「よっかいち人権大学あすてっぷ2022」 第6回講座(報告)
問い合わせ番号:16651-0836-1259 更新日:2022年 10月 15日
第6回 「「居場所」の意味を考える ~分断と孤立を乗り越えて~」企画:公益財団法人ささえあいのまち創造基金
10月8日(土)総合会館8階視聴覚室で、あすてっぷ2022第6回講座を開催しました。
日本では2020年に始まったコロナ禍により、生活困窮に陥る人が増えています。
生活に困窮している人の中には、親族・地域・友人とのつながりが薄い、自分の現状を人に知られたくない、困った時に頼れる人がいない、などの理由から「社会的孤立」と言われる状態にある人も少なくありません。そんな人達が安心して過ごせる場所、いつでも助けを求められる場所、それが「居場所」です。
今回は四日市市内で実際に「居場所づくり」の活動をしている3つのNPO団体(NPO法人 市民社会研究所、NPO法人 三重はぐくみサポート、NPO法人 ニコニコ共和国)の方をお迎えして、「居場所とは何か」「なぜ、居場所が必要なのか」「そこから何が生まれるのか」についてお話をうかがいました。
あの人は「困った人」ではなく、「困る問題を抱えた人」。「支援する・される」ではなく、「お互い様」の心で。「居場所」を理解する上で大切な考え方を学びました。
(講座の様子)
(講座の様子)
アンケートから(原文のまま)
- 社会における居場所はコロナ禍で失ったり、大きく変化したと思います。誰かの支えあってこその社会なので、支え合いが大切なのだと改めて感じました。(20代)
- コロナ禍に関わらず、人間関係が薄くなっている状況なので、年齢や性別、国籍に関係なく色々な人が気持ち良く過ごせる場所があちこちに出来ると良いと思いました。 社会的実家との表現はすごく素敵な言葉だなぁと感じました。 人は誰かの役に立つことで生き甲斐を感じる。歳を重ねて思うように身体が動かなくなっても子供が危なくないように見守り、おかえりなさいの声をかけるだけでも安心する。日頃から出来る事からしようと思いました。自分に出来る事はないか探してみようと思います。(50代)
- 核家族が増える事によって、子供も高齢者も孤立するようになりました。働きに出る女性が増えてきたことで、1人で過ごす高齢者も増えています。自分もだんだん年を取っていきます。地域の中で集まれる場所があるといいなと思います。(60代)
- このような活動が、四日市市内で取り組まれていることを知りませんでした。市内にある「居場所」活動について知りたいと思いました。(60代)
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