令和02年10月21日 記者会見要旨
問い合わせ番号:16048-8151-3391 更新日:2020年 10月 21日
市長定例記者会見
日時
令和2年10月21日(水曜日) 午後1時~
場所
総合会館7階 第1研修室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、稲垣都市整備部長、葛西教育長、辻健康福祉部長、渡辺商工農水部参事・商工課長、土井都市整備部都市計画課副参事・公共交通推進室長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長
発表事項1.四日市市あすなろう鉄道 遊び心満載のトリックアートとイルミネーション列車の運行について
市長:まず1つ目は、四日市あすなろう鉄道に関する件である。毎年恒例のイルミネーション列車と、本年新たに開催するトリックアートのイベントについて、告知していきたいと思う。四日市あすなろう鉄道は、今年で5周年を迎えたところである。本来であれば、多くのイベントを実施していきたいところであるけれども、コロナの影響で限られた取組となっているが、今回新たに遊び心満載のトリックアートを実施するということになった。それと併せて、3年目となるイルミネーション列車も運行する。いずれも11月6日からスタートであるが、まずトリックアートは、お手元の資料に3つほど写真が載っているが、面白い写真で立体感のある映像が出るようなものであるけれども、例えば、あすなろう四日市駅に“明日にむかって”走る、あすなろう鉄道をイメージしたトリックアートであるとか、内部駅には工場夜景を窓から眺める風景であるとか、また追分駅には「こにゅうどうくん」が飛び出してくるような、こんなトリックアートを設けることで、より多くの方にあすなろう鉄道を利用していいただきたいと思っている。併せて、11月6日から2月14日までイルミネーション列車を行う。こちらは昨年同様、2種類のイルミネーション列車を走らせる。ブルー系のものとゴールド系の車両を走らせるということである。運行ダイヤは17時以降の営業列車で、土日の運行ダイヤは1か月分ごとにホームページやフェイスブックに掲載していく。あと平日の運行ダイヤは、ダイヤの関係もあって当日の朝10時ごろにフェイスブックに掲載する。ちなみに、去年もあったヘッドマーク、電車の前につけるマークであるが、イルミネーション列車用のヘッドマークをつけて運行する。あと乗車特典ということで、当日使用の1dayフリーきっぷを提示してもらうと、イルミネーション列車乗車証明証を発行させていただくということである。あと、これは昨日あすなろう鉄道側から発表があったものであるけれども、11月1日からPEARLS(パールズ)と四日市あすなろう鉄道がコラボレーションをすることになり、このコラボ1dayフリーきっぷを提示していただいても同じように取り扱わせていただくということで、こういった取組も並行して実施している。例年、このあすなろう鉄道のイルミネーション列車は近鉄四日市周辺のイルミネーションと同時に開催をしている。本年も11月6日から2月14日まで、これもイルミネーション列車と同じであるが、近鉄四日市駅周辺でのイルミネーションも同様に行うということである。ただ、セレモニーが新型コロナウイルスの関係で割愛されるので、今回のイルミネーション列車においても点灯式はできない。そういった中で、11月6日から静かに始まっていくわけであるが、多くの方にご利用いただければありがたいと思っている。
質疑応答
質問:これは2Dが3Dに見えるというものでよいか。
市長:そのとおりである。浮き出てくるような立体感がある感じであるので、2Dが3Dに見えるという感じである。資料の写真でも絵がそのように写っている。
質問:これは11月6日からということであるが、何かシートか何かを貼り付けるような感じなのか。
回答:そのとおりである。シートを板に貼り付けて、その板自身をこの壁に貼り付けるという形で実施させていただく。(都市計画課)
市長:イルミネーション列車は2月14日までであるが、トリックアートは反響の様子を見ながら当分の間ということで、後ろを決めていないので状況を見ながらというところである。
質問:掲出駅について、一応ここに書いてある四日市、内部、追分とあるが、そのほかの駅というのはまだこれから検討されるのか、期間中どんどん増やしていくのか、あと、資料を見るとあすなろう四日市駅はイメージ図になっていて、内部と追分は何か実写みたいな形になっている。これはもう既に設置されているのか。
回答:まず、その他の駅については、設置する駅は決まっているが探していただけたらと思っている。(都市計画課)
市長:様々な駅の場所に「こにゅうどうくん」が隠れているということで、その「こにゅうどうくん」のシールが貼ってあるが、ただそれは「こにゅうどうくん」が立体で出てきているようなシールなので、ある意味立体のものと言えば立体のものであるけれども、ここまで豪勢なものではなく、こっそり「こにゅうどうくん」が飛び出てきているような、そんなシールがあすなろう鉄道の各駅にちりばめられているということなので、ぜひ探していただきたい。
質問:各駅というのは、この3駅以外は全部あるということではないのか。
市長:全部ではない。一部の駅である。SNSに挙げていただいたりするとありがたいと思っている。
質問:「隠れミッキー」を探すみたいなものか。
市長:そのとおりである。
質問:内部、追分は、もう既に写真を撮りに行けたりするのか。
回答:3駅とも、これからの設置になる。(都市計画課)
質問:この資料の写真は全部イメージか。
回答:全てイメージである。(都市計画課)
質問:こちらの資料の主語が、「四日市あすなろう鉄道は」となっているけれども、四日市市はどういうふうに関わっているという認識でいればよいか。
回答:トリックアートについては、あすなろう鉄道の予算で実施をさせていただく。四日市市とあすなろう鉄道で、定期的に利用促進ワーキングという会議を開催している。利用促進策をいろんな担当レベルで検討して、それを煮詰めていくということで今回このトリックアートが実現した。(都市計画課)
質問:イルミネーション列車のことであるが、青とゴールドをイメージした列車でよいか。
回答:青とゴールド系はシャンパンゴールドである。(都市計画課)
質問:大体LED何球と言ったらいいか。
回答:ブルー系のほうがLED7,400球。ゴールド系がちょうど5,000球である。(都市計画課)
質問:PEARLSの1dayフリーきっぷも1dayフリーきっぷであることには代わらないので、これを示せばイルミネーション列車乗車証明証というものをもらえるのか。
市長:そのとおりである。
質問:イルミネーション列車、この列車自体は17時以降の営業列車にはずっとこういうふうにイルミネーションがついた状態というか、普通の電灯、照明をなくしてイルミネーションのみが光っている状態でずっと走っているという、時間帯としてはそういうことになるのか。
市長:そのとおり。17時以降の列車は全部そのとおりであるが、3編成なのでそのうちの2つがブルーとゴールドになっているから、3分の2で当たる確率があるということである。
質問:駅で停車しているときとかもずっとこの状態なのか。
回答:昼間はイルミネーションを消しているが、夕方の5時以降はイルミネーションは点灯している。ただし、出入り口は非常灯の関係で出入り口の上の通常の照明はつけている。(都市計画課)
発表事項2.「四日市市と株式会社FIXERとの高度IT人材育成にかかる連携協定」に基づく「四日市市クラウドアプリ開発入門講座」の開講について
市長:2つ目、少しタイトルが長いが、要は高度IT人材育成について四日市市がFIXERと協力して新しい取組を行っていくということである。今年の5月に、株式会社FIXERと本市は高度IT人材育成にかかる連携協定を締結した。FIXERはもう皆さんご存じかと思うが、クラウドソリューションを提供しているIT企業である。東京が本社であるけれども、四日市に拠点を構えていただいており、非常に今連携を深めている会社の一つである。そういった中、この高度IT人材育成について具体的な取組を進めていこうということで、これまで水面下で協議をしてきた。そして、このたび来年度の事業化を目指してパイロット講座、四日市市クラウドアプリ開発入門講座を開講していきたいと考えている。他になかなかこういった取組はないと思うが、四日市市ならではの取組かと思う。産業都市四日市であるので、企業におけるIT人材の育成であるとか、さらには様々な就労支援、そういった多くの目的を持ってパイロット講座を実施していきたいと思っている。パイロット講座の内容は、年齢層別に分かれてアプリを作成してもらう。20歳から34歳、35歳から49歳、50歳以上、この3つのカテゴリーに分け、2日間、それぞれ講座を受講していただくということである。この2日間の受講によって、勤怠管理のアプリとか安否確認のアプリを作成できるようになると言われている。対象者は市内在住者、市内在勤者、市内在学者で、無線LANを使用できるノートパソコンをお持ちの方というところである。各年齢層10名ずつ、計30人を対象にしていこうと考えている。場所は鵜の森にあるユマニテクプラザで行い、受講料無料ということである。これは市が場所を借りて、講義をFIXERに無料で行ってもらうということになっている。この30名の募集は既にもうスタートしているところであるけれども、10月13日からスタートして今月末30日まで募集をかけていこうと思っている。もう何人か既に応募をしてきている状況であるが、10人を超えると選抜させていただくということになる。どの年齢でどういう効果が出るかとか、どういう属性の方がこの講座を受けるとどういう結果になるかとか、そういうことをこのパイロット講座で分析して最も効果が出しやすいようなターゲットを絞った上で、来年度事業化し、新たに正規の講座を設けていきたいという流れである。様々な方、就労支援にもなるし、就職氷河期の方々とかキャリアを終えた方とかまだまだ若い方とか、それと企業に勤めているバリバリ仕事をしている方でさらにITのスキルを上げたい方とか、様々な方に受講をしていただき、どういった方が有効な効果が出るのかということを、今回の講座で見極めていきたいと思っている。なかなか全国的にもこういった取組は珍しいので、しっかりと取り組ませていただきたいと思っている。その前に応募をしてもらわないといけないので、ぜひとも多くの発信をしていただければと思っている。
質疑応答
質問:今回の入門講座であるが、今市長もおっしゃったように参加される方のいろいろな属性とかスキル、受講者が実際体験してそれがどこまで到達したか、スキルアップしたかということも全部計画、リサーチをして、来年度の同じような講座というか、設置講座に向けての評価をされるとのことであるが、今回受けられる方たちというのは、技量の度合いというか、「私はエクセルもワードもやったことがない」というような、多分そういう方はいらっしゃらないかもしれないが、それに近いような方からかなり企業で実際に実務経験者としてやられていた方でも大丈夫なのか。
市長:幅広く募集をして、例えばあまりITのスキルがない方でもどこまでできるのかというのが見えてくると底上げにもつながるし、ハイクラスの方がやることによってさらに生産性が上がるとか、そういうのがもし見つけられればありがたいと思っているので、できる限り幅広い方に受けていただいて見極めていきたいとは思っている。
回答:今回、参加の要件とさせていただいているのが、個人で無線LANを使えるノートパソコンを持ってきていただける方ということで、自分のパソコンでやっていただくという設定になっている。ご自身で無線LANを使えるノートパソコンを持っている方ということになると、パソコンをさわったことがないという方はいないと想定している。(商工課)
質問:そうなると、それが設定できるような技量の人であれば受講可能であるというようなことでよいか。
市長:パソコンを持っていれば受講出来る。
回答:我々も初めてで、あまりわかっていないが、ワード、エクセルはある意味ある程度のサラリーマンならできるのではないかというところから上のような、さらに高度なものというのを目指していけたらというようなところがポイントになっていると思っている。(商工課)
質問:資料に書いてある協定に基づいて来年度の事業化とあるけれども、これは具体的には何の事業化をしていくということになるのか。
市長:要は、ターゲットを明確にした上でこの講座をやっていくということである。
質問:講座は本格的になるということか。
市長:本格的にしていく。コンセプトもしっかりと設けた上で講座を開設していきたいので、今はその情報収集というか下地をつくっているところである。
回答:背景にはデジタルトランスフォーメーション、コロナの前からその単語ではなかったが、ITというのが加速していくというのがもともとある中で、やはり誰に聞いても企業に聞いてもITの担える人材が非常に少ないという点、あるいは今後も含めてITスキルを持っている方が非常に有利な条件で仕事ができるというのがわかっている。そのため、一つはその就職氷河期の方たちに有利な条件で職についていただくということで人材育成、あるいはもう一歩踏み込むと各市内の企業がITをこれから使っていく中で、それぞれの技術を社員も高めてもらう必要があるというような課題があり、それらに対応するためにまず人材育成というものを取り組もうというところでスタートをしているのが背景にある。(商工課)
質問:この高度IT人材育成に係る連携協定を結ばれてから、このクラウドアプリの入門講座というのは幾つ目の事業になるのか。協定締結後から幾つ目なのか。
市長:初めてである。その5月の締結以来ずっと水面下で調整しており、やっと固まってきたというところである。
質問:今回の協定が形になったのが、これが一つ目ということか。
市長:そのとおり。
追加発表事項1.新型コロナウイルス感染症に係る学校再開について
市長:新型コロナウイルスの最新情報ということで、報告をさせていただく。10月18日に市内公立小学校に在籍する児童1名が、新型コロナウイルスに感染したことが判明し発表させていただいている。その後、34名の学校関係者の検査を進めており、昨日までで34名全員の陰性が確認された。当該小学校においては、月曜日、19日から21日、今日までの3日間臨時休校の措置を取っていたが、今回の34名の学校関係者全員が陰性であったということから、また健康状況の調査を踏まえて校内での感染の広がりは認められないと判断し、明日22日から学校を再開することとする。また、濃厚接触者となった児童、教職員については、29日までが健康観察期間となるので、自宅で待機、過ごしてもらうことになる。引き続き健康観察を続けていくということと、児童が32人いるので、この児童の学びの保障を行う必要があることから、今後、学習計画表を配付しプリント学習やオンライン学習で対応していくということになる。これで、当事例についての濃厚接触者の調査は一旦終了ということになり、大きな広がりがなく安堵しているというところである。
その他
質問:国のほうで今、押印の手続の見直しというのが進んでいるかと思う。桑名市も昨日発表されていろいろそういう押印の手続の見直しのようなものをどんどん進めているかと思うが、四日市市としては今どこまで進んでいるのか、どういう検討状況なのか、その部分を教えていただきたい。
市長:本市としても、継続的に押印をなくすという取組をしていたけれども、再度、国の方針を踏まえて一通りの手続を調査するように、今指示を出しているところであり調査中という段階である。
質問:方向性としては、例えばそういう押印の部分では市としても今後なくしていこうという考えなのか。
市長:この流れがあるので、不要な押印に関してはなくしていくという方向で整理をしていきたいと思っている。
質問:継続的に見直しを進めてきたというのは、具体的にどういうような内容だったのか。
市長:庁内手続であるけれども、電子決裁を取り入れてきているし、そういった手続はしてきたが、改めて窓口の押印であるとかそういった部分についても整理をかけていかないといけないということで、今指示を出しているというところである。
質問:それは、今回の国の動きに関係なく近年としてそういうような動きで電子決裁など、効率化を進めてきたということなのか。
市長:取り入れてはきたけれども、今回、国の流れを受けてさらにその取組を強めていかなければならないというスタンスで当たらせている。
質問:押印に関して、今調査中ということであるが、期限的なめど、今年中、今年度中とかそのようなことで考えていることはあるか。
市長:特にまだそこまで具体的なスケジュールを出していないけれども、整理はまずしっかりと早い段階でかけていかなければならないので、また再度そういったスケジュール感も市庁内で共有していきたいと思っている。
質問:新型コロナの影響でいわゆる市税収入の相当減少が見込まれる中、今後、その来年度予算編成に取り組まれる中で、例えば何かその部分で対応したりとか、そういう新たな取組とかそういうのはあるのか。
市長:今、財政当局とも議論をしており、幸い四日市市は交付税の不交付団体であり、財政的には税収的には他市町に比べてまだあるほうなので、今の見込みではそこまで大きなへこみは、そこまでどれぐらいが大きいか小さいかというのもあるけれども、大きく事業を見直すことになるレベルでの減収ではないと、今判断をしている。財政調整基金もあるので、今年度から総合計画もスタートしており、大きな事業も計画はしているところであるけれども、大きな事業変更を行わなくても何とかなりそうだと。ただ、日常的な業務改善は必要であるので、そういった構想意識もしっかり持って対応していきたいと思っている。まだ具体的な数字を出せないので何とも言えないが、そういった状況である。
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