長しました。そのひとつである神楽酒造は名酒「神楽」の醸造元で、各工場の林立した四郷地区の歴史的景観を構成する要素となっています。 
 酒蔵兼釜場は、2階建て切妻造りの東西棟で、東西28.2m(桁行15間半)、南北14.5m(梁行8間)で、南側に東西6.5m(梁行6.5間)、南北8.2m(桁行4間半)の釜場が突出します。1階は土間で、洗米場、蒸米場、麹室等に利用されており、瓶詰め作業も行われています。2階も醸造作業に利用されていましたが、現在は物置としています。釜場には煉瓦造煙突を備え、一部は検査室や事務室になっています。全体的に内部は作業場としての大規模な空間となっており、それを支える柱や梁等の豪壮な構造部材が露出し、迫力のある景観を示しています。これらには、かつて醸造で使用した部材等を設置した痕跡も残っており、当時の作業手法を考えるうえで貴重なものです。建築年代は、文書史料から江戸時代末期の安政5年とされ、改修や減築を受けながらも当時の醸造業の様子を今に伝えています。 
 このように、機械化以前の醸造業のありかたを検討する上で貴重な建造物であることに加え、四郷地区の歴史的景観に寄与する建物といえます。

南側外観               1階内部

〇神楽酒造西酒蔵 (四日市市) 
【名   称】 神楽酒造西酒蔵 
                  かぐらしゅぞうにしさかぐら 

【種   別】国登録有形文化財(建造物)

【所 在 地】三重県四日市市室山町326 

【年  代】明治中期 平成19年改修 

【建築面積】406 平方メートル 
 西酒蔵は、酒蔵兼釜場に接して建ち、両者は、一体の建物とみえる形状をしています。酒蔵兼釜場の西側に2棟の東西棟を密接して並行させ、内部は一体の空間となっています。全体として東西21.8m(桁行12間)、南北18.6m(梁行10間)の大規模なもので、醸造作業に使用されていました。現在は、2階を倉庫、1階を仕込みの作業場としての利用に加え、一部を酵母室や神楽酒造の歴史を伝える道具や史料を保管・展示する展示室としています。この様に内部の大半は作業場としての大規模な空間となっており、酒蔵兼釜場と同様に、それを支える柱や梁等の豪壮な構造部材が露出し、迫力のある景観を示しています。 
 建築年代は、古写真や口伝から明治の中頃と推測され、酒蔵兼釜場よりもやや遅れて建築されたようです。和釘を使用する酒蔵兼釜場に対し、洋釘が使用されていることもこれを裏付けます。本来は、さらに南側に1棟並行し、並行する3棟一体となった大規模な空間を構成していましたが、道路拡幅により減築されています。しかし、減築されたとはいえ大規模な空間を保持しており、大規模な空間を実現する建築手法等を今に伝える貴重な建造物と評価できます。さらに、酒蔵兼釜場と一体となって四郷地区の歴史的景観に寄与する建物といえるものです。

2棟が並行する南西側外観(遠方は酒蔵兼釜場)     2階内部2棟接合部

《参考》既に登録されているものは市内に45件あり、今回を含めて計47件となります。
・「宮崎(たつさき)本店事務所」など宮崎本店関係5件
・「旧東洋紡績株式会社富田工場原綿倉庫」(近代化産業遺産にも認定)1件
 (現「イオン北ショッピングセンター 赤レンガ棟」)
・「旧四日市市立図書館」1件(現「四日市市すわ公園交流館・こどもの家」)
・「旧伊藤伝七別邸玄関棟(浜松茂玄関棟)」など旧伊藤伝七別邸関係2件
・「アミカン本社事務所」などアミカン関係3件
・「誓元寺光雲殿(旧常磐尋常高等小学校奉安殿)」など誓元寺関係3件
・「森家住宅主屋」など森家住宅関係2件
・「石川酒造主屋」など石川酒造関係15件
・「旧平田家住宅主屋」など旧平田家住宅関係7件
・「三重郷土資料館(旧三重村役場書庫)」1件
・「服部家住宅主屋」など4件
・「於茂千也函(伊藤家住宅土蔵)」1件
全国では、今回の135件を加えて、合計14,567件。
三重県では、今回の3件を加えて、合計324件。

○なお、四日市市内の国・県・市指定文化財は現在114件あります。(地域を定めず指定されている特別天然記念物カモシカ・天然記念物コクガンを除く)

【問い合わせ先】文化課(担当:石田・山村)
                         電話:059-354-8238

このページに関するお問い合わせ先

シティプロモーション部 文化課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎9F)
電話番号:059-354-8238
FAX番号:059-354-4873

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