令和02年07月09日 記者会見要旨
問い合わせ番号:15952-8991-8172 更新日:2020年 7月 9日
市長定例記者会見
日時
令和2年7月9日(木曜日) 午前11時~
場所
総合会館8階 視聴覚室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、中部経済新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、小松シティプロモーション部観光交流課長、田中シティプロモーション部観光交流課副参事、伊藤危機管理監参事・危機管理室長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長
発表事項1.四日市市シティプロモーション動画の活用について
市長:今日は動画があるということで、この会場を設定させてもらった。まず1つ目、四日市市シティプロモーション動画の活用についてである。新型コロナウイルスの影響も少し落ち着いてきたということもあり、本市もシティプロモーション活動を積極的に展開していくというところである。大きく分けて7月から行っていく活動2つを本日お伝えしたいと思っている。まず1つ目は、街頭ビジョンを使ったシティプロモーションである。これは昨年も行っていたが、東京首都圏の街頭ビジョンで四日市の映像を流していくという取り組みである。本年は新宿アルタビジョンを使い、7月19日から8月17日までの30日間放映をしていただくということになっている。時間は10時から24時までの毎時26分に放映をしていただくことになる。10時から24時までなので1日14回の放映になる。これは秋にも30日間を予定しており、その第一弾というところである。新宿アルタビジョンというのは、本当に有名な場所であり、一日平均約20万人の通行者数と言われている。今回は、新宿アルタビジョンを使った街頭ビジョンでの放映となる。内容は後ほど見ていただくことになるが、本年1月に制作したシティプロモーション映像「続・必見四日市」のダイジェスト版(30秒バージョン)に、三重県ドローン協会の山田さんがつくられた工場夜景動画と本市のおいしい天然水「泗水の里」がモンドセレクションの最高金賞を受賞したということから、これらの映像をくっつけた形で全編45秒の動画を放映していくということになる。1日14回掛ける30日ということである。2つ目、これも例年行っている取組みではあるが、新たに「続・必見四日市」の15秒バージョンを映画館で放映していくということである。3カ所、名古屋のミッドランドスクエアシネマとミッドランドスクエアシネマ2と本市の109シネマズ四日市、この3つの映画館において、7月から、それぞれ名古屋と四日市で放映期間は異なるが、名古屋では17日から来年の1月14日までの26週間、そして四日市では7月10日から今年の10月8日までの13週間行っていくということになる。いずれの会場も全てのスクリーンにてシネアドとして上映されることになる。シネアドというのは、本編の映画が始まる前のCMが流れるところに四日市の映像を流していただくということになるが、今回は「続・必見四日市」の15秒バージョンということになる。東京での街頭ビジョン、そして名古屋と本市での映画館を使った形で、今年もシティプロモーション動画を活用して、シティプロモーション活動をしっかりとやっていくということになる。
質疑応答
質問:今回のシティプロモーション動画の活用というのは、事業費がどのぐらいかかっているのかということと、昨年度も街頭ビジョンというのをやっているということで映画館とともにどのぐらい効果があったのか、改めてお伺いしたい。
回答:まず事業費について、街頭ビジョンは今回7月から8月にかけての30日間に加え、まだ現時点で詳細は未定であるが、秋冬頃にもう一度同じように30日間、2回シリーズでやる予定となっている。両シリーズを合わせた総額として、事業費は50万円というところとなっている。2つ目の映画館におけるシネアドであるが、名古屋の2会場と109シネマズ四日市を全て加えて、約257万円という予算となっている。それと効果というところであるが、令和元年度、昨年度のシネアド動員数、要は実際に会場にお越しになって映画をご覧になった方々の数字を参考までにお伝えさせていただきたいと思う。令和元年度実績として、まずミッドランドスクエアシネマ、これは2館合わせての合算の数字になるが、おおよそ104万4,000人がご来場いただいている。それと109シネマズのほうでは、10万9,800人ほどお越しいただいているという数字をつかんでいる。であるから、本編上映前のシネアドということで、ほぼ数字の方々にご覧いただいたというふうに認識をいたしているところである。(観光交流課)
質問:多くの人に見てもらって、実際にこの地域にどういった還元があったのかというところをお聞きしたい。
回答:シネアドの場合であると、たった15秒間という短い時間ではあるが、あくまでも「必見四日市」あるいは「続・必見四日市」は本編であるWEB上の全編フルバージョンをご覧くださいといった誘導をしているところである。そこで「続・必見四日市」の場合であれば、大自然広がる四日市の良さなどを知っていただく機会にしていただくということを目論んで考えている。実際に映像を見られて四日市にお越しいただいておられるという方も声としてお聞きしているので、地元還元的なところというよりは、四日市を市外・県外の方々に知っていただいて、一人でも多く足を運んでいただきたいという思いを含めて思う部分がある。そういったところで多少なりとも効果があったというふうに見込んでいるところである。(観光交流課)
市長:映画館にパンフレットも置いていた。
回答:ロケ地マップ。ロケ地を巡っていただくマップも、紙媒体として映像作品とともに作成しており、映画館に置かせていただいている。そちらのほうも置くたびにすぐに品切れとなるぐらい、たくさんの方々にお持ちいただいているもので、そういったところでも広くシティプロモーションに役立っているというふうに考えている。(観光交流課)
質問:改めて今回、また新宿の方でも流れるということになるけれども、新しいプロモーション映像でどういうふうな期待があるか。
市長:このシティプロモーション動画は、45秒だったり15秒だったりと短いので、この時間内に四日市の魅力は伝えづらいところはあるけれども、ただ四日市に関心を持っていただく大きなきっかけになると思っている。多くの方々に四日市に少しでも触れてもらうきっかけをたくさんつくっていくということがシティプロモーション活動のスタートだと思っている。そのきっかけをつくって、より深く四日市を掘り下げていただけるような方々を見つけていければと思っている。「続・必見四日市」もすごく魅力があり、大変見応えのある動画で、今、ユーチューブで1万ビューを超えている状況であるが、もっともっとご覧いただきたいというところもあるし、街頭ビジョンにおいては、先ほどお話した工場夜景の動画は別でもユーチューブに上がっているが、非常にきれいで四日市のいいところを全面的に出している動画だと思っているので、ぐっと引き込まれるような形になるし、泗水の里がモンドセレクションの最高金賞を受賞したので、それもちょうどいいタイミングでこの動画に入れることができた。きっと興味を持ってもらう方も多く出るだろうと思っている。詳しくはWEBでというか、詳しくは四日市に来てくださいというところで発信できたらと思う。
質問:この街頭ビジョンや映画館でプロモーションを流すということ自体は、例年行われているということなのか。その例年と比べて今回違う点というのがあるのか。
回答:今回「続・必見四日市」を中心に据えた映像ということであるが、その前に作った1作目の「必見四日市」も同様にシネアド並びに東京のほうでの街頭ビジョンで放映するということをやっている。ただ、場所として、新宿アルタのビジョンを活用してのプロモーションというのは今回が初めてということになる。(観光交流課)
市長:シネアドはもう何年かやっている。
回答:「必見四日市」のシネアドについては、今年度で3年目の取り組みとなる。(観光交流課)
質問:シネアドは3回目、それから街頭ビジョンのほうは2回目か。
回答:2回目になる。(観光交流課)
質問:昨年に続いて2回目。昨年はどこで。
回答:昨年は渋谷、池袋、秋葉原と、ちょっと飛んで長野県の長野駅前。(観光交流課)
質問:4カ所か。
回答:そうである。(観光交流課)
質問:今年はこの新宿アルタビジョンに集中するということか。
回答:6月に渋谷で一つだけ流した。(観光交流課)
質問:6月に渋谷で流してまた1カ月。
回答:はい。(観光交流課)
質問:この45秒バージョンの同じものなのか。
回答:「続・必見四日市」30秒バージョンを毎時1回流していた。(観光交流課)
質問:「続・必見四日市」だけのものなのか。今回は3つの映像がミックスされているが。
回答:渋谷は「続・必見四日市」のみである。(観光交流課)
発表事項2.新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に対応した避難所運営訓練の実施
市長:現在も九州地方中心に全国で、豪雨が甚大な被害を及ぼしている。被災された方にはお見舞い申し上げたい。それに関して、やはり出水期に入ってきたので、本市もこういった避難所運営に対する体制をしっかりと整えていかなければならないという状況にある。それに加えて、本年は新型コロナウイルス感染症の影響があるので、今後の避難所運営においては新型コロナウイルス感染症対策も並行して行っていかなければならないという状況にある。そういった中、今回2つ目の記者会見の項目として、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に対応した避難所運営訓練を実施していくということをご報告させていただきたい。先ほどの流れから、本市は6月に新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたガイドライン(試行版)を策定している。これを今、市のホームページでも掲載をしているわけであるけれども、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営等のガイドラインである。このガイドラインに基づいて、7月12日に浜田地区自主防災組織連絡協議会が避難所運営訓練を実施するというところである。この浜田地区自主防災組織連絡協議会の避難所運営訓練を通して、試行版であるこのガイドラインの検証を市として実施していくという流れである。基本的に避難所運営は、各地区が主体となって行っていくということが前提である。各地区ごとに避難所運営マニュアルを策定されているわけであるけれども、その避難所運営マニュアルの改定が必要になってくるということで、この改定の指針となるのが、本市が全体として取りまとめた新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたガイドラインということになる。これを検証してみようというところである。7月12日の9時から、午前中であるが、浜田小学校にて行うこととなっている。浜田地区自主防災連絡協議会の皆さんのほか、多くの方がご参加される。また、見学者として四日市市地区防災組織連絡協議会の方々役員9名もお越しになるし、検証者、有識者というところで三重大学の川口先生、また県立総合医療センターの感染管理認定看護師さんもお越しいただくというところである。具体的な訓練概要については、まず訓練内容の説明からスタートし、避難所設置訓練ということで、設置をまずしっかりとやっていこうということで確認しながら行っていく。このガイドラインに基づき、体調不良者のスクリーニングを行う。本受付の前、要は体育館に入る前に体調不良者のスクリーニング受付をしなければならないということなので、この受付の設置の訓練を行う。また、体調不良者のスクリーニングで発熱者などのチェックリストがあり、これに該当する方々に対しては別の場所で避難をしていただくことになるので、資料の(2)「発熱者エリア、チェックリスト該当者エリア」を設定するという訓練を行う。3つ目が資料の(2)で引っかからなかった方に対して本受付というか、通常の避難所受付、そして体育館内エリア、そして通路の設定の訓練を行っていくということである。体育館内エリアにおいては、避難をする場所の設定ということになるけれども、やはりある一定の空間、距離を保った形でのエリア設定ということになっていく。そして設置を行った後に資料の(3)にあるとおり、実際に避難所運営訓練を11時から11時半まで実施していくということである。訓練想定は、鹿化川が氾濫危険水位に達しようとしているという前提で実施をしていくことになる。内容は以上であるが、今回新型コロナウイルス感染症への対応によって避難所への避難を含めて、市民の皆様の行動のパターンが変わってきている。変えていかなければならない状況になっており、資料の「参考」という部分を見ていただければ幸いであるが、市としてはこういった発信の仕方をしている。今回は避難所運営であるけれども、そもそも台風・豪雨時に自宅の外に避難が必要かどうかを、あらかじめ市民の皆さんはそれぞれハザードマップ等で確認しましょうということを啓発させていただいている。何か危ないときに避難所に逃げるというのを真っ先に判断するのではなく、それ以外にも例えば自宅の2階避難、垂直避難であったりとか、安全な親戚、知人宅への避難などを避難所への避難の前にあらかじめ検討しておいてくださいというのが大前提となる。その中で避難所への避難が必要と判断された皆様においては、避難所に避難をしていただくということになる。そして、その避難所の運営訓練が今回の記者会見項目となっている。今回の新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたガイドライン(試行版)であるが、主なポイントとしては、特に新型コロナウイルス対応ということで事前の消毒、定期的な換気、検温などによる体調不良者の振り分け、体調不良者、発熱者エリアの確保と動線の確保、三密の回避と避難スペースの場所決め、こういったことが今回のガイドラインの主な内容となっているので、こういったポイントを踏まえた浜田地区の皆様が避難所運営訓練を実施していただくということになる。市も関わらせていただきながら、この試行版をしっかりとした確定版にしていくための検証を行っていきたいということである。
補足説明
危機管理室長:当日、取材に来ていただく場合、会場や周辺には駐車場がございませんので、車でお越しいただくのであれば市役所の市営駐車場のほうに停めてください。浜田地区の防災組織の訓練は今回初めてなので、訓練といいつつも研修的な基本方針に伴って、順を追ってやっていくということを考えているのでよろしくお願いをしたい。それから、ガイドラインは市のホームページに既に公表されている。四日市市のホームページに「もしものときに」というオレンジの枠があり、その横に「防災情報」というのがある。それをクリックしていただくと「命を守る避難行動について」というタイトルが出る。その下にブルーの項目が出ているが、そこにガイドラインが入っているので、また一度確認していただければと思う。
市長:ホームページのトップページの上のほうに「防災情報」というバナーがあるので、クリックしていただくとこの試行版にたどり着けると思う。
質疑応答
質問:今回の試行版と今後の確定版について、これは先ほど市長もおっしゃったけれども、各地域、今回は浜田地区であるが、市が一定のガイドラインをつくって、実際に運営するものについては各防災組織連絡協議会が各避難所の状況に合わせて確定版にするという形になるのか。
市長:それぞれ各地区でマニュアルがある。ある意味それが今の確定版であるが、ただ、それに新たな要素、新型コロナウイルス対応が必要なので、全地区的に対応できるような大まかなガイドラインが、この今回作ったものであり、それが試行版である。それが今回の浜田地区の訓練を経て確定版になるので、確定版をもってそれぞれの地区でそれぞれのマニュアルを再度変えてくださいということである。
質問:ガイドラインの確定版を今後つくられるということで、そのガイドラインに基づいて、今度、地区防災組織連絡協議会で各避難所のマニュアルができるというような流れなのか。
市長:そういうことである。
質問:そうすると、最終的に今回のコロナ防止対策のガイドラインの確定版ができて、実際に運営上で三密を避けたりといったマニュアルができるというのは、大体最終的に各避難所でのマニュアルがつくられる日は見込みとしてはどれぐらいになるか。各地区でこういった研修とかをやってマニュアルをつくるといいとは思うが、ちょっと先々の見込みはどうなのか。
回答:各地区のマニュアルの見直しについて、今年度中には見直しをしていただきたいというようなお願いをしており、この浜田地区の訓練を経て、8月に全体の研修会をさせていただこうと思っている。その中で、しっかり周知をしていきながらマニュアルづくりをしていただきたいと考えている。(危機管理室)
質問:全体とは市全体のことか。
回答:市全体の研修会。地区防災組織を全部呼んで行う研修会。(危機管理室)
質問:地区防災連絡協議会は浜田地区だけでなく。
回答:全部の研修会を地区防災組織主催でさせていただこうと考えている。(危機管理室)
質問:それをもって各地区で避難所マニュアルの見直しを進めていくということか。
回答:水平展開を図って、各地区で作っていくという形である。(危機管理室)
その他
質問:九州、あと岐阜県のほうでも豪雨災害が出ているが、四日市市として何か支援物資を送るなり、職員を派遣するなりというような検討とか準備はあるのか。
市長:今、それぞれの市としても様々な組織に属しており、その組織が各会員の被災状況をまとめて、その会員間で支援ができないかどうかという声を幾つかいただいている。今、支援を行うという方針でいる。まだ返事は来てないが、四日市市としては支援を行っていく姿勢ではあるということは伝えてある。
秘書国際課長:全国青年市長会から熊本の人吉市向けの支援物資ということで依頼を受けている。
質問:今のことに関して、各市がばらばらにやってはいけないということで、今、課長がおっしゃった市長会の調整で支援をするという形になるのか。
市長:今回、話をいただいているのは全国青年市長会という若い市長のネットワークがある。そのネットワーク内で人吉市がメンバーなので、そこに支援をどうかということで声をかけていただいているので、四日市市もできるものはしていくということで返事はしている。
質問:物品とかまだまだそこら辺の調整はまだこれから。
市長:これからである。またもし支援が決まったら報告させていただく。
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