令和4年4月 年度始め市長訓示
問い合わせ番号:16492-2994-7306 更新日:2022年 4月 1日
皆さん、こんにちは。
今日から新しい年度、令和4年度がスタートしました。また1年間よろしくお願いします。まず、新年度挨拶の前に、この2年間は新型コロナウイルス感染症の関係で、本当に多くの職員に助けられ、ここまでやってくることができました。保健所や新型コロナウイルス感染症対策室、市立病院、消防本部、そして、学校、保育園、幼稚園、こども園等の現場で本当に多くの職員が最前線で業務に当たっていただいたことに深くお礼を申し上げたいと思います。
さらに、担当職員だけではなく、保健所や新型コロナウイルス感染症対策室、ワクチン接種等、全部局が一丸となって人員を動員していただき、今に至るということを本当に嬉しく思っております。
ただ、現在もコロナの第6波の最中で、陽性者数も下げ止まり感があり、まだまだ気を抜くことはできないという状況にあります。第6波が長期化しているということもあり、各部署から動員していただいている職員の方々もかなり疲弊してきているということを聞いております。
また、行政の職務として、この波をしっかりと乗り切っていかなければなりません。今年の6月ぐらいから、保健所の体制も派遣職員導入等を含めて体制強化を図っていきたいと思いますが、当面は今の体制、各部署の応援体制で乗り越えなければなりません。新年度で様々な業務や引き継ぎ等があって大変な状況だと思いますが、各原課の職務に加えて、このコロナの対応というのは四日市市役所としても最重要事項と捉えておりますので、しっかりと対応していただきたいと思います。
この2年間、行政職の責任の大きさ、重さというのを、改めて痛感しているところであります。我々に課せられた責任は非常に大きいものがあります。今一度そういった気持ちを持って、新たに令和4年度に皆さんとともに歩んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
さて、コロナの対応はしっかりとやっていくわけですが、それに合わせて、社会活動、経済活動も取り戻していかなければならないという状況になってきております。コロナに対する見方もだんだん変わってきており、今日は非常に多くの方がここに集まっていただいております。過去2年間ではないようなそういった状況です。
我々行政がしっかりと民間の方々の中心となって、こういった活動を盛り上げていかなければならない、そういった状況であると認識をしております。そういった意味では、しっかりとした今後の街作りをしていくのも我々は行政の仕事であります。
令和2年度に策定させた総合計画、それに基づく推進計画をしっかりと進めてほしいと思っております。0から1を生み出す力、1から未来を四日市は新たなスタートを切るという意味を込めて、皆さんとともにこの総合計画を推進に邁進していきたいと思っております。
また、今年は4月4日、後3日後に、444の日があります。四日市の日でありますが、今年は四日市の年なんだというあらゆる要素を、ポジティブに捉えながら、コロナに打ち勝っていく、そういった年にしたいと思います。そういった意味でも、今年度、令和4年度の当初予算は過去最大の規模の当初予算となっております。
私も記者会見のときに、コロナに打ち勝つ元気回復予算という発表をさせていただきました。まさにコロナに打ち勝っていく。コロナ対応に合わせて、様々な取り組みをしっかりと進めていくことが必要であると思います。年初の挨拶でもお話ししましたが、やはり市民の皆さんに勇気や希望を与えられる市役所でありたいと思っております。
良い情報をどんどん発信していく。そして、市民の皆様に様々な希望やワクワク感を持ってもらう。そういった行政でありたいと思います。そういった意味で、地域経済を回復させていくために、今年度は5月からではありますが、よんデジ券、40%のプレミアム付きのデジタル商品券も取り組みを行っていきます。総額70億という全国でも最大級のデジタル商品券の取り組みであります。これも四日市の力であると思います。経済力は財政力含めて、こういった今まで蓄えてきた力をしっかりと市民の皆様に還元して気運を醸成していきたいということと、中心市街地の再開発プロジェクトも今年度からまたしっかりと進めていける、そういった状況にあります。そういったプロジェクトを遂行していくことによって、我々のもとに四日市の未来を描けるような、そういう年にしていきたいと思います。
これは例えばですが、それぞれの部署でそれぞれ新しい取り組み、先進的な取り組み、そして市民の皆様のサービスを向上させていく取り組み、この四日市の総合力に繋がっていくと思いますので、ぜひとも皆様のお力添えをお願いしたいと思っております。一方で、このコロナ対応を含めて、かなり職員の皆さんも大変な状況にあると思っております。
長時間の勤務を余儀なくされる状況にあり、相反することかもしれませんが、まずはコロナ対応をしっかりやっていかなければならない一方で、やはり四日市市役所は職員の皆さんが働きやすい職場でなければいけないと認識しております。今年度から新たに働き方改革推進室を設けております。これまでも、ワークライフバランスの充実であるとか、様々な観点から取り組みを進めてきましたが、新たな組織を設けて働き方改革に取り組んでいきます。これは皆さんに無理に長時間労働を削減しようというわけではなく、抜本的に働き方を見直しつつ、業務フロー、業務改善を行いながら、皆さんの業務を負担軽減していく観点であります。そういった意味では、働き方改革推進室から様々なアクションがあるかと思いますが、その瞬間、瞬間は非常に負荷がかかるかもしれませんが、将来的にはやはりその業務自体をしっかりと見直していくとともにデジタルを導入していく。そして、我々の仕事がしやすくなる。こういった中長期的な目線で四日市市役所を本気で変えていくという目線で取り組みを進めていきたいと考えておりますので、働き方改革推進室からまた協力要請がありましたら、真摯に対応していただければと思っております。
そして、ワークライフバランスの充実もそうですが、今日から新しい休暇制度がスタートします。不妊治療のための特別休暇であります。こういった様々な休暇制度も本市は導入していって様々な職員がプライベートも充実していく組織でありたいと思います。
やっぱり四日市市役所で働いてよかったと3,000人の職員がそう思ってもらえるような職場環境をこれからも目指していきたいと思います。ただ、ここ数ヶ月はまだコロナとの闘いがありますので、非常に厳しい状況かもしれませんが、短期的な対応と中長期的な視点での取り組み、これを整理していきながら、しっかりと働きやすい、四日市市役所を目指していきたいと考えておりますので、ぜひとも管理職の皆さんには協力していただければと思います。
東海エリアの西の中枢都市として四日市市は大きなポテンシャルがあると思っております。どんどん存在感を示していくためにも、コロナ対策を徹底し、そして独自の取り組みをどんどん発信していきながら、キラリと輝く街でありたいと思いますので、令和4年度1年間一生懸命、共に頑張っていきましょう。
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