令和06年04月16日 記者発表資料 特別展開催のお知らせ
問い合わせ番号:17130-0610-5587 更新日:2024年 4月 16日
当館では、4月13日(土)から6月2日(日)まで、特別展「英国王室に咲くボタニカルアートとウェッジウッド~植物画のおいたち~」を開催いたします。
植物学とともに隆盛したボタニカルアート(植物画)と「クイーンズウェア」と称されたウェッジウッドの美しい陶磁器を通じて、18世紀から19世紀にかけて大国へと発展した英国の一面を紹介する展覧会です。
展覧会名
特別展「英国王室に咲くボタニカルアートとウェッジウッド~植物画のおいたち~」
会期・開館時間・休館日
令和6年4月13日(土)~6月2日(日)
午前9時30分から午後5時 (入場は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日 (祝休日の場合は翌平日)
会場
そらんぽ四日市(四日市市立博物館)4階 特別展示室
〒510-0075 四日市市安島一丁目3番16号
TEL 059-355-2700
観覧料
一般1,000円、高・大学生600円、中学生以下無料
主催
四日市市立博物館
後援
ブリティッシュ・カウンシル、中日新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、伊勢新聞社、
(株)シー・ティー・ワイ CTY-FM、三重エフエム放送、三重テレビ放送
企画協力
株式会社ブレーントラスト
作品数
約190点(ボタニカルアート約150点、ウェッジウッドなどの陶磁器約40点)
展覧会概要
- 18世紀の英国では、王室を中心にボタニカルアート(植物画)と陶磁器産業が花開きました。1760年に即位したジョージ3世と王妃シャーロットの治世は、世界各地の植物収集や国内の庭園整備などを英国王室が支援したことで、王室と植物学に深い繋がりが生まれた時代でした。
- 写真やカラー印刷のないこの時代、植物学の発展には、生きた植物の様子を正確に、細密に描いたボタニカルアートが大いに役立ちました。
- 特に、1787年にウィリアム・カーティスによって創刊された植物図鑑『カーティス・ボタニカル・マガジン』は、外来の珍しい植物を多く掲載したことで人気を博します。一点ずつ手彩色された美しい植物画は、学者や貴族のみならず、園芸を愛する市民の手にも渡るようになりました。
- また、シャーロット王妃は、陶磁器産業の発展にも貢献しました。ジョサイア・ウェッジウッドが1759年に創業した陶器メーカーのウェッジウッドは、エナメルを用いたクリーム色の陶器をシャーロット王妃に献上し、女王の陶器を意味する「クイーンズウェア」の名称使用を許可されます。王室御用達となったウェッジウッドの食器は、ヨーロッパを中心に世界各国の王室等からも高い評価を受け、中間階級にまで普及しました。
- ウェッジウッドの調度品の中には、ジョサイアの息子ジョン・ウェッジウッド(ロンドン園芸協会 現・王立園芸協会の設立者の一人)の提案で生まれた「ダーウィンリリー」をはじめ、しばしば植物のデザインが取り入れられています。
関連行事
記念講演会(事前申込制)
日時:令和6年4月21日(日)14:00~15:30
演題:「英国で花開いたボタニカルアートと陶器産業」
講師:大場秀章さん(東京大学名誉教授、本展監修者)
場所:1階 講座室
定員:50名
参加費:無料
内容:植物学者の大場氏が英国の近世にみるボタニカルアートの歩みについてお話しします。
申込方法:4月18日(木)まで博物館HP「イベントのお申し込み」の申込フォームにて追加受付を行います(先着順)。
ギャラリートーク(当日受付)
日時:4月29日(月・祝) 、5月26日(日) 各日14:00~15:00
講師:川端 蒼海(当館学芸員)
場所:4階 特別展示室
参加費:無料(要観覧券)
内容:本展担当学芸員が展覧会の見どころをお話しします。
ベビーカーDAY
日時:4月21日(日)、5月19日(日) 各日9:30~12:00
対象:乳幼児と保護者
場所:4階 特別展示室 ほか
参加費:無料(展覧会への入場は別途当日の観覧券が必要です)
内容:子育て世代大歓迎!この時間は声を出しても泣いても大丈夫。お子さんと一緒に、展覧会をご覧いただけます。もちろん一般のお客さんも大歓迎です。館内が少しにぎやかな日になりますが、ご了承ください。※館内に授乳室・救護室の用意があります。
関連ファイル
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三重県四日市市安島一丁目3番16号
電話番号:059-355-2700
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