令和元年10月30日 記者会見要旨
問い合わせ番号:15852-8259-8381 更新日:2019年 11月 1日
市長定例記者会見
日時
令和元年10月30日(水曜日) 午前11時~
場所
7階部長会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、CTY、時事通信、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、稲垣都市整備部長、土井都市整備部都市計画課副参事・公共交通推進室長、古市商工農水部けいりん事業課長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか
発表事項1.記念競輪のナイター初開催について
市長:毎年行っている記念競輪、今年は11月7日から10日に開催する。今年度はナイター競輪に特化した事業展開を計画しており、これは第3弾となる。第1弾は今年度からスタートしたミッドナイト競輪、2つ目は6月開催したG3ナイター「ベイサイドドリーム」。3つ目が今回の記念競輪。ナイターで最後のものとなる。これまでの記念競輪は昼中に開催していたが、ナイターで秋の夜長の熱戦を楽しんでいただければと思っている。開催名称は「四日市競輪開設68周年記念 泗水杯争奪戦」である。ポイントはナイターであることはもちろんだが、そのほかにも地元四日市の浅井康太選手が出走することになっている。競輪選手は全員合わせて2,200人ぐらいいるが、その中のトップグレード、S級S班というカテゴリーに所属する9名のうち、浅井康太選手含めて3名の選手に記念競輪に出走してもらう。また、四日市競輪場をホームグラウンドとする選手9人にも出走してもらう。中でも、柴崎俊光選手、淳選手の兄弟と伊藤裕貴選手、稔真選手の兄弟にはW兄弟で参戦してもらう。なかなかないメンバー構成となっている。例年通りのイベント開催だが、さらに特筆すべき点は、四日市競輪場公認のVtuber「泗水美海」がレースの生中継を配信することである。このVtuber「泗水美海」は、6月のG3ナイター最終日で、レースの生中継を初めて行ったのだが、Vtuberが競輪を生中継するのは初めてで、全国でかなりの注目が集まり、競輪カテゴリーの配信では最多クラスとなる8万を超える方に最終日を視聴してもらった。聞くところによると、通常、G1レースでも3万人程度の視聴で、G3で8万を超えたのは極めて注目度が高い。その泗水美海が2回目のレースを生中継するので、競輪に興味がある方はもちろん、ナイターもご視聴をいただければと思っている。ニコニコ生放送で放送する。優勝者の副賞には地場産品「日永うちわ」を贈呈することを予定している。
質疑応答
質問:毎年、ナイターでやるのはどれぐらいか。
回答:大体全国で2場。29年から1場、30年度から2場へ。ことしは四日市と川崎である。(けいりん事業課)
市長:実は、四日市はこの記念競輪のナイター開催で、今年度は全てナイターになったということである。
質問:今年度からナイター競輪に特化されたということだが、ミッドナイト競輪が恐らく最初と思うが、これはいつだったか。
回答:5月と8月。(けいりん事業課)
質問:記念競輪をナイターで開催する意義を改めて教えてほしい。
回答:既存のファンの方の高齢化で客離れが起きている。新しいファンを取り込むために、主にインターネット投票のナイター競輪を開き、ネットユーザーの方々に競輪に興味を持っていただき、買っていただきたい、その一環で取り組んでいる。(けいりん事業課)
市長:購買の動向も昼のレースからだんだん夜へ移ってきている傾向があるらしい。夜の方にパイが大きく、ミッドナイトは無観客でやるわけだが、深夜は大抵、家でゆっくりしながらレースを見て、インターネットで購入していただく形が出来つつある。そういったところに四日市もシフトを合わせていくということである。
質問:初開催ということだが、昼の記念競輪に比べ、ナイターだとどのぐらい収益が増えると見込んでいるのか。
回答:昼間一開催だと、大体、売り上げは45億ぐらいなのだが、ナイターになると、昼に現金で買われるお客さんの売り上げがちょっと落ち、場外発売場も減って現金で買われる方が落ち、30億台に減る。ただ、6月の実績で、ナイターを2回開催させていただくことで売り上げが倍の70億近くになる。そうすると収益的には3,000万ほど、昼間よりは2回ナイターを開催させていただくことで増えると見込んでいる。(けいりん事業課)
市長:記念競輪は昼1回。ナイターにすることによって1回当たりの売り上げは下がるので、ナイターを2回させてもらえる。その先駆けが6月に実施したG3ナイターで、今回の記念競輪とともに、セットで権利を得て開催させてもらっていることになり、トータルで、先ほど話した状況になる。
質問:改めて、今回初めての記念競輪ナイターを訪れる方に、どう楽しんでもらいたいか、どういったところを期待するか、という部分をお願いしたい。
市長:競輪場はなかなか縁遠いという方も多いと思うが、当日の記念競輪では、地域の子ども太鼓、諏訪太鼓の披露、山手中学校の吹奏楽部の演奏といった地域に密着したイベントも予定しており、子ども連れでも楽しんでもらえるようなメニューもたくさん用意している。気軽に遊びに来てもらい、四日市にいい競輪場があるということ、そして、競輪場の収益は四日市の一般会計に繰り入れられ、市民サービスの向上につながっており、四日市にとって競輪場は必要な施設だということを、少しでも感じてもらえればと思っている。また、競輪ファンの方にもしっかりと楽しんでもらえるように、選手とのふれ合いの時間もしっかり設けている。多くの方に楽しんでもらえるような記念競輪にしたいと思っており、ぜひとも気軽に足をお運びいただければ。
発表事項2.四日市あすなろう鉄道ふたつの光の列車の運行について
市長:昨年に続き、今年も四日市あすなろう鉄道のイルミネーション列車を運行する。今年は2年目ということもあり、1年目にも増して面白く壮大なイベントにしていきたいと思っている。まず、街なかの四日市の中心部が彩られるウィンターイルミネーションは、11月1日から2月16日まで開催される。これは市が主体ではなく、諏訪栄町地区まちづくり協議会がやっているという前提があり、その「YOKKAICHI WINTER ILLUUMINATION」に合わせて、四日市あすなろう鉄道のイルミネーション列車を運行する。去年乗ってもらった方はよく分かっていると思うのだが、去年は白と青を基調としたイルミネーション列車だった。今年ももちろん運行させるが、それに加えてゴールド系のイルミネーション列車も走らせる。2つの列車のイルミネーションになるということである。しかも、2編成のイルミネーション列車になり、例えば、四日市駅からイルミネーション列車に乗って、真ん中にある泊駅で別のイルミネーション列車に乗って帰ってくるといったように、時間を待たずして往復乗れるという状況も生まれる。11月1日からの1番目の初列車は、泊駅で折り返せるようなダイヤにしてある。去年と同じように、1編成の3車両で、3車両の中間車両をイルミネーションの車両とする。17時以降は3編成で運行し、3分の2がイルミネーション列車となるので、極めて高い確率でイルミネーション列車に乗っていただけることになると思う。去年は3分の1だったので、中々当たらないという人もいたが、ほぼ乗っていただけるようになる。土日・祝日の運行ダイヤは、四日市あすなろう鉄道のホームページ、フェイスブックの「あすなろう鉄道日和」に1カ月ごとに掲載するということである。平日の運行ダイヤは流動的なので、当日、朝10時ごろにフェイスブックに掲載していく。初運行は18時から出発するというところである。点灯出発式が1時間前の17時からスタートします。オリジナル缶バッチづくり体験、バイオリンとピアノの生演奏、イルミネーション列車限定のヘッドマークの取り付け、こにゅうどうくんがイルミネーション列車を見送るなど、さまざまな内容も盛り込んでいる。乗車特典として、1day切符というのがあり、往復乗車が550円で買っていただける。四日市駅で70枚、内部駅で30枚限り、購入者にはイルミネーション列車の乗車証明書が発行される。去年の期間は2カ月ぐらいだったが、今年は四日市ウィンターイルミネーションの期間と合わせ2月26日までの約3.5カ月となり、去年から1.5倍以上の期間を設けている。車両も期間も、かなりバージョンアップしたイルミネーション列車をお届するので、多くの方に乗っていただきたい。
質疑応答
質問:イルミネーションが点灯するのは午後5時以降の列車でいいか。
回答:そうである。11月1日、運行初日に関しては、市長が説明させていただきましたように6時前に点灯式をし、6時からの列車が1本目である。(都市計画課)
質問:イルミネーションは列車の中を照らすのか。外側が光っているわけじゃないのか。
回答:車内に飾りつけを行う。(都市計画課)
質問:11月1日から2月16日まで運行する。通常、昼間はイルミネーションを点灯せずにそのままの車両を使うのか。
回答:そうである。(都市計画課)
質問:イメージ図を見ると、LED、シャンデリアがぶら下がっている感じだが、何を光らせているか。
市長:全部LED。
回答:一部、クリスマスツリー用のオーナメントも付けているが、それ自体は光ってはいない。(都市計画課)
質問:光り物はLEDで、飾りは光らないわけか。
回答:光らない飾りもある。(都市計画課)
質問:LEDに照らされて像が浮かび上がるという感じか。なぜゴールドを。
回答:ゴージャスなイメージということである。昨年度、ブルー系の車両を走らせたが、少し温かみのあるような色と、二つの光が出会うことで、できれば恋人同士が乗って、そこで出会うとカップルが成立し結婚できるとか。そういう列車になってもらいたいと思っているところである。(都市整備部)
質問:四日市駅出発は青で、泊で往復するときにゴールドというのは理想的。
市長:盛り上がって飲みに行っていただきたい。
質問:それぞれ列車によってブルーとゴールドと、中のイルミネーションのコンセプトがあるのか、あと、LEDは何球ぐらい使っているのか、分かれば教えてもらいたい。
回答:LEDの数に関しては、今手元に持ち合わせてないが、よく広大な屋外のスペースで何万球とPRされている所もあろうかと思うが、今回はそういうものではなくて、あくまで車内でイルミネーション列車をやっている、というところを特徴としている。(都市計画課)
質問:今年のものは分からないか。
回答:イルミネーションの個数については、昨年度が約5,300個。
質問:それぞれコンセプトがあるのか。何かをイメージしたのか。
回答:昨年のブルー系はクリスマスをイメージし、元々クリスマスイルミネーションとセットでやっているが、今年は少し色を変えて、少しリッチに楽しんでいただけるイメージのゴールド系になった。一旦これを付けると、当然1年間で捨てるわけではないので、ある程度継続的に使え、コストも下げていける。そういう意味では追加費用がそれほど大きくならずに二つの列車を走らせられるということで、ゴールド系を追加させていただいた。(都市整備部)
質問:ゴールドライトで、ある程度豪華なイメージ、雰囲気を醸し出している。
回答:はい。(都市整備部)
質問:去年から走らせて、1両を今年追加したとは、例えば乗車した利用者からもっと増やしてほしいとかの反響があったのか。
回答:実は、いろいろなメディアで取り上げていただき、あすなろう鉄道のPRに良かったと思っている。メディアで取り上げられて乗ったという声もいろいろ届いており、少し印象付ける形で今年もバージョンアップしていこう、増強していこうというのが発端である。(都市整備部)
市長:去年はこにゅうどうくんがイルミネーション列車に乗っていたが、反響が大きくて、今年は乗れないことになり、見送る側になった。それぐらい反響は大きい。
質問:このイルミネーション変更期間中に、乗客数は対前年で増えたのか。
回答:昨年度は多くの方に乗っていただけた。特に、定期で乗られる方以外に、切符やフリーきっぷを多くの方に買っていただいた。定期外の利用は昨年度、かなり増加した。倍まではいかなかったが。(都市計画課)
回答:わざわざSNSに上げるために写真を撮りに乗っていただいた。非常にPRにつながっている。(都市整備部)
質問:元々、この事業を始めたのは、乗降客等を増やそうという狙いがあるのか。
回答:そうである。このあすなろう鉄道、元々は近鉄だったものを上下分離で残すことになった。1つは沿線の通学、暮らしの足をしっかり守っていくこと。それと、特殊狭軌という非常に珍しい鉄道で、1つの観光資源としてPRしていきたい、この2つの大きな目標があった。観光資源の一環として進めていきたいという思いがある。(都市整備部)
質問:イメージ図の写真はあるか。
回答:提供させていただく。(都市計画課)
質問:1日の1番列車とその往復は、乗車して取材は可能か。
回答:可能である。(都市計画課)
質問:取材をする場合には、事前にどちらの課に言えばいいのか。あすなろ鉄道の方へ直にいいのか。
回答:こちらからあすなろう鉄道には報告させていただきますし、直接あすなろ鉄道に直接お申し出いただいても、どちらでも結構です。(都市計画課)
質問:取材を申請すれば取材用のエリアというものが設けられるのかどうか。
回答:この車両というのが非常に狭く、通路でも行き違いがほとんどできないくらいなので、マスコミさん用の場所というのも提供ができない。ナローゲージは一番小さいサイズなので、ご理解いただけたら。(都市計画課)
その他
質問:このイルミネーション「YOKKAICHI WINTER ILLUMINATION」の参考資料は。
市長:これは同じ期間に併せてやるというところで、参考資料として付けさせていただいた。主体が商店街で、我々が発表する立場にはないが、「YOKKAICHI WINTER ILLUMINATION」も四日市の大きなイベントである。
質問:今度プロモーションビデオを見させていただきたい。京本さんと市長は、会ったりするのか。
市長:「必見 四日市」の第二弾は今日と明日、撮影していて、私も少しの時間であるが、時間を割いて行かせてもらう。水沢でやっている。
質問:そもそも、現在、あすなろう鉄道の経営状況は、完全によくなっているのか、状態はどうなっているのか。
回答:平成27年度から公有民営という形式に移行させていただいた。公有というのは、四日市市が施設を保有して、第三セクターのあすなろう鉄道が運行する形態である。いわゆる上下分離形式。あすなろう鉄道は運行に専念する会社になっており、毎年平均的に5,000万ほどの黒字が出て、その黒字に関しては四日市市に寄付をいただいている状況である。ただ、一番お金が掛かるのが施設の更新費用で、特に、古くなってきた車両を新造したり、改造したりしてきたところに費用が掛かっている。国・県の補助金をいただきながら運行しているが、あすなろう鉄道からの黒字を当てたとしても、トータルとしてはマイナスの状況となっている。(都市計画課)
質問:そのマイナスの状況というのはどのぐらいの規模か。
回答:年によって異なっている。(都市計画課)
回答:市が施設を保有すると、資産価値を会計上持たないので、例えば、新調した車両は、1つの価値として会社であれば計上される。そういったところで見ると、室長は赤字と言ったのだが、そこは微妙なところがある。まず、事業経営として運行はしっかりと継続的に見るふうにし、施設を市が持っているということで、運行事業は黒字で推移しているのだと理解していただければと思う。若干、乗降客数自体は減少していたのだが、これを見てもほぼ下げ止まって来ており、こういうイベント等を利用して維持し、さらには上向きにしていこうとPRに力を入れている状況にある。(都市整備部)
回答:平成30年度の乗降客数が280万人となっている。(都市計画課)
質問:300万人を目指してか。
回答:そうですね。頑張ってまいりたい。(都市整備部)
質問:平成何年度の数字か。
回答:平成30年度、1年間の利用者数である。
市長:利用者数は何で見るのか難しいが、収益で見ると変わってきていて、定期を購入される方と、1回1回切符を買って乗られる方がいるのだが、総乗客が下がっても定期よりも切符を買う人の割合が増えれば収入も増える。今そういう傾向にあり、収入は増えている。だから乗客自体は下げ止まった感じだが、一方で収入だけは増えている。何で見るのかという状況である。
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