令和07年02月27日 記者発表資料 特別陳列 四日市の生んだ 「日本のライト兄弟」玉井兄弟展 開催について
問い合わせ番号:17405-5059-2580 更新日:2025年 2月 27日
当館では3月1日(土)から5月6日(火・振休)まで、特別陳列「四日市の生んだ「日本のライト兄弟」玉井兄弟展」を開催いたします。
会期
令和7年3月1日(土)〜5月6日(火・振休)
休館日 月曜日(祝休日の場合は翌平日)
午前9時30分から午後5時
会場
そらんぽ四日市(四日市市立博物館)3階常設展「時空街道」内展覧処「白里亭」
〒510-0075 四日市市安島一丁目3番16号
TEL 059-355-2700
観覧料
無料
主催
四日市市立博物館
開催趣旨
四日市は産業や文化など様々な分野で活躍した人物を数多く輩出しています。その中には、空に憧れ、日本の航空史に大きな影響を与えることになった玉井兄弟(清太郎(せいたろう)・藤一郎(とういちろう))がいます。
玉井清太郎は明治25年(1892)に四日市市浜田(現諏訪栄町)で生まれ、16歳の時に竹とんぼを見て空を飛ぶことに興味を持ち、生涯をかけて飛行機の研究を始めます。2歳年下の弟である藤一郎とともに、資金集めに苦労しながら、何度も飛行に挑戦しました。そして、数々の困難を乗り越え、大正5年(1916)に悲願の初飛行を成功させました。
また、日本初となる飛行家養成学校「日本飛行学校(NFS)」を羽田に設立するなど、飛行家を志す若者に門戸を開きました。生徒の中にはのちに児童文学作家となる青木茂や、「特撮の神様」と呼ばれる円谷英二がいました。玉井兄弟が設立した「日本飛行学校」は、日本最大の空港である東京国際空港(通称 羽田空港)の開港のきっかけともなっています。
本展では玉井兄弟の生涯を、写真資料や実物資料、再現模型などから紹介します。玉井兄弟が飛行機に使用した実物のプロペラも初公開します。玉井兄弟が辿った軌跡をご覧ください。
展示構成
本展では、玉井兄弟に関する写真資料や玉井兄弟が飛行機に使用したプロペラ、飛行機の再現模型など、約80点を展示しています。
3階白里亭においては、玉井兄弟の生い立ちから飛行機製造や日本飛行学校の創立等、玉井兄弟の生涯を紹介するために玉井家より寄贈された資料を中心に展示しています。玉井勝則氏から寄贈されたアルバム写真や、玉井清太郎の協力者であった友野直二の子孫の方から寄贈された玉井式飛行機のプロペラ、青鳥号の写真などを展示し、日本の航空史に影響を与えた玉井兄弟の足跡をたどります。プロペラは玉井兄弟が実際に使用したもので、約100年前の貴重な資料です。
3階ロビーにおいては、飛行機の製作当時の様子がイメージできるよう、複数の模型資料を展示しています。また、玉井兄弟と共に飛行機製作に尽力した友野直二や野島銀蔵、鳥飼繁三郎を紹介するパネルや、浜田小学校や午起海岸など玉井兄弟ゆかりの地を紹介しています。
その他
開催初日の3月1日(土)の10時~12時頃、本展で展示している写真資料などの寄贈者であり、玉井兄弟の甥にあたる玉井勝則氏が来場予定です。
関連ファイル
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