令和05年01月11日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16739-1457-2034 更新日:2023年 1月 11日
市長定例記者会見
日時
令和5年1月11日(水曜日) 午前11時00分~
場所
本庁6階 本部員会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、CTY、CBCテレビ、時事通信、中日新聞、
日本経済新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞、(Youよっかいち)
市側
市長、前田指導課長、田中指導課副参事、早川指導課副参事、岡田秘書国際課長、
奥地秘書国際課主事、大橋観光交流課長、田中観光交流課副参事、日置観光交流課主事、
中村観光交流課主事、森川広報マーケティング課課長補佐
発表事項1.第15回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰について
発表事項2.令和4年度「コミュニティー・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」に係る文部科学大臣表彰について
市長:本日、1項目、2項目が文部科学大臣表彰関係なので、まとめてご報告させていただきたい。
本市は「教育するなら四日市」というスローガンを掲げて様々な取り組みをしており、令和4年度から第4次の四日市学校教育ビジョンをスタートさせている。こういった教育ビジョンの中でも、キャリア教育とコミュニティー・スクールについても力を入れて取り組んでいこうということである。その2つの項目で、今回文部科学大臣表彰をいただいたので、ご報告をさせていただく。
まず1つ目である。第15回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰に、本市の橋北中学校が選定をされた。
選定された理由としては、大きく3つある。まず1つ目は、中央教育審議会が『4つの力』というものを定義しており、橋北中学校でも「つながる力」「みつめる力」「うごく・いかす力」「めざす力」という力を4つ定義している。この『4つの力』について、修学旅行、職業体験学習、自然教室などの各学年の行事や取り組みにおいて、生徒自身がどのような力を身につけることが重要かを主体的に考える学習を行っているというところである。活動後の振り返りも積極的に行っている。
2つ目は、地域密着の職業体験学習である。生徒の自己肯定感を高めるために、地域を知り、地域の魅力を発信できるように校区内の事業所と日常的に連携を図りながら、地域密着型の職業体験学習を行っている。また、オンラインで報告会なども実施をしているところである。
3点目は、園・小・中が連携したキャリア教育、地域として実施をしていることである。橋北小・中学校は令和4年度の四日市版キャリアパスポート推進モデル校に指定されており、橋北中学校区において目指す子どもの姿を「出せる強さと受け止めるしなやかさ」として、この地域として発達段階に応じたキャリア学習、園小中の交流を進め、子どもたちの主体性、多様性を育む教育・保育を推進しているところである。
本市においては体系的なキャリア教育を推進ということで、各中学校区においてキャリア教育全体計画及び年間計画を毎年見直しており、四日市版キャリアパスポートの活用、四日市版キャリアパスポート推進モデル校による検証などを常に取り組んでいるところである。ちなみに、このキャリア教育に関する文部科学大臣表彰は、三重県では今年は3校で、本市では過去も受賞歴があり、現在6年連続で市内の小中学校が表彰を受けている。
次に、キャリア教育と合わせて力を入れているコミュニティー・スクール関係の表彰である。令和4年度のコミュニティー・スクールと地域学校協働活動の一体的推進に係る部分で、文部科学大臣表彰を本市の山手中学校のコミュニティー・スクール学校運営協議会が受けました。コミュニティー・スクールと地域学校協働活動の一体的実施を山手中学校が行っており、学校運営の改善・強化のみならず、学校を核とした地域づくりにも効果が上がっているところである。PTAや地域の諸団体、校区の小学校や地区市民センターなどと連携を密にしており、「地域の子どもは地域で育てる」というスローガンのもと、「山手中学校区で育って良かった」と思える生徒を育てているところである。
具体的な活動項目として、3点挙がっており、1つ目は「福祉体験教室」である。社会福祉協議会が中心となり、包括支援センターと連携し、民生委員、地域の福祉施設や関連企業とともに車椅子体験、視覚障害の体験、敬老会との交流などを行っている。2つ目は「地区防災教室」である。これは海蔵地区の防災会が中心となり、地域住民も参加して防災倉庫の中の備品などを実際に使用し、防災・減災や、自助・公助について考えるきっかけをつくっている。3番目は「クリーン大作戦」である。地域学習の一環として、生徒の居住区の清掃活動を行っている。PTA役員、自治会の協力を得て長年続く取り組みである。こういった取り組みが評価されているところである。これも、今年度三重県で3団体の内、1団体として選ばれた。これは、四日市は3年連続での受賞となっている。
●補足説明
事務局:まずはキャリア教育である。橋北中学校においては、その表彰理由の3つの中で1つ目のキャリア教育の取り組みの『4つの力』というところで、この4つの能力として文部科学省から示されてはいるが、それを生徒自身にも分かりやすい言葉に置き換えて、生徒自身が意識しながら取り組むというところが特徴となっている。
また、2つ目の地域密着の職業体験というところである。橋北中学校においては校区内でお願いをしているところが特徴的である。そして、後でお礼状を出す学校が多いが、お世話になった方への成果報告会を生徒主体で行っているというところが特徴となっている。
それから、園・小・中が連携したキャリア教育ということで、中学校の学校長が出前授業のような形でキャリア教育について小学校などで授業を行うということも、1つの特徴となっている。
次に、コミュニティー・スクールで表彰を受けた山手中学校については、主な学校協働活動ということで「福祉体験活動」、「地区防災」そして「クリーン大作戦」があり、ここで特徴的なものは地域が主体となっていただいているというところである。学校が力を入れて地域の方に協力を得てという取り組みが多い中、社会福祉協議会、海蔵地区の防災会が中心となり、地域の方と一体となって取り組みが行われていることが特徴かと捉えている。
どちらも表彰式後、表敬訪問ということでご報告に参りたいと考えている。(指導課)
質疑応答
質問:全国的には何団体か表彰されているのか。
回答:コミュニティー・スクールは、全国で112の団体、キャリア教育は90校と聞いている。(指導課)
質問:双方とも、何年か連続での受賞ということで、ある程度四日市市の教育について評価がされていると思うが、表彰を受けた市長のご感想と今後の方針を教えていただきたい。
市長:「教育するなら四日市」というスローガンを打ち立てて、教育活動をしっかりと頑張っていこうということで、教育委員会にも各学校を盛り上げてもらっている。学力、体力の向上はもちろんだが、子どもたちの成長を支えていく上でキャリア教育は重要である。また、郷土愛を育んでもらうためにもコミュニティー・スクール、地域密着の活動は欠かせない項目であると考えている。
今いい形でキャリア教育、コミュニティー・スクールの取り組みが進んでいるので、これをしっかりと全市展開して、さらなる評価をいただけるように頑張っていきたいと思っている。
発表事項3.四日市市・ロングビーチ市姉妹都市ロゴマークの完成ついて
市長:3項目は、四日市市・ロングビーチ市姉妹都市ロゴマークの完成である。昨年にロングビーチ市との姉妹都市締結が今年で60周年を迎えるので、「60周年に向けて友好関係を示せるようなロゴマークを募集」という記者会見をした。その後、550件の応募があり、その中から審査をさせていただき、このたびロゴマークが完成した。かわいいロゴマークで、ロングビーチと四日市の特徴が入ったロゴマークである。550作品の応募から選ばれた方は、フリーランスのデザイナーとしても活躍されている梶原夕紀さん、大阪府大東市在住の30代女性である。
採用作品のコンセプトは、梶原さんのコメントそのまま掲載したが、枠がこにゅうどうくんの輪郭になっており、人の顔の形にすることで、両市の人々の交流を感じさせるというところと、耳の辺りの曲線を生かして、中央に無限(∞)のマークのようなリボンをかけ、変わらぬ友情を表現したというコンセプトを寄せてもらっている。
また補足すると、上がロングビーチ市の特徴である豪華客船のクイーン・メリー号、椰子の木、また、市名の由来となった長い砂浜が描かれている。一方で、下が四日市の特徴で、こにゅうどうくんはもちろん、コンビナートの煙突、タンク、工場夜景が入っている。このロゴマークを、これから本市とロングビーチ市の交流で積極的に使っていきたいと思っている。
これは、本年がロングビーチ市との姉妹都市提携60周年という機会に、ロゴマークを募集したが、これは継続的に使っていきたいと思っている。例えば、ロングビーチ市との学生の交換留学の取り組みをしている「トリオ事業」の中での活用や、5年の周期で行っている記念事業などで、これを使っていきたいと思っている。
また、先日、議会で予算も認められたが、この60周年を記念して霞ケ浦緑地内にあるロングビーチ公園に遊具を設置する。こういった遊具にもこのロゴを積極的に使っていきたいと思っている。
質疑応答
質問:550作品というかなり多くの応募があったということだが、全国から応募があったということでよろしいか。
回答:この応募は、英語版を作って海外にも募集をしていたが、残念ながら海外からの募集はなかったが、広く全国からの募集があった。(秘書国際課)
市長:市内が504件で、県内が9件、県外が37件という状況であった。
質問:今年の60周年の記念事業の内容は、今の時点でどの程度決まっているものなのか。
回答:今の時点で決まっているのは、ロングビーチ市との記念遊具をつくるというのみで、今検討中の部分がたくさんある。ただ、通常的に続けていた「トリオ事業」、「地球環境塾事業」などの青少年事業、このコロナの影響で何年か止まっているので、この60周年のときにぜひ直接的な交流も再開したいという思いで、今調整を進めているところである。(秘書国際課)
市長:あと、5年ごとに行う周年事業は、ロングビーチ市から市長を含めた方々が本市にお越しになったり、本市からロングビーチ市に赴いたり、それぞれの場所で、機会で記念事業は、恐らく行っていくと思っている。
質問:遊具の設置は、具体的にはどんな遊具になるのか。
回答:霞ケ浦緑地に「ゆめくじら」という大型遊具があるが、そこのエリアがまさしくロングビーチ公園と銘打たれているエリアでもあり、これまでもロングビーチとの記念モニュメントなども並んでいる。その隣接したところに、低年齢、就学前の保育園や幼稚園の子たちも楽しめ、ロングビーチ市と四日市市の交流を表現できるような遊具をプロポーザル形式で決めようと思っている。また、その遊具には、このロゴマークは掲げさせていただいて、ロングビーチ市との交流を市民や市外の方にもPRさせていただきたいと思っている。(秘書国際課)
質問:11月議会で決まった予算、事業費というのはどの程度か。
回答:委託料として、900万円の債務負担行為を認めていただいている。(秘書国際課)
質問:市長ご自身に、このロゴマークが完成したものをご覧になったご感想をお聞きしたい。
市長:非常にかわいらしくて、しかもそのロングビーチと四日市市の特徴を捉えた非常にいいデザインかと思っている。最終選考で、私も関わらせてもらい、私もこれがいいと思っていた。こにゅうどうくんもどんと出ているし、何げなく輪郭がこにゅうどうくんになっているというのも、さりげなさがすばらしい。また、この∞のマークが永遠に姉妹都市友好関係を築いていこうというところが、ロングビーチ市の方も喜んでもらえるのではないかと思っているので、積極的に使っていきたいと思っている。
質問:遊具の設置は来年度中を目指すということか。
回答:今年度にプロポーザルの募集は始めており、実際の工事は来年度に入ってからで秋頃に完成を目指している。(秘書国際課)
市長:できればロングビーチ市の方がこちらにお見えになったときに、一緒にご披露できればということ。
回答:まだ、そのスケジュールも決まっていないが、今調整を進めている。(秘書国際課)
質問:市長からロングビーチ市の方が来るのに合わせられたらということだったが、来る予定があるのか。
回答:今、打診をしようとしているところで、ロングビーチ市長が先月に新しい市長に代わったばかりで、「来年が60周年です。ぜひお越しください。」というところまでは、就任前から伝えていただくようにはしていたが、具体的な日程というところまではまだ詰めていない。(秘書国際課)
質問:梶原夕紀さんは、四日市市との関わりはあるのか。
回答:四日市市との関わりはない。本当に一生懸命ネットで四日市の特徴などを調べていただいて、実際にお会いしたが、すごく四日市のことを分かってくれ、また愛着を持っていただいて、大変うれしく思っている。(秘書国際課)
質問:シャレーナというのは、いわゆるペンネーム、アーティストネームではなくて、ネット上のお店の名前ということでよろしいか。
回答:ご本人は屋号とおっしゃっている。ホームページを拝見したら、やはりデザインとかロゴマークや、それを使った名刺などを扱っているオンライン上のショップのような位置づけになっている。(秘書国際課)
質問:選考委員会いつ開いたか。
回答:選考委員会という形では開いていない。募集された中には、たくさん中高生からいただいた。それは学校の先生、あとYEFという四日市の外国人の小中学生に教えている先生たちがPRしていただいたが、こにゅうどうくんが入ってなかったり、企業のロゴを使っていたりと、私どもの募集条件に満たないものを事前審査で絞り、一次審査として本市のロングビーチ市との関わりを持っている部局の職員、そのYEFの外国人の先生、あとトリオとしてロングビーチに実際に行ったことがある市民の皆さん、合計108名に第一次審査をお願いして、5作品に絞らせていただいた。二次審査として、市長・副市長をはじめ、ロングビーチ市と関わりのある部・課長、所属長16名で、その5作品を審査し、1作品に絞らせていただいた。(秘書国際課)
質問:最終的に決めた二次審査は、いつ開いたか。
回答:庁内のアンケートをするソフトを使って、期間を決めて投票をしていただいた。(秘書国際課)
質問:その期間は。
回答:12月1日から12日の期間である。(秘書国際課)
質問:選んだ理由は無記名で投票していると、あまりないか。
回答:収集できてないが、審査していただく方に、色使いが優れているか、独自性が感じられるか、視覚的なインパクトを感じられるか、発想が創造的であるか、デザイン全体のバランスがいいか、小さくしてもバランスがいいかなどの、こういう条件で選んでいただいた。(秘書国際課)
質問:「トリオ事業」というものが、どういったものなのか、説明してほしい。
回答:これは高校生2人と先生1人、その3人でロングビーチ市と四日市市で相互派遣をしている事業である。3人なのでトリオと呼ばせていただいている。1965年から実施しており、このコロナがあるまでは一度も途切れることなく現在まで54回続いている。非常に全国を見ても長い交流事業ということで、総務大臣表彰も受けている事業である。(秘書国際課)
質問:派遣の期間は、どのくらいか。
回答:夏休みを生かして、約3週間である。(秘書国際課)
質問:ロゴマークは、ロングビーチ市側は使えるものなのか。
回答:具体的にどのように使っていただくかは、これから検討いただくが、先ほど申したように募集のときから、ロングビーチ市にもご協力を呼びかけたということは、決まったロゴマークは使ってほしいという意図もあるので、使っていただけると思っているし、お願いもしていきたいと思っている。(秘書国際課)
発表事項4.四日市STYLE 2.5次元舞台 ~漫画×ラジオドラマ×ダンス&演劇~
市長:最後の項目である。四日市STYLE 2.5次元舞台 漫画×ラジオドラマ×ダンス&演劇というタイトルで、本市は様々なシティプロモーション活動を積極的に行っており、挑戦するシティプロモーション活動というところである。先日も「八十亀ちゃん」でいろいろ取り上げてもらったが、今回も若い世代に広がっていくような、そういうシティプロモーション活動をしていこうということである。
まず、四日市STYLEという事業があり、これは本市のシティプロモーション事業の冠の名前である。このシティプロモーション事業として、昨年度にミュージックビデオ「SUNRIZE!43~こにゅうどうくんのテーマ~」の漫画を作成したというところである。これを基に、2.5次元舞台につなげていく。2.5次元とは何かというと、2次元の漫画やアニメのコンテンツを3次元の舞台などで実際の人間が再現していくという、これが2.5次元ということで、最近、話題になっている。この2.5次元舞台を実施していくということである。その舞台の実施と、それまでのプロセスがいろいろ詰まっているので、説明をしていきたい。
まず、事業名は「THIS IS 4STYLE~I’m Happy Just To Dance With You~」である。こにゅうどうくんを擬人化したアニメということで、昨年度にミュージックビデオをつくった。こにゅうどうくんが「道入小四朗(とうりこじろう)」というキャラクターに扮した、学園ものということで漫画を作成した経緯がある。実際に、これをミュージックビデオから漫画、ラジオドラマ、舞台に展開していくという事業を始めていきたいと思っている。
まず、このキャラクターが活躍する「妖×学園(あやかしがくえん)アスタウンド!!!!」こういう漫画を作成し、この漫画からラジオドラマ、そして2.5次元舞台に発展していくということである。最終的には、3月23・24日に四日市市文化会館第1ホールでダンスと演劇を交えた2.5次元舞台を行っていくということである。
まず、1つ目、ミュージックビデオを土台にした漫画「妖×学園(あやかしがくえん)アスタウンド!!!!」。このアスタウンドというのは、相手を驚かせるという意味で、原案となる漫画で主人公に関連するキーワードとなる。まず、これを1月11日以降、市のホームページ内「こにゅうどうくんのお部屋」で毎週水曜日に1話ずつ更新して、全4話展開をしていく。ミュージックビデオでもご協力いただいたヒューマンアカデミー名古屋校、また東海ラジオに制作協力を受けている。
その漫画を発信して、次にラジオドラマに展開をしていく。ラジオドラマは、東海ラジオの「1・2・3四日市メガリージョン!!Go!」という番組の中で全5話を展開していきたいと思っている。このラジオドラマには、特別出演としてこれまでもお世話になっている、京本政樹さん、あべ静江さんにも参加をしていただく。
そして、最後に「妖×学園(あやかしがくえん)アスタウンド!!!!」という舞台を、3月23日・24日、文化会館第1ホールで行う。こちら、脚本・演出が鹿目由紀さん、「劇団あおきりみかん」という劇団が制作協力をしている。「劇団あおきりみかん」は、名古屋小劇場界で最大の動員数を誇るという有名な劇団で全面協力を受けるということである。ダンスと演劇を混ぜるということで、開演前30分から諏訪太鼓の演奏であるとか、こにゅうどうくんと四日市のキッズダンスチームとのダンスステージが行われる。また、この演劇にも三重高のダンス部が出てもらうことになった。三重高校のダンス部は、全国でも有名になっている。
どんどん発信して、盛り上げていきたいと思っている。2.5次元舞台は若い世代では今、広がっているようなので、ターゲットの若い世代を対象に新しいシティプロモーションを展開していきたいと思っている。
質疑応答
質問:2.5次元舞台は、例えば「道入小四朗(とうりこじろう)」などの配役とか、舞台の内容があまり書いていないので、そこの部分がどのような形になりそうなのか、今の時点での内容を教えてほしい。
回答:漫画は出るので、漫画を基に舞台をする。簡単に申し上げると「道入小四朗(とうりこじろう)」君が、妖×学園(あやかしがくえん)で巻き起こる様々な事件を解決していくというところが大きな流れとなっている。(観光交流課)
質問:漫画自体は1話何ページぐらいなのか。
回答:1話20ページ前後である。全4話で進めていきたいと思っている。(観光交流課)
質問:舞台には、出演が三重高のダンス部ほかとあるが、実際に舞台俳優も出るということでいいか。
回答:「劇団あおきりみかん」にも協力いただくので、俳優さんも出ていただくということだが、京本政樹さんやあべ静江さんは声優さんとして出ていただくということで、実際の舞台には出ていただくことではない。(観光交流課)
質問:こちらの基となった「SUNRIZE!43」は、発表会見のときには力を入れて、あまりこういうことはないことだと市長もおっしゃっていたと思うが、これについての反響、例えば動画の再生数などの反響はどうか。
回答:動画の再生回数は、7,000回から8,000回である。実際にイベントでは「道入小四朗(とうりこじろう)」君の関係のポスターも貼らせていただいている。若い年代の方々が興味を持っていただいていると感じている。また、イベントなどの中でお声をいただいている。(観光交流課)
質問:これを今後どのように展開していきたいのか、市長としては人気が出てほしいとか、そういう希望というのはどうか。
市長:現場の職員が一生懸命考えて、新しい形のシティプロモーションを今模索しているところなので、これも挑戦である。行政が漫画をつくって展開して、さらには舞台につなげてしまう。2.5次元舞台に出資するということはなかなかないことと思うが、シティプロモーションに力を入れて、様々なターゲットに対してどのように発信していけば四日市のことをもっと認知してもらえ、また印象を上げていくことができるのかというところを頑張って取り組んでいる。世代でも様々な感覚が違うので、特に今回は若い世代をターゲットにしているということからアニメ、漫画そしてダンス、そして演劇につなげていくという流れが、はまればいいと思っている。少なからず、アニメ人気、そしてダンスの人気、こういった時代に即したシティプロモーションを柔軟にしていけるということも大事だと思っている。結果は成功になってほしいと思うが、一生懸命広報をしながら、多くの方に関心を持ってもらいたいと思っている。
質問:ミュージックビデオが公開されたときも、あまり四日市らしさということをあえて出さないようにしているというようなお話だったと思うが、今回も四日市らしさとか、地元産品を押し出さずに行くという方針は変わらないのか。
回答:漫画の設定が四日市を舞台にしている。その中にも少し四日市のなが餅であったり、キーワード的な形で入れさせてはいただいているが、中身がすごく四日市、四日市という形にはなっていない状況である。(観光交流課)
市長:逆にそれがいいという意見も多くある。通常のシティプロモーションであれば、自分のいいところを押しつけるような部分もあろうかと思うが、そうではなくて四日市がユニークな取り組みをしている、そしてそのコンテンツがすごく面白かった、楽しかったという、そういうところから四日市の印象を上げていく。従来のやり方とは少し違ったアプローチをとっている。今回はあえて四日市色を出さない形でやっていくということである。
質問:どれぐらいの費用がかかるのか。
回答:約1,000万円である。(観光交流課)
その他
質問:今年、最初の市長会見ということで、改めて力を入れていきたい事業を、ポイントを絞って教えていただきたい。
市長:中長期で中心市街地の再開発プロジェクトの推進は中心に据えてやっていく事業になる。
昨年、近鉄四日市駅の西側から工事が始まり、今年は東側に入り、ペデストリアンデッキの建設、またバスタ四日市につながってくる工事など始まってくるので、いよいよ工事も本格化してくる。
あと、スターアイランド跡地への新図書館の件については、しっかりと粛々と進めていくというところと、年頭の挨拶でも言っているがJR駅前開発を行っていくと、一定の建物を建てていくという話はしている。そこに大学誘致ということが基本的な軸となってくる。この大学誘致は、これから様々な関係機関と協議を進めていくわけだが、今年中には一定の方向性を出したいと、私自身の思いはある。これが中心市街地の再開発という件である。
あと、今年大きな事業になってくるのが中学校給食の完全給食である。これが4月からスタートするということで、中学生のお子さんをお持ちの親御さんからは多くの期待の声をいただいている。中学校の教育環境が大きく変わっていく一つのきっかけになるのではないかとは思っている。
秋には3年間見合わせていた「B-1グランプリ」を、この四日市で開催する予定で今進んでいるので、全国から多くの方がお越しいただけるようなイベントにして、大成功に収めていきたいと思っている。様々な事業があるが、その3点を出させてもらう。
質問:その中で、新図書館の話については、昨年の秋までには基本計画着手をというようなお話もあったが、現在、そういった話は入ってきていない。今どんな様子になっているのか。
市長:近々、議員説明会でも報告をしていこうと思うが、近鉄グループの内部調整がなかなか滞っているところがあり、それを待っているというところである。図書館が大きな再開発ビルに入るということは決まったが、再開発ビルの全容については近鉄グループが様々な検討を重ねているところで、その部分の決定がずれ込んできているというところである。それは早期に解決していただいて、次の段階に進んでいきたいと思っているが、先方の事情なので、もどかしさはあるが。
質問:今は、まだ着手はできていないという状況か。
市長:次、設計業務の予算上程になるが、全容が固まった上での図書館分の設計ということで、全容が固まらないと費用負担も明確にならないので、決まってこないというところである。まだ進めてないのが残念なところである。
質問:新年度予算も来月には発表と思うのが、そこには設計業務も乗せていきたいというお考えか。
市長:それは、もちろんそうである。当初予算にしっかりと設計業務を乗せていきたいという思いである。
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