令和06年09月10日　記者発表資料　特別陳列　やきもの水族館　開催について

　当館では９月１０日(火)から１０月３１日(木)まで、特別陳列「やきもの水族館」を開催いたします。戦後、四日市市の株式会社宮尾商店がアメリカ向けに開発・製造・輸出した宮尾陶器のノベルティの中から、魚や貝などの水生生物がモチーフの置物、食器、壁掛け、花瓶など約７０点を展示します。

会期 

令和６年９月１０日(火)〜１０月３１日(木)
休館日　月曜日（祝休日の場合は翌平日）
午前９時３０分から午後５時

会場

そらんぽ四日市（四日市市立博物館）３階常設展「時空街道」内展覧処「白里亭」
〒５１０－００７５　四日市市安島一丁目３番１６号
TEL　０５９-３５５－２７００

観覧料

無料

主催

四日市市立博物館

開催趣旨

四日市市立博物館では、この地域で江戸時代から制作されてきた萬古焼の作品、関係資料の収集を続けています。２０１３（平成２５）年に、当館開館２０周年を記念して、株式会社ミヤオカンパニーリミテドからノベルティ商品見本約７，４００点の寄贈を受けました。ノベルティはアメリカの家庭で部屋に飾るものとして人気を博し、同社の前身・宮尾商店は２０世紀後半に多くのノベルティをアメリカに輸出しました。
四日市で制作されたノベルティは、ハンドペインティングやスプレー技法などで水彩画のような淡い色調やグラデーションが表現されていて、大量生産品でありながらも造形的な美しさが高く評価されてきました。
今回の展示では寄贈品から魚や貝などの水生生物を主題にした置物、食器、壁掛け、花瓶など約７０点を紹介します。四日市が生んだノベルティの造形美と萬古焼の多様性をお楽しみください。
なお本展は、当館４階特別展示室にて９月１１日（水）から１０月２７日（日）まで開催の特別展「中村征夫写真展　Magic of the blue　～深遠なる海への旅路～」（四日市公害と環境未来館　主催）と連携した展示です。