令和04年10月11日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16661-3935-1589 更新日:2022年 10月 11日
市長定例記者会見
日時
令和4年10月11日(火曜日) 午前11時00分~
場所
本庁6階 本部員会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、CTY、中日新聞、毎日新聞、読売新聞、(Youよっかいち)
市側
市長、中野文化課長、吉田文化課主事、秦広報マーケティング課長
発表事項1.令和4年度 四日市市文化功労者の表彰について
市長:今年度も四日市市文化功労者の表彰をさせていただく。
文化功労者とは、本市の文化振興に寄与され、その功績が顕著な方に対して栄誉をたたえて、その功績を顕彰しているというものである。
表彰式は11月3日に行ない、今年度は2名と1団体が対象となる。順次、ご紹介させていただく。
まず、四日市文化功労者は、書道分野から永井更生(天鱗)様である。永井様は長年、書道を学ばれ、これまでに市、県、全国の各種展覧会において多くの優秀な成績を収められている。また、三重県書道連盟などの団体役員や四日市市美術展覧会の審査員を務められ、展覧会の運営・企画にも携わるなど書道発展のために尽力していただいた。こういったところを評価させていただいた。
2人目である。伝統文化分野で、駒田英市様を選出させていただいた。駒田様は、南納屋町の鯨船保存会で活動されており、県指定有形文化財鯨船「明神丸」の維持管理や鯨船行事の運営に長年にわたり携わってこられた。鯨船の歴史や文化について講師を務めるなど、鯨船行事を広く周知をする活動にも携わられており、現在は鯨船の唄や歴史、オドリコの演技、装飾品・備品の保守点検や製作の方法など後進の指導に力を尽くされており、こういったところを評価させていただいた。
最後、団体である。郷土史研究分野で、「羽津郷土史と民俗研究会」を選出した。長年にわたり、古文書の解読や羽津地区にある歴史的文化遺産の研究をされ、郷土史誌「はづ」を刊行されている。歴史講座の開催や近隣の史跡巡りなどを企画・運営することで、住民が郷土の歴史への関心を高めるよう努めてこられた。地域での長年の活動は、地域文化の継承や地域の魅力の再発見という点においてすばらしい取り組みであると判断させていただき、選出をさせていただいた。
以上、本年度は2名、1団体の選出である。
質疑応答
質問:鯨船保存会の方に関して、長年にわたりというところで何年ぐらい関わられてこられたのか。保存会において例えば会長を務められている方なのか、それとも過去に会長を務められたのか、教えていただきたい。
回答:昭和22年に戦後の四日市まつり、復興の四日市まつりにおいて出演されて以来、70年以上にわたり携わってみえる。特に団体で会長であるとか、代表を務められたことはないが、長年にわたって多様な部分で鯨船の保存・継承に務めてこられたと伺っている。(文化課)
質問:こちらの文化功労者表彰はいつから始まったのか、これまでに何人の方と団体が表彰されたか、教えていただきたい。
回答:この文化功労者表彰は、四日市市文化会館が開館した年の昭和57年に制度が創設され、今年で41回目の表彰式となる。今回の受賞者の方、個人の2人と団体1つを加え個人で119人、7団体、計126件となる。(文化課)
その他
幹事社:いよいよ今週で「はじまりのいち」が終わるというところで、具体的な評価や検証というのはこれからになると思うが、現時点での市長の見解をお聞かせいただきたい。
市長:もう1週間を切って、25日間にわたって「はじまりのいち」をにぎわい創出社会実験として中央通りでさせていただいている。これは、皆さんもご存じのとおり、中心市街地の再開発につなげていくための大きな取り組みで、特に国道1号からJR四日市駅までのにぎわいをいかにつくっていくかというところが大きな課題になっている。これをどういった手法でクリアしていくのかというところを、「はじまりのいち」などを通して検証して、実際の再開発につなげていきたいという位置づけで今回行っている。
まだ今週残っているが、いろいろな気づきはあったと思っている。まずは、この中央通りの中央分離帯の並木空間をなかなか今まで活用しきれてこなかったというところがある。ただ、実際に足を踏み入れてお茶を飲んだり、椅子に座ってゆっくりしていると、町の喧騒の中でクスノキの並木からこぼれてくる木漏れ日を感じ、ゆっくりとした時間を味わえるということを実感して、すごくいいエリアだということを感じたところである。
空間は再編していくが、四日市の財産を改めて認識することができたし、これも新しい試みで初めての公設のスケートボードパークを中心部に開設したが、非常によかったと思っている。市内の若者だけではなく、市外、県外、遠くは関東や関西から来てもらった人や九州から来た人もいると聞いた。このスケートボードパークがあるから来ていただいたわけで、四日市に来る理由、全国から集まる理由の一つとしてこのスケートボードパークがあったというのは驚きであった。こういった機会を多くの方が望んでいたということを感じた。近隣の方々へのアンケートなどを含めて、これからの調整、検討はしていきたいと考えている。
あと、多くの店舗が協力してもらい、よかったと思う一方で、やはり平日のにぎわい創出はなかなか難しい。でも、冷静に考えると平日の昼間はイベントをしても人が集まりにくい時間帯なので、ある一定の整理をして、土日と平日でいろいろ手法も考えていかなければならないと思っている。
もう1つ言うと、こういう町なかの空間というのは、わざわざ足を運ばれる人もつくっていかなければいけないが、全体としてまちを歩いている人というか、まちで過ごされている人を増やしていく必要があると思ったので、あの空間をもう少しにぎやかなものにするためには、JRの再開発が必要になってくると感じた。
整理はこれからだが、全体として大きな可能性は感じた状況である。まだ再開発まで時間はあるので、次の「はじまりのいち」をやるかどうかも含めて検討はしていきたいと思っている。
幹事社:実証実験ということで、今後、何かしらの検証をされると思うが、どのような形で公表されるのか、その辺りのプロセスも含めて教えていただきたい。
市長:まだ発表の仕方は公表してないが、役所内で整理をして議会にも共有をして、次のアクションに移る際には検証結果をしっかりと皆さんに周知した上で進んでいきたいと思っている。市民の方にどういうふうにデータを出していくかは、これから検討しなければいけないが、必要な対応はさせていただきたいと思っている。
質問:「はじまりのいち」は、あと1週間というところで、まだ「はじまりのいち」を知らない市民の方に向けて、改めてこういうイベントをやっているという、市民への呼びかけ、そういったコメントをいただきたい。
市長:確かに、まだ「はじまりのいち」をやっていることを認識されていない市民の方も多いと思う。四日市市は、今、中央通りの再開発プロジェクトに向けてにぎわいづくりの社会実験「はじまりのいち」を行っている。25日間のイベントで今週末の10月16日が最終日となっている。スケートボードパークであるとか、物販や飲食、様々な店舗が出店しているし、今週末はイベントエリアでジャズフェスティバルなどのイベントも開催される。
また、スケートボードパークでもデモセッションなども行い、本当に多くの取り組みを行っていく。残りわずかとなってきたが、ぜひとも中央通りのにぎわい創出に向けて、皆様のお力をお借りしたいと思っているので、ぜひともお越しいただきたい。
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