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こにゅうどうくん

令和03年09月22日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16351-4632-3807 更新日:2021年 9月 22日

市長定例記者会見

日時

令和3年9月22日(金曜日) 午前11時00分~

場所

総合会館8階 視聴覚室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、CTY、時事通信、中日新聞、中部経済新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
 

市側

市長、森シティプロモーション部長、伊藤危機管理監参事・危機管理室長、上田こども未来課長
横山政策推進部参事、矢澤新型コロナウイルス感染症対策室長、秦広報マーケティング課長
 

発表事項1.市原市との災害時相互応援に関する協定の締結について

市長:一項目めは、本日、災害が発生し自力による対応が困難な場合に備えるため、千葉県市原市と災害時相互応援に関する協定を締結することである。本市はこれまで7つの自治体と相互応援協定を締結している。今回8つ目の協定締結自治体となり関東地域では初めてとなる。
 市原市は、人口が約27万人であること、港湾都市であること、石油化学コンビナートを有していることなど本市とよく似ている。また、全国のコンビナート基地を抱える自治体で構成される「石油基地自治体協議会」においても連携を取っている。
 今年の7月に市原市の小出市長から協定締結の話をもらい、本日の協定締結に至ったところである。今後は、物資、資材、車両の提供に加え職員の応援、平時の地域防災や石油化学コンビナートの防災体制の連携等を実施していきたいと考えている。東日本大震災の際の市原市のコンビナート火災時には、本市から緊急消防援助隊として、コンビナート対応部隊が出動したという経緯もある。大規模災害時においても同時に被災しない地域と締結するのが望ましいことから関東地域の都市と協定を結べることをうれしく思っている。
  

質疑応答

質問:市原市との災害時相互応援に関する協定に関して、物資、資材、車両の提供において、四日市市にあり市原市にないものや、逆に市原市にあり四日市市にないもので、提供しあうことで期待されるものはあるか。
回答:コンビナートを有している都市であり、特殊車両は本市と同等のものを持っているため、有事における相互応援を期待している。(危機管理室)
  

発表事項2.病児保育のネット予約受付システムの導入について

市長:本市は「子育てするなら四日市」を掲げ様々な子育て施策を展開しているなかで、病児保育の充実も掲げている。今年度当初、日永地区に「シェルーム」という病児保育室がオープンして、市内で4か所の病児保育施設が展開しているところであり、県内で最多の数となる。病児保育に関し、もっと運用面において利便性を向上するため、今回新しいサービスとして病児保育室のネット予約受付システムを10月1日からスタートするところである。
 これは三重県で初めての取り組みであり、市内の「カンガルーム」「チェリーケア」「ひばりルーム」「シェルーム」の4つの病児保育室を一元的に管理して、24時間ネットで予約を受け付けることができるシステムで、かなり利便性が向上すると期待している。
 今まで病児保育を利用したい人は、直接病児保育室に電話をしていた。開室時は、その電話で利用できるかどうかなどの確認ができるが、病児保育室が開いてないときは留守番電話に入れて、翌開室時に返答がくるという状況となっており、タイムリーに施設の空き状況を把握することができなかった。今後ネットで予約できるように、全国で4つの自治体で使用している「あずかるこちゃん」というシステムを導入する。利用方法は、「あずかるこちゃん」にアクセスし、アカウントを作成する。その後、利用したい施設を施設検索画面から選び、施設の状況を確認する。利用したい病児保育室をクリックすると、予約画面が表示されるのでそこで予約申し込みをするという対応になる。この予約受付システムを活用してもらうことで、利用者の負担軽減に繋がると考えている。
 

質疑応答

質問:4施設の開室は何曜日の何時から何時か。
市長:病児保育室それぞれ開室日時が違うので、パンフレット等で確認してもらいたい。
質問:2日連続で休む施設はないのか。
回答:土曜日と日曜日の連続で休む施設もある。(こども未来課)
質問:土日と2日連続休む施設では、これまでは最長で返答が2日後になるということか。例えば、土曜日に留守電を入れると日曜日には返答がなく2日後の月曜日に返答が来るということか。
回答:そうである。返事は開室日の朝なので、月曜日の朝になり、それまで、利用できるかどうかわからなかったが、今後は、システムで空いているか予約できるかの確認をしてもらえるようになる。(こども未来課)
質問:「あずかるこちゃん」は、どこが開発したのか。
回答:東京のコネクテッドインダストリーズ株式会社が開発したシステムで、パソコンやスマホなどで使えるWEBサービスになる。(こども未来課)
質問:利用対象年齢は何歳か。
回答:小学校6年生までの児童が利用でき、幼稚園、保育園、こども園や小学校に通っている人で、保護者が仕事等で休めないときに利用できる。(こども未来課)
質問:年間の利用者数などのデータはあるか。
回答:現在コロナ禍の影響で利用人数が減っているが、2年前までは約1,500人前後で推移していた。昨年度は434人で、今年度8月末までで592人である。(こども未来課)
質問:1施設は今年オープンしたので、実績は3施設の合計か。
回答:昨年度までの数字は3か所の人数で、今年度は、4月にひながの「シェルーム」が開室したので、4か所の8月までで592人になる。(こども未来課)
質問:急な病気にも対応するということだが、予約は直前でも受け付けているのか。
回答:当日でも予約できる。(こども未来課)
質問:WEB上で予約まで完全にできるということか。予約の確認だけできるような話をしていたが、業務時間外でも予約を完了できるのか。
回答:空き状況を確認して予約することができる。ただ、利用できるかどうかは、職員が朝出てきて返事をするという流れになる。(こども未来課)
 

    

発表事項3.新型コロナワクチン接種事業について

市長:今後のワクチン接種の状況について説明する。前回発表したモデルナ社分の2,400人に関して供給のめどがたったので詳細を発表する。各自治体の人口80%の目安で国から供給されるワクチンによる集団接種はこれが最後となる。10月1日から、一般の人への集団接種の予約を開始する状況である。また、この集団接種には先行予約枠を設けている。本市では、12歳から15歳の人の接種については、個別接種をお願いしているが、個別接種を受けられる医療機関も限られているので、12歳から15歳の人の接種機会が十分でないと判断した。そこで、今回2,400人分の集団接種について、12歳から15歳の人に対して先行予約を行い、通常予約の10月1日に先んじて9月29日の12時半から予約を受け付ける。集団接種のシステム上、12歳から15歳の人のWEB予約はできないので、12歳から15歳の人の先行予約に関しては、コールセンターのみの受付となるので注意してもらいたい。接種日は、10月15日からになり、10月1日時点で予約の空いている枠について、通常の予約受付を行っていくところである。
 12歳から15歳の人の先行予約について、1回目が10月14日の接種枠には予約できないので注意してもらいたい。また、12歳から15歳の人が接種を受ける場合、保護者の同伴が必要となるが、保護者1名も先行予約にて予約をしてもらえる。この点は、教育委員会を通じてしっかりと発信していきたいと考えている。会場は、イオンタウン四日市泊店になるが、10月15日金曜日の接種については、最後の接種開始が午後7時からとなり夜間対応もしているところである。
 続いて2項目めであるが、ワクチンの2回目の接種ができていない人への対応を行うことである。1回目を他の自治体で接種して2回目を接種する前に四日市市に引っ越しして2回目の接種機会がない場合や、2回目接種時に体調が悪いなどの事情で2回目が受けられない場合がある。こういった2回目の接種ができていない人に対して、集団接種会場におけるキャンセル枠などを活用して接種を実施していきたいと考えている。コールセンターで受付を行い、申込み開始は、23日午前8時半からになる。
 そして3項目めであるが、今後の接種の方向性についてである。第15クールのワクチン供給による集団接種が最後になると話したように、今後は、個別接種が中心になっていくと思う。個別接種は、これまで140ほどの医療機関に協力してもらっていたが、ワクチンの数も限られてくるので接種医療機関を限定して実施していきたいと考えている。16歳以上の人が接種できる機関として中規模な病院の6医療機関、12歳から15歳の人を中心に接種できる機関として23医療機関、妊婦の人が接種できる機関として4医療機関にして接種率を高めていきたいと考えている。医療機関の空き状況については既に本市のホームページにて公開していて、この医療機関は、誰でも接種可能である。
 ワクチン接種の提供状況を整理すると、三重県が9月17日に四日市市の総合体育館4,000人分、津のツッキードーム4,200人分の三重県主体での集団接種の予約を開始した。17日の9時頃から予約を開始して四日市市の総合体育館分については16時頃に予約枠全てがなくなった。一方、同時に予約を開始したツッキードームについては約4割の1,700人程度の空きが残っている。四日市では半日で全てがなくなり、津では4日経っても半分弱が残っている状況であるので、三重県内のワクチンに対する需要が偏っていて、三重県の北勢地域には接種を望む人がまだ多くいることが分かってきた。9月19日にファイザー社ワクチン8,200人分の集団接種の新規予約の受付を開始したが、50分ほどで予約枠がすべてなくなったことから、四日市市民で接種を望んでいる人が多く足りていないということが明らかになった。今回のモデルナ社2,400人分が集団接種の最後となると、接種を希望している人にワクチンを供給することが困難ということから県と折衝を行い、第15クール以降もワクチンを供給してもらえる流れになっている。めどがつき次第、市主催で集団接種会場を新たに設けていける方向に進んでいると理解している。また、今後三重県も集団接種会場を設けていくということも聞いているので、個別接種と合わせて、市主催、県主催の集団接種を用いて、接種希望者に対して接種を速やかに終えていきたいと考えている。
    

補足説明

新型コロナウイルス感染症対策室:19日に予約を再開した8,200人のうちWEB枠が8割、コールセンターが2割で、WEB予約が50分ほどで埋まり、コールセンターでの予約が2日目の午後3時頃に埋まった。

 

質疑応答

質問:先行予約について、接種日の1つである15日は金曜日の平日で学校があると思うが、午前11時20分から午後2時に設定した理由はどういうところに狙いがあるのか。
市長:12歳から15歳の人は、個別医療機関でのみの接種になり選択肢が限られていて打ちたくても打てないという声が多いと認識している。そこで、12歳から15歳の人に対してできる限り接種機会を提供したいと考え、これまで集団接種では12歳から15歳の人は接種できないルールだったが、集団接種会場に小児を対応してもらえる医師を配置することで、集団接種で接種できることを決めた。できるだけ接種機会を提供したいことから、土日だけでなく学校の時間と重なる部分はあるが、金曜日にも枠を設定した。接種のために学校を欠席する場合は、欠席扱いにしないことになっているので、やむを得なくこの時間帯を選択された子どもに対して配慮している。
質問:12歳から15歳の人に個別接種で接種するのは、きめ細かな聞き取りなどが必要ということだったと記憶しているが、今回集団接種で接種する場合には、健康状態の把握など特別なことはやるのか。
市長:小児にはやはり難しさがあるので、それに対応できる医師がいるかいないかで判断し、今回は対応できる医師を集団接種会場に配置することから集団接種にて接種することになった。
質問:12歳から15歳の人はコールセンターのみの予約ということだが、WEB予約できないシステムになっているということか。
市長:はい。
質問:予約は本人でないとできないのか。親など予約を代行するということも考えられるか。
回答:接種には保護者が同伴してもらうので、親などが予約することになると思う。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:2,400人分の予約枠が12歳から15歳の人の先行予約で埋まるという可能性は考えられるか。
市長:可能性はあるが、先行予約を行わない14日の予約枠は確実に残る。12歳から15歳の人が、どれだけ接種を希望していて受ける機会がないのかが見定められていないので分からないというのが正直なところである。
質問:最後の集団接種といったことと、今後新たに集団接種会場を設置するといったことについてどうか。
市長:国は、各自治体に接種対象者の8割程度のワクチンを供給するとしていて、第15クールまでにあたる。これによると、今回のモデルナ社の2,400人分が最後になるが、本市では接種希望者が8割を超えると考えられ、供給を打ち切られると困ることになる。同じような自治体もあると思うが配慮がされて第16クール以降の供給があるのではないかと思っている。また、県との調整の中で供給してもらえるという情報を得たので、一定程度の集団接種が設定できると考えている。
  

その他

質問:国体の中止が決まるのではないかという報道が出ているが、四日市市は国体に向けて大規模な施設整備をしてきたと思う。そういう状況も含めて、国体が中止になるという話が進んでいることに対してどのように受けとめ考えているのか聞かせてもらいたい。
市長:県から国体は中止の方向であり、延期を申し入れないという報告を受けた。本市は県下で最もスポーツ施設を整備していた自治体であるので、この施設を使って市民にも楽しんでもらい、スポーツに取り組まれている人にも本市で競技してもらいたいという思いがあり、延期を希望していたところではあるが、非常に残念ではあるが、総合的な判断で延期を行わないという結論が出される見込みである。競技団体の方々の気持ちを考えると、市としてどのように対応していけばいいのかこれから協議していかなければいけないが、本当に延期を申し入れないことになれば、何か代わりとなるようなものを市として対応していく必要があるのではないかと考えている。国体開催にあたり5年、6年かけて培ってきたノウハウもあるので、市民の皆様にも競技される人にも還元していくために何か考えていく必要があると思っている。
質問:考えていくものというのは、代替大会のようなイメージでいいか。
市長:その大会がどのようになるかは分からないが、競技団体の意向を聞きながら、希望があれば代わりになる大会の開設というのもあるかと思う。県が代替となる大会の方針を打ち出すのかわからないが、県がそういう方向であれば連携していきたいと思うし、市単独でも検討はしていきたいと思う。
 

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