令和03年02月15日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16145-8606-5977 更新日:2021年 2月 15日
市長定例記者会見
日時
令和3年2月15日(月曜日) 午前11時~
場所
総合会館8階 視聴覚室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、CTY、CBC、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、内田総務部長、稲垣都市整備部長、清水総務部次長・総務課長、伊藤都市整備部次長・都市計画課長、伊藤危機管理監参事・危機管理室長、渡辺商工農水部参事・商工課長、小松シティプロモーション部観光交流課長、土井都市整備部都市計画課副参事公共交通推進室長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長
発表事項1.令和2年度四日市市産業功労者等の表彰式の開催について
市長:今日は5項目。その前に、13日の深夜に東北地方で地震が発生し、多くの方が被災されたということでお見舞いを申し上げたいと思う。昨日、記者クラブには投げ込みをさせていただいたけれども、災害時の応援協定を締結している福島県の新地町からブルーシートの応援要請があり、昨日の夕方ごろ新地町に向けて郵送を完了したところである。新地町も今日、大雨に見舞われるということで、昼頃からというのは聞いているけれども、それに間に合うようにトラックを出発したわけであるけれども、今日の朝方に無事到着したということは聞いている。
記者会見の項目に入っていく。まずは、四日市市の産業功労者等の表彰式の開催についてである。これは毎年実施をしているわけであるけれども、本年も開催させていただくというところである。まず、四日市産業功労者表彰ということで、3月11日に行う。こちらは、工業の分野から山口薫様、四日市印刷工業株式会社の代表取締役会長をされている。三重県印刷工業組合理事長等を歴任されており、印刷業界の発展及び地位向上に大きく貢献をされたというところである。2人目、次も工業分野である。山本哲也様。萬古業界からであり、株式会社各治の代表取締役を務められている。また、長きにわたり萬古陶磁器卸商業協同組合や萬古陶磁器振興協働組合連合会の役員を歴任されており、平成30年には沼波弄山翁の生誕300年を記念した「BANKO300th」事業の実行委員長をされている。萬古業界の発展及び地位向上にも大きく貢献をされた。3人目は農林水産業の分野から石田旭様。石田様は、四日市市漁業協同組合代表理事組合長として、長年にわたり務められている。三重県漁業士会会長等も歴任されており、県内の漁業生産を支える人材の確保、育成や安全・安心な水産物の供給に精励されてきた。こういうところから、本年の産業功労者として、山口氏、山本氏、石田氏の3名を選出させていただいた。続いて、四日市市の雇用優良事業所表彰である。これは、障害者や高年齢者等の雇用を積極的に推進している事業所であるけれども、障害者の部門で株式会社ウエスギ様、また高年齢者の部門で医療法人社団プログレス様、四日市消化器病センターを運営されているところである。この2つの事業所を選定させてもらった。続いて、四日市市「男女がいきいきと働き続けられる企業」表彰ということで、名前のとおり男女がいきいきと働き続けられる環境を提供されている事業所の表彰である。本年は、大賞は該当なしというところであるけれども、奨励賞ということでキオクシア株式会社四日市工場様、そして株式会社PlanB様である。続いて、電気工事業の三重電設株式会社様。この3つの事業所を選ばせていただいている。詳細は別紙のとおりである。この雇用優良事業所表彰、男女がいきいきと働き続けられる企業の表彰は、3月10日に表彰式を開催させていただく。
質疑応答
なし
発表事項2.災害時避難施設に係る情報の提供に関する協定の締結について
市長:後ほど協定式をこちらで開催するけれども、記者会見の項目としても挙げさせていただいている。四日市市は災害時避難所情報に係るシステムの提供に関する協定を、株式会社バカンと締結をするというところである。この株式会社バカンであるが、店舗の混雑状況等をインターネットで配信するといったサービスを展開されている。この事業者は、各自治体と全国で災害時の避難所情報の発信の協定の締結を進めている。現在、既に全国でも50を超えているけれども、今回四日市市と締結をすることになった。三重県では初めてということになる。災害時に指定避難所を開設するわけであるけれども、この避難所のリアルタイムの混雑状況を配信するというサービスとなる。これまで指定避難所等を開設した場合は、様々なツールで発信をしていたわけであるが、今回見える化という意味で地図上に反映される。この地図上で4段階の確認ができる。混雑状況を4段階に分けて発信をするということになる。であるから、市内で118か所の指定避難所があるけれども、こちらの配信するシステムを見ていただければ、どこに避難所があるのかということを地図上でも確認できるし、さらには、その避難所が開設されていない、開設されているのであれば混雑状況がどういう状況か、4段階で見ることができる。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」という4段階になり、こういった情報発信が行われるということである。これにより、コロナ禍であるので三密の回避という部分で、それぞれの方がこの避難所の込み具合を見た上で避難ができるというところ、また自分たちで選択できるというところ、これが非常に有用ではないかと思っている。本日、この後、協定締結を行うわけであるけれども、インターネット上でご覧いただけるのが2日後、令和3年2月17日からというところである。ただ、混雑状況は、まだマニュアル入力であるので、それぞれの避難所で入力をしていく。危機管理室が中心になって入力をしていきながら、インターネット上に反映されていくという状況である。こういったことで、コロナ禍における避難所運営、避難の仕方というのが、また大きく変わってくるのではないかと考えている。
質疑応答
質問:こちらの情報の提供について、資料の4番にはアプリと書いてあるが、これはアプリで見られるのか、それともブラウザ上で見られるのか、どういう状態で見られるのか。
回答:アプリと記載させていただいているけれども、これはアプリではない。バカンのシステムを覗きにいくという形であるので、アプリをダウンロードするのではなくQRコードであったり、アドレスでアクセスをしていただくという形のものである。(危機管理室)
質問:インターネットのページがあって、そこに検索なりとかで見られるということか。
市長:そのとおりである。
質問:このシステムになるまでは、避難所の開設状況とかは一般の市民の方はどうやって確認をされていたのか。
回答:今までは、一般の市民の方は確認するすべがなかったというところである。地区市民センターに電話で問い合わせをしていただくとか、そういう形であったので、このような形で目に見える化というのはされていなかったので、今回導入させていただくというものである。(危機管理室)
市長:行政から避難箇所について、情報発信は常にさせていただいてはいた。そういう情報をもとに皆様が避難所を選定するという状況だったのであるけれども、これが一覧というか、大きく全体を可視化できたということである。
質問:一昨日には東北のほうで地震もあり、コロナ禍で避難所のこういった締結に関して、市長として期待されていることを改めて教えていただきたい。
市長:市民の皆さん、何か災害があったときにどこに避難すべきかというのは、恐らく前提として考えてもらっているとは思うけれども、その避難所が今開設されているのかどうかということを一覧で確認するすべが今までなかった。電話問い合わせ等で確認するしかなかったという部分はあるけれども、こういった部分が一覧で確認できるということは、速やかな避難行動に移していただけるということが期待できるし、今、先ほど申し上げたように、コロナ禍で密を避けるということが一つの大きなテーマとなっている。そういった密を避けるというのも、市民の方ご自身で判断して避難場所を決めてもらえるということになるので、これはコロナ対策にとっても大きな効果になると思っている。やはり速やかな避難とコロナ対応の避難、2つの目的を達成できる大きな仕組みになると思っているので、周知をしていきながら、四日市市としても積極的に展開をしていきたいと思っている。
質問:このシステムが実際に展開されるのは、例えば大雨の場合とかもあるのか、それとか巨大地震というようなものしかシステムが情報を発信しないのか。ケースとしては、どういったことから発信をされるのか。
回答:避難所を開設したら、この情報を発信していこうと思っているので、大雨もそうであるし地震もそうであるし、災害時に避難所を開設したときという想定である。(危機管理室)
市長:であるから、17日以降に開設されたものは全て反映されるということである。
質問:状況的にどうしても避難したほうがいいと言われても、その混雑情報で混んでいるという情報を見て避難をやめてしまうというような、そういうような行動につながる恐れというのはないのか。
市長:そもそも自宅の中での避難、垂直避難というのもあるし、様々な避難形態があろうかと思う。必ずしも避難所に避難することだけが避難ではないので、それぞれの状況に応じて、立場に応じて、避難行動を決めていただきたいと思うけれども、避難所に避難したほうがいいという判断の中で、さらにどの避難所に避難するかというところの判断になるので、そこは避難所の避難が適切という方が避難所を選らばなくなるのは、それは適切ではないと思うけれども、より密を回避した避難所に避難していただける行動につながってくれば、かなり有効なものになってくるのではないかと思っている。あくまでも、避難をどういうふうにするのかというのは、それぞれの立場で決めていただかなければならないので、それはしっかりと考えていただきたいと思う。
発表事項3.行政の手続における押印の廃止について
市長:これは記者会見でも何度か問い合わせがあった項目であるけれども、行政の手続における押印の廃止に本市も積極的に取り組んでいくということである。これまで、様々な本市の押印手続について調査を進めてきた。実は、本市は平成17年に楠町と合併をした際に押印規定を見直しており、大幅な押印の廃止を行っている。例えば、既に住民票の写しの交付など、市民の皆様の利用が多い手続については、押印を廃止しているという状況である。そういった前提の中、再度押印を義務付けている手続を全て調査した。その調査の結果、2,765件が確認されたわけであるけれども、その中で今回、廃止する手続として2,175件、そして、廃止しない、存続していく手続として590件を整理したわけである。廃止の割合は、およそ79%、8割程度の削減と廃止ということになったわけである。社会情勢の変化や国における押印廃止の見直しを受け、本市についても一つ一つ精査をしていったというところである。この押印を位置づけている種類として、条例であるとか規則、規定または告示、その他、あるけれども、今回の2月定例月議会においても押印廃止関係の条例改正案を上程しており、整理をしていくということもあるし、規則、要綱の改正が必要となるものは年度内に必要な改正手続を済ませるというところである。そして、この2,175件の押印の廃止は、4月からスタートということになる。例えば、どういったものを廃止するのかというと、施設使用許可の申請書であるとか各種の補助金に係る申請書の廃止をしていくということである。一方で押印を継続する手続として、市営住宅入居時に提出いただく書類における連帯保証人の印、これは実印を必要とする。こういった部分で差を設けているというところである。今後も国の法令等によって、まだまだ決められている部分があるけれども、国も大幅な見直しをするということであるので、この見直しに合わせて廃止できるものはしていくという方針を、これからも継続をしていくということである。現時点では、2,175件の押印を4月から廃止し、590件を存続させるという状況である。
質疑応答
質問:廃止する、継続する、それぞれ例を幾つか挙げていただいているけれども、もう何点か伺いたい。例えば津市とか桑名市とかでは保育所利用申込書とかも押印を廃止したというのが過去に載っていたけれども、もう少し例をいただければと思う。
回答:主立ったものとしては、こういった施設利用の許可の申請書などがそうであるが、例えば子どもの医療費の助成に関する申請書であるとか、福祉関係の申請書などもいろいろと見直している。あと保育所に関するものであると、もう既に入所時点では押印は求めていなかったが、例えば延長保育の申込書等々についても、今回見直しの対象としている。(総務課)
質問:こういう押印の見直しとともに、例えば行政の手続においてはオンライン化なども結構言われているが、そういったオンラインについての方針はいかがか。
市長:オンライン申請についても、四日市市も積極的に取り組んでいくということで、来年度、令和3年度にその方向性を示すようなプランを策定するという予定である。押印の廃止とともに、オンライン申請も比較的速やかに取り入れていくという方針で取り組んでいく。
発表事項4.自動車運転車両の走行実験に向けた準備走行について
市長:4項目め、自動運転車両の走行実験に向けた準備走行についてというところで報告をさせていただく。本市でも、自動運転を積極的に取り組んでいこうと、令和元年度に自動運転導入検討会議を立ち上げ、様々な議論を重ねてきた。そして今年の3月、来月に自動運転に関する次世代モビリティを考えるイベントを開催しようとしている。これはまた、後日発表するが、3月にそういうイベントを用意している。このイベントに、合わせて準備走行を行うということである。このイベントの際にも活用するけれども、株式会社マクニカのレベル4相当の機能を有する自動運転車両の走行実験に向けた準備走行を開始するというところである。本市での自動運転を振り返ってみると、笹川団地のほうで一度、群馬大学の関係の走行実験が行われたということはあるけれども、それはレベル2相当だったと思う。今回はレベル4ということで実質2回目。レベル4としては本市では初めての実験となる。この株式会社マクニカは自動運転の車両開発に取り組んでおり、これまで自動車学校等の閉鎖空間のみでの実験であったので、この車両はレクサスになるが、この車両が公道を走るのは初めてということになる。準備走行であるけれども、これは2月24日から1か月程度を予定している。資料の別紙を見ていただくと、準備走行ルートと書いてあるけれども、JR四日市駅のバスロータリーから中央通りを走り、近鉄四日市駅南口の送迎スペースまでのルート、そしてまたJR四日市駅のバスロータリーに戻ってくるという、こういった循環型のルートになる。3月のイベントに向けてこう言った準備走行を始めていくということである。準備走行であるので、様々な準備が行われ、走行ばかりしているわけではなく、走行としては一日1回か2回ぐらい、1か月程度走ることになろうかと思っている。ぜひとも取材していただきたいが、いつ来ればいいのかというところは、実験開始日、準備走行開始日、2月24日の14時から15時にJR四日市駅のバスロータリーに集まっていただければ、ここで最初の走行が行われる。この準備走行であるけれども、走行実験に向けて様々な調査をしなければいけない。例えば、特定の障害物を検知したりとか、信号検知の精度を高めていく、こういったことで中央通りを繰り返し走行するということになる。なお、当該車両を使用した公道での走行においては、セーフティドライバー(保安員)の方が常に搭乗し、事故防止や異常時の対応、危険回避等を行い、安全確保に努めるというところである。レベル2だと、基本的に人間が操作する前提として人間が運転するということであるけれども、レベル4になってくると、自動運転システムが全ての操作を行うということになっている。ただ、安全上の問題から、セーフティドライバーの方を配置した上での実験ということになっている。車両のイメージは、先ほどレクサスという話はしたけれども資料の2枚目、こういった車両となる。であるから、この1か月間はこういった車両がJR四日市駅、近鉄四日市駅の中央通りを走ることになるので、ある意味、市民の皆様にもある程度認識をしていただいてもらわないと混乱する可能性もあるので、こういった周知も含めて報道していただければと思っている。
質疑応答
質問:自動運転の走行実験のほうであるが、この実施時期はいつ頃になるのか。
市長:先ほど申し上げたように、3月にこのイベントの開催を予定している。実は、改めて詳細は発表しようとしているわけであるけれども、3月下旬ごろということである。このイベントの際に、市民の方にも乗っていただけるような仕組みにならないかということは考えている。
質問:その1日のみに実証実験を実施するような形になるのか。
市長:このイベントは3日間行う予定である。またその詳細も改めて発表させていただく。
質問:この実証実験、いわゆる自動運転の実証実験などを通じて、今後、市としてはどのような展開を図っていきたい、活用していきたいとか、その部分を教えてほしい。
市長:自動運転の用途というか、たくさんあって、まずはこの実験の会場でもある近鉄四日市駅とJR四日市駅、このにぎわいをもっともっと近鉄のにぎわいをもっとJR側まで分散させていきたいという思いがある。この近鉄、JR間の回遊性を高めていくという部分での、この都市部での自動運転の活用というのもあるし、今、郊外の公共交通を維持していくためにも、自動運転が有用ではないかということも言われている。郊外の活用も将来的には頭に入れているので、そういったところも踏まえて、まずは四日市市でやれることをやっていくということで、今回の実証実験、そして準備走行ということになっている。
質問:一日に走らせるのは一、二回と見られているのか。
市長:この1か月間はそのとおりである。
質問:各日9時から16時というのは、結構な幅があるけれども、ほかの時間帯というのはどのようなことをするのか。
回答:主にマッピング作業とメンテナンス作業を行う。まず、マッピング作業というのは、車両を走行させてルートの状態、信号の位置、横断歩道の位置を車両、システムに覚えさせるような作業になる。もう一つのメンテナンス作業というのは、マッピング作業から得られたデータをシステムに覚えさせるような、要は複数のプログラムが連動して同時に動いているので、そういうプログラムの確認などを行っている。主には、メンテナンス作業のほうにかなり時間がかかるので、走っていない時間帯はそういうメンテナンス作業を行っている。(都市計画課)
質問:確か中央通りでの実験というのは一回見送っていないか。断念していた記憶がある。郊外も含めて、やる場所を検討していますといった話があったと思うのだが、今回のこのケースは技術的な問題がクリアできて中央通りでやれるという判断になったということか。その辺のいきさつを教えていただきたい。
回答:昨年度、令和元年度、自動運転導入検討会議を立ち上げた。その検討会議の中で、中心市街地での自動運転走行もできないかということを想定していたが、そのとき想定していたのは時速20キロ程度の車両を走らせられないかということを考えていた。時速20キロの自動運転車両で中央通りを走行すると、例えば国道1号と中央通りとの交差点間の距離が非常に長いということで、信号が切り替わってもまだ自動運転車両が通過しきれないという課題があった。であるので、そういう車両ではなく、もう少し速度の出るような車両を今回使って実験をしたいと考えている。また、そのときのルートに関しては、右折レーンを一部組み込んだルートを考えていたが、自動運転の右折というのは対向車の速度を識別しながら右折する判断をしなければならないということで、現時点では右折は難しいということに今なっているので、今回も特に右折のところは恐らく手動走行になろうかと思う。前回との違いは車両の速度を少し早く出る車両を使っての実験にしたいと思っている。(都市計画課)
質問:要するに、令和元年度に検討したときというのは、まず条件としては時速20キロの車を使用すると、それとルートの中の右折を組み込んであると、この2点が技術的に少ししんどいのではないかということで見送ったと。今回は条件が違うのは、もう少しスピードが出るということ。スピードはどのぐらい出るのか。
回答:準備走行をして改めて確認することになろうかと思うが、恐らく30キロ前後ぐらいになろうかと思う。(都市計画課)
質問:そうすると、信号が切り替わる前に横断できたりとかという、技術的にクリアできるということか。
回答:そこを含めて確認をしたいと思っている。(都市計画課)
質問:以前、トゥクトゥクを走らせるなんていうのがあったと思うがどうなっているのか。
都市整備部長:まず、大きな目的として、今回やっていくようなものについては、町なかでは次世代のモビリティ、これをまちづくりにどういうふうに活用していき、人の流れをつくり出していくか、これが大きいということがある。今の準備中の想定であるけれども、今回イベントの中で極力様々なモビリティを実際に細見していただき、いろいろな反応をお聞きしたいというふうに思っており、そうした中で次世代モビリティの在り方、こういったものが議論できるようなもので3月のイベントの中でやっていこうということで今準備を進めている。
質問:導入検討会議というのは、まだ生きているのか。今回のこの実験についても、この導入検討会議での議論でもんでもらってやるということでよいか。
都市整備部長:まず、検討会議の中には様々な関係者が入っていただいており、その中で将来的にこういう技術をどういうふうに活用していくかという視点、そういったところを一緒に検討していこうということで立ち上げたものである。当然、走らせる実験だけではあまり意味がないので、検討会議の皆さんに実際に乗っていただいて、その感想をいろいろ話し合って、これからどういうふうなところに発展していけるか、そういうきっかけにするための走行という位置づけである。
質問:そうすると、検討会議の決定を経てこういう準備走行をやるということではなくて、まさに検討会議の中で議論を生かしてもらうための準備走行ということ、位置づけとしてはそういうことでよいか。
都市整備部長:以前に自動走行の検討を始めたときから、継続的にやれないかということでずっと進めてきていた。その中で、会議として走らせて会議のメンバーが実際に乗って、そこの中で将来について議論をしていくという位置づけになる。
質問:走行実験と準備走行とどう違うのか。何か十分に走行実験のように見えるが。
回答:まず、走行実験というのが3月に予定をしている、シンポジウムと走行実験のことを走行実験というふうに表現させていただいている。今回は準備走行ということで、3月の走行実験のための準備の走行のことをいっている。(都市計画課)
市長:イベントでは、先ほども話したけれども、市民の方にも乗っていただけるような形にしたいとは思っている。その準備である。だから、そういうふうに広義か狭義かだけの話である。
質問:実験ではないのか。
都市整備部長:実験の一環であるということは間違いないことであるけれども、実際に市民の方々にも乗っていただく前に、自動走行をするための3Dのマッピングを行ったりといった作業が伴ってくるので、まずはその作業をして実際に自動運転ができる状態になったのか、これを確かめるというのがこの自動運転の準備になる。
質問:前回、先ほど一時断念された右折が入ったルートとか走行20キロというものだったが、確かあのときは、今回のレクサスのような乗用車ではなく、もう少し大きな何か、小型バスというか、複数の方を少人数ながらも運搬するような車両だったということを明示されていたと思うが、今回この乗用車というタイプになった。まだ大量に輸送を自動運転でやる前回の自動バスのようなものは、計画として残っているのか、今回はこういった乗用車型のものというふうになるのか、その2本立てなのかどうか。
都市整備部長:先ほども少し話をしたけれども、まず町なかのモビリティとしてどのようなものが適しているか、そういった議論がある。そういうモビリティに自動運転の技術を導入していく。例えばそれが大型のものになると、バスとかで省力化が図られて、運転手不足とかに対応ができる。そういった未来があるし、小型モビリティであると、その小型のモビリティで身近なところにいろんな場所に移動してもらう。それによって人の動きが増えて町なかがにぎわう。そういった未来像もあるし、四日市の町なかでどのようなものが適しているのかというのを手繰っていこうという中で、それに対しての技術的な面、これを担保するということで自動運転というものがどのようなもので、どのようなものに役立つか。そういったところを実際に体験して議論していただく。そういった意味で、むしろこの乗用車というよりも技術的なものについて体験をしていこうということが今回の目的にある。
発表事項5.四日市市シティプロモーション漫画動画の完成について
市長:これはアフターコロナで夢が大きくなるという話題である。四日市市のシティプロモーション漫画動画が完成した。現在、「2020東海・北陸B-1グランプリin四日市」が見合わせとなっており、まだ開催のめどが立っていないというところである。ただ、中止ではなく、コロナが終息次第やりたいという強い四日市市としての意志がある。このB-1グランプリと四日市市がかねてからシティプロモーション映像として作成している「必見 四日市」のコラボレーションによる、新たなシティプロモーション漫画動画を完成させたというところである。全体のタイトルは「必見 四日市×東海・北陸B-1グランプリ そこはかとなく味わい深いB~さすらいの翔」ということである。このB-1グランプリが見合わせになっているが、やはりB-1グランプリで大いに地域を盛り上げていきたいという思いを市としては持っている。この高まった機運をコロナ禍でかなり沈んできている状況もあり、もう一度大きなものにつなげていきたい。そして、アフターコロナの際に開催されるB-1グランプリのにぎわいにつなげていきたい。それをシティプロモーションにつなげていこうというのが背景にある。今回の動画はボイスコミック、漫画動画ということである。これ要は、漫画スタイルで、静止画がコマ送りしながら音声を吹き込んでいき、アニメーションみたいになっていくという動画であるけれども、今回、総合学園ヒューマンアカデミー名古屋校の生徒さんに協力をいただいている。どういった協力かというと、この漫画をヒューマンアカデミー名古屋校の漫画専攻の学生の方に描いてもらったということである。このB-1グランプリは、16団体が出ることになっているので、16話、各それぞれの出展団体を取り上げた漫画を描いてもらったということである。この漫画は、もちろんご当地グルメもあるけれども、そのご当地の紹介も含めている。であるから、四日市市のシティプロモーション映像でもあるけれども、四日市市以外、とんてき以外の15団体のプロモーションでもあるし、自治体としては14の自治体のプロモーションでもある。そして、今回のボイスコミックの声の出演ということで、「四日市の翔」である京本政樹さん、そして今回町娘ナユ役として中村静香さん、そしてタレントの堀真理子さんにこにゅうどうくん役、そして源石アナウンサー、こういった方に声で出演をしてもらっている。そのほか、総合学園ヒューマンアカデミー名古屋校のパフォーミングアーツカレッジ声優専攻の学生の皆さんにも、声として参加をしてもらっているというところである。今回の動画の特徴であるが、ヒューマンアカデミーの学生さんに漫画を描いてもらったわけであるけれども、実はこの学生さんというのはそこまで16団体の、例えばグルメであるとか地域に対して知識を持っていた学生さんではない。こういった学生さんが、例えばその地域に赴いて調査をして現地を歩いて感じたものを漫画にしてもらったりとか、それぞれ現地に行けなくても様々な媒体で調査をして、その地域を知った上で漫画にしてもらっている。であるから、実は各地域が一推しのものが必ずしも出てきているとは限らない。その学生さんの感性で漫画がつくられているということで、非常にこれまでとは違った視点での漫画となっている。今後、この動画は3月1日からYouTube、四日市公式YouTubeチャンネルにて公開される。16の団体ごとに動画をつくるので、16の動画が公開予定である。その動画であるが、各団体はもちろん、各自治体への働きかけを行い、四日市市だけではなくて多くの方々の連携の下、盛り上げていき、そしてアフターコロナのB-1グランプリ開催に大成功につなげていく、そういった流れにしていきたいと思っている。それでは、16ある動画の中で四日市とんてきを今回は見ていただきたい。
(漫画動画視聴)
市長:こういう動画であるけれども、これが16団体分あるということである。この漫画をヒューマンアカデミー名古屋校のマンガ・イラストカレッジマンが専攻及びコミック・イラスト専攻の学生さんに描いてもらっているということで、それぞれ16あるけれども、絵のトーンが変わって学生さんのトーンで描かれているので、それぞれの動画でこにゅうどうくんの顔が違ったりもするけれども、それもまた特徴かと思っているし、例えば、先ほど話したように、観音山の天狗松なんていうのは、実際に四日市にあるけれども、なかなか市民の方も知らない項目が出てきている。これも学生さんが独自取材で観音山の天狗松というところにたどり着き、この漫画に起用してもらっているので、こういった面白さもあるということである。3月1日から動画が公開されるので、ぜひとも多くの方にご覧いただいてB-1グランプリ開催につなげていければと思っている。
補足説明
国体推進課長:観光交流課長:今、ご覧いただいた16分の1の作品のとんてきバージョンであるが、ご覧いただいたとおり画像が白黒である。漫画というと手描きで白黒というところがベースであるが、携わっていただいた生徒さんのつくり方の違いでほかの団体の漫画のバージョンでは、パソコンでつくられていてカラー、色つきのものもある。であるので、作品としては白黒と色ありというものが、それぞれに応じて少し違いがあるような形であるが、両方あるのでよろしくお願いしたいと思う。
質疑応答
質問:改めて飲食業がかなり厳しい状況の中で、今回の施策に対する市長の思いと、それから京本さんも四日市の出身ではない中で、プロモーションにかなり協力をいただいているかと思うが、京本さんに対する思いも追加でよろしいか。
市長:飲食業、非常に厳しい、それはもちろんそうである。各ご当地グルメの団体もなかなかできていないという状況である。そういった中、本市はB-1グランプリを開催するということを決定して、現在見合わせとなっているけれども、アフターコロナの段階でB-1グランプリ開催をしていきたいという強い意志を持っている。そういった希望、飲食業界も含めて希望となるような、大きな大会にしていきたいと思う。そういった灯を絶やさず、さらに今から大きなものにしていくための動画であると考えているので、この動画を契機にB-1グランプリ開催の機運を高めていきたいと思っている。あと、京本政樹さんは、以前から四日市のシティプロモーション動画「必見 四日市」に出演していただいている。こういったご縁をいただき、こにゅうどうくんの大応援団であるとか、本当に四日市のことを東京から発信をしていただいている。大きな頼れる方であると思っている。こういった大きな応援団、京本政樹さんの力を今回は借り、そして、またB-1グランプリのテーマが現代版宿場町というテーマでもあるので、この江戸時代の「必見 四日市」の設定とかぶっている。こういったことも含めて、京本政樹さんに今回もお願いをさせていただいたというところである。
その他
質問:冒頭で新地町の話が出たかと思うが、新地町への人的支援とか、そういったものは現状する予定はないのか。
市長:地震が発生してから新地町への確認も行ったけれども、現時点で人的要請は受けていない。ニュースを見る限りでは、断水などでかなりご苦労されているというのは伝わってくるけれども、現時点ではブルーシートの要請のみというところである。先ほども申し上げたように、今日から東北地方が大雨ということも聞いているので、まずはそれに間に合うようにということで急いで手配をし、今日の朝に届けたというところである。また、必要であれば随時支援を行っていきたいと思っている。
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