コンテンツにジャンプ メニューにジャンプ
こにゅうどうくん

トップ > 市政全般 > 広報 > 記者発表・会議案内 > 記者発表資料 > 令和5年度(令和5年4月~令和6年3月) > 令和6年2月 >令和06年02月29日 記者発表資料 三菱瓦斯化学株式会社四日市工場敷地における土壌汚染及び地下水汚染について

令和06年02月29日 記者発表資料 三菱瓦斯化学株式会社四日市工場敷地における土壌汚染及び地下水汚染について

問い合わせ番号:17090-9499-5013 更新日:2024年 2月 29日

1.発表内容

 令和6年2月28日、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項に基づき、三菱瓦斯化学株式会社(東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 代表取締役社長 藤井 政志)から同社四日市工場(四日市市日永東二丁目4番16号)敷地内において、土壌汚染及び地下水汚染を発見した旨の届出がありました。
 届出者によると、同社は工場内に設置されているプラントの撤去工事を行うにあたり、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の2第1項の規定に基づき地歴調査を行った結果、工場内で特定有害物質の使用履歴があったことから、使用履歴のある特定有害物質を対象に、形質変更予定地(17,609平方メートル)について、土壌調査及び地下水調査を実施しました。
 調査の結果、全206区画中10区画で「ふっ素及びその化合物」が土壌溶出量基準を超過しました。また、形質変更予定地内及び地下水下流側の観測井戸(工場敷地境界付近)で、「ふっ素及びその化合物」、「ほう素及びその化合物」が地下水基準を超過しました(地点は別紙参照)。
 なお、「ふっ素及びその化合物」、「ほう素及びその化合物」については形質変更予定地内で過去に使用履歴がありましたが、土壌汚染及び地下水汚染の原因は不明です。
 基準を超過した有害物質及び検出された濃度は次のとおりです。

<土壌調査結果(溶出量)>

物質名 最大検出濃度
(土壌溶出量基準の倍数)
土壌溶出量基準
ふっ素及びその化合物 5.6mg/L(7倍)     0.8mg/L

※汚染区画は概ね建屋のコンクリート床及びアスファルト舗装により被覆されており、
 土壌の飛散流出防止措置が講じられています。
 

<地下水調査結果>

物質名 検出濃度
(地下水基準の倍数)
地下水基準 調査地点
ふっ素及びその化合物 0.95mg/L(1.2倍) 0.8mg/L 形質変更予定地内
1.7mg/L(2.1倍) 工場敷地境界付近観測井戸
ほう素及びその化合物 3.2mg/L(3.2倍) 1.0mg/L 形質変更予定地内
1.3mg/L(1.3倍) 工場敷地境界付近観測井戸
 

2.事業者における今後の対応

(1)汚染が発見された区画は概ね土壌の飛散流出防止措置が講じられていますが、地下水下流側
   の観測井戸(工場敷地境界付近)での地下水モニタリングを継続して実施します。

 

3.四日市市の対応方針

(1)3月1日に現地への立入調査を実施します。
(2)地下水下流側の観測井戸(工場敷地境界付近)における地下水モニタリングを
   引き続き行うよう指示しました。
 

【参考】

〇ふっ素及びその化合物
ふっ素及びその化合物は、ホタル石などの形態で自然界に広く分布しています。環境中においては、河川や地下水、土壌中に含まれており、海水中のふっ素は比較的高濃度(1.3~1.4mg/L程度)となっています。また、ふっ素化合物は、ガラス加工や電子工業等において使用されるほか、ふっ素樹脂等として広く用いられます。適量のふっ素は虫歯予防に有効であり、歯磨剤にも添加されています。ふっ素による健康影響としては、飲料水として過剰な摂取による斑状歯の発生等が知られています。

〇ほう素及びその化合物
ほう素は、自然界で多くはほう砂等として存在し、温泉水や海水中には比較的高濃度で存在します。多くの場合、ほう酸化合物の用途で、ガラス繊維や硬質ガラスであるホウケイ酸ガラスに使用されています。
ほう酸及びほう砂を経口摂取した成人及び幼児で、嘔吐、発疹、皮膚の紅斑等が認められた事例が報告されています。
 

別紙 【PDF(PDF/457KB)

 

【問い合わせ先】 
四日市市 環境政策課(担当:大気水質係 中尾、浦) 電話:059-354-8189

このページに関するアンケート

このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
情報は役に立ちましたか?