熱中症を予防しましょう
問い合わせ番号:17131-4003-8412 更新日:2024年 6月 4日
高温多湿の環境で長時間過ごしていると、体温調節機能がうまく働かなくなり、体に熱がこもって、熱中症を発症することがあります。特に、高齢の方は安静状態でも発症する危険性が高いといわれています。
熱中症とは?
暑い環境で体温の調節ができなくなった状態で、めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至ることもあります。誰でもなる可能性があり、運動中だけでなく、室内でも起こります。日頃からしっかり予防するようにしましょう。
熱中症は予防が大切です!
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけることで健康被害を防ぎましょう。
熱中症の予防法
・暑さを避けましょう
涼しい服装をし、日傘や帽子を活用しましょう。
少しでも体調が悪くなったら、涼しい場所へ移動しましょう。
涼しい室内に入れなければ、外でも日陰へ移動しましょう。
・のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう
1日あたり1.2リットル(ペットボトル500ml 2.5本)を目安に、水分を摂りましょう。
(大量に汗をかいた時は、塩分補給も忘れずに)
・エアコン使用中も、こまめに換気をしましょう
窓とドアなど2か所を開けましょう。
扇風機や換気扇を併用すると効果的です。
換気後は、エアコンの温度を、こまめに再設定を。
・暑さに備えた体づくりと、日頃から体調管理をしましょう
暑さに備え、暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で、適度に運動を30分程度行いましょう。
毎朝など、定時の体温測定と健康チェックを行い、体調が悪いときは、無理せず自宅で静養しましょう。
暑さ指数(WBGT)を活用しましょう
暑さ指数とは
日本の夏のように蒸し暑い状態では、気温だけでは暑さは評価できません。
熱中症に関連する、気温、湿度、日射・輻射からなる熱中症の危険性を示す指標として暑さ指数(WBGT)があります。
段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されていますので、日常生活の参考にしましょう。
暑さ指数(WBGT)による基準域 |
注意すべき生活 |
日常生活における |
熱中症予防運動指針※2 |
危険 |
すべての生活 |
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
運動は原則中止 |
厳重警戒 |
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 |
厳重警戒(激しい運動は中止) |
|
警戒 |
中等度以上 |
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
警戒(積極的に休憩) |
注意 |
強い生活活動で |
一般に危険性は少ないが、運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
注意(積極的に水分補給) |
※1日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針 Ver.3.1」(2021)
※2日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)
(出典)熱中症環境保健マニュアル2022
熱中症対策強化のため気候変動適応法が改正されました
熱中症対策を強化するため、気候変動適応法が改正され、これまでのアラートを「熱中症警戒情報」として法定化し、一段上の「熱中症特別警戒情報」を新たに創設しました。
熱中症警戒情報 | 熱中症特別警戒情報 | |
一般名称 | 熱中症警戒アラート | 熱中症特別警戒アラート |
位置づけ |
気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある場合 |
気温が特に著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合 |
発表基準 | 府県予報区等内のいずれかの暑さ指数情報提供地点における、日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値、小数点以下四捨五入)に達すると予測される場合 |
都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値、小数点以下四捨五入)に達すると予測される場合 |
発表時間 |
前日午後5時頃 および 当日午前5時頃 |
前日午後2時頃 |
表示色 | 紫(現行は黒) | 黒 |
熱中症警戒情報・熱中症特別警戒情報が発表されたら
熱中症警戒情報が発表されたとき
(府県予報区等内のいずれかの情報提供地点の最高暑さ指数が33に達すると予測される場合)
気温が著しく高くなることで、熱中症による健康被害が生じるおそれがあります。
熱中症を他人事と考えず、暑さから自分の身を守りましょう!
●エアコン等を活用し、涼しい環境で過ごしましょう。
●こまめな水分補給・塩分補給を心がけましょう。
●高齢者、乳幼児等の方は熱中症にかかりやすいため、特に体調変化に注意し、周囲の人が声かけなどを行うようにしましょう。
●涼しい環境以外では、運動等を中止しましょう。
熱中症特別警戒情報が発表されたとき
(都道府県内の全ての情報提供地点の翌日の最高暑さ指数が35に達すると予測される場合)
広域的に過去に例のない危険な暑さ等になり、健康に重大な被害が生じるおそれがあります。
自分と自分の周りの人の命を守ってください!!
●高齢者や乳幼児等の熱中症にかかりやすい方が、エアコン等により涼しい環境で過ごせているか、周りの方が確認してください。
●校長や経営者、イベント主催者等の管理者は、すべての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は運動、外出、イベント等の中止、延期、変更等を判断してください。
普段以上に積極的に熱中症予防に取り組む必要があります。
熱中症警戒情報・熱中症特別警戒情報の発表状況はこちらから確認できます(環境省)
スマートフォンなどのLINEアプリで、環境省の公式アカウントを友達追加していただくと、熱中症警戒情報の発表や暑さ指数の情報を受け取ることが出来ます。
指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)について
熱中症特別警戒アラート発表時に、極端な暑さを一時的にしのぐ場所として、市町村長は指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を指定できることとなりました。
本市の指定暑熱避難施設について詳しくは、指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)について をご覧ください。
熱中症予防の啓発資料について
熱中症予防の啓発資料は以下からダウンロードできます。
・健康だより(四日市市 健康づくり課)
・熱中症予防のために(厚生労働省)
(日本語版(PDF/540KB)) (英語版(PDF/559KB))(PDF/559KB)
(中国語版簡体字(PDF/571KB)) (中国語繁体字(PDF/589KB))
(韓国語版(PDF/493KB))(ポルトガル語版)(PDF/130KB)
・高齢者のための熱中症対策(PDF/1462KB) (厚生労働省)
・災害時の熱中症予防(PDF/1053KB) (厚生労働省)
・障害のある方の熱中症予防ポイント(PDF/1080KB) (厚生労働省)
詳しくはこちらをご覧ください 障害のある方へ(厚生労働省)
・職場の熱中症対策
みんなで防ごう!熱中症(PDF/2MB) (厚生労働省)
ストップ熱中症!クールワークキャンペーン(PDF/706KB) (厚生労働省)
<熱中症情報に関するリンク>
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎7F)
電話番号:059-354-8282
FAX番号:059-353-6385