令和05年04月24日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16825-6297-9619 更新日:2023年 4月 24日
市長定例記者会見
日時
令和5年4月24日(月曜日) 午前11時00分~
場所
本庁6階 本部員会議室
出席者
報道機関
NHK、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、読売新聞、三重テレビ、(Youよっかいち)
市側
市長、後藤危機管理課長、人見危機管理課主事、秦広報マーケティング課長
発表事項1 防災救急エコバッグの配布について
市長:今日の発表項目は1点、防災救急エコバッグの配布についてである。
本市は毎年、若手職員による政策提案を行っている。令和3年度の職員提案で選ばれた項目が防災救急エコバックの配布である。
このエコバックには一工夫、二工夫あり、四日市コンビナートや地場産品の柄となっており、おしゃれなエコバッグだが、実はこれが防災救急に生かされる。エコバックの裏側には、心肺蘇生法や救急医療情報などが載っている。災害時には欲しい情報がすぐに手に入らないケースが多いが、このエコバッグには必要な情報、防災・減災・救急、心肺蘇生法などの情報がすぐに分かるという特色がある。
さらに、このエコバッグの中に小さい袋があり、袋の中には「目かくしポンチョ」が入っている。災害時にはプライバシーがほとんどなくなってしまうが、このポンチョを着ることによって中で着替えや仕切りのない携帯トイレを使用する際や赤ちゃんへの授乳もこのポンチョの中でできるという万能なものになっている。
おしゃれなエコバッグと緊急時の情報、さらにポンチョが一体となった防災救急エコバックを製作したので順次配布していく。
どこで配布するかは、資料「別紙2」に記載のとおり、定期普通救命講習や防災・減災女性セミナー、ファミリー防災講座などの受講者に配布する予定である。さらに防災人材となり得る子育て世帯の防災意識を啓発していこうということから、市では出生1カ月程度で各戸訪問し、様々なお話をお伺いする「赤ちゃん訪問」の機会を利用し、子育て世帯の防災意識を高めていくために配布していきたい。そして、エコバッグでもあるので、環境という側面から環境活動や環境イベントに参加した方にも配布していこうと思っている。今回は、この防災救急エコバックを5,300個作製した。
エコにもなり、災害時・緊急時の情報収集、また避難所などでのプライバシーが確保されるポンチョを兼ね備えた防災救急エコバックを今日以降配布していく。
質疑応答
質問:携帯しやすいということもあると思うが、なぜエコバッグにしたのか。サイズはどのぐらいか。その大きさにした理由、開発する上で工夫した点を教えてほしい。
回答:エコバッグのサイズについては、普通のエコバッグと同様の形だが、マチがついた形にして、災害時に使えるようになるべく大容量に設計している。
サイズは改めてお知らせするが、エコバッグにした理由は、日常と災害時、区別なく使えるものは何かと考えた結果、日常で使用する頻度が高く、いざというときにも使える情報があると便利ということで、エコバッグという提案になっている。(危機管理課)
市長:職員提案で、若手職員がグループをつくっており、消防本部、危機管理統括部、シティプロモーション部の職員がチームを組んでこの提案を行っている。部局を横断して、それぞれの達成したい内容を合わせた結果、防災救急エコバッグとなった。
質問:その提案の際も取材したが、部局横断というのは消防本部と危機管理統括部とシティプロモーション部の3部署でよいか。
市長:そのとおりである。
質問:これを配布することによって日頃から防災意識を高めてほしいなど、市長から市民に伝えたいメッセージはあるか。
市長:緊急時の情報について常に頭の中に入れておくことが100点満点だが、心肺蘇生法や、災害時にどういった対応をすればよいのか、この防災救急エコバックがあれば一目瞭然であること。エコバッグなので常に携帯し身近にあることで、防災情報を環境にも優しい形で持っておけるという意味でも普及しやすい。
ポンチョについても、平常時になかなか持とうと思わないし、手元には置かないので、エコバックについでに入っているというところがポイントである。
また、シティプロモーションの要素もあり、工場夜景や地場産品の四日市のデザインが非常におしゃれなので、ぜひたくさんの方に活用してもらいたい。
質問:もう少しコンパクトに市民への呼びかけをお願いしたい。
市長:今回エコバッグという形で防災や救急につながるものを作成した。市役所の若手職員が様々な観点から提案したバックである。環境にも優しく、非常時にも有効活用できるこのエコバッグを大いに活用してもらいたい。
質問:ポンチョについて、ラピタは四日市の会社で、たしかラピタと防災の協定も結んでいたと思うが、それに基づいてのことなのか。
市長:当時、若手職員がラピタといろいろ政策提案する上で、地元企業ということもあり、アドバイスをもらって政策を考えたということがある。
質問:開発の過程でラピタに協力してもらったということなので、ラピタの商品が入っているという流れなのか。
市長:企画段階でポンチョの存在を共有し、提案に結びついたと思っている。
回答:エコバッグの製作について、イラストや材料、どういうものにしていくかという段階でアイデアをいただく形でラピタと調整協議はしたが、最終的にエコバックとポンチョと別で入札をかけており、バッグについてはイナトウ、ポンチョはラピタが作製している。(危機管理課)
市長:協力はしてもらったが、最後は入札で決めたということである。
その他
質問:昨日から未明にかけて、四日市市議会議員選挙の投開票があったが、投票率が補選を除いて戦後最低になった。いろんな広報はされていたが、41.77%という投票率についての所感と、開票が予定より30分ほど遅れたことの理由を教えてほしい。また、女性が10人と過去最多の当選となったが、女性の市政への進出がかなり進んだことへの所感をお願いしたい。
市長:まず投票率は41.77%であったが、先の県議会議員選挙も41%ちょっとであった。今、選挙に行っていただける方は四日市市内で40%強なのかと考えると、半分以上の方が選挙に行かなかった状況は、大変残念な結果だと言える。全国的に投票率の低下傾向は続いているので、本市もその流れの中にあることは間違いない。
YouTubeでの投票の啓発や郵便局と連携した啓発など、様々な新しい手法も取り入れたが、この流れをどう止めていいのか分からない。とにかく政治に関心を持ってもらうためにも、市政をどんどん進めていき、市民を巻き込んだ形でまちをつくっていくしかないと思っている。これは引き続き取り組んでいかなければならない課題で、投票率向上に向けて、これからも検討を進めていきたい。
開票の時間が遅れたことについては、まだ報告を受けていないので答えられない。
結果としては、女性が10人当選した。34分の10ということで、3分の1には至らなかったが、29.4%と、かなり多くの方が当選した印象だ。改選前は6人の女性議員だったが、今回が10人となり、現職は全員当選とプラス新人4人で、新人8人の半分は女性であった。女性が積極的に挑戦をし、その結果が15人落選する大激戦になったと思う。そういった意味では、様々な選択肢、考え方が市民に訴えられたということで、すごくよかったと思っている。
私が市議選に出たのは3回前になるが、女性議員は2人、36分の2だった。四日市市議会は本当に女性議員が少ない議会だった。この2回で2人から6人、6人から10人と、どんどん女性議員が増えてきており、女性参画が進んできている自治体だと思っている。
質問:女性の中には子育て施策を押し出した人もいた。市長は従来から「子育てするなら四日市」というテーマを掲げているし、市議会とは両輪で進めていくと言っている。この点に関して、県も子育て施策を重視すると言っているが、市長は市政における施策の重点事項とする考えはあるのか。
市長:その課題に近い方が議員になり、直接体験した課題とか問題を議会で述べる意義は非常に大きい。そういった様々な意見を市議会でも発言していただくことを期待している。それらの発言を行政としてしっかり受け止め、子育て、教育施策などにさらに生かしていければと思っている。国の流れもあり、今回女性がたくさん当選したこともあり、より一層子育てに対する市の取り組みに対しては関心も期待も高まるので、様々な意見を聞きながらしっかりと進めていきたい。
質問:ふるさと納税の専門監は予定どおり着任されて、会見などをする予定はあるのか。
市長:5月8日に着任する予定である。翌5月9日にふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサーが私とともに記者会見する予定である。
質問:5月8日以降の新型コロナウイルス感染症に関する発表の仕方について、県は定点観測になるということで、毎日の発表はなくなるが、四日市市保健所に関しても同じように発表はなくなるのか。定点観測であれば1週間に何回かなど、そういった機会はあるのか。今のところの方針はどうか。
市長:全国的に定点観測になり、本市も毎日の陽性者・感染者の数を把握できなくなるため、おのずと発表もできない。それは県に準じた形で発表を行っていくことになる。
質問:県に統一されていくことになるのか、それとも県に準じた形で発表の機会は考えられるのか。
市長:本市の保健所内で把握できるのか、全県下の定点観測の一本で出すのか、今は分からないので、整理して報告したい。
質問:インフルエンザと同等であれば、インフルエンザの発表はしていないと思うので、四日市市保健所の発表自体が全てなくなるのか、また回答いただきたい。
市長:承知した。
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