令和元年12月24日 記者会見要旨
問い合わせ番号:15852-9103-5417 更新日:2019年 12月 27日
市長定例記者会見
日時
令和元年12月24日(火曜日) 午前11時~
場所
7階部長会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、NHK、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長
発表事項1.令和元年(平成31年) 四日市市十大ニュース
市長:今年最後の記者会見ということで、十大ニュースを発表させていただく。さまざまなことがありましたが序列を付けるわけでなく、今年の初めから振り返っていきたい。まず1つ目は、私、「市長の四日市をARUKU宣言」。記者会見もさせていただいた。本市は、健康に取り組んでいこうと「幸せ・健康」のキーワードでやっていくことを総合計画でも謳っている。大きなきっかけとなるのが、この「ARUKU宣言」である。歩く、また人と触れ合うことを通じて、しっかりと健康づくりに取り組んでいくという流れで、2月に宣言しスタートできたと思っており、大きな契機になったと考えている。
2つ目は、「東京大学地域未来社会連携研究機構三重サテライト拠点の開設と四日市市との連携協定」を締結したことである。2月に東京大学地域未来社会連携研究機構が、ユマニテクプラザに全国で初のサテライト拠点を開設した。四日市に東京大学の研究機構の拠点を置いてもらったことは非常にインパクトがある。地域と東京大学がいかにして連携していくのかを協議していたのだが、10月に協定を締結するという運びになり、現在、東京大学にも調査研究を依頼しているところで、これから一緒に力を合わせて当該地域の課題解決に当たっていきたいと思っている。
3つ目は、「働き方改革推進本部の設置と管理職のイクボス宣言」である。これは市役所内のことではあるのだが、「産業のまち四日市」の産業発展と併せて、本市で働く方々の環境改善もしていかなければならないということで、ワーク・ライフ・バランスの充実と働き方改革について、市役所が先頭に立っていきたいと思っている。そういったことからも、3月に私を本部長とした働き方改革推進本部を庁内に設置した。さまざまな取り組み、検討を行っている中で、8月には私をはじめ所属長220人がイクボス宣言を行った。こういった取り組みもしっかりとできる契機となった。
4つ目は、4月にあけぼの学園が移転し開園した。今までの西日野から県地区に移ったわけである。発達に課題のある子どもは増加傾向にあるが、児童発達支援センターということで、子どもたちや保護者の方々に支援の充実を図ることができた。
そして5つ目。力を入れている競輪事業で、今年度はナイター競輪に特化した事業を展開してきた。四日市競輪として、初めてミッドナイト競輪に参入し、記念競輪のナイター開催も初めて実施した。今年度はオールナイターで実施できたわけである。さらに、全国で初めてとなる公営競技場公認の「バーチャルYouTuber」の泗水(しすい)美(み)海(う)も登場させ大きな反響を呼んだ。
6つ目は、四日市港が8月に開港120周年を迎えた。明治32年に開港場として指定され、今年で120年を迎えたのである。記念の年であったので、記念事業として20年ぶりに四日市港まつりを千歳地区で開催し、帆船の海王丸も寄港した。また、四日市港ポートビルの壁面にプロジェクトマッピングが実施された。
7つ目。昨年オープンした四日市テニスセンターは非常にすばらしい施設であるが、このテニスセンターを使って、8月に初めての男子プロ選手の国際大会を開催した。世界ランキング100位から500位程度の選手が四日市テニスセンターに集まって競技し、四日市ゆかりの選手もベスト4に2人が残るなど、大活躍だった。
8つ目。9月に四日市で記録的大雨を観測した。9月5日未明、東海地方は局地的な激しい雨に見舞われ、四日市で初めての記録的短時間大雨情報が発表された。市内の山城観測所では1時間に125mmの雨量を観測した。市内にも甚大な被害を及ぼした。
9つ目。来年に東京オリンピックを控えているが、東京オリンピックに向けて四日市市出身の選手が内定を決めた。まず、男子マラソンの中村匠吾選手。女子ではレスリング53kg級の向田真優選手。まだまだ四日市ゆかりで内定候補の選手はいるので、来年の東京オリンピックは非常に楽しみにしている。ぜひとも盛り上げていきたい。
そして10番目は「犯罪被害者等支援条例」が制定されたことである。朝明中学校の生徒が四日市花火大会時に事件に遭った。当該市ということもあり、犯罪被害者に対してしっかり支援に取り組んでいかなければということで、県内市町では初の条例制定となったわけである。三重県の条例の支援内容と合わせると、本市が全国で最も犯罪被害者等への支援に手厚い自治体となったことで、大きなトピックであった。
以上、十大ニュースという形で挙げさせていただいた。
質疑応答
質問:来年の東京オリンピックに四日市出身の選手の内定が決まったが、改めて四日市市として期待する部分やどういうふうに盛り上げていきたいか。
市長:今年はラグビーワールドカップで日本全体が大きく盛り上がったので、来年は東京オリンピックでさらに盛り上がることを期待している。先ほどお話したように四日市ゆかりの選手、男子マラソンでは中村匠吾選手、女子レスリング53kg級では向田真優選手が早々に代表内定となったわけである。非常に喜ばしいことで、四日市市として個人競技の代表選手は2004年のアテネオリンピック以来16年ぶりで非常にうれしく思っている。本市としてもパブリックビューイングの開設など、大いに盛り上げていきたい。先日、オリンピックの聖火リレーのコースが発表された。三重県は、4月8、9日の2日間で、四日市は三重県ルートのスタート地点となる。「四日市公害と環境未来館」がスタート地点になるので、こういったところも大きく盛り上げてきたい。また、オリンピックの事前キャンプとして、カナダの体操チームに四日市でキャンプを開いてもらう。建設中の総合体育館はすばらしく仕上がる予定で、さまざまなイベントが盛りだくさんであり、四日市から大きく東京オリンピックを盛り上げていける風を起こしたい。
その他
質問:市長、今年の一文字を準備されたということでよろしくお願いしたい。
市長:私の思う一文字だが、「備」えるという文字を選ばせていただいた。なぜ、「備」えるという字を選定したのかと言うと、先ほど十大ニュースを発表したが、昨年は結構大きなハード面の施設が多くあったが、今年は少し落ちついた十大ニュースだったと思っている。来年は、また非常に大きな1年を迎えることになる。まず1つは、本会議で議決をいただく予定の総合計画がある。新しい四日市の10年の総合計画が来年4月からスタートする。新しい10年の一歩を踏み出す総合計画を、この1年間、職員を中心に市民の皆さん、関係団体、議会からも多くの意見をいただきながらまとめて作り上げた。四日市の未来の方向性を決める、行く末を決める総合計画の準備を、この1年間取り組んできたという思いである。2つ目は、来年度からスタートする総合計画に備えてきたということと、来年、四日市市が市制施行123周年を迎えることであり、「123(いちにさん)四日市」ということで、四日市にとっては特別な1年になると考えている。この「123四日市」を契機に、1年間大いに盛り上げていきたいと思っている。123周年を前にして、さまざまな企画も備え、準備してきた1年でもある。こういった準備が多かったところと、9月5日には四日市で初めて、記録的短時間大雨情報が発表されたこと、今年は、伊勢湾台風から60年ということもあり、防災・災害に対して改めて認識していかなければならない思いだった。それは恐らく市民の皆様方も多く感じたところであると思う。災害の備えを痛切に感じた1年であったことも含まれている。こういったこともあって「備」えるという漢字を今年の一文字に挙げさせていただいた。
質問:「備」えるということだが、ちょうど来年12月23日で1期目の任期も満了になるので、来年最後の1年、どんなふうに運営していきたいと思われるか。
市長:私自身の任期も、もう最後の1年を切ってきた。最後の1年、そして来年を迎えるわけだが、策定中の総合計画に私の思いもしっかりと盛り込んでいるつもりである。かねてから話をしているように、四日市は非常にポテンシャルが高いまちであると私自身認識している。東海エリアで名古屋に次ぐ2番目、3番目のポジションをしっかりと維持していけるような、存在感のある年にしていかなければならないと思っている。福祉面での市民サービスの充実・強化も含めて、ハード面においても中心市街地の駅前広場であるとか、さまざまな取り組みに着手しようとしているところである。今後10年間、大きく四日市は飛躍していく年になると私は思っている。そういった第一歩の1年として、力強い1年にしていきたいと思っている。
質問:3年間を振り返って、100点満点の点数をつけるとすれば自分の市政は何点だと思うか。
市長:総合計画においては、ある意味、市役所一丸となって取り組み、10年後の四日市を見据えながら多くの議論を重ね、自分自身の思いを100%注ぎ込んだものになっている。それをいかに具現化し、奥深くしていけるかが、来年の大事な私自身のポイントなのかと考えている。
質問:ちょっと見ていただきたいものがある。これは、先日、学校であった「カナダの日」の給食のときの写真で、教育委員会の方が出されてきたものだが、何枚かあるので見ていただくと分かると思うのだが。
市長:顔が写ってない、ということか。
質問:個人情報だとか、お子さんたちの状況というのは非常にいろいろあるのだろうし、子どもさんたちへの配慮というのもあるのだろうが、今後、学校に限らず、シティプロモーションに力を入れ、市政情報を発信されるときに、誰がどういうふうに見るのか、思いを伝えていくのか、もう少しそこら辺まで配慮していただけるとこちらも非常に報道しやすい。
市長:県下はどういう状況でやっているのか勉強させてもらって、教育委員会とも検討したい。
質問:せっかくカナダの日の給食なので。
市長:お子さんのいい顔が出ると、また印象が変わる。
回答:場面によってもいろいろあろうかと思うが、指摘の学校のものについては、確かに子どもがおいしく食べるのが一番いい絵になるとと思う。学校は学校で、学校の運営の中でいろいろ対応が大変だという現実問題もあり、おそらく事前にお知らせをした中で取材いただくという流れになるだろうと思う。事前にお知らせをした担当課が書いていると思うので、そちらへ一度お尋ねいただいてから、当日お世話いただくという流れが一番いいのかもしれない。担当課と学校現場の間がうまくいっている場合といっていない場合が多分あると思う。例えば、給食であれば、給食を食べる子どもを撮りたいという話をいただければ対応してもらえる感じはする。学校の子どもが一番難しいと思う。先だって広報であけぼの学園ができたことの特集をした。そのときに、子どもさんの写真もふんだんに入れている。親御さんの写真もあるし、職員の写真も写っている。そこのところは何回も重ねて話をして親御さんに了解を取った。子どもには了解を取れないので。その中でも、どの写真がいいかを選んでやってきた。こちらのほうは時間的に余裕があるものだから、そういう形で進めていた経緯もある。そういう意識はすごく高いという部分がある。ですから、申し訳ないが事前にお願いしたい。これはあくまで学校現場の話で、福祉的なところもあるだろう。(シティプロモーション部長)
質問:最初に教育委員会からの資料に「後ろ姿からでお願いします」とあらかじめ全部書いてある。
質問:メディアとしては、基本的に、何らかの事件・事故があって、かわいそうな話があって、翌日に全校集会が開かれて、とかだったら分かる。こういうようなテイストのものでも「後ろ姿からでお願いします」と事前に書いてある。そういうのは多分、プロモーション的な意味でも困る。両方、お互いに困る。しかし、実際に資料に書いてあり、学校としてはどうかと聞くと「このクラスではいい」とか言われたりもする。学校と教育委員会の中でのそごがある。そういう点を改善していただけると助かる。
市長:分かりました。出てうれしい人もたくさんいるだろう。それは一回調整する。
質問:こちらも、オリンピックで盛り上げいこうとしていることや、面白いだろう、市民の方の関心高いだろうと思うのだが、最初から「子どもの顔はだめだよ」と言われると、我々も取材が難しいところがある。せっかくなので笑顔の写真が載ればと。
市長:協議させていただく。
質問:教育委員会だけに限らず、今後いろんな場面の方でよろしくお願いしたい。
市長:シティプロモーション部が中心になって、取材していただきやすいような環境を整えていく。
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