令和06年06月25日 記者会見資料 「自治体向け生成AI」を導入し、職員の事務補助に活用します
問い合わせ番号:17195-3947-3716 更新日:2024年 6月 25日
令和6年度からデジタル戦略課内に設置した「行政DX推進室」では、全庁的な窓口業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化や、デジタル技術の活用による業務の効率化の推進に取り組んでいます。
この度、「自治体向け生成AI」を導入し、本日から業務で活用していくこととしますのでお知らせします。
1.導入の目的
・業務の効率化を図るとともに、削減できた時間を市民サービスの品質向上にあてていく
2.導入の経緯
・「生成AIの利用に関するガイドライン」を令和5年6月末に策定し、ChatGPTなどの利用環境を整備
・業務への活用を検討するため、複数の生成AIで実証実験を実施
・令和6年度の本格導入に向けて予算化
3.利用対象者
・令和5年度から実施しているデジタル人材育成研修で各所属から選出されたDX推進リーダー330人にアカウントを配布(活用状況を見ながら他職員への利用拡大を検討)
4.導入する生成AI
・exaBase(えくさべーす)生成AI for 自治体(提供元:株式会社エクサウィザーズ)
5.自治体向け生成AIの特長
・職員が生成AIに指示(プロンプト)した内容や生成された回答が、他の利用者への回答生成に引用されることがなく、第三者への意図しない情報漏洩を防ぐことができる
・本市専用の学習データ領域を持ち、あらかじめ条例等の内容を学習させておくことができ、本市の実情に合わせた質の高い回答の生成が期待できる
専用の学習データ領域を持つ自治体向け生成AIの本格導入は県内初。
330アカウントという規模での導入開始も県内最多。
■自治体向け生成AIの利用イメージ
6.想定している活用例
想定場面 | 活用の例 |
文章作成補助 | 文章の作成、添削、外国語翻訳 |
分類、集計 | 各種アンケートの自由記載内容の分類や集計 |
会議録等の要約 | 会議録や国・県が発出する文書の要約 |
企画提案 | 条件や目的に沿ったアイデア出し |
関数やマクロの作成 | 手作業の処理を自動化するプログラムなどの作成 |
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