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こにゅうどうくん

令和03年07月20日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16317-8002-9467 更新日:2021年 7月 20日

市長定例記者会見

日時

令和3年7月20日(火曜日) 午前11時00分~

場所

四日市市役所6階 本部員会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信社、CTY、中日新聞、中部経済新聞、毎日新聞、読売新聞
 

市側

市長、森シティプロモーション部長、樋口スポーツ・国体推進部参事・スポーツ課長、長谷川国体推進課長、人見消防長、真弓消防本部参事・情報指令課長、稲垣都市整備部長、土井都市整備部副参事・公共交通推進室長、横山政策推進部参事、矢澤新型コロナウイルス感染症対策室長、秦広報マーケティング課長
 

発表事項1.東京2020オリンピック四日市市ゆかりの選手応援サイトの開設並びに四日市市ゆかりの選手及びカナダ体操チームの応援動画の制作について

市長:まず1点目は、東京2020オリンピックが7月23日に開幕することである。本市においても、現在カナダの体操チームが事前キャンプを行っているが、体操競技の選手は、昨日東京へ向かった。現在、トランポリンの選手を中心にキャンプを継続している状況で、トランポリンの選手も23日に東京に向かうところである。
 今回のオリンピックは首都圏を中心に無観客開催であり、そのような流れから本市ゆかりの選手を応援するパブリックビューイングも中止を余儀なくされたところである。今回のオリンピックは家で観戦しようということで、本市もそういった対応をしていきたいと思っている。パブリックビューイングでの応援が叶わないことから、本市ゆかりの選手について、応援サイトをつくろうと思い、現在、特設サイトをつくっていて、明日から公開していく状況である。それにあわせて、市民から寄せられたメッセージを活用して、本市ゆかりの選手やカナダチームに対しての応援動画を作成しているので、21日にこちらの動画も公開していきたいと思っている。
 本市ゆかりの選手は7人いて、中村匠吾選手、向田真優選手、金子広美選手、難波暉選手、西田有志選手、旗手怜央選手、川端魁人選手である。本市出身の選手が、中村選手、向田選手、難波選手で、本市で活動していた選手が、西田選手と旗手選手、そして現在、本市在住の選手が金子選手と川端選手であり、この7名の選手を応援する特設サイトをつくるところである。
 特設サイトでは、それぞれの選手の紹介や応援メッセージ、応援動画、また試合情報も載せていこうと思っている。自宅でこのサイトを見てもらえれば、四日市ゆかりの選手がいつ、どの試合にどのタイミングで出場するのかなどが分かるので、四日市ゆかりの選手への応援につながるのではないかと考えている。
 応援動画は、市民の皆様に特設サイトで見てもらうのに併せて出場選手へも送付することで、出場選手を元気づけ、応援したいと思っている。またYouTubeでも配信し、四日市市の総合体育館などの公共施設で放映していこうと思っている。
 一方、応援に対する感謝の思いや決意などのメッセージをもらっている選手もいるので、特設サイトの中で選手のメッセージも入れていく。ぜひ、直接観戦することが難しいオリンピックであるが、家でテレビ観戦という形で応援してもらいたいという思いで、四日市市も環境を整えたところである。
 今回、向田選手の動画を先行して見せる。
(動画視聴中)
市長:向田選手は市民へのメッセージももらったので、動画に加えている。このような取り組みを明日から行っていくところである。特設サイトについては、明日見てもらえればと思うし、こういった形でオリンピックを盛り上げていきたいと考えている。

 

質疑応答

質問:先ほどの動画のように、選手一人ずつで動画にまとまっているのか。7個動画があるということか。
市長:はい。そうである。
質問:メッセージの募集の経緯で、どういう期間でどのように募集して何件ぐらい集まったのか。
回答:7月1日から14日までの2週間、アンケートに応募してもらい、200を超える応募をもらった。(スポーツ課)
質問:この募集の仕方について、どういう状況か。
回答:本市のツイッターやホームページにて周知などを行った。(スポーツ課)
質問:活用方法のところで、総合体育館以外に考えている放映場所があるのか。
回答:まずは、総合体育館と考えている。(スポーツ課)
質問:配信の期間は、オリンピック期間だけでなく、ずっと見られるのか。
回答:基本的にはオリンピックの期間だけである。(スポーツ課)
市長:特設サイトの画像を、必要であれば記者クラブに提供する。トップ画面はあるので、よければ使ってもらえればと思う。
質問:総合体育館での放映というのは、人を集めて見せるということか。
市長:放映し続ける。
質問:放映し続けるということでいいか。
質問:先ほど、応援動画7本と言ったが、四日市ゆかりの選手とカナダ選手の8タイトルをサイトに行くと見られるという形になるのか。
回答:はい。8本つくっている。(スポーツ課)
  

発表事項2.三重とこわか国体四日市市開催競技の一般観覧等について

市長:東京では、オリンピックが開催されるが、三重県では、三重とこわか国体が開催される。その準備を着々と進めており、県のほうで様々な議論が行われているが、現在、三重とこわか国体においては有観客で行うという状況で進んでいると理解している。様々な条件があるので、無観客や、県内のみなど様々な状況になる可能性はあるという前提を踏まえながら有観客で行うということであるので、三重とこわか国体の四日市開催競技の一般観覧の募集を行うところである。
 まず、一般観覧については事前申込制とし、募集期間は、7月30日からになる。本市は開幕前競技も多いので、まずは開幕前競技を募集し、8月26日から会期中競技の募集という2段構えで行っていく。開幕前競技は、新体操、トランポリン、体操である。会期中競技は、ゴルフ、軟式野球、サッカー、自転車、テニス、カヌー、スプリント、空手になるが、競技種目別で1日単位での募集になる。現在、県の方針で有観客であるが、収容人数の50%かつ5,000人という条件があるので、その条件に沿ってそれぞれの会場の観覧者数を決めて、その枠内での受付けとなっていく。
 また、観覧者を募集するが、今後どういった状況になるか分からないし、観客者数も制限している状況なので、本市としては四日市の開催競技についてライブ配信を行っていこうと思っている。県の方針では、全競技の決勝は全て中継するようだが、決勝のみなので、会場に来ない人は決勝以外を見ることができない。そういったことから、本市独自の取り組みとして、本市で行われる全試合のライブ配信を行っていくところである。
 一般観覧の申込み方法は、インターネットからになり、申込みによってデジタルチケットを発行していくという流れになっている。ただ、インターネットができない人もいると思うので、担当課で随時相談に乗ることとしたい。
また、左胸に「こにゅうどうくんととこまる」があしらってある四日市特性のポロシャツを着て、三重とこわか国体に向けた機運を盛り上げていければと思っている。
  

補足説明

国体推進課長:ゴルフ競技とテニス競技に関しては、ホール数やコート数が多いこともあり、ゴルフに関しては、1番ホールのティーグラウンドと18番のグリーンを放映する。テニスに関しては、男子競技2コート、女子競技2コートを常に放映すると考えている。

 

質疑応答

質問:競技種目別1日単位の申込みというのは、例えばサッカーであれば、9月26日の12時からの試合を申し込むという方法か。
回答:1日単位の申込みになるので、サッカー競技で26日の中央緑地陸上競技場に申し込むことになる。第1試合、第2試合という区切りではなく、1日単位での申込みということにしている。(国体推進課)
質問:1日単位の申込みというと、例えば同じ日に同じ会場で3試合あれば、その3試合全部が見られるチケットが取れるということか。
回答:はい。そうである。(国体推進課)
質問:1日単位で会場は移動することはできなくて、そこの会場のみということか。例えば、1日3試合で第1試合は中央陸上競技場、第2試合はフットボール場へ移動して観戦することはできないということか。
回答:はい。会場1つの申込みなので、2会場の観戦をしたい人は2会場に申込んでもらうことになる。(国体推進課)
※会見終了前に、中央陸上競技場と中央フットボール場は入場口が同一なので1会場の申込みで双方の試合を観戦できると訂正を行った。
回答:野球に関しては、第1野球場と第3野球場が同じ入場口となっているので、第1野球場でも第3野球場でも申込めばどちらも見られるという形になる。テニスもそうである。(国体推進課)
質問:ポロシャツは、市職員に既に配付しているということか。
市長:これは有志なので、個人で希望して購入するということにしている。本市も規定として、この大会が終わるまではこのポロシャツを着て執務することを認めるとしている。
質問:市からの配付ではなく、着たいと思った人が購入して着るということか。執務はワイシャツなどを着るのが普通だと思うが、期間中はポロシャツでの勤務を容認するということか。
市長:はい。大会が終わるまでということである。また、ポロシャツは一般でも販売しているので、市民の方が着てもらうことも問題ないし、議会でも議員が着るケースもある。

   

発表事項3.119番映像通報システムの運用開始について

市長:次は、119番映像通報システムの運用開始という項目である。三重北消防指令センター、四日市また桑名、菰野の消防で運営していて、本日から119番映像通報システムを開始する。
 今まで119番したときに電話で状況を伝えるが、実際に災害現場や傷病者の状況の把握のため、映像があればもっとスムーズに伝えられる機会が多々ある。これまでは、映像を送ることができなかったが、本日からビデオ映像を消防指令センターへ送信してもらうことができるようになった。このシステムの流れは、まず119番をしてもらい、そのときに、指令センターで映像があったほうがいいとオペレーターが判断をした場合に、スマートフォンのショートメールでメッセージを送信する。ショートメールには、このシステムを起動するURLが配信されているので、それを受けた人が、このシステムを起動してもらうことで動画が直接送れるようになり、消防指令センターで動画を把握できるということである。映像で現場を把握するということは非常に重要なことなので、これが多くの人の命を救うことにつながることを期待している。
 本日、運用開始であるが、記者の人に実際に見てもらいたいので、7月28日9時半から、三重北消防指令センターでこの様子を公開していきたいと考えているので、取材してもらいたいと思っている。
  

補足説明

消防長:このシステムは、市民の皆さんの協力が必要不可欠なものであるので、市民の皆さんにこのシステムを認知してもらい、消防本部としても積極的に使っていきたいと考えている。

 

質疑応答

質問:通話は一緒にできるのか。
回答:はい。通話もできる。(消防本部情報指令課)
質問:動画を送りつつ通話もできるのか。
回答:そのとおりである。動画を送りつつ、通話も可能となっている。(消防本部情報指令課)
質問:流れを詳しく聞くが、119番した時にその内容から動画が欲しいという場合に、消防からその人に対して依頼するために、ショートメールを送るので電話番号を聞くことになるが、電話を掛けたことで電話番号が自動的に表示されるのか。
回答:そうである。私どもで電話番号を把握しているので、その電話番号にショートメールを送る。確認のために、電話番号は聞く。(消防本部情報指令課)
質問:ショートメールが送られたあとは、そのURLを押せばシステムが自動的に起動して動画の配信が始まるということか。また、以前に、議会で話が出たときに、心臓マッサージの方法などを指令センターから指示し、応急手当の方法を教えるという活用方法もあると聞いたが、そういうこともあり得るということでいいか。
回答:議会でも答弁したが、心臓マッサージなど一般の人には認知されてない部分もあるので、映像を見ながら指導したり、消防で撮影した映像を相手方のスマートフォンに送信する機能を使い、その映像を見てまねてやってもらうという取り組みも行っていきたいと考えている。(消防本部情報指令課)
質問:映像を逆に通報者の人に送るということも、ショートメールにURLを送るという方法になるのか。
回答:そのとおりである。28日のデモのときにも、そのような仕組みを説明できると思う。(消防本部情報指令課)
質問:このような取り組みは、既に県内の別の消防本部などで導入されているのか。
回答:全国的に導入している消防本部も少なく、東海3県では岡崎市、岐阜市、高山市、豊田市、それから県内では津市が4月から導入している。なかなか市民の人になじみがないので、皆さんのお力をもらいたいと思っている。(消防本部情報指令課)
質問:通報者の電話番号の件だが、非通知などの電話番号を相手側に伝えないシステムを使っている人もいると思うが、119番通報の場合には番号が発信されるというシステムになっているのか。
回答:はい。119番は緊急時に使うので、電話番号は取らせてもらい、後はその電話会社に報告するという仕組みになる。(消防本部情報指令課)
質問:市民への周知、市民の認知とある程度習熟が必要な気がするが、このシステムの効果やメリットについて数字的なものは何かあるか。
回答:数字的なものはないが、例えば火災の場合、今までは、どの方向に炎が上がっているとか、町なかの連立しているビルの中で、どのビルが火災だというところが、通話のみでは的確に把握することが難しかったので、このシステムが役立てられると考えている。また、心臓マッサージをやってもらえる人も少なく、救急隊が到着したときに不十分であったという報告もあるので、この映像を使ってより適正な心臓マッサージを行ってもらえることになればなと思っている。(消防本部情報指令課)
 

  

発表事項4.四日市市デマンドタクシーの運行開始について

市長:10月1日から本市で、いよいよデマンドタクシーが運行開始される。これまで本市では、公共交通をこれからどうしていくのか様々な取り組みをしながら模索してきた。バスの社会実験や、デマンドタクシーの実験も行ってきた。公共交通網であるが、本市には35の鉄道駅があり、また、近鉄四日市駅を中心にバス網もかなりあり、非常に公共交通として恵まれている地域である。現在、本市としては公共交通を利用できる市民は9割程度いると認識している。残りの1割の人にどう対応していくのか、また、支援していくのかというところで、このデマンドタクシーの運行ということになった。これまで平成29年度から令和元年度の3年間にわたって3回のデマンドタクシーの実証実験を重ねてきた。様々な課題があったが、それを一つ一つクリアしながら今回の運行開始に至った。
 運行開始は10月1日を予定しているが、事前登録が必要となり、この事前登録は、9月10日から随時受付を開始する。事前登録には、利用対象者が限られている。どのような人かというと、まず、本市には公共交通が利用できる人の定義があり、鉄道駅から直線距離で800メートル、バス停から直線で300メートル以内の家の人は公共交通が利用可能であると定義づけている。このエリアから外れた人のうち、市街化調整区域に住む満70歳以上の方が、デマンドタクシーを利用してもらえる対象者となる。利用できるタクシー会社は6社あり、四日市だけでなく、菰野のタクシー業者にも協力してもらいスタートしていく。
 手続は、市街化調整区域内の公共交通不便地域に住む70歳以上の人が、デマンドタクシーを利用したいと思えば、利用登録申請書を市へ提出してもらうことになる。この申請書は、市の窓口や市民センターで入手できるし、市のホームページからもダウンロードできるので、その書類に記載して市の窓口や市民センターに持参するか、郵送してもらう。受付後、審査を行い適格者であると判断された場合には、四日市市のデマンドタクシーの利用登録証と利用券を送ることになる。この利用券は1乗車で2枚まで使え、1枚500円なので、最大1,000円まで使える。タクシーを降りるときに利用登録証を運転手に見せて、利用券と残額を支払って降りるという仕組みになる。
 利用券は、1か月8枚を想定しているので、今年度は10月からの半年分の48枚を送ることになる。申請月が過ぎていけば、その残期間になる。
 対象の人は3,000人程度いて、その中で申請する人は200人程度を想定している。これまで公共交通を利用できなくて生活に不便があった人を救済するための制度であるので、このデマンドタクシーのサービスをぜひとも多くの人に利用してもらいたいと考えている。
  

質疑応答

質問:1か月の利用限度枚数は8枚ということだが、例えば2枚しか使わずに6枚余ったとして、それを翌月以降にまとめて使用することはできないということか。
市長:利用券は月ごとに色を変えて、何月用の券というのが分かるようになっていて、その月にしか使えないことになっている。
質問:市の人口の9割は公共交通を利用できる環境というのは、残りの1割が、市街化調整区域内の公共交通不便地域の70歳以上の人でデマンドタクシーの利用対象者約3,000人ということか。
市長:公共交通を利用可能である環境にいる人は、鉄道駅から800メートル、バス停から300メートル以内に住んでいる人になり、人口の9割にあたる。公共交通を利用可能でない環境にいる人が1割にあたるが、この人全てを対象としている制度ではない。この1割の中で、市街化調整区域内の公共交通不便地域に住む70歳以上の人が対象となり、3,000人程度いるというところである。
市長:実証実験の際には、行き先が決められているとか、特定の部分しか使えないなどの制約があったが、様々な意見をもらい、移動に関しては基本的に発着点のどちらかが四日市市内であれば使えるし、行き先は問わないということにしたので、かなり使い勝手はよく利便性は高いと思う。タクシーは電話予約だけでなく、流しのタクシーでも使えるのでこの点も使い勝手はいいと思う。利用時間については、乗車は午前6時から午後11時まで、尾高タクシーは7時から24時までということになっている。
質問:乗り合い率を高めることがデマンドタクシーの課題だとよく聞くが、パンフレットの裏面に記載の乗り合いすると割引があり、2人で相乗りだと2,000円割引、3人で相乗りだと3,000円割引とあるが、これと利用券を併用することも可能ということでいいのか。
市長:これは2人で乗ると1人2枚使えるので、2,000円使えるので2,000円割引、3人で乗れば3,000円使えるので3,000円割引ということである。
 

   

発表事項5.新型コロナワクチン接種事業について

市長:新型コロナワクチン接種事業について、様々な動きがあった。
 まず1点目は、これまで新規の予約受付を止めていた集団接種について、8月上旬のワクチン供給のめどが立ったので、8月から集団接種の新規予約の受付を再開するということである。予約受付の再開は8月5日の12時からで、会場は、じばさん三重、中消防署中央分署、ヘルスプラザの3会場から始めていく。接種日は、じばさん三重が8月12日以降、そして中消防署中央分署とヘルスプラザは8月19日以降となる。
 市民の皆さんには、供給不足もあり不便をかけていて、個別医療機関でしか予約ができないという状況であったが、今回、集団接種を再開できるというところである。今回の規模としては、1万2,000人分の2万4,000回を想定をしていて、ある一定のまとまった接種機会を提供できるということで、よかったと思っている。
 現在、イオンタウン四日市泊店ではモデルナ製ワクチンの接種をしているが、土日のみとなっている。イオンタウン四日市泊店は常設会場であるので、土日以外は空いていることになることから、平日の水、木曜日を想定して、接種ができないかを調整しているところであり、今後、追加になる可能性がある。
 また、モデルナ製ワクチンは、既に3,000人分の6,000回で予約を締め切って、接種を順次進めているが、キャンセルが出てきている。このキャンセルなどの100人程度分を追加で募集するため、7月21日の12時から受付を開始する。
 2点目は、12歳から15歳の接種についての方針が変わったことである。昨日7月19日に12歳から24歳までの人へ接種券を発送する予定であったが、12歳から15歳の人に対しての発送はしていない。これは、四日市医師会との協議の中でこの年代の子どもたちに対しては慎重に接種を進めていかなければならないという考えからである。日本小児科学会の考え方としても、きめ細やかな対応が望ましいということも示されている。現在、医師会とも調整中であるが、15歳までの人には、集団接種よりも個別接種で行う必要があるのではないかという話を進めている。小児科医を中心に協力してもらえる医療機関で接種してもらえる体制を整えようとしている。この医療機関を確定でき次第リストを同封の上、12歳から15歳の接種券を発送していこうと考えている。
 16歳までの人には、昨日接種券の発送が完了した。様々な人から、優先的な接種をしてもらえないかという要望が寄せられているが、今までエッセンシャルワーカーを中心に優先接種枠を設けてきたが、今回、16歳までの人に接種券を発送し終えたということもあり、今後優先接種は行わず、それぞれの人で対応していただきたいと考えており、そういった対応ができる環境が整ってくると判断をしているので、理解いただければと考えている。15歳以下の人については、医師会との調整の上で速やかに発送準備に取りかかりたいと考えている。
 3点目は、本市のLINE公式アカウントをスタートしていることである。LINE公式アカウントを用いてワクチン接種情報をスピーディーに、またタイムリーに発信できることになった。集団接種の新規の開設や急な中止など、ワクチン接種についてはそのときどきの判断が大事であり、先が読めない部分もあることから、方針が変わることも多々ある。そういった情報が、市民へタイムリーに伝わりにくいという部分があるので、四日市のLINE公式アカウントで友達登録してもらえれば、ワクチン接種の情報を逐一送っているので、未接種の人については情報を速やかに入手できるので、活用してもらえればと考えている。
 4点目は、新型コロナワクチンの接種証明書を発行していくことである。これは、国が進めていく事業で、これを四日市は事務的に行うというものであるが、7月26日から始めていく。四日市市は、窓口と郵送で受付を行い、7月26日の受付分から交付も開始していきたいと考えている。
 新型コロナワクチン接種証明書には慎重な発行が求められていて、海外渡航予定者へのみの発行となり、国が指定する渡航先に限るということである。現在、国からは利用が可能となる対象国や地域が明確に示されていない。今後、国の方針に従って対象地域への渡航予定者に対して証明書を速やかに発行していきたいと考えている。
 この申請用紙は、市民税課の窓口に備え付けられているほか、市のホームページからもダウンロードできる。申請書に併せて接種券の提示あるいは接種済証等の接種事実が確認できる書類の提示、そしてパスポートの提示が必要となる。窓口または郵送で申請してもらえれば手続に入っていくというところである。この接種証は、VRS、ワクチン接種記録システムを使用し発行していき無料となっている。また、証明発行に関する問い合わせは、予約のキャンセル、予約サイトのパスワード解除の専用コールセンター、354-8142の番号で対応する。
  

補足説明

新型コロナウイルス感染症対策室:12歳から15歳の接種対象人数は1万1,100名ほどである。ワクチン接種の証明書のコールセンターの対応可能の時間帯は平日の8時半から17時15分である。(新型コロナウイルス感染症対策室)

 

質疑応答

質問:集団接種の1万2,000人、2万4,000回分について、以前の会見でワクチンの供給が足りないと言っていたが、この供給により、抜本的に不足状況が変わったというのは言えるのか、それともまだ足りないのか。
市長:まだ足りていない状況である。ワクチンの供給不足により、新規予約を止めた接種機会は7月で2万回ぐらい、8月で4万回以上になる。7月の2万回の接種機会はすべて提供できなかった。また、第11クールの8月上旬分からある程度ワクチンが供給される状況なので1回目の接種機会を8月中旬以降から提供することになる。結果として2回目の接種は9月以降になることから8月の接種機会の提供は1万2,000回になるので、4万回以上新規予約を止めていたうちの1万2,000回分しか提供できないので、8月分として当初の3分の1以下の提供になると思う。
質問:1万2,000人分の供給があったが、当初立てていた集団接種の計画からすると3分の1ぐらいになるのか。
市長:集団接種の規模からすると、そうである。
質問:供給が固まっているワクチンを、個別接種に配分していくという方針は変わっていないのか。
市長:個別接種の枠分しか供給されていないので、個別接種のみを行っていくという方針であった。個別接種について今後も既存の枠程度については、基本的にこの方針は継続していき、今回の8月の供給見込みのように個別接種枠分を超える供給があれば集団接種を行う。今回は、2万4,000回分程度の供給見込みがあったので、それを集団接種に充てることができたということである。
質問:この接種会場について3会場ということであるが、ここの場所である理由やこの場所がふさわしい理由があったのか。
市長:これまで本市は集団接種会場を多く設けて市内全域で行ってきたところである。その中で、常設でない会場や空調設備が無いなど様々な会場があった。今後は、ほぼ常設できる場所にしていくということや、中心部であることなどの考えから、じばさん、中消防署中央分署、そしてヘルスプラザを選んだ。今後、現在モデルナ製ワクチン接種を行っているイオンタウン四日市泊店を加えた4会場を主たる会場として行っていきたいと思う。
質問:当初7月末までに高齢者の希望者に関しての接種を完了するという方針だったが、現状はいかがか。
市長:既に87%の予約があったということは以前の記者会見でも伝えているが、その後予約した方の接種は順調に進んでいるので、予定どおり7月末には希望される高齢者の人の接種は終わると理解している。
質問:数字など具体的に教えてもらえないか。
回答:65歳以上の接種状況であるが、15日時点でVRS(接種記録システム)に登録があるのが、1回目が6万3,922人で79.36%、2回目の接種が3万4,884人で43.31%となっている。(新型コロナウイルス感染症対策室)
 

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