令和06年07月10日　記者発表資料　市指定有形文化財「旧四郷村役場」で初めての特別企画展を開催します

　現在の東洋紡株式会社につながる三重紡績を創業した10世伊藤伝七が投じた寄付金をもとに大正10(1921)年に建設された旧四郷村役場は、耐震補強・復原修理工事を経て、本市の近代産業の発展を伝える展示を備えて、令和６年３月23日にリニューアルオープンしました。
　今回、常設の展示を拡充して、下記の通り初めての特別企画展を開催しますのでお知らせします。

１．名　称　特別企画展「四日市の近代化の礎を築いた伊藤小左衛門・伊藤伝七」

２．日　時　令和６年７月20日(土)～９月29日(日) のうち、毎週土・日曜日開館
　　　　　　9:00～16:00

３．概　要
　四日市の近代産業の礎をつくった５世伊藤小左衛門、９世・10世伊藤伝七に焦点をあて、明治時代の四日市や旧四郷村の産業について、日本の歴史と関連させながら紹介します。

４．おもな見どころ
・座繰り製糸から始めた小左衛門が甥と寝食を忘れて精進した結果、県内はじめての蒸気汽缶を取
　り入れた製糸場を開業していった様子を紹介します。
　　　　　　　　生糸を生産する様子を分かりやすく示します。
当時の様子を現在の位置と重ね合わせて展示します。

・近代化の壁にあたった伝七が、四日市の近代化を期待していた渋沢栄一と出会ったことによっ
　て、四日市の殖産興業を牽引していく一人となっていく様子を紹介します。
　
伝七と渋沢のパイプ役となった八巻道成　四日市商工会議所より提供
伝七墓誌の拓本から、経歴や活躍を読み取ります。

※展示点数：実物資料5点、写真・イラストパネル等44点(予定)

６．関連イベント　展示解説会
夏の自由研究などに取り組む児童・生徒のみなさんにも分かりやすくお話します。
(1)日　時：令和６年７月28日(日) 午前10時から
(2)場　所：旧四郷村役場　各展示室
(3)講　師：文化課　職員
(4)参加費：無料

７．問い合わせ先
四日市市　シティプロモーション部　文化課　　　担当　石田　智洋
電話　059-354-8238　　fax　059-354-4873