令和06年10月04日 記者発表資料 令和5年度大気環境測定結果の公表について
問い合わせ番号:17277-5044-5014 更新日:2024年 10月 4日
発表事項
令和5年度大気環境測定結果について
発表要旨
令和5年度に三重県と四日市市(大気汚染防止法政令市)が測定を行った県内の大気環境の状況は次のとおりでした。
1 測定結果の概要
-
二酸化硫黄(SO2)
一般環境測定局14局、自動車排出ガス測定局1局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
年平均値は、0.000ppm※(北星高校、川越南小学校、大安中学校、伊賀緑ヶ丘中学校、尾鷲旧県職員公舎)から0.001ppm(磯津、四日市商業、三浜、楠、桑名上野、鈴鹿算所保育所、津河辺配水場、松阪第五小学校、伊勢厚生中学校、納屋)の範囲でした。 (表-1、表-2参照) (※小数点以下4桁目を四捨五入し、3桁目までを表示するため、0.0005ppm未満は0.000ppmと表示します。)
-
二酸化窒素(NO2)
一般環境測定局18局、自動車排出ガス測定局7局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
年平均値は、0.003ppm(鳥羽高校、名張小学校、尾鷲旧県職員公舎)から0.016ppm(納屋)の範囲でした。(表-3、表-4参照)
-
光化学オキシダント(OX)
一般環境測定局23局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しませんでした。(表-5参照)
なお、光化学オキシダントについては、令和4年度における全国の状況においても、測定を行った1,174測定局のうち1局以外は非達成であり、例年、全国的に環境基準の達成状況は極めて低い水準となっています。
-
浮遊粒子状物質(SPM)
一般環境測定局23局、自動車排出ガス測定局7局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
年平均値は、0.011mg/㎥(尾鷲旧県職員公舎)から0.016mg/㎥(磯津)の範囲でした。(表-6、表-7参照)
-
一酸化炭素(CO)
自動車排出ガス測定局3局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。 (表-8参照)
-
微小粒子状物質(PM2.5)
一般環境測定局21局、自動車排出ガス測定局4局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。(表-9、表-10参照)
また、一般環境測定局2局(川越南小学校及び尾鷲旧県職員公舎)、自動車排出ガス測定局1局(納屋)で微小粒子状物質の成分分析を行い、その結果は図-1のとおりでした。 -
有害大気汚染物質
ア)環境基準又は指針値が示されている有害大気汚染物質
環境基準が定められているベンゼン等4物質及び指針値が定められているクロロホルム等11物質については、すべての地点で環境基準を達成又は指針値を満たしました。 (表-11(1)参照)イ)環境基準又は指針値が示されていない有害大気汚染物質
酸化エチレン等6物質について調査したところ、すべての地点で過去数年間の全国調査結果の範囲内にありました。(表-11(2)参照)
2 今後の主な取組
引き続き、大気汚染物質の監視を行うとともに、その結果を公表していきます。
また、大気汚染物質の常時監視により、光化学オキシダントやPM2.5が高濃度となると予測される場合は、市民に注意喚起等の情報を提供します。
3 連絡先
三重県環境生活部環境共生局大気・水環境課大気環境班
担当者 瀬川、角田(TEL:059-224-2380)
四日市市環境部環境政策課大気水質係
担当者 中尾、鎌田(TEL:059-354-8189)