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こにゅうどうくん

令和03年12月24日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16475-0185-5532 更新日:2021年 12月 24日

市長定例記者会見

日時

令和3年12月24日(金曜日) 午前11時00分~

場所

総合会館8階 視聴覚室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、(Youよっかいち)
 

市側

市長、森シティプロモーション部長、渡辺総務部長、柴田人事課長、横山政策推進部参事、矢澤新型コロナウイルス感染症対策室長、秦広報マーケティング課長
 

発表事項1.令和4年度実施職員採用試験について

市長:最初の項目は、令和4年度の実施職員採用試験について、これまで実施してきた職員採用試験を大幅に変更することである。まず、実施の時期について、例年9月に実施していた職員採用試験を、来年度から6月に前倒しし、また、採用試験の内容について、一部変更する。
 これには、多くの皆さんに四日市市役所の試験を受けてもらい、多くの仲間を集めたいという背景がある。近年、公務員に対する志望者が減少傾向にあると多くの報道機関で報じられているが、本市も同様の状況にある。10年前と今年度の応募状況についてであるが、事務職では、平成23年度には361人が四日市市の採用試験を受けていたが、今年度は250人と110人以上減少している。採用者数が違うので、倍率は8倍程度と維持されているが、絶対数が減少している。また、技術職では減少傾向が顕著に表れていて、採用が非常に厳しくなっている状況である。多くの技術職の職種で、応募人数が2桁から1桁になり、土木職では60人から17人になっている。また、保育士も不足していて、79人から44人になっている。この採用が厳しい状況を打開していきたいという趣旨がある。
 このような状況の中で、まず、これまで実施していた事務職、技術職、保育教育職の9月の採用試験を3カ月前倒しし6月に実施するというところである。なお、高校生の就職協定により、実施のタイミングの決まりがあるため、現状の9月実施試験は維持し、高校生以外の事務職、技術職、そして保育教育職について6月に前倒しする。
 今年度から、津市が県内で初めて前倒しで実施したが、応募が増加したということで前倒しの効果はあると認識している。今回6月に前倒し実施して応募者数が300人以上増えているので非常に効果があると思う。四日市市役所と重複して試験を受ける三重県や近隣の愛知県、名古屋市、岡崎市、豊橋市なども4月から6月に実施している状況なので、同格市もしくは県の採用が春に集中する中、試験が終わった人が四日市市役所を受けるという状況になっている。そこで四日市市としても同格市と採用時期を合わせ、優秀な人材を確保していきたいと考えている。県下では9月に実施している市町が多い中、津市と同様に6月に実施していく。併せて、受験科目も変更していく。集団討論の廃止や事務職の録画面接の導入といった個人に焦点を当て、人物重視の内容に今年度から変更しているが、来年度の試験からは、さらに記述式の教養試験を廃止する。具体的には、四日市市の試験には四日市市独自の試験があるのだが、県下で一般的な公務員試験と市独自の記述試験を課しているのは四日市市だけである。この独自試験は、四日市市に関する知識を問うことで、本市に対する思いを確認するという試験であるが、他市も希望している人で、本市独自の対策を立てる必要があることが本市の試験を受けづらい状況にあったというのが事実である。そこで、本市独自の記述試験を廃止し、他の県や市と同じように、一般的な公務員試験のみにするものである。採用が厳しい状況であるが、様々な工夫を凝らし優秀な人に四日市市を選んでもらえるような取り組みを進めていきたいと思っている。
 

質疑応答

質問:津市の前倒し実施は昨年度からか。
市長:今年度からで、9月から6月に変更して実施している。
質問:四日市が次年度実施しようとしていることと同じことをしたということか。
市長:そうである。
質問:津が300人増えたと言ったが、何人から何人に増えたのか。
市長:事務職は、令和2年度が414人で今年度は746人になっている。技術職の土木は3人から20人、保育士は34人から73人と増加している。津市は、保健師を令和2年度に採用していないので比較できない。
質問:300人ほど増加したというのは、事務職についてでいいか。
市長:はい。
質問:四日市独自の記述式を来年度から廃止するということだが、例えばどのような問題だったのか。
回答:四日市市ゆかりの問題として、例えば、あすなろう鉄道関連の問題や、市の花は何かなどの問題を出題していた。あと、国語、数学、理科、英語といった一般的な学校の科目も出題していた。(人事課)
質問:後段の部分は、一般的な公務員試験の範疇に入る問題ということでよいか。
回答:一般的な公務員試験というと、時事問題というところが多いが、本市の問題は、どちらかというと学校の勉強で習う知識というところを重視している。(人事課)
市長:一般教養部分も併せて、本市独自の試験を行っていたところである。
質問:あすなろう鉄道というと、質問としてはどのようなものか。
回答:四日市市内を走る公設民営方式の鉄道の名前は何かというような問題である。
質問:市の花は何か。
回答:サルビアである。このような出題を、何問か出題していた。(人事課)
質問:他市の試験も受けたい人にとっては、負担になるということか。集団討論の廃止は、今年度からか。
回答:今年度、廃止した。(人事課)
質問:どのような狙いで廃止したのか。
回答:まず1点は、集団討論の場合、最大8人が長時間討論することになるが、コロナ禍という状況の中で密を避けるためである。また、もう1点は、集団の中での役割として協調性や貢献度を見ることが試験のテーマであったが、発言回数や発言内容が偏るところがあり、個々の人物を評価することが困難であると判断したためである。(人事課)
質問:録画面接の実施は今年度からか、来年度からか。
回答:今年度の試験から先行実施した。この録画面接は、事前に受験生に対して3問の質問項目を提示して、1問当たり90秒で録画した回答を送ってもらいその映像を面接官が採点するという試験である。(人事課)
質問:津市や三重県、愛知県などは既に前倒しで実施していて、来年度から四日市市も行うことになるが、受験生に対してのPRや広報の方法はどうするのか。
回答:まず、本日の記者会見で、試験時期を前倒しして実施することを発信する。また、大学の説明会や民間の就職セミナーなどに参加し四日市市の優位性などの魅力を学生や就職を考えている皆さんに発信していきたいと考えている。(人事課)
質問:市長から、四日市市で働くことの魅力を教えてもらいたい。
市長:四日市市は、三重県最大の都市であるので多様な職種があり、様々な業務に従事できるということと、31万人という最大規模の市民の皆様の安全・安心を担う大きな務めがある現場であるということである。また、名古屋圏の西の中枢都市として大きく成長していく可能性を秘めた市なので、まだまだ成長していくまちづくりに取り組むことができることである。非常にやりがいのある街だと思うので、四日市市に勤めてもらい、共に存在感ある活気ある街をつくっていきたいと思っているので、ぜひ応募してもらいたいと思う。
 

発表事項2.新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について

市長:2つ目として、3回目のワクチン接種の予定を発表する。既に医療従事者の接種は12月8日から始まっているが、一般の人の接種を始めていく。接種日の詳細は後日発表するが、1月17日から接種券を発送し、1月19日から集団接種の予約を受け付けて、集団接種を1月末から始めていく流れになっている。国から様々な方針が伝わり、詳細が固まってきているので、1つずつ説明していく。
 まず、3回目接種について交互接種が可能となっている。交互接種の例として、ファイザー・ファイザー・モデルナ、モデルナ・モデルナ・ファイザーがあげられる。また、30代以下の男性について、1回目にモデルナを接種した人についてファイザー社製が推奨されたことから、モデルナ・ファイザーと接種し、3回目はファイザー、モデルナいずれでも可能になるので、こういった接種パターンが考えられる。
 また、12月8日から医療従事者に対する接種が始まっていて、医療従事者は12月、1月で接種を終えたいと考えている。その後、一般の人の接種となるが、2回接種した人で18歳以上が対象となる。国は、前倒し接種を言っているが、様々な条件がつけられている。基本的に、現在国が発表している接種間隔は、2回目接種完了から原則8か月以上の間隔が必要ということである。その中で、医療従事者や重症化リスクの高い高齢者施設の入所者については、接種間隔を6か月以上ということとし、来年の2月以降は高齢者について、7か月以上という間隔で、前倒し接種という方針を発表している。これに沿って本市も対応していくわけであるが、詳細が決まったのが先週末頃なので、現場として現在対応している状況である。
 それを踏まえて、当面の予定であるが、2回目接種完了日が、令和3年5月31日、6月20日、7月15日の人の接種券の発送と接種時期について説明する。5月31日は医療従事者になり、6月20日と7月15日が一般の人になる。医療従事者については12月22日に接種券を発送していて1月に集団接種を行うが、基本的に各診療所で接種されるので、集団接種は少ないと思う。7,368人に接種券を発送している。次に、一般の人に接種完了日ごとに区分けしながら発送していく。6月20日までに2回目の接種を完了した人には、1月17日から接種券を発送していき、3回目接種時期は2月になる。 9,790人が対象になる。7月15日までに2回目の接種を完了した人には、2月14日から接種券を発送していき、3月を接種時期としている。3万7,346人が対象になる。
 このスケジュールは接種後8か月経過の計算になっている。高齢者については7か月以上という政府からの方針も出ているので、難しいところはあるが、対応できるように7月15日までの2回目接種完了の人について前倒しできるかどうかというところを調整しているところである。
 1月17日から発送する人は、1月19日から予約開始となる。接種時期は2月としているが、具体的な日程は年明けに決めるとして、一部1月下旬での集団接種を調整している。
 使用ワクチンは、主に武田/モデルナ社製を使用する。交互接種を政府は認めているが、交互接種を認めざるを得ない状況でもある。3回目のワクチンとして配分されるワクチンはファイザーが5.5、モデルナ4.5であり、それぞれ半々のワクチンが各自治体に供給される。1・2回目ではファイザーを接種している人が多いので、ファイザーを接種した人が、モデルナを接種せざるを得ない状況が多くなると思う。集団接種でモデルナ社製を使用する理由としては、モデルナは1バイアル15人分以上採取することができるので、個別診療所では接種者を集められないことがあるので、集団接種に向いているところである。今後ファイザー社製ワクチンが大量に入荷される可能性もあるので、そういう状況では集団接種にもファイザー社製ワクチンを使っていければと思っている。
 1月19日からの予約受付について、前回は高齢者ということで、電話枠を多く設けたが、web枠の予約が早く埋まり電話枠が混乱するという状況もあったので、今回はweb枠を中心に設けていきたいと思う。
 また、市役所の総合会館1階にweb予約サポート窓口をする。ほかに現在、市内7か所のソフトバンクショップでも、携帯メーカーを問わず誰にでもサポートをしてもらえるという話になっているので、こちらでも相談してもらえるものと認識している。
 それと、2回目を接種した時期や、何人に接種券を発送したかを把握しているので、どの時期に3回目を接種する人が何人ぐらいいるということを逆算できる。1・2回目の予約は混乱したが、今回は、枠自体を確保しているので、慌てずに予約をしてもらいたいと思っている。大量に発送する状況になってきているので、混乱を避けるためにも慌てず慎重に予約をしてもらいたい。また、個別接種も実施する。個別接種は、現在協力してもらえる医療機関を照会しているところなので、詳細が決まり次第発表したいと思う。個別医療機関は、ファイザーを使用し、予約を1月下旬から、接種を2月上旬からという方針である。
 一方、1・2回目の接種について、最後の集団接種の予約は半分程度という状況で、診療所でも少数の予約と聞いていて、終盤に入っていて収束していくと思う。そのような中で、新しく12歳になる人もいるので、1・2回目の接種については、みたき総合病院、山中胃腸科病院の2病院で今後進めていくことになる。
 そして最後に、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の件である。国が、マイナンバーカードがあればスマートフォンでワクチンパスポートが登録できると発表し話題になっている。しかし、スマートフォン、マイナンバーカードがない人もいるので、紙での証明書も発行する必要がある。これまでは、海外渡航のために海外用のワクチンパスポート、ワクチン接種証明書であったが、今後は、国内でもワクチンパスポートが使われていくということで、国内用の証明書もこれからも発行していくところである。
 申請窓口としては、12月28日までは市民税課窓口、1月4日以降は総合会館1階で対応していきたいと思っている。
  

補足説明

新型コロナウイルス感染症対策室:集団接種の会場であるが、中央分署、じばさん三重、イオンタウン四日市泊、ヘルスプラザ、中央第2体育館と、中部から南部になっている。北部や北西部において、集団接種とまではいかないが、まとめて接種してもらえるような体制を整えられるよう調整を進めている。確定したら報告をしたいと思う。

 

質疑応答

質問:1・2回目の接種時の四日市市の集団接種で、一番早い人は1回目、2回目は、いつ接種しているのか。
回答:集団接種では、1回目の接種を5月27日に始めていて、その2回目の接種は、3週間後の6月17日になるので、一番早い人の2回目接種完了日は6月17日になる。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:2回目接種完了日が6月20日までというのは、一番早い人たちで6月20日までに接種を完了した人に対して、接種券を1月17日から発送するという意味か。
市長:そうである。
質問:発送する基準の2回目接種完了日をまず6月20日で区切り、次に7月15日で区切っている理由がよく分からないが、なにか理由があるのか。
回答:通常、15日を節目にしているが、最初の集団接種の人の2回目接種完了日が15日以降であったので、最初に接種した人を前倒しできるようにということで、6月20日ということになっている。基本は、15日を基準に考えている。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:区切りとして、15日ということだが、1、2回目を接種した人は年齢で区切っていたと思うので、接種券を発送する9,790人と3万7,346人は、皆さん65歳以上になるのか。
市長:75歳から発送していたので、75歳以上になると思う。予約の空き状況でその歳以下の人もいる可能性はあるが、基本的に75歳以上、今後65歳以上になっていくと思う。
質問:6月20日までに2回目接種が完了した人で、最初に3回目の接種券を発送される人は大体75歳以上の人でいいか。
市長:そうなると思う。
質問:3番目に発送する2月14日からの人はどうか。
回答:正確な年齢は定かではないが、まだ75歳以上の人が中心になると思っている。(新型コロナウイルス感染症対策室)
市長:65歳以上の人が約8万人いて、そのうち75歳以上が4万人ぐらいである。
質問:2回目の発送は75歳以上が中心になり、2月14日以降は、それより少し下の人にも発送することでいいか。
市長:65歳以上の方が8万人ぐらいいて、そのうち75歳以上の方が4万人ぐらいだったと思う。今回、まず一般の人に発送するのが約1万人、次は約3万7,000人なので、一部65歳以上の人が入ってくると思う。
質問:1月17日から発送される人の3回目接種時期は2月とあるが、方針によっては一部1月下旬に始めるという方向性があるのか。
市長:始める方向で調整している。
質問:今回、3回目接種を前倒しすることによって、どのような効果を期待したいか。
市長:オミクロン株が脅威になってきているので、オミクロン株にどこまで対応できるのかというところであるが、ワクチン接種に効果があると認識している。多くの人が3回目接種をしたいという声も届いているので、蔓延防止、感染拡大防止と市民の安心につながるような3回目接種にしていきたいと思う。
 

その他

市長:今年の一文字というところで四日市市として、「感」という字を選ばせてもらった。
 なぜ、「感」かというと、この1年間は新型コロナウイルス感染症にかなり注力した年であったことである。ワクチン接種事業や第5波襲来ということで、市役所としても厳しい状況であったが、医療従事者や現場の職員が対応した。また、市民の皆さんには感染防止対策を徹底してもらったことに感謝を言いたいと思う。
 それと、今年はオリンピックが開催され、本市ゆかりの選手が7人参加して、感動を市民に届けてもらったと認識している。なかでも、向田真優選手はレスリング53キロ級で金メダルを獲得した。四日市で初めてのメダル、そして金メダルということで、本当にうれしいニュースであった。選手の皆様に感謝したいと思う。
 このようなこともあり、この1年は「感」という字で締めくくりたいと思っている。
質問:感謝の「感」、感動の「感」、感染症対策に奔走した「感」ということと思うが、来年に関しては、こういう1年になってほしいとか、こういうことに注力したいなど抱負はあるか。
市長:新型コロナウイルス感染症をできる限り収束させて、明るい未来が見えてくる1年にしたいと思っている。市内において、現在、新規陽性者の発生数ゼロが続いている。オミクロン株が、年末年始でどのような状況になるか心配はあるが、乗り越えていきたいと思っている。また、厳しい状況になっても第5波の教訓を生かして保健所体制も強化しているので、乗り切っていける1年にしていきたいと思う。この状況を乗り切れば、明るい未来が見えてくると思っている。
 これからの四日市は明るい話題が満載で、中心市街地の再開発プロジェクトを含めて、大きく変わっていく一歩が来年スタートする。特に、事業化が決まった中心市街地の工事については来年の前半から工事に入る。このような目に見える形でプロジェクトが動いていくのは、市民の皆さんにとっても大きな希望につながるのではないかなと思っている。
 また、様々な活動についてもできる限り再開していきたいと思っている。また、来年は令和4年なので、令和4年4月4日があり、四日市の日ということである。エキサイトバザールが始まったのが平成4年4月4日で、30年ぶりに4・4・4を迎えるので、何か楽しいことができたらと思っている。前提として感染が収まっていることがあるが、感染対策にもしっかり取り組みながら楽しく、笑顔あふれる1年にしていくように行政も頑張っていきたいと思う。
 一年間、ありがとうございました。

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