令和02年08月31日 記者発表資料 四日市市内における新型コロナウイルス感染症患者の状況と対応について
問い合わせ番号:15988-6905-2093 更新日:2020年 8月 31日
みだしの件について、新型コロナウイルス感染症患者の発生状況と今後の対応について、下記のとおり、広く市民に呼び掛けていくこととしました。
記
【最近の感染者の状況と対応のポイント】
【1.家庭内感染等の感染予防】
【2.外国人市民への支援】
【3.お互いの人権を尊重した行動】
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1.家庭内感染、濃厚接触者からの感染予防
感染経路の推定に関し、4月22日以降、3か月ぶりに陽性が確認された7月22日から8月の前半(8月15日まで)までは、感染源が名古屋市等を中心に県外で感染(22/56)し、家族等に感染が拡大(15/56)したと推定される比率が高いという傾向が見られた。(66.1% 37/56)
また、この期間において、20件が感染者との濃厚接触、うち家庭内の感染が11件となっており、これらが占める割合は、約35.7%となっていた。
一方、8月16日からの後半に陽性確認がされた12件では、名古屋市等の大都市部由来を推定される事例が1件に留まっており、他方、10件が感染者との濃厚接触、うち4件が家族内の感染となっており、これらが感染経路の約83.3%を占めている。
今後の感染予防を考えた場合、大都市部や不特定多数との接触という場面だけではなく、家庭内感染予防など、より身近なところでの感染予防についても広く呼び掛けていく。
2.外国人市民への支援
感染者に占める外国人市民の方の割合について、特に8月半ば以降、外国人市民の割合が高くなっている。
外国人市民の方に向けては、これまでホームページの4カ国語対応(英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語)やチラシを作成し、感染予防等について啓発を行うとともに、日本語での意思疎通に支障が生じる場合には、通訳を介した相談や受診調整等を行っている。
今後、本市における外国人市民の方の感染状況を踏まえ、習慣や言語の違いにより支障が生じないよう、多文化共生推進室や多文化共生サロン等が中心となり、相談窓口の案内を行うとともに、感染予防、感染拡大防止について、県や県国際交流財団等とも連携し、啓発に注力していく。
そのため、医療機関に受診いただく際の注意事項や注意していただくべき事項等についても、実際に保健所での実例も参考にした多言語に対応した案内チラシを作成し、啓発に活用していく。
(保健所での実例を踏まえた対応の例)
・せきや発熱等の症状がある場合には、必ず帰国者・接触者相談センター(保健所)や医療機関に事前連絡を行うこと。
・検査のための受診や入院にあたり、必要となる持参品の案内。(下着、身の回り品、保険証、受診料など)
3.お互いの人権を尊重した行動
新型コロナウイルスの感染が相次いで確認される中、インターネットやソーシャルネットワーク(SNS)などで、感染された方やその家族、その対策や治療にあたっている医療機関関係者とその家族などに対する、根拠のない書き込み等が広がっているとの報道がある。
見えないウイルスへの不安から、感染された方や感染症が広がっている地域に住んでいる人など特定の対象を、嫌悪の対象としてしまうことがある。
新型コロナウイルスを理由とした、いじめ、偏見や差別につながる行為、誹謗中傷等は、決して許されるものではない。
「あなたのせいで、迷惑を被った」との苦情電話を直接受けたとの例があるとも聞いている。
市民のみなさまには、不確かな情報や誤った認識に惑わされ、人権侵害に及ぶことのないよう、国や県・市が発信する正確な情報に基づき、冷静な対応を心がけるとともに、差別や偏見について考え、お互いの人権を尊重した行動をお願いしたい。
【事務担当】四日市市健康危機管理対策本部
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