「よっかいち人権大学あすてっぷ2024」 第3回講座(報告)
問い合わせ番号:17217-7897-4525 更新日:2024年 7月 24日
第3回 「ひきこもりを知る~周囲やまちの人ができること~」
講師:ジャーナリスト・NPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事長
池上正樹さん
7月20日(土)あすてっぷ2024 第3回講座を開催しました。今回は講師に、ジャーナリストでNPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会副理事長の池上正樹さんをお迎えし「ひきこもりを知る~周囲やまちの人ができること~」と題してご講演頂きました。「ひきこもりとは」という内容から始まり、池上さんご自身が取材されたひきこもり当事者やご家族の方の声も交えてお話をしていただきました。みんなが当事者であるという意識の元に、どのように声をかけ関わっていくかを学ぶ機会にもなりました。
(講座の様子)
アンケートから(原文のまま)
- ひきこもっていて引け目を感じるというのは、共感できる部分もあるが、でもそれでも引け目を感じずに、自分の感覚を信じて生きることを見つめてほしいなと思った。どっちがいいとか悪いとか、そういうことではなくて、全部がいいのだと思う。(30代)
- 本人の心の闇の深いことで起こるものだと知りました。本人の怠けだとしか思えてこなかったものなので。理解者がいると違いますね。(40代)
- 本人の思いや悩みと家族の思いや悩み、それぞれどれも間違っていないけれど、気持ちや言葉が掛け違ってしまうと本人を追い詰めてしまう難しさを感じた。(50代)
- ひきこもりの当事者や家族に寄り添った視点から話をしていただき、社会の人の偏見がとり除かれていく第一歩になると思いました。(60代)
- 周囲が自分の価値観で支援を強要するのではなく、本人の気持ちを理解すること、本人の声を聴くことが支援なのだと感じました。(60代)
- 本日のお話を聞いて、印象に残ったのは、社会に合わせるのではなく、その子の生き方を社会に投げかける。少し安心しました。(70代)
- 「ひきこもりとは、自死ではなく、生き延びようとしている証し」という意味づけに決して否定的・マイナスに捉えるのではなく、前向きに捉えていくことの出来る課題であるというポジティブな捉え方をすることで、本人・家族に安心感を与えることが大切であることがよく理解できました。(70代)
- ひきこもりの人を特別視しないで、普通の人と同じように接することが大事だと理解した。自分もそのような場面にぶつかったら、そうしようと考えた。(80代以上)
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