HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)について
問い合わせ番号:16576-0849-0506 更新日:2024年 2月 26日
HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)について
HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)は、平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、原則、令和4年4月から、ほかの定期接種と同様に、個別の接種勧奨が再開されました。
令和5(2023)年4月より9価の「HPVワクチン」を公費で接種できるようになりました
Q.「HPVワクチン」とはなんですか?
A.HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。
HPVワクチンには、9価のワクチンのほかに、2種類のワクチン(2価のワクチン、4価のワクチン)があります。どのワクチンを接種するかは、医師にご相談ください。
Q.9価のHPVワクチン(9価ワクチン)とは、どのようなワクチンですか?
A.HPVにはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPV※の感染を予防することができます。
※16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型
Q.9価ワクチンの接種後に副反応はありますか?
A.9価ワクチンの接種後には、下表の副反応が起こることがあります。
接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずはワクチンを受けた医療機関などの医師にご相談ください。
●接種後に現れる可能性のある症状
≪発生頻度 報告されている症状≫
・50%以上:疼痛(痛み)*
・10~50%未満:腫脹(腫れ)*、紅斑(赤み)*、頭痛
・1~10%未満:浮動性めまい(頭がぼーっとしてふらつく感覚)、悪心、下痢、
・1%未満:う痒感(かゆみ)*、発熱、疲労、内出血*など
嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血*、血腫*、倦怠感(だるさ)、硬結*など
・頻度不明
感覚鈍麻(刺激に対して感覚が鈍い状態)、失神、
・四肢痛
シルガード®9添付文書(第1版)より改編 *ワクチンを接種した部位の症状
一般的な接種スケジュール
9価ワクチン(シルガード®9)で接種を開始する方は、決められた間隔をあけて、合計2回または3回接種します。
1回目または2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることができます。
≪これまでに、2価または4価のHPVワクチン(サーバリックス®またはガーダシル®)を1回または2回接種した方へ≫
原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です※。この場合にも公費で接種することができます。
※2価または4価のHPVワクチン(サーバリックス®またはガーダシル®)を接種した後に9価ワクチン(シルガード®9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。
≪一般的な接種スケジュール≫
シルガード®9
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合
0か月 6か月
1回目 2回目※1
合計2回
≪1回目の接種を15歳になってから受ける場合≫
0か月 2か月 6か月
1回目 2回目 3回目
合計3回
いずれの場合も、1年以内に接種を終えることが望ましい
※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
標準的な接種期間とされている中学1年生から高校1年生の女子で、HPVワクチンを接種していない方には予診票をお送りしています。小学6年生の女子で接種を希望される方へは、予診票をお送りしますので、こども保健福祉課(母子保健係 059-354-8187)までご連絡ください。
《参考》厚生労働省ホームページより(HPVワクチンに関するリーフレット)
『HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)』
『HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)』
『9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種)』
『HPVワクチンの接種に関係する医療従事者向けリーフレット』
HPVワクチンの接種を逃したかたの接種(キャッチアップ接種)
対象者
平成9(1997)年4月2日から平成18(2006)年4月1日までに生まれた女子で、HPVワクチン接種を3回終えていない方
※対象者には令和4年3月に予診票をお送りしています。対象年齢の女子で、転入等によりお手元に予診票のないかたは、こども保健福祉課母子保健係へご連絡ください。
キャッチアップ接種実施期間
令和4(2022)年4月1日から令和7(2025)年3月31日までの3年間
※平成18(2006)年4月2日から平成20(2008)年4月1日までの間に生まれた女子は、定期接種の対象年齢を過ぎると、令和7年3月31日までの間は、キャッチアップ接種の対象となります。
《参考》厚生労働省ホームページより
『9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ版)』
積極的勧奨の差し控え期間に自費で接種を受けた方に対する償還払い
積極的勧奨の差し控え期間に自費で接種(任意接種)された方に対して要した費用の一部を払い戻しできる場合がありますので、こども保健福祉課母子保健係(059-354-8187)までご連絡ください。
対象者
次のすべてに該当する方
・平成9(1997)年4月2日~平成17(2005)年4月1日までに生まれた女子
・令和4(2022)年4月1日時点で四日市市に住民登録がある方
・満16歳となる日の属する年度の末日までにHPVワクチンの定期接種を3回完了していない方
・満17歳となる日の属する年度の初日から、令和4年3月31日までに、国内の医療機関でサーバリックス(組換え沈降2価HPVワクチン)又はガーダシル(組換え沈降4価ワクチン)の任意接種を受けて実費を負担した方
・HPVワクチンのキャッチアップ接種を受けていない方
申請期限
令和7(2025)年3月31日まで
このページに関するお問い合わせ先
こども保健福祉課 母子保健係電話番号:(059)354-8187
FAX番号:(059)354-8061