令和02年04月22日 緊急記者会見要旨
問い合わせ番号:15896-0633-8858 更新日:2020年 4月 22日
市長緊急記者会見
日時
令和2年4月22日(水曜日) 午後4時30分~
場所
総合会館7階 第1研修室
出席者
報道機関
朝日新聞、NHK、共同通信、CBCテレビ、時事通信、中京テレビ、中日新聞、東海テレビ、名古屋テレビ、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、葛西教育長、辻健康福祉部長、河合保健所長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか
発表事項.新型コロナウイルス感染症の感染者発生について
市長:連日となるが、本日も本市で新型コロナウイルスの感染者が確認された。本市では9例目、県内では42例目と認識をしている。詳細を報告したい。まず、この感染者であるが、一連の日本アクセス名古屋支店三重営業所関連の感染者と見ている。4月20日に当営業所において3名の方の陽性が確認され、クラスターとして発表させていただいたが、その3名の方のお1人、7例目の方は市内にご家族と同居されており、ご家族3名のPCR検査を実施し、その結果が出た。結果は1名が陽性、2名が陰性と判明したところである。今回陽性となられた方は、7例目の方のお子様ということになる。年齢は10歳未満、女性、四日市市在住、そして小学生ということとなる。7例目の方が20日に判明したということから、21日にご家族の検体採取を行い、本日陽性が確認できた。現在、県内医療機関への入院の調整を行っている。少し掘り下げて話をしていくと、この女性は小学生である。本市は4月15日以降臨時休校となっており、この女性は15日以降小学校への登校はしていない。また、現在各学校で実施している一時預かりも利用されていないというところである。学校関係で言うと、14日まで登校していたが、現在症状もないということで、学校関係者で濃厚接触者は特定できないと認識している。念のため、同じクラスの児童等に対しては健康観察、調査を実施していくところである。また、当該校は、現在も一時預かりを実施しており、念のため校内の消毒を行うため当校を一時的に閉鎖する。学校の閉鎖期間は明日23日から27日までの5日間。また、当該校の学童保育所についても、現在休所していただくよう要請をしているところである。また、9例目の女性の方においては、学校の利用はないという話はあるが、それ以外にも習い事、塾にも行っていないということで、基本的に自宅で過ごしているということである。補足になるが、一連の今回のクラスター関係の結果は、4月16日に陽性が確認された市内2例目の患者が受診された医療機関、林医院を利用した話を昨日させていただき、1名の看護師の陽性が確認されたところであるが、残り2名の従事者の結果は陰性ということになり、林医院の関係者9名全員のPCR検査の結果が出たというところである。先日の看護師1人の陽性以外は、すべて陰性という結果となった。あと、当該校においては、一時預かりを明日から休止するが、保護者が医療従事者や社会の機能を継続するために就業が必要な方、一人親家庭などで仕事を休むことが困難である場合などは、個別対応していく方針である。
質疑応答
質問:最後に市長が言われた、当該校に一人親家族だとか医療従事者で社会的に従事が必要な方への個別対応というのは、具体的にどのようなものになるのか。
教育長:個別対応としては、保護者が今日お子様をお引き取りになる際に学校側と相談し、やはりどうしても必要だということであれば、別の場所、四日市市の中央緑地に隣接する登校サポートセンターで一時預かりをさせていただく。そのご案内をさせていただく。
質問:念のために消毒はするものの、15日以降、臨時休校になっているので、そもそも接触率から考えると、多分、それまでにほかの子どもたちと接触していようが、普通に考えたらうつる可能性は低いだろうと、そういう認識で間違っていないか。
市長:先月、国からも濃厚接触者の定義で新しいものが出されたが、発症の2日前からということで、この方は発症もしていないし、学校は1週間通っていないのでかなり低い。
質問:拡大する可能性はないと見ているが、念のために消毒をするということか。
市長:念のための消毒である。
質問:登校していない、あと習い事もしていないことだが、外出をして人と接触したとか、友達と公園で遊んだとか、そういうようなレベルの調査は今なされているのか。
健康福祉部長:詳しくお聞きしたが、少なくともこの4月15日以降は、それらも含めて、ご自宅の中で過ごしていたと確認している。
質問:ほとんど外出していないととらえてよろしいか。
健康福祉部長:買い物等も含めて、ご自宅にいらっしゃったとおっしゃっていた。
質問:完全に自宅で。
健康福祉部長:自宅とお聞きしている。
質問:クラスターの定義ではないが認識としてお伺いしておきたいが、今回ご家族も含めてクラスターの感染という認識でいいか。つまり、場所的にクラスターという使い方というのは。
市長:クラスターは同一場所で5人以上という定義で、実際にはクラスターから派生した案件という認識なので、クラスターには入らない。
質問:クラスターには入らないけれども。
市長:起因したということである。
質問:クラスターに起因した感染者の1人ということ。
市長:そうであると思う。
質問:クラスターに派生した感染の調査ということで言うと、あとは5例目、6例目の方の愛知、岐阜の方の濃厚とみられる方々の調査結果はまだ出ていないのか。
市長:これは各地の保健所に働き掛けはしているのだが、実は、それぞれの保健所でPCR検査を実施する基準が異なる。必ずしも実施される状況ではないというのは聞いている。
質問:PCR検査がそれぞれの保健所によって基準が異なって、必ずしも実施される基準ではないということだが、そうなると四日市としての発表はどうなるのか。
健康福祉部長:私どもは接触者としてそれぞれの保健所へ調査の依頼をかけている。具体的には、岐阜であると、帰省されたのが3月何日というのが分かってきて、これがその一定感染の期間外ではないかということもあり、今このご家族を直ちに検査する状況ではないなど、個々の家族によって違う。それらの情報を得て、私共としてもどのように意見のすり合わせをしようか、という段階である。
市長:濃厚接触者でも必ずしもPCR検査対象にならないというところである。本市はそういう対象にはしているが、それぞれの状況で異なるということである。
質問:昨日の看護師のことで聞きたいことがある。国の基準に沿って標準防護策をとっていたということだが、結局何をされていたのかがちょっと分からなかった。マスクだけだったのか。
保健所長:国の基準による標準防護策は、サージカルマスクの着用と手指衛生である。
質問:それは国の基準であるが、その人が何をしていたかを聞きたい。
保健所長:サージカルマスクと手袋である。
質問:16日に県内初の死亡者の方が陽性で、死んだ後に発覚して、この際、昨日の看護師はPCR検査を受けたいという希望は出されていたのか。
保健所長:特に希望は出されていない。
質問:点滴を打っているが、私はPCR検査を受けなくていいと言ったのか。
保健所長:その時点では我々が濃厚接触者として判断していなかった。
質問:市はそうだと思うが、ご本人の意思はどうだったのかを聞きたい。
保健所長:特に症状もその時点ではなく、ご本人がそのように希望されていたことはなかった。
質問:感染ルートについて、何か新たに見えてきたことはあるのか。
健康福祉部長:市で作業を進めているが、まだ明らかにお伝えできるような確証を得たものはない。
質問:小学校は閉鎖ということでよいか。
市長:はい。消毒のために閉鎖するということである。
質問:27日まで。
市長:23~27日までである。
質問:閉鎖の意味合いだが、既に休校はされているので、児童はいないということなのだが、要するに、出勤する教員、当該校でやっている学童保育を閉めるということなのか。
市長:一時預かりをまず止める。あと運動場の開放を中断するということである。
質問:当然、職員室もということか。
教育長:職員室は校舎の中を消毒するために、かかわりの非常に薄い職員で消毒を進めていく。少ない人数だが、職員は出勤して消毒に順次取り掛かっていく。
市長:出勤職員を絞って消毒をやる。
質問:日本アクセスは、同じ建物内に別の企業が入っていると思うが、クラスター拡大の恐れはないのか。
保健所長:現時点ではそのような認識はしていないが、啓発ないしは健康観察等の実施の要請をしている。
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