令和7年1月　仕事始め市長訓示

　皆さん、あけましておめでとうございます。２０２５年がスタートしました。 
　仕事始め式を対面で行うのはコロナ前以来で、久し振りとなります。この年末年始は比較的長い休暇だったので、皆さんゆっくりされたと思います。今日から気分を一新して仕事始めということで共に頑張っていきましょう。

　まず今年、我々がやらなければならないことは総合計画の見直しです。パブリックコメントの募集が終わり次第、最終の取りまとめを行い、議会に諮っていくことになります。
　総合計画の後半が来年度からスタートしますので、しっかりと見直しを終えて、いい形で後半に入っていけるような予算編成を行っていきたいと思っています。

　そして国の事業ですが、３月末までに北勢バイパスが４７７号バイパスまで開通します。これは市内北部における渋滞緩和が期待でき、北勢バイパス沿線においては新たな産業用地の確保に繋がる可能性も期待できるので、四日市市の成長に大きな意味のある道路の開通になると思っています。
　四日市市としても、期成同盟会とともにこの開通を盛り上げるために、開通記念イベントを盛大に行い、気運を高めていきたいと思っています。

　また中心市街地の再開発プロジェクトも着々と進行しており、昨年末には、橋桁部分で、円形デッキの円が完成しました。そして、今年は屋根の工事に入っていき、今年中には円形デッキの供用が開始します。
　さらに、近鉄百貨店との連絡通路やバスタ四日市の工事が本格化していきます。
　そして近鉄四日市駅西側では、市民公園のリニューアル工事中が２月に終わり、鵜の森公園のリニューアル工事へと入っていきます。
　新図書館の整備においても、この年明けから関係者との具体的な交渉に入っていくという重大な局面を迎えます。またＪＲ四日市駅前の大学の設置においても、基本計画が策定され、大学全体の枠組みが決まっていきます。この１年がこの新図書館、大学設置においても勝負の年になってくると思っています。
　これらは四日市市役所一丸となって取り組んでいかなければいけない大きなプロジェクトですので、関係部署の方以外も、しっかり注視していただきたいと思っています。

　そして昨年１２月２４日から私の３期目がスタートしました。その際に『未来に続く「まちづくり」を進める』というフレーズを使ってきました。
　これは今行っている事業が、全て未来を作っていく事業であるということを意識してもらいたいということです。人口減少が進んでいますが、四日市市は他の地方都市と比べて産業が活況であり、恵まれた環境にあります。
　人口減少に打ち勝っていける力を四日市市は有しており、打ち勝っていくようなまちづくりをしていかなければならないということです。
　中心市街地再開発プロジェクトが始まって５年余りが経過し、四日市市の中心部に民間投資が進んでおり、ホテル２棟、オフィスビル４棟、マンション２９棟が着工、完工しています。まだまだ新しい投資も予定されています。
　これほどまでの民間投資が生まれているということは、四日市市の未来に希望があり、可能性があるということです。そういった可能性が四日市市にはあり、我々職員がさらに大きなものへと展開をしていかなければいけないということです。
　ただハード面の整備だけを進めるだけではなく、市民サービスの水準向上というソフト面のレベルアップも非常に重要であると認識しています。そういった意味で、市民の皆さん一人ひとりに寄り添った行政運営を心がけていこうと改めてお伝えしていきたいと思っています。
　様々な部署があり、数多くの事業がありますが、一例として、昨年、身寄りのない高齢者の方々の悩みに寄り添っていこうと「高齢者終活支援事業」がスタートしました。
　また「子ども計画」を策定中ですが、子どもや子育て世帯の皆さんに寄り添った計画にしていこうと取り組みを進めています。
　今一度、各部署でも、市民の皆様に寄り添った事業を展開していけるように、それぞれの仕事を見直していき、来年度に向けての取り組みに繋げてもらいたいと思っております。
　本市は、三重県、東海エリアを牽引していくという大きな使命を担っています。
　ハード面の整備や市民の皆さん１人ひとりに寄り添った事業、市民サービスの水準を向上させ、元気都市四日市を作っていきたいと思っております。
　様々な困難がありますが、四日市市役所が一丸となって、オール四日市市役所でその困難を乗り越え、この１年間、共に頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。