令和6年1月 仕事始め市長訓示
問い合わせ番号:17043-5009-3788 更新日:2024年 1月 4日
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
まず元旦に発生した、石川県を中心として広域に甚大な被害を及ぼした令和6年能登半島地震で被害に遭われた皆様方に お見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、四日市市役所におきましても、地震直後から対応にあたっていただいた職員の皆さん、ご苦労様でした。そして、1月2日から、市立四日市病院よりDMAT災害派遣医療チームを被災地に派遣しております。四日市市民の思いを背負った職員の皆さん、ぜひとも1人でも多くの人命救助に尽力していただきたいと思います。
そして、東海地方でも 南海トラフ地震の発生が危惧されております。この1年、防災意識を改めてしっかりと高めていき、防災・減災対策を徹底するよう職員の皆様にはお願いを申し上げます。
さて、この年末年始でありますが、昨年5月から新型コロナウイルスのフェーズが変わって、制限のない年末年始を迎えることができました。
昨年11月には 2023東海北陸B-1グランプリin四日市も盛大に開催することができ、各部署においても様々な事業を新型コロナ前の状況で再開をしてもらいました。数年ぶりの開催ということもあり、取り組まれた職員の皆さんは、苦労があったと思いますが、そこに参加された市民の皆様の笑顔を見ると、こういった取り組みをしっかりと進めていくという行政の意義は大きいと感じました。そしてこの1年間は、いよいよ本格的に新型コロナ前の状況を取り戻し、大きく成長していく、大きく飛躍していく1年となります。
そういった中でも、四日市市は今、都市機能の向上を図る中心市街地の再開発プロジェクトを進めており、この1年、いよいよ工事も本格化していきます。こういった四日市の発展を支える大きな事業とともに、各部署におきましても、市民の皆さんに希望や勇気を与える事業を積極的に展開していただきたいと思います。
ここで1つ嬉しい話題を提供したいと思います。令和4年度の決算の話ですが、昨年度の決算において、市営住宅使用料の現年度分の収納率が100パーセントを達成しました。現年度分の家賃は総額3億3,000万を超える規模があり、この家賃が全て滞納なく収められたということは本当に嬉しく、素晴らしいことだと思います。この市営住宅使用料の収納率100パーセント達成の背景には、現場職員の入居者に寄り添った対応があります。収納業務に当たっていく中で、収納業務の徹底だけでは収納率の向上には、限界があると感じた現場において、その入居者の生活の背景をしっかりと理解した上で、その本質を見極めて、本質を改善していくことが必要であると現場職員が判断をしました。そして、金銭管理に課題がある入居者に対しては資金管理のアドバイスをし、滞納の兆候がある入居者に対しては早期の相談対応を行いました。中には、ファイナンシャルプランナーの資格を取った職員もいます。また、入居者の中には必要な支援に結びついていない方もいましたので、市営住宅課の職員が福祉部局の間に立ち、支援をつなげていくという取り組みも進めてきました。その結果、入居者と現場職員との信頼関係が構築でき、入居者の納付意識が向上したことで、今回の収納率100パーセントの達成に大きく寄与しました。こういった現場職員の市民への寄り添いが大きな結果を生むこととなりました。
我々は、こういった取り組みをもっともっとこの四日市市役所内で展開していかなければいけないと思います。新年、改めて業務を見つめ直していただき、市民に寄り添えているか、そしてこれからどうやって寄り添っていけばいいか、このタイミングで見つめ直していただきたいと思います。市民の皆様に寄り添い、そして希望や勇気を与えていける、そういった市役所にしていきたいと思います。
四日市市は、東海エリア、三重県を牽引していくという大きな役割を担っております。この1年も元気都市四日市を目指して、職員の皆さんと共に頑張っていきたいと思います。オール四日市市役所で1年間取り組んでいきましょう。
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8F)
電話番号:059-354-8111
FAX番号:059-354-3974