令和05年11月07日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16999-2311-9506 更新日:2023年 11月 7日
市長定例記者会見
日時
令和5年11月7日(火曜日) 午前11時00分~
場所
本庁6階 本部員会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、時事通信、中日新聞、東海テレビ、毎日新聞、三重テレビ、
読売新聞、(Youよっかいち)
市側
市長、岡田秘書国際課長、奥地秘書国際課主事、秦広報マーケティング課長
発表事項1.ロングビーチ市訪日団の来訪について
市長:ロングビーチ市訪日団の来訪についてである。ご承知のとおり、本市と米国のロングビーチ市は姉妹都市提携を締結しており、今年の10月7日の時点で60周年を迎えた。本市から8月にロングビーチ市へお伺いして、さまざまな交流を図った。今回は逆にロングビーチ市から本市に来訪していただき、さまざまなセレモニーなどを行っていくというところである。
滞在期間としては、11月16日から20日までである。16日の夜着、20日の朝発なので、17、18、19の3日間がメインとなる。
来訪いただく方は、ロングビーチ市の関係者として、市長のレックス・リチャードソン氏である。2022年12月にロングビーチ市長に就任し、本市への訪問は今回が初めてとなる。ご家族の3人と、市の地域活動担当補佐官とお越しになる。あとロングビーチ・ヨッカイチ姉妹都市協会がさまざまな仲介をしていただいており、ここの関係者が会長のマイク・ボーン氏を含めて4人、そしてロングビーチ市全体の姉妹都市の連盟会長のスーザン・レッドフィールド氏である。1日遅れて到着されるロングビーチ港の関係者3名を加え計13名を予定している。
滞在中の主な予定は、17日(金)朝、四日市市役所にお越しいただき、市立中央保育園・四日市幼稚園の園児に出迎えていただく。議長と私を表敬訪問していただき、午後からの市立西笹川中学校訪問では、体育館で、全校生徒による歓迎イベントを実施していただく予定である。この西笹川中学校を訪問していただく理由としては、本市の中学校とロングビーチ市の学校の何校か交流を図っており、その中の象徴的な1校が西笹川中学校というところで、ロジャースミドルスクールという学校と交流している。これは、ロングビーチ市から来ている英語教員(YEF)に学校同士をつないでもらっているという取り組みで、こういった経緯から西笹川中学校に訪問していただく。夜は、レセプションを行って歓迎したいと思っている。
18日(土)、本市ではB-1グランプリが始まる。B-1グランプリにも参加していただき、ご当地グルメをご堪能いただきたいというところで、ロングビーチ市長にもステージ上でご試食いただく機会を設けている。午後からは、市内の企業を回る予定である。
実質、最終日となる19日は、ロングビーチ公園新遊具の完成セレモニーの実施である。それ以降は、四日市港のポートビル視察であるとか、市の行事である郷土が誇る芸能大会、また泗翠庵でのお茶席体験などを行っていただく予定である。
ロングビーチ公園の新遊具は、ロングビーチ市のシンボルであるクイーンメリー号、ロングビーチインターナショナルゲートウェイブリッジ、椰子の木やヨットがデザインされたものを設置する。60周年を記念して作られた姉妹都市ロゴマークも表示する。
参加者は、ロングビーチ市訪日団と樋口議長と私になる。また、海星高校吹奏楽部による歓迎・記念演奏なども予定をしている。
●補足説明
事務局:たくさんのイベントがある週末であるが、ぜひとも取材していただければ幸いである。その中でも、ロングビーチ公園の完成セレモニーの後には少し囲み取材をしていただける時間も設けさせていただくので、友好交流の感想など、実質最終日が一番コメントをいただけると思い設定したので、ぜひ取材に来ていただければと思っている。(秘書国際課)
質疑応答
質問:ロングビーチ市長の来訪は初めてということであったが、これまでに公式訪問団が何回来ているのか。
回答:正式な数は不明だが、基本的には5周年の周年の都度、相互の訪問を企画している。前回は、5年前ではなく、6年前になったが、前市長のガルシア市長が本市を訪問していただいている。(秘書国際課)
質問:60周年を迎えてロングビーチ市と、今後どのような友好関係を深めていきたいなど、展望を教えていただきたい。
市長:既に本市とロングビーチ市とは継続的なつながりがあり、市民の皆様にも大きな影響というか、さまざまな形で関わってもらっている。トリオ事業、交換留学の制度も行っているし、英語の教師の方々もロングビーチ市から来られている方もたくさんいる。さまざまな交流も行っているので、身近な姉妹都市というイメージを市民の皆さんに持ってもらっていると思っている。
これからも、しっかりとこのような絆を深めていかなければいけないと思っているので、我々が8月におもてなししていただいたので、逆に今回はロングビーチ市の訪日団の方々をしっかりとおもてなしをして、相互の理解を深めてより強い絆を作っていきたいと思っている。
我々がロングビーチ市を知るということも大事だが、ロングビーチ市の方々に本市を知ってもらうということも非常に大切と思うので、より本市のいいところを感じてもらえるような期間にしたいと思っている。
質問:ロングビーチ市の訪日団は四日市市だけが目的地であるのか。
回答:具体的には聞いてないが、その後に東京に移動されると聞いている。(秘書国際課)
質問:ロングビーチ市の訪日団が訪問されるということで市長からの期待の言葉など教えていただきたい。
市長:本市とロングビーチ市は、今年、姉妹都市提携60周年を迎えた。これまでもさまざまな取り組みで連携を深めてきた。今回はロングビーチ市から本市にお越しいただくということなので、より本市のことを知っていただいて、しっかりとおもてなしをしていきたい。
その他
幹事社:岸田首相が、来年の6月に実施する減税の方針を示したが、それについての評価を聞かせてほしい。また、住民税の減税は自治体の減収ということになるが、そこにも減税の手を入れると、国債発行で穴埋めをするということだが、全額穴埋めされる保証もない。その点について市長のお考えがあれば聞かせてほしい。
市長:物価高騰対策は、何らかの対応が必要だと思っている。その手法として減税を選択されたということは、これから国会でも議論になっていくと思うので、しっかりと見守っていきたい。そういった中で、住民税の減税も含まれていると報道では聞いているが、もちろん国の担保があってのことだと私は思っている。一方的に財源が削られるようなことはあってはならないと思っている。地方の自主財源は地方で判断していくということが基本的な原則と思うので、もしそういうことがあれば国の補填をしっかりと求めていきたいと思っている。
幹事社:地方の財源となる住民税については国が補填をしてほしいということか。
市長:もちろんである。言いたいことはいっぱいあるが、今ここでは、なかなかまとめられない。
ただ、子どもに対する予算をしっかりと確保していくという発言をされているので、そういったところは削られることがないことは望む。異次元の少子化対策を行っていくと言った以上は、財源も確保した上でしっかりと取り組んでほしいというのは強く思うところである。
質問:ふるさと納税に四日市市は力を入れていて、寄附金増の取り組みは頑張っていると思うが、出ていくほうの対策で四日市市は不交付団体なので、出ていった分の補填がないという現実がある。四日市市としてルールに対して求めていきたいことなど、何か考えはあるのか。
市長:制度に対する要望としては、かねてから国にはお伝えはしている。そもそも、ふるさと納税の制度自体をもう少し適正化したほうがいいというのが大原則にある。要は高所得者ほど利益を受けるような制度はどうなのかと思うし、ふるさと納税の枠を縮めるなども必要だと思っているし、ワンストップ制度の場合は国の補填がないので、少しおかしいとは思っている。
地域間の税収の是正をしていくための制度が、逆に違う側で偏在するような感じになってきていると思う。税収の何十倍ものふるさと納税がある地域もあるし、報道で見ると基金が積み上がっている地域もあると聞いた。国にはしっかりとしたふるさと納税の在り方については考えてもらいたい。我々は、今ある制度と闘わなければいけないので、今あるルールの中で寄附金を獲得しようというアプローチと、そもそもこの制度自体がどうなのかと、本当はなくしてほしいが、なくすことは難しいのであれば、しっかりとした制度設計をやり直してほしい。
質問:ポータルサイト側に取られる手数料も、今のCMを見ているとすごいポイント還元とかして、その原資はもともと税金と思うが、ふるさと納税という制度そのものに対してはおかしいと思うが。
市長:ポータルサイトがなければ正直、ふるさと納税は集まらない。そういう面では、ポータルサイトの立場が強くなっている。
あと、不交付団体は満額持ち出しなので、これもどうなのかと思う。逆にふるさと納税で入ったお金は交付税の算定をされないので、寄附をたくさんもらっても交付税ももらえる。ふるさと納税はふるさと納税でもらって、それに算定されない交付税はしっかりともらえるというのは、何とかしてほしい。不交付団体の自治体は数%しかないので、数%の声というのは届きにくいということがあるのがもどかしい。そんな税収が潤沢な市町村が言っても、なかなか厳しい、理解を得にくいところがあるが、そもそもは地域の努力で産業振興を含めてやってきているところもあるので、そういうところはしっかりと議論してほしいと思っている。
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