「よっかいち人権大学あすてっぷ2023」 開講式/第1回講座(報告)
問い合わせ番号:16867-9209-0612 更新日:2023年 6月 12日
6月10日(土)四日市市文化会館第2ホールにおいて「よっかいち人権大学あすてっぷ2023」の開講式と映画「桜色の風が咲く」(監督: 松本准平)の上映を行いました。
今年度も様々な人権課題をテーマに、受講生以外の人にも参加いただける公開講座を含め、全7回の講座を開催します。
今年度は124名の受講生を迎え、開講式を行いました。学長の森智広市長が開講の挨拶をさせていただき、続いて四日市市各地区人権・同和教育推進協議会等連絡会の会長 鈴木久代様から来賓祝辞をいただきました。
(開講式の様子)
公開講座となる第1回のテーマは、「障害のある人の人権」です。この映画は、盲ろう者として世界で初めて大学教授となった福島智さんとその母の実話をもとに描いた「生きる希望」の物語です。
9歳で失明し、18歳で聴力も失い、他者との繋がりを絶たれ絶望した福島さんに、立ち上がるきっかけを与えたのは、母が彼との日常から見出した新たなコミュニケーションの手段「指点字」でした。困難に直面しながら人生の可能性を広げていく二人の姿を描いた作品です。
映画上映の前に、三重県聴覚障害者支援センターの動画「知っていますか? ~盲ろう者のこと~」をご覧いただき、盲ろう者について詳しく知っていただくことができました。
© THRONE / KARAVAN Pictures
【参加者のアンケートより】
・人間には考える力があるということがとても心に残った(20代)
・誰にも理解されない孤独感が伝わってきた。家族の関係が悪くなっていく様子をみると心が痛んだ。白杖を持っている人が居たら見守り、必要があれば手助け出来るようにしたい。(30代)
・盲ろう者について深く知ることができた。困っている盲ろう者がいたら、声を掛けてもいいとわかった。そういう場面に出会ったら、何かできることをしてみたいと思った。(50代)
・盲聾の人が社会で生活している姿に触れることができ、自分も頑張ろうと思えた。(50代)
・光を失い音も失う。すごく厳しいことです。でも、生きるという事への気持ちがすごくわいてきました。いくつになっても生きる努力をしたいです。(60代)
・「障害を抱えて生きる人」を支えることの意味を考えさせられた。支援を受ける人の思いを大切にしながら関われればと思いました。(60代)
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