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「よっかいち人権大学あすてっぷ2022」 第7回講座(報告)

問い合わせ番号:16666-8203-6916 更新日:2022年 10月 26日

 

 

第7回働き続けるために〜就労支援・定着支援と精神科クリニックの連携〜」

講師:医療法人福智会 就労移行支援事業所・定着支援事業所 くう ねる 山内 敏治 さん

 

10月22日(土)総合会館8階視聴覚室で、あすてっぷ2022 第7回講座を開催しました。

今回は、精神障害者の就労に向けて、就労移行支援・定着支援に取り組んでみえる講師から、精神障害者を取り巻く現状をはじめ、医療法人グループの先進的な取り組み、支援者の意識等について具体的にお話を伺いました。

講座では、人が持つ可能性を思い込みで決めつけない。当事者が持っている力を伸ばし、「リカバリー(注)」を実現するため、支援者は当事者と対等な立場に立ち、その人の持つ力を信頼し、ともに希望をもって支援することが大切。就労は自分らしく生きるための手段のひとつだが、働くことで精神症状は軽減し、目的や意欲を養い自己実現に至る、という話を伺いました。

就労は、病状を持ちながらでもできることであり、病状出現の際に医療サポートができるなど福祉と医療の連携が大切なこと、就職してからが本当のサポートの始まりということも話され、就労支援と継続することの大切さを学びました。

注:リカバリーとは、障害があっても充実し、生産的な生活を送れるよう、仕事、学ぶこと、そして地域社会に参加できるようになる過程を指します。

講座の様子写真(リモートでの講義の様子)

 

 アンケートから(原文のまま)

  • 引きこもりからの脱出は居心地の良い場所の提供と当事者の力を引き出す支援者の見極める偏見の無い支援が必要なのだなぁと思いました。失敗から逃げない、リスクを恐れない精神は、当事者のみではなく、職員と共にチャレンジ する力が必然だと言う事もなるほどなぁと思いました。成功体験を少しずつ身に付け、皆が失敗しながら成長するのだと言うことを忘れないようにしたいです。(50代)
  • 就職までの支援の流れや、デイケア・就労移行支援・就労定着支援の違いなどがわかりました。また、就職がゴールではなく、就職は自分らしく生きるための手段のひとつだという事を、改めてきづかされました。(60代)
  • 本人を中心にすえた支援、総論として理解しているつもりでも実際の個別の場では、リスクを避けたり、本人の希望や目標に対して応援しきれていないことがあるのかも知れないと感じました。本人の力を信じきれず、守るべき人のように相手を見てしまうことがあるかも知れません。難しいことだなと思います。(60代)

 

このページに関するお問い合わせ先

総務部 人権センター
三重県四日市市諏訪町2番2号(総合会館7F)
電話番号:059-354-8609
FAX番号:059-354-8611

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