「よっかいち人権大学あすてっぷ2023」 第7回講座（報告）

　９月３０日(土)四日市市文化会館第２ホールにて、あすてっぷ第７回講座 (公開講座)　映画「グリーンブック」上映会を開催しました。
　この映画は、差別が色濃く残っていた１９６２年のアメリカ南部を舞台に、黒人ピアニストのドクター・シャーリーと、彼に雇われた運転手トニー・リップの実話を元にした作品です。
　講座の始めに、映画の背景となったアメリカの差別の歴史を学習していただくため「映画グリーンブックとアメリカの歴史」についての資料を配付・解説しました。

　　映画「グリーンブック」画像

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【参加者のアンケートより】(一部抜粋)

■人種としてのアイデンティティーは大切だと思いますが、そこに優劣はないと改めて感じました。（３０代）

■自分の考えや社会全体のあり方を省みる大きなきっかけとなりました。大きなものからほんのささいなことまで、偏見は誰もが持っているものなのかもしれないけれど、差別は絶対にあってはならないものだと感じました。（４０代）

■先入観やしきたりに合わせて行動するのではなく、実際に自分が触れることによって、またしきたりの背景を理解したうえで、自己の判断で行動できるようになりたい。（５０代）

■人間の尊厳について考えさせられるすばらしい映画でした。人との接し方やつながり方についてしっかりと考えていきたいと思いました。（６０代）

■ほんの数十年前まで、明確な黒人差別がアメリカにあったとは気づきにくい。私たちの日常の中にも、しきたりや風習など気づきにくい差別行為が含まれているかもしれない。常に意識をもつことが大切と思う。（７０代）

■人種差別のひどさを強く感じると共に肌の色や国籍ではなく一人の人間として互いが尊重し認め合う事ができるすばらしさを勉強させてもらった。（７０代）