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こにゅうどうくん

令和02年10月08日 記者会見要旨

問い合わせ番号:16026-6096-6975 更新日:2020年 10月 8日

市長定例記者会見

日時

令和2年10月8日(木曜日) 午後1時~

場所

総合会館7階 第1研修室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、山下市民文化部長、辻健康福祉部長、加藤市立四日市病院副管理者・事務長、中野市民文化部文化振興課長、稲垣市立四日市病院総務課長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長 

 

発表事項1.令和2年度四日市市文化功労者の表彰について

市長:まずは令和2年度、今年度の四日市市文化功労者の表彰について発表させていただきたいと思う。例年、文化功労者の表彰をしているわけであるけれども、この文化功労賞は昭和57年に制度が創設され、今年で39回目となる。また、これまで117件の受章者がおり、本日4件の受章であるので、本年度分を加えると121件となる。本年の4件について発表していきたいと思う。その前に、4件というのはなかなか多い数で、今年、文化でスポットライトの当たる方が多くいるということは、このコロナ禍において非常にうれしく思っている。例年であると、お一人、お二人というところであるけれども、平成24年度以来の4件となる。まず1件目は、文化財保護分野において、加田勝敏様。この方は、本市をはじめとする北勢地域を中心に三重県内の植生調査と研究に携わり、多数の論文・著作を執筆・発表され、植物研究に大きな功績を残しておられる。また、本市の文化財パトロール調査員、文化財保護審議会委員として、国指定天然記念物御池沼沢植物群落をはじめとする数々の貴重な植物の保護・保全において、30年以上の長きにわたり貢献してこられた。次、2件目、郷土史研究分野において、桂山孝夫様である。桂山様は、移り行く川島地区の姿を後世に残すため、記録写真の撮影や歴史に関する聞き取り調査を行い、その成果を書籍などにまとめるとともに、小学校教員や児童を対象に歴史講義を行うなど地域への郷土史の啓発と継承に積極的に取り組んでこられた。こういったことから、地域の文化振興に大きく貢献していただいているというところである。3件目、熊本梨里様。熊本様は、いけばな草月流の指導者として長年にわたり地域での指導を熱心に行われ、子どもたちを対象に体験教室を開催し、後進育成にも取り組んでおられる。また、本市の華道教授者連盟代表、一般社団法人四日市市文化協会理事として本市における華道の振興と後進育成に大きく貢献をされたということである。4件目、音楽分野でSUNSET・POPS・ORCHESTRA。非常に四日市市の方にはなじみのある団体であり、昭和48年の設立以来、本市を代表するジャズビッグバンドとして積極的な演奏活動を行ってこられた。中でも、本市出身で日本を代表するジャズサックス奏者である田辺信男氏との共演歴は長く、互いに切磋琢磨し合い、本市の音楽文化を牽引してこられた。市内各所で継続的に演奏を披露しているということからも、また本市の文化振興に大きく貢献されたということである。本年度の文化功労者表彰は、この4件となる。例年であると、文化功労者表彰と併せて文化奨励賞の表彰も行うが、今年度は残念ながら該当者なしということで文化功労者のみの表彰とさせていただく。

 

質疑応答

質問:SUNSET・POPS・ORCHESTRAというのは、何人で構成されているのか。
回答:おおよそ30名の団体である。(文化振興課)
質問:どうして今年は4人という形で人数が多くなったのか、もし理由があれば。
回答:本年度は推薦の時点で7件あり、その中で特にこの4件の方々の長年にわたる地道な活動というのが、市の文化の力としてとても大きなものがあると。特に今年のようなコロナ禍で混沌とした中においては、文化の力というのが非常に大切だということを市民の方に知っていただくためにも、このような地道な活動を長年続けてこられた方々に日の当たるようにということで、選考委員会のほうで4名の方が選ばれた次第である。(文化振興課)

 

追加発表事項1.市立四日市病院における新型コロナウイルス感染症感染者発生についての報告

市長:昨日、市立四日市病院に勤務する職員2名の新型コロナウイルス感染症に感染していることが確認され発表させていただいた。その後の経過と、私市長としてのコメントを発表させていただきたいと思っている。今回の市立病院の職員の感染によって、昨日と本日の2日間、外来診療の一部について休診するとともに、当該職員が勤務する病棟について入退院や転棟を中止させていただいているという状況である。こういったことにより、多くの皆様方にご不便とご迷惑をおかけしたことをおわびしたいと思っている。また、患者の皆様、市民の皆様、関係各位には大変なご心配をおかけしているというところである。しっかりと受け止め、安全・安心な医療を提供していくために、市立四日市病院に対して、病院職員は特に医療従事者であることをしっかりと自覚し、より慎重に行動する、そして対応を行っていくということを指示したところである。現在、保健所、また三重県からもクラスターの特別班が来てもらっているので、連携を取りながら対応している。その対応状況であるが、濃厚接触者は病棟関係の看護師3名という発表であったけれども、接触者という対象者は183名である。そのうち180名が施設関係者、医師であるとか研修医であるとか入院患者である。残り3名が転院患者ということで、要は病院から出られた方ということである。PCR検査を進めていく中で、病院施設の関係者ということで180名に対しては、現時点で148名の検査が完了しており、全てが陰性という状況である。残りの32名については、この午後に結果が判明するというところである。病院に今物理的に関係している人間の検査がこの午後全て終わるということである。この検査次第で、例えば32名全員が陰性であることが判明すれば、明日以降の外来の診察の再開も含めて検討していきたいと考えている。ただ、32名の中で陽性が出るようであれば、その場に応じた対応をさせていただくということである。この後判明するので、また改めて記者クラブの皆様にはその状況をお示しさせていただき、病院の対応についても報告させていただきたいと思っている。しっかりと対応を図ってまいり、安全・安心な市立病院であるということをしっかりと市民の皆様にPRもしていきたいと思っている。

 

質疑応答

質問:先ほどの検査の結果について、この148人の中に濃厚接触者だった看護師3人というのは含まれているのか。
市長:含まれている。
質問:濃厚接触者の3人は全て陰性だということか。
市長:はい。
質問:3人が転院患者という話であったが、この3人の方はどの時点で病院から出ていたというか、どういう状況かもう少し詳しく教えてほしい。
健康福祉部長:この3人については、市立四日市病院から他の施設へ変わったということで、今もその施設にいる。この感染が明らかになった時点ではもういなかったが、この感染可能期間に入院しており、接触した可能性があるため、濃厚接触ではないが調査をしようということである。具体的な転院日時は、特定される可能性があるので控えさせていただきたいと思う。
質問:この2人、陽性になった看護師が働いていた入院施設に入院していて、今現在は転院しているものの感染可能期間には入院していたので念のため検査していると、そういうことでいいか。
健康福祉部長:そのとおりである。
質問:結果というのは、午後のどのぐらいで出る感じか。
健康福祉部長:昨日は夜という話で、深夜には及ばないだろうという予想をしたけれども、今回は午後であるので3時だとか4時だとか、その時間中には出るのではないかと思っている。
質問:仮に陽性が出た場合、会見とかというのは予定されているか。それとも明日回しにするのか。
健康福祉部長:その状況にもよるが、病院の対応を伴うようであると急を伴うので、ひょっとすると会見を行うという可能性はあるけれども、今のところはそういう状況である。
質問:コロナについて全般的なことをお尋ねしたい。9月末から10月頭にかけては介護施設でのクラスターの発生もあったし、また冬にかけてこういった感染症の広がりというのが懸念される中で、市民へどういうことを呼びかけていきたいというふうに市長はお考えか。
市長:数字的にはその施設のクラスターを含めて、この短期間に一気に感染者が増えたという状況である。それは非常に重く受け止めている。ただ、その感染経路からするとそれほどピーク時のような多くの感染経路ではなく、ある一つの経路から広がって、その施設で広がっていく、そういうパターンが今は増えてきているので、全体としてはまたぶり返してきているという認識ではない。やはりその施設内における感染防止対策というのはしっかりとやっていただかなければならない。そういった状況にあると思うので、我々もしっかりと発信、啓発をしていかなければならないと思っている。やはりその1件でも何十人という、2桁に膨れ上がるケースも出てきているので、施設内での感染防止対策の再度徹底というのは、しっかりと訴えていきたいと思っている。

 

その他

質問:8月定例月議会が最近終わったけれども、その中で1点、例のスターアイランド跡地の問題があった。8月補正での上程が期待されていたけれども、残念ながらこういうコロナ禍の特殊事情もあったと推察されるが、上程というわけにはいかなかった。今後、コロナ禍という前提に立つと先行き結構不透明な感じもするが、一般質問で部長の答弁では来年度中というような話もあったけれども、この事業、このプロジェクトは結構、市長、肝いりの感じもするので、ご本人の見通しなりその辺の感触はいかがか。
市長:スターアイランド跡地への図書館誘致というのは非常に私としても思い入れが強く、市民の期待も大きいのでぜひとも実現させたい施策の一つではある。そういった中、8月定例月議会での一般質問でお答えさせてもらったように、本来であれば8月定例月議会で補正予算を上程していきたいと思っていたけれども、コロナ禍の中、近鉄ホールディングスとの協議が整わずということで先送りということになった。部長が答弁したように、ずるずるずるずる行っている状況ではあるけれども、来年度の当初予算には遅くとも上程はしていかなければ2027年、非常に今厳しい状況ではあるが、間に合わないということも本当に現実味が強くなってきているので、ぜひとも来年度当初予算を目標に全力で当たっていこうという体制である。一般質問が結構インパクトがあったようで、あの後、近鉄ホールディングスからコンタクトがあり、ある一定の立場の方を含めて、一度、市役所に来ていただけるということになった。これまで、現場レベルの対応であったが、市としての姿勢というのも報道で伝わっていったということで、近鉄ホールディングスも何かしら対応をしなければというようなことになっていると思う。近々お越しいただけるので、具体的な見通しとか実現可能性についてしっかり意見を交わさせてもらいたいと思っている。
質問:部長答弁では、遅くとも来年度中というふうな表現だったように記憶しているが、今の市長の見解だと来年度当初ということか。
市長:来年度の当初予算で挙げていきたいと思っている。そこに間に合わなければ、いろんな選択肢も出てくるかと。ただ、そこを目標にしているので、かなわなかった場合はそのときに判断するにしても、そういう可能性は出てくる。
質問:万が一間に合わなかった場合は、どこまでをリミットと。
市長:本当はもう今のリミットは当初予算ということで仕切ってはいるけれども、ただ、本当にずるずるいけないというのは身をもって感じているので、当初予算ということで、次に近鉄ホールディングスの方とお会いする際も当初予算だと大体年明けぐらいには何かしらないとつらい状況なので、そこを目標に折衝はしていきたいと思っている。
質問:先ほどお会いになるというのは、その不動産ではなくてホールディングの一定の方ということか。
市長:はい。どういう話をするのかというのは、まだお会いしてみないとわからないが、前向きな話であってほしいという期待も含めてお待ちしている状況である。
質問:今の話の中でちょっと確認であるが、遅くとも来年の当初には上程したいというのは、それは基本計画の予算、費用ということでよろしいか。
市長:そもそもこの8月定例月議会に上程しようと思っていたのも、その基本計画だったので、そういった予算になると思う。
質問:それと近鉄ホールディングス側から一定の立場の方がいらしていただけることになったという話であるが、一定の立場の方というのは役員レベルというような受け止めでよろしいか。
市長:役員だと認識しているが、ポジションを確認はしてない。きちんとしたポジションの方、それぐらいの立場の方であると思う。
質問:いろんな選択肢というところですが、もしも当初に間に合わなかった場合、いろんな選択肢も出てくるだろうということであるが、その中に議会の答弁の中にあった近鉄四日市に限らず、これまで検討してきた市役所の東側とかJR四日市とか、こういったものも検討していかなければならないかもしれないという意味合いか。
市長:私自身は何とかスターアイランドで収まってもらえるとは思っているけれども、ただ、折衝の中で難しいという話になってきたときに、それを何年も待つのかという状況になれば、別の案も考えていかなければいけないし、2027年に駅前が大きく変わってくるので、これに合わせる形で整備しようと思うとスターアイランドでは難しくなってくるでしょう。
質問:先ほど市長の話の中で、当初予算案に組み込むには年明けにも何らかの決断は必要ということになるが、やはりそこがデッドラインとしてスターアイランドかそうじゃないかという決定というか、ある程度の意思表示というか、市としての判断というのはそれぐらいになるのか。
市長:当初予算として盛り込んでいきたいというところを今の軸に置いて動いている。普通どおりに予算を組んでいくと1月末には予算は固まってしまうから、その前にということになるけれども、いろんな方法があり、最悪当初予算でも補正で挙げていくこともできるので、3月の最終日上程でも可能性としてはあるわけなので、デッドラインかどうかわからないが、通常の当初予算として挙げていくのであれば年明け、1月中旬ぐらいまでには決めておかないと、なかなか最初には挙げられない。ただ、3月末の最終日上程とか、そういうふうになってくるのであれば、まだ余地はあるけれども、あまりこういうことを言うと、そこがデッドラインになってしまうので、基本的に年明けである。
質問:何らかの方向性がある。
市長:何か答えは欲しいという形を、次の近鉄ホールディングスがお見えになるときにこちらもしっかりとお伝えはしたい。
質問:たらればの話になって恐縮であるが、近鉄ホールディングスとしては今の状況がよくないので、2027年ではないかもしれないけれども、その後ある程度のところでというような、そのスターアイランドを含みに残すようなということも、近鉄ホールディングスのほうから考えると戦略的には先延ばしというのがあるが、そこら辺の判断は市民としても早くというのはあるでしょうけれども、スターアイランドという場所にこだわるならば、どっちのほうが市としては非常に苦しい判断ではあるでしょうけれども、今の考えはどうか。
市長:そのスケジュールを明確に見せていただけたら、また変わってくるのかもしれないが、いつになるかわからないが、いつかつくりたいというレベルだとちょっと厳しいかもわからない。延びるのであればしっかりとスケジュールを示していただきたいというのは伝えて、そのスケジュールで多少遅れても第一本命であるスターアイランドでできるのであればそれは受けていく選択肢ももちろんあると思う。だから、次の機会がどのような話になるのかわからないけれども、こちらとしては当初予算に挙げていきたいので、1月の早い段階である程度まとまった話はしていきたいということは伝えさせてもらいたい。
質問:次回会われたときの後にでも、その大体どういう話だったかというのは、レクなり何かはしていただけるか。
市長:これは議会対応があり、しかも明確な方針が決まらない中で、なかなか発表は難しいと思う。次、表面に出てくるのは1月なのかもしれないが、こういう記者会見のタイミングで、もしフリートークの場で話しができることがあれば、できる範囲でお話しできればと思っている。
質問:交渉事なので明らかにできないということは十分承知している。
質問:話しぶりからすると次の近鉄ホールディングスとの交渉というのは、市長が自ら出ていくような感じか。
市長:いや、まだ私のレベルではない。次の交渉はそんなばんばんやり合う交渉ではなく、恐らく近鉄ホールディングスが四日市市の状況というのを報道で知って、ちょっとこのままでは何かいけないと恐らく思われたと思う。そういうことで一回会いに来ていただけるということであるので、最初はざっくばらんな話を共有しながら理解を進めていくと思う。
質問:そうすると、こちら側は部長レベルとかそのぐらいの方々になるのか。
市長:ある程度の立場の人間は対応する。

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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