令和03年06月04日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16263-1669-7433 更新日:2021年 6月 4日
市長定例記者会見
日時
令和3年6月4日(金曜日) 午前11時00分~
場所
総合会館7階 第3研修室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信社、CTY、中日新聞、毎日新聞、読売新聞
市側
市長、森シティープロモーション部長、横山政策推進部参事・新型コロナウイルス感染症対策室長、秦広報マーケティング課長
発表事項1.新型コロナワクチン接種事業について
市長:新型コロナワクチン関係ということで、5月27日から集団接種がスタートして、現在、日々接種回数を積み上げているところである。順に説明していき最後に総括したいと思っている。
まず、昨日の段階で65歳以上の約8万人に対する接種券の発送を全て完了したところで、65歳から68歳の方についても、今日あたりから順に接種券が届いていると思うが、これで、高齢者に対する発送が完了したところである。
全国でも64歳以下の接種について様々な報道がされているが、今後四日市市における64歳以下の予定として、まずは基礎疾患を有する人及び高齢者施設等の従事者への優先接種を実施していくところである。その接種対象者を特定するために、自己申告制になるが、接種希望者の申出を来週6月7日月曜日からスタートする。接種希望者の方は、様式を市ホームページ、総合会館の1階新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口、各地区市民センター、そしてお近くの医療機関で申告書を入手することができる。これに記載して申出いただいて、予約を進めていくということになる。また、基礎疾患を有する方においては、事前にかかりつけ医に接種を受けてよいか相談をしていただきたいところである。特に医師のサイン等はもとめていないが、誰でも彼でもにならないよう事前にかかりつけ医の確認を求めている。また、高齢者施設等の従事者が優先接種をする場合は自己申告書のほか、お勤めの施設から発行される優先接種の対象である証明書類等が必要になるので、各施設での証明書を添付していただくようにお願いする。6月中に優先的に接種するこの2つの方の募集を行い、申告書を整理した上で接種券を7月上旬から順次発送をしていきたいと考えている。
本市の方針としては、昨日65歳以上の接種券を全員に発送したが、その高齢者の方がいかに予約を進めてもらうかというところを6月中に整理していきたいと考えている。集団接種の会場も大幅に増設し、皆様方に受けていただけるキャパシティーは整えているので6月中に高齢者の方の予約を済ませてもらい、6月中に基礎疾患を有する方また高齢者施設等の従事者の方の優先接種の募集をして、7月上旬から接種券を対象者に発送していきたいと思っている。高齢者の予約の状況によっては前倒しもあり得るが、一旦こういう整理とする。
新型コロナウイルス感染症対策室長:各申請書は、各医療機関で受付するほか、地区市民センターの窓口や総合会館1階のコロナワクチン接種の相談窓口でも受付をする。ホームページには、様式があるので入手していただき、新型コロナウイルス感染症対策室に郵送してもらうか、各地区市民センターに預けていただければ受付をする。
市長:受付は郵送、もしくは、様式を準備している窓口への提出となる。
次に、今後のスケジュールが決まった中で、6月中に何とか高齢者全員の接種予約の目途をつけたいと考えている。現在、集団接種と個別接種の両方で進めていく方針であり、集団接種は始まっていて、個別接種も6月14日から始めていく。この状況の中、現在、約5万弱の集団接種枠を提示できてはいるが、その枠がほとんど埋まっていて、集団接種の予約がスムーズに行えない状況にある。今後の集団接種枠を確保し、予約手続を進めていかなければならない中で、三重県が設営する集団接種会場である四日市大学での集団接種が始まる。6月19日から7月末までで、延べ9日間実施され、この四日市大学での集団接種は三重県と四日市市の共同で行う。予約窓口は四日市市において、ほかの集団接種と一元化されて行うことになる。この予約を来週6月9日水曜日から開始することになる。新たに1万500件の集団接種の枠を提供できる状況である。使用するワクチンは、県の設営する津などの集団接種会場はモデルナ製であるが、四日市大学はファイザー製である。他の集団接種で1回目を受けた方が2回目を四日市大学で受けることもできる。逆に、四日市大学で1回目を受けた方が2回目は違う場所で受けることも四日市市においては可能になる。三重県の集団接種1万500回の予約を、6月9日からスタートするというのが2つ目の大きな項目になる。
3つ目は、四日市市単独でも集団接種会場の増設を進めているところである。今、19会場、公共施設9か所、民間施設1か所、小中学校9か所を集団接種会場としている。これでも会場としては、他の自治体に比べ多いが、さらに集団接種会場を増やすということである。場所は、じばさん三重で、6階のホールと展示室を使い、6階貸し切りで行いたいと思っている。このじばさん三重を活用していくのが、6月21日月曜日からになる。おおむね午前9時から午後5時まで、一日最大800人程度で実施して、7月中は毎日集団接種の実施をしていきたいと考えている。じばさん三重だけでなく、四日市の他の会場を含めて毎日実施の体制を整えていくということである。6月においても、じばさん三重だけではなく全会場において、21日からは毎日できる体制を調整しているというところである。21日までは、接種会場が水、木、土、日曜日しかなかったが、21日からは、じばさん三重が月、火、金曜日に実施するので、実施が毎日になるように調整をしているところである。
じばさん三重がメインになるが、市独自の集団接種会場の増設によって約2万5,000回の件数が確保できると考えている。三重県の集団接種の1万500回と足すと3万5,000回を超える集団接種の機会を提供できることになると思う。かなり多くの枠の提供ができるようになるので、高齢者の方の予約手続がスムーズに進むと期待している。ただ、この市独自の集団接種会場の増設について、関係機関と調整をしていて、予約開始は発表できないが、できる限り早いタイミングで一部分でも来週の後半には実施していきたいと考えている。
4つ目は、予約手続であるが、現時点で予約が滞っている状況であるが、昨日65歳から68歳までの方に発送したこともあり、今日、新たに予約枠を5,000弱設けて、また明日にも新たな予約枠を設けていくことで、予約を再開する状況である。
5つ目で今のワクチン接種の状況である。皆さん関心が高いと思うが、対象高齢者数が8万3,927人で、そのうち6月3日現在で集団接種1回目を終了した方が、1万1,284人である。集団接種が8,928人、高齢者施設接種が2,356人という状況で、全体の高齢者の13.4%に当たる。三重県の接種率が低いという報道もあるが、四日市市は集団接種のスタートが5月27日と遅かった。しかし、1週間の集団接種で9,000回程度打てているので、9,000回打つと接種率が10%上がる。1週間に10%ぐらい上がり、また、6月14日からは個別接種が始まるので、かなり加速していくことが予想される。こういった中で、集団接種開始から1週間で13.4%というのはいい数字ではないかと考えている。同時並行している高齢者施設の従事者への接種回数と、2回目の方の接種分も含めて総回数として、現時点で1万3,325回となっている。
今、予約状況や予約手続が厳しい状況ではあるが、接種の機会という意味では確実に15万回から16万回を確保できつつあるので、予約さえスムーズにいけば高齢者の接種を終えることができると考えている。
補足説明
新型コロナウイルス感染症対策室長:まず、64歳以下の基礎疾患を有する方の大体の人数は市として把握していないが、国が示した係数があり64歳以下の人数の約17万人にその係数0.83%を掛けて約1万4,000人と考えている。これに自分で病状の判断をされる方を加えてある程度増えるのではないかと考えている。
それから、高齢者施設の従事者については、以前に実施した高齢者施設もあったが、国の指針から、まず高齢者施設の中でも医師の健康管理ができている施設であり、高齢者の入所状況等を踏まえて行った。今回は、国から示された介護保険施設や障害者総合支援法に基づく支援施設が対象となる。対象施設の中で優先的に受けたいという方が約4,000人いるので、自己申告になるが、その方々を対象として高齢者施設等の従事者の優先接種というところで対応していきたいと考えている。
質疑応答
質問:この増設などによって、7月末までに高齢者の接種を全て終えられるという方針でよろしいか。
市長:全ての定義を国が明示していないので、全てというのがどのレベルか定かではないが、希望される方が接種できる体制は整えたということである。
質問:じばさん三重などの増設されたところの予約自体に関しては、これから明確に発表されるということか。
市長:この関係部分で約2万5,000件提供できそうなので、何とか早期に調整して皆さんに提示していきたいと思う。
質問:四日市大学での運営の仕方は市なのか県なのか、その辺りの問題はどういうふうに整理されているのか。
回答:会場の確保、医療スタッフの確保については三重県で行った。予約は四日市市のコールセンター、予約サイトで行っていくということで、四日市大学での集団接種会場は、共同で運営していくということである。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:予約は市で、あとの運営体制については県が用意するという体制でよろしいか。
回答:そうである。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:予約の状況であるが、接種率は示してもらったが、例えば1回目の予約が済んでいる割合とか、2回目の割合はどれだけかというところは出しているか。
市長:個別接種の予約は140ある診療所で個々に受けているので、現在タイムリーに集計できていない状況である。集団接種についてはある程度分かるが、集団接種分のみ示しても総数でないので意味をなしてない数字になるが、接種枠として約4万7,000回分をコールセンターとWEBで予約を受けていて、それがほぼなくなってきているので4万6,000から7,000程度の枠は埋まっていると理解いただければと思う。すべての方が2回セットで予約していれば2万人強、1回しか予約してない人がいるので2万から3万人弱と思うが、個別分が把握できていない。個別接種が始まった段階ではタイムリーに接種数を確実に捉えていきたいと思っているので、その体制構築に努めている。
質問:5つ目の高齢者施設接種が2,356人とあり、当初、高齢者施設の優先接種は1万人ぐらい予定していたと思うが、これはどういう数字なのか。
回答:1万人の内訳は、既に実施した高齢者施設で2,356人と、先ほど話した介護保険施設などで対象4,000人、継続して進めているので、トータル約1万人になる。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:4月12日から小山田福祉施設群で、5月に入ってからその他の高齢者施設で始まった高齢者施設の優先接種は継続しているのか。
回答:継続中である。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:基礎疾患というのは、どの範囲までイメージすればいいのか。どういう病気を持っている人を基礎疾患を有するとするのか。
回答:今回の申告書に記載があるので、後程配る。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:こういう病気が対象であるとかリストに載っているのか。
回答:はい。慢性の呼吸器病、心臓病、内臓疾患や、あと血液の病気、免疫異常に伴う神経疾患、重症心身障害、睡眠時無呼吸症候群、重い精神疾患などがある。これを見て当てはまるかどうか判断する。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:申請するときの書面に例が載っているのか。
回答:そうである。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:64歳以下の優先接種というのは、電話やWEBのような今までの予約の方法とは違い、新型コロナウイルス感染症対策室へ郵送あるいは窓口に直接提出するのか。
回答:そうである。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:窓口というのはコロナ対策室と、相談窓口でも受けるのか。
回答:総合会館1階の北側にコロナワクチン接種に関する相談窓口があり、そちらで受け付けるし、用紙もある。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:地区市民センターでも受け付けるのか。
回答:受け付ける。用紙もある。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:用紙を配付している相談窓口、地区市民センター、それと各医療機関で予約も受け付けるということか。
回答:予約ではなく、自己申告書を出していただくということになる。(新型コロナウイルス感染症対策室)
市長:まず、申告書を出していただいてプールし6月中に整理して7月の上旬の早い段階から接種券を発送していくということである。
質問:書類を提出してもらいプールして、7月の上旬から接種券を発送するのか。
市長:そうである。
質問:申告内容が基礎疾患に該当しないなど、はじかれる可能性はあるのか。
市長:基本その可能性はない。医療機関の診断を必要にするかどうか迷ったが、スピーディーに処理するという国の方針があるので、性善説を信じて自己申告で行っていく。ほとんどの自治体が自己申告制を採用すると思うし、国もそのような方針を出していると思う。できれば医療機関にて先生と相談して、医療機関でまとめて提出していただくのがいいが、ホームページから打ち出し、記入して窓口に出すとか郵送するなど、いろいろなケースが出てくると思う。
質問:性善説といったが、基礎疾患を持っていないが申し込むなどの行動が増えた場合に、本当に接種が必要な人への圧迫につながる可能性もあるので、市長から一言メッセージとして伝えることが必要ではないかと思うがいかがか。
市長:不正な行為をする方はいないと思うが、優先接種は本当にリスクの高い方に先に打つのが趣旨であるので、該当しない方が申請することはあってはいけない。適切な手続を踏んでいただきたいと思っているので、四日市市としては医師への相談ということをお願いしているところである。
質問:高齢者施設の申告で証明書類というのが出てくるが、これは確かに施設で働いていることを証明する書類でよろしいか。
回答:まず一つは、施設長のほうの印鑑がある従事者証明、次に職員証や勤務先の健康保険証などの公的な書類などを出してもらい、従事していることを確認して、優先接種に該当することを判断させてもらう。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:接種会場の増設と予約枠を増やすということであるが、これは先日取材をした際に、コールセンターを通じての予約だと、7月中旬から下旬に1回目の予約をとった場合、2回目の予約が8月になるケースが出たと聞いている。高齢者の接種完了が7月末を越える状況が出てきたので、接種をより迅速化させるという意味でこのような措置を取ったということでよろしいか。
市長:約8万人の一般高齢者の接種を対象としているので、皆さんが打つと16万回の接種の枠が必要になるが、集団接種と個別接種にて、いかに確保していくかということで動いている。集団接種においても、個別接種がどこまで受け入れるかどうか分からないが、想定として6万から7万回ぐらいを個別接種でやっていただけると思っていて、集団接種は、8万から9万回ぐらいの枠を設けていく必要がある。現在、約9万回の枠を設けられるめどが出てきており、かなり固まってきているところである。集団接種枠と個別接種とのバランスがあるので、日々状況を見ながら調整しており、個別接種も6万から7万回、集団接種で8万から9万回の枠の確保をしていくことで詰めている。
質問:集団接種の9万回というのは、県を入れて3万5,000回と、現在確保している4万7,000回を足し合わせたものか。
市長:そうである。現在、約4万7,000回の枠を提供していて、今日あるいは明日に新しい枠として7から8千回の枠を提供するので、約5万5,000回の枠になる。市独自で2万5,000回の枠を確保しようしているので、めどが立ってきているので、市で8万回の枠を確保し、県から1万回分提供されるので、9万回分は確保できそうである。64歳以下の接種も始まるので、できる限り前倒しできるように、さらに枠を増やそうと努力している。
質問:市が努力して、接種の枠や接種場所の確保を進めているのは分かったが、じばさん三重など、毎日朝から夕方まで打つことになると、最近問題になっているワクチンの打ち手の確保、医療従事者の方たちの確保が必要になってくる。また、四日市大学の集団接種については、県が用意すると言っているが、医療従事者の確保というのはどうなっているのか。
市長:やはり打ち手不足というのはある。薬剤師や看護師や医師の方々と職種があるが、それぞれで人材不足な状況である。これまで段取りしてきた集団接種は、医師会を通じて個人診療医の先生方のローテーションで回してきた。ただ、それだけでは限界が来ているということで、引き続き医師会の尽力をいただきながら、それに加えて、市立四日市病院や総合医療センターなどの基幹病院の協力を取り付けた。基幹病院の応援によって、毎日、接種ができる体制が整いつつあるところである。今まで、基幹病院には、コロナ患者の受入れを行っていることで、多少遠慮していた部分もあったが、ワクチン接種を完了しなければいけないということで、協力を仰ぎ応援を取り付けて、新しい接種枠の大半を埋めようとしている。
質問:64歳以下の基礎疾患を持っている方の申出の件だが、6月7日から始めて締め切りとかはあるのか。
市長:締め切りは設けていない。64歳以下の一般の方への送付も7月中には始めていきたいと思っているので、それが始まると締め切りは意味をなさなくなる。ただ年齢ごとに分けて送っていくので、優先接種の意味が年齢によって変わってくるかもしれない。
質問:5番目のワクチン接種状況についてのところにある数字は実数なのか、何のシステムで登録されて出てきた数字なのか、その辺りはいかがか。
市長:高齢者施設関係の2,356人であるが、これはVRSに入力した数である。集団接種においては、未入力の部分もあるが、市で確実に把握できる数字であるので実数が入っている。VRSとは、少しタイムラグは出てしまうが、そういう状況になっている。
質問:未入力もあるが、会場から受け付けた票を数えた数ということか。
市長:はい。会場ごとに集団接種は管理されているので、総数はすぐに把握できる。
質問:今のお話では、VRSの入力と誤差が出てくると思う。1週間や1か月まとめて入力するという自治体もあるみたいだが、四日市市では、集団接種の入力は、どれぐらいまとめて運用しているのか。
市長:システムは、VRSシステムとV-SYSと2種類あるが、V-SYSをメインで使用していくということだったらしいので、V-SYSを優先して、VRSは順次やっていくという考えだった。それが、VRSに入れた数が統計値に表れるようになってきているので、V-SYSを優先していたために、三重県が最下位という状況に陥った。その後、県からも直ちにVRSに入力するようにということで、入力を行い昨日は42位とかになっていた。四日市も実数をVRSで統一管理していくのであれば、VRSと実数に齟齬がないようにしていかなければいけないので、当日終わった接種券を、その日中または翌日に郵送などで回収して、2日以内ぐらいには入力ができるようにはしたいと思っている。しかし、個別接種が始まるとかなり難しくなると考えている。
質問:現時点でそれぐらいの入力期間か。
市長:現時点は集団接種だけなので、タイムリーに入力する体制を整えつつある。
回答:集団接種の会場が5時頃に終わるので、すぐに持ち帰り入力するようにしている。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:じばさん三重では、7月中は毎日実施するのか。
市長:じばさん三重を接種会場に追加することによって、市全体のどこかで集団接種を全日行っていることになるということである。
質問:じばさん三重の会場で毎日やるわけではなく、7月中はどこかの会場で必ず毎日やるということか。
市長:そのように調整しているということである。
質問:6月21日までは水、木、土、日曜日に接種会場を開設しているのが現状で、ここに、21日からはじばさん三重を月、火、金曜日に開設するのか。
市長:そうである。月、火、金曜日にじばさん三重を補完するので、結果全日になるということである。
質問:要するに全日というのは、1週間途切れなく毎日どこかでやっているという意味合いか。
市長:そうである。
質問:そうすると、7月中だけでなく、6月21日から毎日実施になるのか。
市長:そうである。最後の詰めがまだ終わってないが9割方できると思うが、6月21日以降に、毎日実施の予定で調整中である。
質問:64歳以下の基礎疾患を有する方たちと、高齢者施設の従事者の優先接種の話であるが、7月中旬に予約券を発送していく見込みだということか。
市長:7月上旬から順次発送していきたいと考えている。
質問:上旬から発送して予約は中旬を目途か。
市長:接種券が着き次第、予約をしてもらう。6月中に高齢者の予約を一定程度終わらせたいと思っているので、あとは空いている枠に順次予約してもらいたいと思う。
質問:順序としては高齢者が先なので、6月中旬までにある程度枠を埋めてもらい、あとは、その空いた枠で優先接種の人や、先ほどの64歳以下の人が予約するということか。
市長:そうである。
質問:枠の奪い合いみたいなことは起きないという理解でよろしいか。
市長:はい。早く送ろうと思えば送れるが、四日市のポイントは、接種機会はあるが予約手続で滞っている状態なので、6月の早い段階で十分な接種機会を設けて、6月いっぱいで高齢者の方に予約を確定してもらいたいというのが趣旨である。スムーズに予約が進めば、次の発送は早まるかもしれない。
質問:自己申告は、市のホームページや、いろいろな窓口で用紙を入手して、それを提出するだけで、そこで何らかの手続が発生するとか、何かを記入したり送ったりとかしなくても受理されるというイメージでよろしいか。
回答:そうである。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:窓口が混雑して、手続が発生し長蛇の列ができてしまうというような心配はないということか。
回答:郵送であれば受理だけであるし、窓口での提出でも細かい聞き取りというのはないので、円滑に進むと判断している。(新型コロナウイルス感染症対策室)
市長:申出は着いた順ではなく、一定程度プールするというかストックするので、急いでもらう必要はない。
質問:64歳以下の一般の接種について、例えば東京都のある区では、無症状で出歩くような若者を先に打ったほうがいいのではないかという検討を始めたみたいな報道もあるが、四日市市において、64歳以下の一般の接種について順番などイメージしているか。
市長:優先接種の後についてはまだ、議論に至っていないが、今のところ年齢順に打つべきと思っている。今後、特別な事象が出てきたら考えるが、より多くの市民の方に早く接種してもらうことに重きを置いているので、接種券の発送の順番というのは具体的には決めていないが、特にそういう考えはなく、年齢が高い方からと考えている。
質問:基本的には、年齢の高い順でやっていくということを想定しているということか。
市長:はい。
質問:7月末までに接種を終えてほしいという政府の方針というのは唐突に出てきた感じがする。各自治体でも打ち手の確保とかで苦心した自治体も多いようだが、この7月末にという政府方針について、市長はどのように考えているか。
市長:かなりタイトなスケジュールなので、自治体としては大変なことである。今、精いっぱいやっているわけであるが、何とか完了したいと思う。ただ、接種完了の定義が曖昧なので、できる限り希望される方に打ってもらえる環境を整えていきたいと思っている。接種状況が、自治体間競争みたいになってきているのは少し寂しいと思う。
質問:今、大企業を中心に職域接種という話もあり、四日市も大企業のコンビナートやその系列の会社もかなりあるわけだが、職域接種というような動きは市のほうには入っているのか。
市長:四日市も産業都市で多くの企業があるので、職域接種の動きはある。1,000人を超える事業者であると産業医が常駐、あるいは専任でいるので、打ち手も確保できる状況である。市内の各事業所に接種する希望があるか、接種する体制はあるか、準備を整えられるかという調査は一定程度終えている。ここからどのように進めていくのかというのは、詰めの段階で結構時間がかかるので、順次進めていこうとしている。7月に入ってからの話になると思うが、企業での接種が進めば市内の接種率も格段に上がっていくと思うので、ぜひとも力を入れてやっていきたいと思っている。
質問:その場合、会場の問題とかあると思うが、企業のほうで設置をお願いするという形になるのか。
市長:高齢者の接種のめどがついてくればいろいろなパターンが出てくると思うが、今の時点では高齢者をいかに打っていくかのほうが優先順位が高いので、自前で準備できるところがあるかないかという調査と交渉をしているところである。
質問:自前で用意できたり、設定できるところについてはやってもらうのか。
市長:どんどんやってもらいたいと思う。
質問:その場合にワクチンの配分は市でコントロールできるのか、それとも県がやってくれるのか。
市長:国の窓口は県だと聞いているので、準備が整えば県と調整しながら国にワクチンを求めていくことになるかと思う。
質問:国から7月末までに接種完了してほしいということだったが、本省や担当者の方から頑張ってくださいとか、やるようにというような電話が入っている自治体もあると思うが、四日市市の場合はいかがか。
回答:新型コロナウイルスの感染者は三重県でも特に四日市でも伸びているので、早く打ちたいという声も多い。国からそういう声も届いているので、国の方針である7月いっぱいをめどにやっていくということを、四日市も実現できるように、それに向けて全庁的にやっていきたいと思っている。(新型コロナウイルス感染症対策室)
質問:厚労省とかそういうところの担当者から、直接市のほうへ指導や要請の話はあったか。
市長:早い段階であった。総務省からは何とか頑張ってほしいと、できない要素があれば協力できることは協力するという話をもらっているので、頼ることがあれば頼ることもある。
質問:総務省からか。
市長:総務省からである。
その他
質問:カナダの体操チームの合宿の件であるが、他市町や豊田市でもカナダなどの合宿が行われているが、四日市では何か聞いているか。
市長:カナダのチームでも競技によっては取りやめているところがあるので、どうなのかなと私も関心を持っていて日々確認しているが、体操チームのほうはキャンプする気満々であり、予定どおり来るという意思を持っている。我々も来るという前提で準備を進めている。ただ、競技団体の意向と国全体の意向は違うと思うので、どうなるか分からないが、カナダの体操協会としては事前キャンプを四日市で行いたいという意向は変わってないようであり、日々連絡を取り合っている。
質問:その場合に、感染防止ということで市民と接触をなるべく避けるとか他市町では考えているようであるが、四日市では今のところ方針や何か変更点などあるか。
市長:本来キャンプ時には、選手との交流や公開練習など多くの機会を設けていく予定であったが、それもなくしていくと思う。交流はできないし、歓迎式典なども簡素化してやるなど、そういう対応になると思う。
質問:6月に入ってまん延防止等重点措置が延長されたところであるが、現状、四日市市の感染者数の推移や感染状況について、市長はどのように見られているのか。
市長:全国的に減ってきていて、四日市市も減少傾向ではあるが、ただ減りきらないことを懸念している。三重県全体では、ステージ2に入っているが、四日市はまだステージ3である。一時期に比べればステージ3という状況は改善しているが、ステージ4に近いところにある状況であり、なかなか下がっていかないことが心配である。大都市圏でもどんどん下がってきている中、四日市市は下がり方が全国よりも緩く、非常事態宣言が出ているところよりも高い状況でもあることが心配である。まん延防止等重点措置の期間でどこまで下がるのか、下がってもらいたいが、今日も新規感染者が11人と、久しぶりに2桁になっていて危惧している。
質問:あと2週間ぐらいまん延防止等重点措置の期間があるが、どのように延長を求めていくのかの判断などその辺りはどのように考えているか。
市長:まだ2、3週間あるので、今の措置を徹底していくということが第一と考えている。県と四日市の状況が大分違ってきているので、全県下の判断と四日市の判断を一緒にすることは難しい状況にある。早く四日市が感染者を減らして県の水準と同程度になればいいと思っている。
質問:そうなると、市独自の施策なども考えていかざるを得ないという感じなのか。
市長:水準にもよるが、まだ2週間以上あるので、しっかりと訴えていきたいと思う。早期の解除などの話があるが、四日市としては、それは少し難しいと思う。