令和04年05月27日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16552-5387-1278 更新日:2022年 5月 27日
市長定例記者会見
日時
令和4年5月27日(金曜日) 午前11時00分~
場所
本庁6階 本部員会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞、(Youよっかいち)
市側
市長、川口環境部長、谷本四日市公害と環境未来館副館長、栗田四日市公害と環境未来館主幹、人見消防本部消防長、小住消防本部消防救急課参事・課長、江藤消防本部予防保安課長、
渡辺総務部長、柴田人事課長、秦広報マーケティング課長
発表事項1.企画展『四日市公害判決50年展~過去をふり返り未来へつなぐ~』の開催について
市長:企画展「四日市公害判決50年展」の実施である。昭和47年7月24日に四日市公害裁判の判決があり、本年で50年と節目の年を迎えるにあたり、本市では四日市公害と環境未来館において企画展を実施する。タイトルは、「四日市公害判決50年展~過去をふり返り未来へつなぐ~」である。7月1日から8月28日の52日間を会期とし、そらんぽ四日市において無料で実施する。
今回の企画展の特徴は小学生を主人公とした設定である。子どもの目線から見た当時の四日市の様子を描き、分かりやすい展示になるよう写真やパネルなどを多く使用していきたいと考えている。また、環境に優しい段ボール素材を用いた展示としている。ポスターも展示に合わせたものになっている。また、この展示をするにあたり、コミュニケーションシートを配布して、家族の中でさまざまなことを世代間で歴史を語り継いで共有してもらおうという取り組みも実施をしていこうと思っている。コミュニケーションシートを配り、子どもと家族の方が意思疎通できるというか、どう思ったとか、当時の状況などをまとめたり、これからどう考えていくかというさまざまな項目が書き込めるようになっている。
今回、未来へつなぐという部分もあるので、過去を振り返りながら家族の方と四日市公害の歴史をしっかりと共有して、我々はさらに次の世代、時代に向けて何をしていけるのかというところを子どもたち、また家族と共有してもらうことも企画展プラスアルファで行ってもらいたいと考えている。また、これは展示が始まってからになるが、新型コロナの対策として、四日市公害と環境未来館のホームページに企画展の3DビューとVR映像を掲載する予定である。実際に来館しなくても見ていただけるようにしていきたいと思っている。
企画展の構成は、四日市公害の当時の子どもたちの状況であるとか、また四日市公害の被害状況、初期の対応、四日市公害裁判そのもの、環境改善の取り組み、四日市の環境の今・未来という構成でいこうと考えている。
ミニシアターも子ども向け、大人向けを用意している。
また、行政だけではなく市民団体の方などと協働展示も行っていこうと思っている。裁判に尽力された方で、またその後の環境改善に取り組んでこられた方10名についての展示、写真やメッセージなどを紹介していきたいと考えている。
7月1日からの開催の前に6月29日10時から11時に関係者や報道機関に対して内覧会を行いたいと思っているので、ぜひ足を運んでもらえればと思っている。希望される方は、四日市公害と環境未来館までお申し込みいただきたい。
また、この企画展の開催中に記念講演会を3回開催する予定である。3名の方に、それぞれの視点から四日市公害、また今後の取り組みを含めてお話をいただけるというところである。
質疑応答
質問:コミュニケーションシートについて、もう少し具体的に教えてほしい。
回答:コミュニケーションシートは、会場の入り口でお子さん向けに配りたいと思っている。展示と連動した形で中身をつくっており、展示を見ると書き込めるような内容のもの、帰宅後に家族の方と話しながら完成させていくという部分と2つある。展示を見ながら書くところについては、例えば原告が何人だったなど、展示を見ながらご記入いただけるかと思っている。あと、四日市公害の関係の年表があり、自分の周りの出来事を書き込めるスペースを設けている。例えば、お父さんが生まれた年とか、おばあちゃんが生まれた年というようなことを書き込んでいただくことで、自分だけの年表をつくっていただけるような形で、このときにはこんなことが起こったというのを対比して見られるような形で、より自分に身近なこととして四日市公害を捉えていただけるようなことを狙いとしてつくっている。
また、このシートをお持ち帰りいただいて家族とご記入いただくことで、世代間での語り継ぎのきっかけとしていただければということを狙いとしている。(四日市公害と環境未来館)
質問:この企画展については、子どもでも分かりやすいようにという企画だが、例えば市内の小学校を招くことは考えているのか。
回答:小学5年生が四日市公害と環境未来館の常設展に社会見学として来館する。そのときに、企画展も併せて何校かは見ていただくことができるかと思っている。
また、今年は9月以降に半年間ほど休館するが、通常中学3年生に来館いただいて勉強していただく期間を設けているができなくなるというところのフォローとして、中学校には四日市公害のあらましのパンフレットなどを送る際に、企画展についても案内することで夏休み期間中などの来館をお願いしようと考えている。
チラシは、6月の早い時期に各小中学校の全生徒にお配りさせていただくほか、関係機関にもお配りさせていただく予定をしている。(四日市公害と環境未来館)
市長:本市では、中3と小5の生徒が四日市公害と環境未来館に来てもらうという年次になっている。この期間に5年生はできる限り来館していただく。中学3年生はこの時期ではないが夏休みの期間があるので学校でチラシなどを配布して、50年ということもあって自由研究などで取り組まれる方も多いと思うので、多くの方に来館してもらえるよう準備はしていこうと思っている。
質問:7月24日の当日は何も行事はないということになるのか。
回答:当日に何かというのは今のところない。(四日市公害と環境未来館)
質問:市長ご自身がこの50年を迎えるにあたって、どのように捉えているかということをお聞きしたい。例えばこの教訓をどう未来につないでいくかということであったりとか、その重要性であったり、公害判決から50年がたちましたが、今の四日市の環境とつなぎ合わせてどう捉えているか教えほしい。
市長:過去、四日市公害という大きな歴史があった。市民の皆さん、企業、行政、三位一体でここまでつくり上げてきたという歴史がある。それを教訓としてしっかり我々が伝えていかなければいけないし、子どもたちとも共有していかなければいけない。本市の子どもたちは、先ほどお話ししたように中学3年生、小学5年生が毎年この環境学習ということで四日市公害と環境未来館に来館するというカリキュラムがある。それに加えて50年という節目の年に、さらに思いを持ってしっかりと市民、子どもたち、多くの方にこの状況を発信していきたいと思っている。
過去を振り返るだけではなく、我々が今直面している環境問題に対して、いかに真摯に向き合ってさまざまな環境問題に対して取り組みを進めていくかという、姿勢の表れでもある。もちろんカーボンニュートラルの課題など、非常に大きな課題も突きつけられている。環境を大事にしていかなければならないこの四日市として、未来に向けての決意表明でもあると考えているので、50年の節目で何が終わるわけでも何が新たに始まるわけでもないが、このつながれてきた歴史を一つの節目として市民の皆さんと共有し、新たな一歩を踏み出していけるようなものにしていきたいと思っている。
質問:今回の企画展の来館者の方に、何を考えてほしいとか、どんなことを感じてもらいたいとか、何か思いはあるか。
市長:長年、環境問題に取り組んできて、皆さん、環境に対しては意識が高い方が多いと思っているが50年という節目ということもあり、いま一度、四日市公害の歴史を振り返って我々がやってきたこと、環境改善に向けた取り組みを共有して、さらにこれから我々に何ができるかということをしっかりと考える契機にしたいと思っているので、ぜひとも多くの方が企画展に足を運んでいただければと思っている。
質問:これまでの企画展ではなかった取り組みは、段ボールの素材を使用、あとはコミュニケーションシートというこの2点が、これまでの企画展ではなかったということか。
回答:常設展で、一部パンフレットに書き込めるものをお渡ししているが、家族の方と考えていただくようなものについては初めての取り組みである。
あと段ボール素材を使った展示については、例えば洞爺湖サミットなどで使われたということもあるかと思うが、四日市市ではこういった展示は初めてである。(四日市公害と環境未来館)
市長:コミュニケーションシートの取り組みは初めてで、家族の方と共有できる資料を用いたツールというのは初めてである。
質問:家族での共有というのは大事なことなのか。
回答:今回の企画展の狙いの一つで世代間に語り継ぐというところも大きなテーマにしているので、家族の方と一緒に語り継いでいただくようなお話し合いをしていただくようなきっかけになればと思っている。(四日市公害と環境未来館)
質問:期間中、常設展と並行して展示という形になるのか。
回答:はい。常設展と企画展と見ていただくことができる。(四日市公害と環境未来館)
質問:段ボール素材を用いた展示ということだが、段ボール素材というのは具体的にはどんなところに使うのか。
回答:基本的に展示自体である。(四日市公害と環境未来館)
質問:さまざまな展示をするものをパネルというか、何て言ったらいいのか。
回答:プラスチックのパネルではなくて、段ボールそのものが展示物になっている。段ボールで何かをつくっているというイメージではないということである。(四日市公害と環境未来館)
質問:全体は6部構成でつくっているということでよいか。
回答:はい。(四日市公害と環境未来館)
質問:市民団体等との協働展示というところで、主立った団体はどんな団体があるのか。
回答:裁判に尽力された方、その後の環境改善に取り組んできた方をご紹介するというような展示内容になっている。基本的には10名の方のご紹介ということで思っていただければと思っている。(四日市公害と環境未来館)
質問:特段、幾つかの市民団体と一緒に企画を練り上げていったというようなことではないのか。
回答:はい。(四日市公害と環境未来館)
質問:この裁判に尽力された方、環境改善に取り組んできた方、合計10人ですが、主だった方を数人挙げていただきたい。
回答:原告、認定患者、そして語り部をしていただいていた野田之一さん、あと公害の記録をされて活動していただいた澤井余志郎さん。吉田克己元三重県立大学医学部教授、あと、宮本憲一元大阪市立大学の教授である。(四日市公害と環境未来館)
質問:写真には、メッセージなどを紹介ということだが、メッセージというのはどのような形で展示するのか。
回答:ご本人の活動されていたときの写真と、証言映像として撮影させていただいた際の写真とともに、その際に伺った内容の一部をメッセージとして、展示する。(四日市公害と環境未来館)
質問:設定が小学生の主人公ということだが、小学何年生まで設定はあるのか。
回答:小学5年生を主人公にしている。(四日市公害と環境未来館)
質問:コミュニケーションシートは、自分の家族の非常に身近な歴史と四日市公害の歴史、この年にこういうことがあったということを通じて公害を身近に感じてもらうことが目的でいいか。
回答:はい。(四日市公害と環境未来館)
質問:関連で、先ほど裁判に尽力された方とか環境改善に取り組んだ方10人、別の資料でお名前と肩書きをもらえるか。
回答:後で資料提供させていただく。(四日市公害と環境未来館)
質問:市民団体の中には、今独自で証言を集めている団体もあると聞いているが、そういったところの展示も併せて一緒にされるということを考えているか。
回答:今回の展示では、そういったことは考えていない。(四日市公害と環境未来館)
質問:当日の7月24日、特に行事を予定していないということだが、当日は市長から何かメッセージを出す予定はあるか。
市長:24日当日ではないが、7月23日の講演に私も出席して、ご挨拶はさせていただこうと思っている。
質問:当日は、今のところ市長メッセージを出す予定はされていないのか。
回答:前日に講演会で、市長からメッセージも含めて出させていただこうと考えている。(四日市公害と環境未来館)
質問:小学5年生の主人公は当時の5年生という認識でいいのか。
回答:はい。当時5年生の主人公が語りを始めるという形で、ストーリーが展開している。(四日市公害と環境未来館)
質問:それは、実在している方から聞き取りをしてということか。
回答:そうではなく、5年生の視点から書かせていただいて、特にモデルがいるというわけではない。展示自体が、小学校5年生がその当時の四日市の様子を語るというような形で、絵本型の展示でストーリーを展開させていくという内容になっている。5年生の男の子が語っている内容を展示の段ボールを使った本型パネルに、イラストとともに記載させていただいて本型パネルで見ていただく。そこから次の場面に移って、その子がだんだん成長して語っていくという形で、順番に展示を見ていただくという内容になっている。(四日市公害と環境未来館)
質問:四日市公害環境未来館で、資料を参照し物語をつくっているということか。
回答:そうである。(四日市公害と環境未来館)
質問:当時の小学5年生が成長していって、それで裁判であるとか環境改善の取り組みとか、当時5年生だったのがだんだん大人になっていって語っていくということなのか。
回答:そうである。具体的には、裁判のあたりまでその子は登場してくる形になって、その後は解説展示になっていくのでストーリー仕立てにはならず、裁判が起こるところまでになってくる。(四日市公害と環境未来館)
質問:展示の内容で確認させていただきたい。四日市公害と環境未来館の常設展というとボランティアの解説員の方がいるが、今回の特別展に関しても、解説員の方はいるのか。
回答:今回も、常設展と合わせて企画展でもご案内いただけるようにお願いをしているところである。(四日市公害と環境未来館)
質問:新たにどなたかにお願いするわけではなく、もともといらっしゃるボランティアの方に引き続きお願いするのか。
回答:解説員自体は同じ人々になる。(四日市公害と環境未来館)
質問:解説員はいつもいるのか。
回答:シフト制になっている。(四日市公害と環境未来館)
質問:展示期間中は、常に一人はいるのか。
回答:そうである。(四日市公害と環境未来館)
質問:ちなみに、解説員は何人いるのか。
回答:登録はたくさんあるが、人数的に厳しくて常設展と企画展と両方に同じように配置できない可能性はある。(四日市公害と環境未来館)
発表事項2.四日市市消防団大規模災害対応(特殊任務隊)の発隊について
市長:大規模災害に備え、四日市市の消防団の大規模災害対応班(特殊任務隊)の発隊である。
大規模地震や豪雨などの被害が発生した場合に備え、消防団の特性を生かしてバイク隊と水上バイク隊を組織することとなった。発隊日は、6月1日である。
まずバイク隊は、どういった状況を想定されるかというと、例えば南海トラフ地震などの大規模な地震が発生した場合に、早期に情報収集等を実施することを目的としている。建物が壊れて車両での移動が困難な場合にこのバイク隊が活躍するというところである。バイクを活用して情報収集、物資搬送および避難誘導を行おうというところである。隊員は8名。地区の分団またサルビア分団の中から選出し、任命式は6月5日、北消防署の北部分署で行う。
次、水上バイク隊である。豪雨によって、河川が氾濫するなどの大規模な水災害が発生した場合に、早期に救出活動などを実施することを目的としている。水上バイクを活用して、人命救助や住民避難を行うというところが期待されるところである。平成30年7月豪雨、倉敷市の真備町での災害状況が皆さんご記憶にあると思うが、この際も水上バイクが大きな成果をもたらせたと確認をしている。隊員は6名で、水上バイクのスペシャリストになる。カネニ総業株式会社の従業員の方6名で任命式は6月1日に伊勢湾マリーナで実施をする。
ちなみに、昨年10月現在バイク隊は、全国で62消防団、県内では鈴鹿市が隊として活動している。水上バイク隊は非常に珍しくて全国で2消防団あり、本市が3例目になる。
消防団も大規模災害時に重要な任務を担ってもらうことになる。通常の消防団としての業務に加えて、今回新たにバイク隊、水上バイク隊で、さらに幅を広げて本市の災害対応にあたってもらうということになるので、本市の防災力また災害対応力の向上につながるものと期待をしている。
質疑応答
質問:この2隊の訓練は合同で実施をされる予定はあるか。
回答:水上バイク隊は、今後、消防団に活動していただく中で四日市消防本部水難救助隊との合同訓練も実施をしてまいりたいと考えている。
またバイク隊につきましては、消防との合同訓練なども今後検討したいと考えている。(消防本部消防救急課)
質問:水上バイク隊は珍しいということなので、訓練風景も取材させてもらいたい。
バイク隊の意義としては、建物が壊れ、道路が通れないという場合に、小回りが利くということを利用して救助や物資の輸送などを担ってもらう、そういう認識でよいか。
回答:そのとおりである。渋滞等も大規模災害時には発生時にバイクは、迅速に移動ができる。また、四輪車で走行できないような通行不可能な場所も走破できるという機動性もある。その辺りの特性を生かしながら、消防団の方に活動していただくということを考えている。 (消防本部消防救急課)
質問:この隊員に関しては、地区分団とサルビア分団の中から選出ということになる。どういった資格、どういった適正、選び方はどのように考えているのか。
回答:バイク隊については、地区分団でご活躍いただいている団員の中から選抜をしている。ふだんから、バイクに乗られている団員を対象に、さらにできるだけいろんな分団からご希望された団員を対象に任命をさせていただいた。(消防本部消防救急課)
質問:地区分団は、今全部で何団あるのか。
回答:サルビア分団を含めると25分団になる。(消防本部消防救急課)
質問:水上バイク隊については、全国でまだ2消防団ということだが、県内では初めてになるということか。
回答:はい。(消防本部消防救急課)
質問:市長に、バイク隊と水上バイク隊を組織することに対して、どのような期待をしているか、お話していただきたい。
市長:さまざまな災害想定がある中で、これまでの消防団の人々の役割に加えて新たにバイクまた水上バイクを使って、それを補完するような業務を行っていただけるようになると認識をしている。本市の災害対応力の向上には必ず寄与するものと考えている。
バイク隊は地上で機動性を持って行動してもらい、水上バイク隊は水につかった場合などの救出困難な状況で活躍していただける、それぞれ大きな役割を担ってもらうことになるので、ぜひとも力を入れてバックアップしていきたいと思っている。
質問:これ、既に選抜は終わっているのか。
回答:選抜は終わっている。(消防本部消防救急課)
回答:今回出水期を前に消防団の機能強化が図られるということで、消防としても大変心強く感じているところである。任命式では、あわせてデモの模擬訓練を行わせていただくので、皆さんに来ていただきたい。(消防本部消防救急課)
発表事項3.タンクローリーを活用した火災予防広報の実施に係る感謝状の贈呈について
市長:感謝状の贈呈である。まずはタンクローリーを活用したラッピングを行ってもらうというところがスタートになる。
コスモ石油株式会社の四日市製油所からの地域貢献に関する協力依頼があった。伊井運輸株式会社が所有するタンクローリーに消防本部が提供したデザインを施していただけることになった。デザインは資料にも書いてある。その感謝状の贈呈を6月1日に、四日市消防本部で行うというものである。
コスモ石油様は、以前から地域貢献活動に熱心に取り組んでもらっていて、4年前の2018年にもコスモ石油の伊井運輸のタンクローリーに四日市市のPRラッピングローリーをしていただいた過去があり、それに次ぐ2回目というところである。
今回のラッピングは、消防本部の職員のデザインである。これは2年以上ラッピングしていただけるということで、走行ルートは、現在では近畿中部エリア、三重、愛知、岐阜、滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山を想定しており、四日市市内では主に国道23号および国道477号を走行するということが想定をされている。消防本部がメインとなるラッピングは珍しいと思うので、話題になるかと思っている。市のシティプロモーションも兼ねて、また防火意識の向上も図っていくという観点からも非常に面白い、ユニークな取り組みなので、ぜひ多くの方に発信していただければと思っている。
質疑応答
質問:ラッピングのデザインは、四日市らしさで言うとコンビナートの夜景がデザインされているとか、このキャラクターは何かあるのか。
回答:このキャラクターは四日市市消防本部のイメージキャラクターということで「ラブ」という名前のキャラクターで、四日市市をイメージするためにこのキャラクターを載せさせていただいている。(消防本部予防保安課)
質問:これは、ラブラドールでラブになるのか。
回答:そのとおりである。(消防本部予防保安課)
質問:ありがとうございます。
質問:コスモ石油と伊井運輸の関係性を教えてほしい。
回答:伊井運輸がコスモ石油の原油を運んでいる形になっている。(消防本部予防保安課)
質問:特に子会社とかそういうのではなくて、コスモ石油の製品の運搬に携わる伊井運輸ということか。
回答:そのとおりである。(消防本部予防保安課)
質問:このラブというのが、職員の方のデザインなのか。
市長:全体である。
質問:ラッピングの全体が職員のデザインなのか。
回答:はい。(消防本部予防保安課)
質問:そのラブというのは、もともとあったのか。
回答:ラブも職員の提案でつくられたキャラクターである。(消防本部予防保安課)
質問:同じ職員がつくったのか、それとも別の職員か。
回答:別の職員である。(消防本部予防保安課)
質問:このラブは、消防本部のイメージキャラクターと言っていいか。
回答:四日市市消防本部のイメージキャラクターである。(消防本部予防保安課)
質問:このイメージキャラクターというのも、もともと職員の考案でできたものだし、今回のラッピング全体のデザインというのも職員が考案したということか。
回答:そのとおりである。(消防本部予防保安課)
発表事項4.社会人経験者枠採用試験の実施について
市長:本年の採用の方針について、新たな方針が出たので報告をさせていただきたい。昨年12月に記者会見で新規採用の前倒しと、教養試験の廃止であるとか、さまざまな採用方法の変更を行うという方針を示したが、その第2弾ということになる。
本日のメインになるのが、社会人経験者枠の採用試験を行うというところである。これまで就職氷河期者を対象とした採用を行っていたが、この就職氷河期の部分を社会人経験者枠採用試験に変えていこうということである。事務職で社会人経験者枠として39歳から44歳を対象として、9月に試験を行うという方針である。就職氷河期の採用から、対象年齢は狭まるが、この狭めた理由というのは四日市市において新規採用を絞っていた、極端に言うと0人だった時期もあって、今年度末で39歳から44歳になる世代の職員が著しく少ないという、いびつな組織構造になっている。ここに焦点を当てて組織内の年齢、世代の均衡を図っていこうという目的もあり、こういった社会人経験者枠ということで取り組みを行わせていただくというところである。
また現在、通常の新規採用の募集を今行っているところである。5月13日から6月12日までの間、目下募集中というところであるが、新たに保育教育職の実技試験を見直すというものも新たに今回の募集要項には加わっている。実技試験が5種類あったものを3種類に減らす。例えばリズム表現であるとか、造形といった部分をなくして受験生の負担を軽減していこうという取り組みを新たに行っていく。また、非常に確保が難しい技術職の人々の受験年齢の上限を、以前は34歳以下だったが、39歳以下まで上げ現在の募集を行っているということである。市役所においても人材の確保が難しい状況になっており、さまざまな工夫を凝らしながら多くの優秀な人材が四日市市役所を選んでもらえるように、頑張っていきたいと思っている。
質疑応答
質問:社会人経験者枠は、それまでにも設置はあったのか。今回は39歳から44歳に狭めて氷河期世代を変わってするのか、今までの仕組みをおさらいさせてほしい。
回答:今回、新たに社会人経験者枠の採用試験を実施するというところである。令和2年、3年と2年間、氷河期世代を採用したというところがあるが、今年度については社会人経験者枠採用試験を実施したいと考えているところである。(人事課)
質問:令和2年度から氷河期世代枠採用というものが始まり、今回は社会人枠を新設することで期待されることとしては年齢層の偏り、均衡を図るということだが、氷河期世代枠はそういった世代で苦しんでおられた方、なかなか仕事が決まらなかった方も再度チャンスをつかんでもらうという意味合いもあったが、そういったところをどのように捉えているのか。
回答:採用の対象者としては少し小さくなるということではあるが、さまざまな社会人経験を持った方が四日市市役所を受けたい、またなりたかったという方に応募いただければと考えている。(人事課)
質問:市長としては、こういった社会人経験がある方の採用ということに、どういったことを期待されているか。
市長:さまざまな人材が求められる中、民間企業などで働かれていた経験というのは非常に四日市市役所においても大きな影響、パフォーマンスを発揮していただけるようなことではあると思っている。さまざまな知見を用いて新たな課題に向き合えて行くような人材を多く取り入れて、四日市市役所全体の組織力強化につなげていきたいと思っている。
その他
幹事社:3回目ワクチンの廃棄の問題だが、全国的に廃棄がかなり多いということは一連の報道で分かり、四日市市でも1万1,445回分廃棄することにならざるを得ないということだが、それの受け止めと、今回このように至った要因についてどのように考えているのか。
市長:単純に接種が思うように進まなかったというのが大きな結論だが、ファイザーを望まれる方が多かった。まだ全体では50%程度の接種率にとどまっている。1回目、2回目に比べるとかなりスピードは鈍化している。四日市市は個別接種でも集団接種でも一定期間中モデルナしか打てない期間を設けており、モデルナの接種を促進すると取り組みも行ったが余ってしまったというのは非常に残念である。
幹事者:余るということも予見できたということで、ほかの自治体に譲るとかそういうこともやっていたということか。
市長:自治体間で調整は図っていたが、どの自治体も受け入れる余裕はなかったと聞いている。数は分からないが、他の自治体でも廃棄という状況ができていると思っている。
幹事者:今後4回目も始まると思うが、同様のケースで考えられるが、それについてはどう考えているのか。
市長:4回目のワクチンの供給のバランスを確認した上でいろいろ考えていきたいと思っている。3回目はモデルナが半分以上占めていたので、そういう傾向があったかと思っている。4回目のワクチンの供給状況を整理していきたいと思っている。
質問:来月、参院選が予定される見込みだが市長の対応について確認させていただきたい。
市長:特定の候補者を偏って応援させてもらうことはない。今後の各陣営の応援要請等踏まえてどういった対応をしていくのかというのはバランスを取りながら検討していきたいと思っている。
質問:バランスを取りながら、というのは片方に行ったら片方も行くというようなことか。
市長:片方だけ、特別応援するようなことはないということ。
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