令和06年10月04日　記者発表資料　令和5年度　水質汚濁監視測定結果の公表について

問い合わせ番号：17242-1662-8584 更新日：2024年 10月 4日

水質汚濁防止法第１５条に基づき、令和５年度に四日市市が実施した水質汚濁監視測定結果について、同法第１７条に基づき、以下のとおり公表します。

１．調査地点

河川、海域および地下水について、次のとおり水質調査を実施しました。（図１（PDF／71KB）、図２（PDF／89KB））

測定地点		地点数	備考
河川	主要河川	６	三滝川、海蔵川、天白川、内部川の４河川
河川	中小河川	１２	１２河川
海域		３	河口に近い海域
地下水		8	概況調査（6地点）および継続監視調査（２地点）

２．調査結果

河川
・市内主要河川（三滝川、海蔵川、天白川、内部川の４河川）６地点及び中小河川（１２河川）１２地点で「生活環境の保全に関する環境基準」の項目である生物化学的酸素要求量（ＢＯＤ）等の５項目を調査したところ、代表的な有機汚濁の指標である生物化学的酸素要求量（ＢＯＤ）は、環境基準の類型が指定されている全地点（三滝川、海蔵川）で環境基準を達成しました。（表１（PDF／73KB））
・市内主要河川（三滝川、海蔵川、天白川の３河川）５地点で「人の健康の保護に関する環境基準」の項目であるカドミウム等の２６項目を調査したところ、全地点で環境基準を達成しました。（表２（PDF／68KB））
海域
・河口に近い海域（３地点）で「生活環境の保全に関する環境基準」の項目である化学的酸素要求量（ＣＯＤ）等の５項目を調査したところ、全地点で環境基準（参考）を達成しました。（表３（PDF／52KB））
地下水
・概況調査（６地点）で「人の健康の保護に関する環境基準」の項目であるカドミウム等の２７項目を調査したところ、砒素が２地点（環境基準：0.01mg/L以下）、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が１地点（環境基準：0.01mg/L以下）で環境基準を超過しました。その他の項目は、全地点で環境基準を達成しました。（表４（PDF／62KB））
・継続監視調査（２地点）として、テトラクロロエチレン等の５項目を調査したところ、１地点でテトラクロロエチレンが環境基準（0.01mg/L以下）を超過しました。その他の項目は、全地点で環境基準を達成しました。（表４（PDF／62KB））

３．対応方針

河川および海域について、環境基準を達成、維持していくため、引き続き水質汚濁防止法等に基づき、常時監視を行うと共に、規制対象工場・事業場に対して立入調査を実施し、事業者への指導を行っていきます。
市内での地下水の広域的な状況を把握し、汚染又は汚染の兆候を早期に発見するとともに、汚染の広がり、経年変化等を把握するため、引き続き地下水質の監視・調査を行います。
なお、今回、環境基準を超過した「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素」については、農地施肥や畜産廃棄物等の影響が考えられます。農水部局との情報共有を行うなど、適正な状況把握に努めていきます。また、地下水の環境基準を超過した井戸の所有者に対して、井戸水の飲用を控えていただくよう指導しました。

※三重県と同日発表になります。