「よっかいち人権大学あすてっぷ2024」開講式 第1回講座(報告)
問い合わせ番号:17183-3203-9165 更新日:2024年 6月 17日
6月8日(土)四日市市文化会館第2ホールにおいて「よっかいち人権大学あすてっぷ2024」の開 講式と第1回講座として、記念映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』(監督 信友 直子)の上映を行いました。
今年度も様々な人権課題をテーマに、受講生以外の人にも参加いただける公開講座を含め、全7回の講座を開催します。今年度は143名の受講生を迎え、開講式を行いました。学長として森智広市長のあいさつに続いて、四日市市各地区人権・同和教育推進協議会等連絡会の会長 藤岡 満 様から来賓祝辞をいただきました。
(開講式の様子)
公開講座でもある第1回は『高齢者の人権』をテーマに映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~』を上映しました。
この映画は、認知症の母と老老介護する父の暮らしを、ひとり娘である信友直子監督が丹念に記録した2018年公開の映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編です。
前作で始まった介護生活のその後が描かれたこの映画は、信友監督が、現実を冷静に映し出そうとする「監督」としての立場と、「実の娘」であるというふたつの立場で葛藤しながら撮り続けられています。年々深刻化する老老介護や認知症に関する日本全体が抱える高齢化社会の問題を含みながらも、家族でなければ撮れない貴重な記録は、夫婦や家族の在り方を改めて見つめるきっかけとなりました。
記念映画上映の上映後には、信友監督とお父さんの良則さんからのメッセージ動画を上映しました。
©︎2022「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~」製作委員会
【アンケートから】 (原文のまま)
◆四日市市さんが開催している人権講座にこの度初めて参加させていただきました。ドキュメンタリー映画ということもあり、老老介護の現状や課題がありありと伝わってきました。今後、市として県としてこの問題をどう向き合っていくべきか自分自身が考えるきっかけとさせていただきます。(20代)
◆とてもよかった。笑いもあって悲しいだけじゃなくて、少し頑張ろうと思える映画だった。ラストの直子さんとお父さんの動画も嬉しかった。(40代)
◆思いやり、延命時の悩み、家族の愛、沢山考えさせられることがありました。色々なことがあっても笑顔を絶やさない姿が印象的でした。よい映画だったと思います(50代)
◆高齢者を取り巻く環境は寿命と反比例していると感じています。現実はまだまだ認知症の理解がされていません。認知症の親を抱える家族の苦労は、その人にしか分からないと思います(経験者)。家族の職場に理解がないと仕事を続けていくことは不可能です。認知症当人はもとより家族への支援を市はもっと力を注いで頂きたいです。(60代)
◆老人にとっての楽しさは、家族が幸せである事を改めて強く感じました。お互いに思いやる気持ちを長く持つ為に、考えたいと思います。(70代)
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