重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
問い合わせ番号:16296-9847-2435 更新日:2024年 3月 25日
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
主に感染マダニにかまれて感染し、西日本、春から秋にかけて発生報告が多い病気です。人における主な初期症状は、発熱、全身倦怠感、消化器症状で、時に意識障害などの神経障害や出血症状が出現します。重症化し死亡することもあり、特に高齢者では重症化しやすいとされています。
ネコやイヌがSFTSウイルスに感染するとヒトで認められる症状を呈することがあります。特にネコの致命率が高く、2019年には約70%が死亡しました。SFTSウイルスに感染し、発症している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染する可能性があります。実際に,ネコに咬まれたことが原因でSFTSウイルスに感染した事例が報告されています。ただし、健康なネコやイヌ,屋内のみで飼育されているネコやイヌからヒトがSFTSウイルスに感染した事例はこれまでに報告がありません。(厚生労働省 SFTSに関するQ&Aより)
感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要(国立感染症研究所HPより、人の届出)
【参考】厚生労働省ホームページ
ネコやイヌのマダニ対策
- 飼い犬、飼い猫はダニの駆除剤等を使用し、マダニが寄生しないように予防を徹底しましょう。(動物病院に相談し、適切な薬を適切な期間に投与しましょう。 )
- 動物が体調不良の際には動物病院を受診しましょう。
- むやみに弱った野生動物や野良猫に手を出さないようにしましょう。
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