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こにゅうどうくん

令和2年3月4日 緊急記者会見要旨

問い合わせ番号:15861-3045-9525 更新日:2020年 3月 5日

市長緊急記者会見

日時

令和2年3月4日(水曜日) 午後1時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、CTY、中日新聞、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、葛西教育長、松岡副教育長、廣瀬教育監、長谷川教育委員会教育総務課長、髙橋教育委員会参事・指導課長、稲垣教育委員会学校教育課参事・課長補佐、川北こども未来部長、西村こども未来部こども未来課長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか

 

発表事項.臨時休業中における児童生徒の緊急一時預かりについて

市長:明日から本市は小・中学校が臨時休業に入るわけですけども、その臨時休業に向けた体制が確立されたこと、その臨時休業中の児童の状況が明らかになってまいりましたので報告をさせていただきたいと思いまして、記者会見を開催させていただきました。よろしくお願いします。国からの要請で3月2日からの休業の要請を受けたわけですけども、本市は保護者が仕事で休めない場合に低学年や特別支援学級等に在籍する障害のある児童生徒等が、自宅等において一人で過ごすことのない体制の整備に一定期間を要するという判断から、3月2日から4日、今日まで通常登校としまして、明日から臨時休業としております。3月5日、明日から基本的に大前提としては自宅待機であります。ただ、働く保護者様の中で、やはり子どもを一人で家庭に置いてしまうという状況を回避するために、これまで学童保育所また放課後等デイサービスの終日、長期休暇体制の確立ができるようにと調整を行ってまいりました。その結果、全37小学校区で学童保育所を長期休暇対応という、朝から対応するという形で開所をしていただける体制が固まりました。お配りの資料にもありますが、今のところ学童保育所の利用者は1,824名を見込んでおります。この1,824名に応じる形で、市内54カ所59クラス、1カ所で2クラスある学童保育所もありますので、こういう表現ですけども、54カ所59クラスを開所するということで進めてまいります。その開所に当たりまして懸念事項でありました人材面のサポートについて、やはりこれまでは夕方からの対応で人員配置していましたので、朝からというとなかなか人員確保が難しい状況であったんですけれども、各学童保育所が頑張っていただきまして、ある程度準備をしていただきました。ただ、23カ所23クラスにおいては、自前で人材を用意することが難しいということから、市が応援をするという形になっています。教職員等を3月5日、明日から派遣するということになりました。23カ所23クラスで、全体として37人の要請がありましたので、37人をサポートするということになっております。また、放課後等デイサービスは、事業者様が実施してもらっていますので、体制はしっかりとしており、37カ所は通常の長期休暇対応でやっていただけるという状況であります。利用児童数は204人ということを見込んでおります。そういった中、この学童保育所に基本的に登録している方しか入れないという状況であったので、学童保育所を利用できずに一人で残ってしまう児童が発生するのではないかというところから、各小学校で全児童に対して月曜日から火曜日にかけて調査を行いました。全家庭に調査票を配って回収して、四日市の現状を調査したところであります。その結果についてご報告させていただきますと、調査対象人数が全児童1万5,684人であります。そういった中で、低学年、小学校3年生以下、一人で過ごす児童およびきょうだいで過ごす児童は563人います。ですから、この学童にも行かずにこういう状況にあるというのが563人というところであります。そういった中で、相談希望のある児童数は274名と今なっています。この差というのは恐らく、おじいちゃん、おばあちゃんであるとか、また、知り合いの家であるとか、そういった形で過ごすことを選択される、もしくは家庭の判断で家にいるという判断をされた家庭であると推察はされます。あとまた、公立小学校、中学校の特別支援学級の在籍児童生徒におきましては、小学校436名、中学校171名と607名おりまして、ここにも個別で聞き取り対応をしております。ちなみに上の全小学校児童の中に特別支援学級の小学校436人は入っています。それを踏まえまして、3月5日、明日からどういう状況になるのかというところを下にまとめてあります。学童にも入れずに家庭で見ることができなくて不安を感じている、そういった児童生徒は学校での受け入れを実施していきます。学校での一時預かりというところです。現状を見ますと、学校での一時預かりが563名、そして自宅等居場所がある児童が1万3,187名、学童保育所に預ける方が1,824名、まだ未回収部分、調査中というところが110名います。これを合計すると1万5,684名になりまして、上の全児童につながってくるというところであります。また、放課後等デイサービスにおいては、終日対応してない保育所、そもそものデイサービスもありますし、時間で預ける方もいらっしゃいますので、なかなかデイサービスだけという方と併用するという方の区別がつきませんので、括弧書きで204名。上の中の内数として書かせていただいております。実際に緊急一時預かりについては、3月5日から24日となります。家庭の事情等により自宅等において一人で過ごすことのできない児童を対象に、1年生から3年生の児童であります。また、特別支援学級の在籍生徒であります。その子どもたちは、在籍している学校に通ってもらうということになります。保護者による送迎によって自習をしてもらうことになります。登校前に検温を実施しまして、不安がある場合は登校を控えていただく。各自で感染症予防を行ってもらうというところであります。後は、詳細な部分になりますので、一旦、私からはこのあたりにさせていただきたいと思っております。3日間登校があったおかげで全児童に対して調査を実施することができて、3月5日からそれぞれの児童がどのような対応をするのかということが、本市として把握した上で、臨時休業に入れるということで、非常に準備期間を設けてよかったと今振り返ってみるとこう考えております。何とか臨時休業に入っていきますけれども、市役所また学校はもちろんですけれども、全体制を挙げて子どもたちのサポートに努めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 

質疑応答

質問:学童は全部で59カ所だったですよね。
市長:この別紙に書いてありますように、通常、登録児童が2,423人います。それが学童にも預けないという選択をされた方がみえましたので、利用児童数は1,824人と、要は600人想定より減っているという状況です。基本的に新しい方の学童受け入れは受け付けておりません。本来2,400人でしたら59カ所64クラスが必要なんですけれども、結果として学童を利用される方が600人減ったものですから54カ所59クラスで足りたという状況です。
質問:なるほど。この登録児童というのは、こういったコロナウイルスにかかわらず現在登録している人たちで、そのうち今回終日体制の学童を利用したいという人は1,800人にとどまったので、全体としては59カ所なんですけど54カ所で足りたという、こういう話ですね。
市長:マックス来ると59カ所64クラスだったのが、ということですね。ただ、やはり控えられるご家庭もみえたということです。
回答:市長が今申し上げたようなこともあるんですけど、あと急な要請でございましたので学童さんとしても応援体制を組むとはいえ、やはりフルには開けていただけないようなところも多々あろうかと思いますので、そのようないろんな事情によってこのような状況となっているかと思います。(こども未来課)
質問:中には、ちょっとやっぱりうちは対応できないというような学童もあったということでいいですか。
市長:例えば万全な体制を整えるために、1、2年生だけに絞った学童とかはあったわけです。
質問:1~3年生じゃなくて1、2年生に。
回答:というところも伺っております。(こども未来課)
市長:ですから、各学童、その主体は何施設もやっておりますので、その中で調整を行ったので、主体としては全学校区の学童さんが運営はしてもらっているんですけれども、その中で調整があったので54カ所59クラスになったということです。
質問:そもそものことですが、今回全体は59、64クラスで、開所する学童保育54カ所59クラスですけれども、これを開所するという意味合いですけれども、これは通常の夕方からの受け入れについては59、64でやるのか、それともそれもやめてフルで54、59で対応するのか、そこら辺を。
回答:現状を把握しておりますのが、一日を通して54カ所59クラスということでございます。(こども未来課)
質問:そうすると、通常のこれまでどおり夕方からやるというところも54以外のところで残りの5カ所はやるかもしれない、そこはクローズでも54で。
回答:今のところは一日通してのこの54カ所59クラスで、市長が説明していただいたようにご遠慮される方もお見えになろうかと思うんですね。このあたりは把握していなくて推測も入りますが。(こども未来課)
市長:通常の長期休暇は、途中受けでなく終日前提で開所してもらっていますので、そういった状況だと。
質問:ミスリード避けるために確認したいんですけど、54、59というのは終日やると、それで59、64というのは放課後だけやるというところもあるわけですか。
回答:そちらも今把握しておりますのが、一日を通して54カ所59クラスのみということで把握しております。(こども未来課)
質問:これまで放課後やってた残りの5カ所というのは。
回答:先ほど申し上げましたように、中には高学年の方で保護者さんもおうちに置いておかれたいという方もおるのではないかと、これは推測も入りますが、そういったことも含めて終日で箇所数クラス数ということでございます。(こども未来課)
質問:では、54、59で全部ですね。この期間中は。ほかに要するに、これまでの放課後の時間帯と同じような時間帯でやりますよというところはないわけですね。
回答:今のところは把握しておりません。(こども未来課)
質問:残りの5カ所は閉鎖するということですね、この期間中は。
市長:閉鎖というより使わなくてもいいということです。
回答:まず学童さんの運営をいただいていますのが、37小学校区37運営委員会がございまして、そちらにつきましては市長のご説明のように37カ所全てが開所をしていただけることになりましたが、クラスについては先ほど申し上げたような事情により54カ所59クラスの開所ということでございます。(こども未来課)
質問:つまり開所できない小学校区はないということですね。
回答:はい。(こども未来課) 
質問:小学校の緊急一時預かりで、学校によって違うかもしれないですけど、基本的に何時から何時まで預かるということになっていますか。
教育長:8時半から15時半です。
質問:それは通常の学校の。
教育長:そうです。通常の日課です。
質問:わかりました。通常の長期体制の預かり時間がということですね。
教育長:そうです。
市長:補足しておかないといけないのが、学校での一時預かり563人とお話させてもらいましたけれども、これは今の対象者の数とあわせています。厳密に言うと、明日の朝、希望書を各学校に持ってきてもらうことによって預かりが発生します。ですから、まだ持ってきてもらう数は明日にならないとわかりません。ただ、この小学校3年生以下の一人で過ごすまたはきょうだいだけで過ごす児童はその可能性があるということで、563人とさせていただいておりますので想定になります。
質問:確定するのは要するに明日だということですね。
市長:具体的な相談希望があるのは274人。ただ残りの300弱の方に対しては相談希望もないので来るかどうかというのはわかりません。相談があったケースは面倒が見られない前提で相談要請があるので、274人の方は来られる可能性がかなり高いのではないかという、そういう前提の資料になっておりますのでご利用いただければと思います。
質問:この申し込みですが、例えば明日、希望書を持ってくるということなんですけれども、明日持ってこられなくても途中からやっぱりおじいちゃんおばあちゃんも倒れちゃったよ、面倒見られなくなっちゃったからお願いしますとか、そういう緊急のケースも考えられるということ。
教育長:途中でも特定の日、どうしてもこれ都合がつかないなということも受け入れるというふうにしてあります。
質問:スポットでも受け入れるということですか。
教育長:そうですね。
市長:随時学校が相談に応じるというところになります。
質問:1万5,684人というのは、小学校3年生以下の小学生の全体の数でいいですか。
教育長:これは小学校1年生から6年生までの全てです。
質問:小3までの数ってあるんですか。
回答:7,837名です。(教育委員会)
質問:特別支援学級に通っているお子さんも含まれている。
回答:はい。(教育委員会)
質問:一時預かりは3年生までなんですね。
教育長:一応3年生までです。
質問:学童とかは6年生とかも含めてということですか。
回答:それぞれの学童さんによりますが、基本的に低学年中心かと。(こども未来課)
質問:調査対象人数というのは小1から小6まで、高学年のお子さんを含めているというのは学童とかの利用状況とかを調べるために6年生まで入れているということですか。
教育長:これは一人一人の子どもたちが実際どうやって過ごすのかということを把握したいと、そうでないと私どもが連絡を取ったりだとか子どもの見守りとか、そういう点で十分できないと全員の家庭での状況、これを取らさせてもらいました。
質問:確認ですが、ここにある2の(1)の調査結果のところで、小学校3年生以下一人で過ごす児童およびきょうだいで過ごす児童が563人あって、相談希望する児童数274人。これはみんな1年から3年までが相談、この274人ということでいいんですかね。
教育長:4年生から6年生の子で特に配慮が必要であると、非常にいろいろお母さん方が心配される、そういうふうなお子さんについても学校に相談をかけてくださいというふうにしましたので、そういう方からの相談が多いです。
質問:そうすると、この274人というのは563人の内数じゃなくて、1万5,684人の中の内数ということで、1年から6年までで相談があったということですね。
教育長:そうですね。
質問:563人というのは、これ小3以下なんでしょ。
教育長:そうです。
質問:274人というのは、その内数ではなくて4年生、5年生、6年生のお子さんなんかも含まれている。
教育長:ただ、最大限は563人という小学校1年生から3年生を対象としていますから、私どもとしては、まずここで数字を出させていただきました。あとについては、それは特別な配慮ということで考えております。
市長:原則563人をターゲットに一時預かりをしていくけども、それ以外にも配慮の必要な子どももいるので、それらを含めたのが274人ということですね。
質問:小4以上は一人で過ごせるという判断。
教育長:そうですね。私どもとしましては、小学校4年生、10歳ぐらいからはひとり立ちということも考えて、学校でもご家庭でもそういう教育方針をしておりますので、このあたりがラインかなと思っています。
質問:そうすると今回の学校での一時預かりをするにおいて、教職員の方は、例えば交代でとなるのか、あと学童のほうの支援にも1日当たり37人の先生が行かれるんで、そこら辺の教職員の配置というのは、学校のほうの一時預かりについてはどういうふうな形になるんでしょうか。
教育長:学校のほうの一時預かりですけれども、教職員は原則出勤となっております。ですから、どうしてもご家庭で自分の子どもを見なければならないという、その方は時間的に少し休まれるというようなこともあろうかと思いますけれども、ほぼ全ての教員が出勤すると、その中で自分の受け持ちの子どもたちは家庭におりますから、その家庭へ見に行くという場合もありますし、それから学校に来ている子どもたちを見るという、そういう教員もおります。それから学童へも子どもたちの様子を見に行く、あるいは学童で37人分という足りない分もありますのでそれを補うために行くという、そういう教員もおります。
教育監:先ほどの小学校3年生以下の問題ですけれども、文科省等の通知でも特に小学校低学年の子ども等については、子ども居場所の確保に向けた体制を確保する観点から以下のとおり推進されたいという通知もございますので、そこのところも踏まえて小学校3年生以下と考えさせていただいております。
市長:あと補足で、前回の記者会見から少し変わったところが、こども子育て交流プラザは引き続き開所していく予定なんですけれども、この前は学童に行けなかった子どもたちの受け皿という形でお示ししましたけれども、学校の一時預かりを行うことになりましたので基本的に学童に行ける方は行ってもらい、そこに学童に行けなくて必要な方というのは学校に行ってもらうという優先順位になりましたので、こども子育て交流プラザは開けるものの積極的な利用は差し控えてもらいたいと、そういう方針と今はなっています。
質問:一応この間の調査で、学童に登録している人は、そこがフル稼働しますのでそっちに行ってもらうと、学童を利用してなくて今回のケースでどうしても3年生以下で一人になっちゃうと、これは学校で受け入れますよと、体制的にはニーズを全部網羅できたというふうにお考えでしょうか。
市長:そうですね。調査もかけましたので、必要に応じて個別相談も行っておりますので、学校の一時預かりということを実行できたことである意味漏れがないような状況にはなっていると整えたと思っています。開けていますから来てくださいというよりは、こちらから調査をかけて把握した上で臨時休業に入っていけるというのは、これからの取り組みに対して非常にいい状況で入っていけるということだと思います。
質問:だから場当たり的にこの子が来たというのではなくて、事前にこの子はもう来ることになっているというような状況というのは、ある程度把握した上で休業に入っていくという体制をとれたというのは、これはいい準備ができたなという受けとめでしょうか。
市長:今調査をかけているのかもしれませんけれども、なし崩し的に臨時休業に入られたところも多いと思いますので、これらの準備は3日間の猶予期間があってできたことであるという認識です。
教育監:あと補足で、学校に来ないとしても一人でお子さんがおうちにいるということがしっかりと認識できるので、学校が資料の2枚目にございますとおり、子どもたちの生活状況等も訪問して把握できる、そういった確認ができましたので、子どもたちの安全確保に今後とも努めてまいりたいと考えてございます。
質問:学校側としては臨時休業中のお子さんたちの行動把握じゃないですけど、居場所確認といったことを今回の調査で確認ができたということと、あとどれだけかの先生たちの負荷もあると思うんですけれども、どれくらいの子たちを学校で受け入れなくちゃいけない、ということは教員たちの負荷ということも考えて調査としてはきちんとできたという、そういう認識でよろしいですね。
教育長:そうですね。
 

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