令和05年11月30日 記者会見資料 四日市市立橋北中学校「環境教育・ESD実践動画100選」選定について
問い合わせ番号:17013-3722-2488 更新日:2023年 11月 30日
令和5年度、環境省が学校教育及び社会教育機関に募集した「環境教育・ESD実践動画100選」に、四日市市立橋北中学校の実践が選定されました。
1 事業の趣旨
持続可能な社会を実現するためには、現代社会におけるさまざまな問題を、「自らの問題」として、主体的に捉え、取り組むことが学校教育・社会教育の中で、求められている。
そのような問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容がもたらす社会づくりをめざして行われる教育が、「環境教育・ESD」であり、その実践を社会に広げていくことが重要である。
そこで環境省は、「環境教育・ESD」の普及を目的として、全国の教育現場で行われている取組を「優良事例のショーケース」として選定・公表している。
2 ESD(Education for Sustainable Development)とは
ESDとは、「持続可能な社会の創り手を育てるための教育」で、地球規模の課題を自分事として捉え、その解決に向けて自ら行動を起こす力を身に付けるための教育を指す。
まずは、自らの学校、児童生徒、あるいは学校を取り巻く地域にとって重視すべき「持続可能性」とは何か、そのために何ができるかを探究する学びを考えてみることが、ESDを理解することへの第一歩となる。
3 四日市市立小中学校におけるESDの推進について
四日市市では、第4次学校教育ビジョン基本目標3「よりよい未来社会を創造する力の育成」の(3)において「持続可能な社会を目指す教育の充実」を掲げている。
【取組の一例】
・「四日市公害と環境未来館」を見学し、四日市の歴史を学ぶことで持続可能な社会づくりにつながる教育を推進(全小中学校)。
・持続可能な社会づくりを目標とし、各教科や総合的な学習の時間等、関連する学習内容を年間指導計画上に配列し、教科等横断的な学習の構造を明確にしたESDカレンダーを作成し活用している(全小中学校)。
4 四日市市立橋北中学校の選定について
(1)ESD実践紹介動画名
「自分らしい生き方のヒントを見つける修学旅行」
(2)実践(動画)概要
橋北中学校の合言葉は「Small School Big Chance!」である。特に大切にしているものの一つとして挙げられるのは、橋北中学校独自のキャリア教育である。中学校3年間での教育課程の中で、「自己理解」「職業理解」「キャリアデザイン」をテーマにしながら、独自の取組を行っている。
本実践動画では、中学校3年生の修学旅行をもとに、学校の取組が紹介されている。見学や体験等の学びが多い修学旅行の在り方を「生徒が本当に学びたいもの」になるよう生徒自身の手で見直したこと、こども家庭庁を訪問し、こども代表政策提案を行ったことを、生徒の声を交えながら紹介している。
(3)選定理由(環境教育・ESD実践動画100選事務局より)
・修学旅行先の選定や内容決定の際に、ESDに注力してデザインしている箇所が、他の学校にとっても刺激となりうるものである。
・修学旅行内で、実際の省庁への提言活動を行うという主体的な活動は、生徒の「社会と自分とのつながり」を探究しているものであると言える。
5 認定証授与式
日時:令和5年12月9日(土)10:30~16:00
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
国際交流棟 国際会議室(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
6 実践動画視聴方法
WEBサイト「環境教育・ESD実践動画100選」から直接アクセス
http://eco.env.go.jp/jissendoga/
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎9F)
電話番号:059-354-8255
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