令和02年03月26日 記者発表資料 令和元年度四日市萬古焼伝統産業技術マイスター認定式について
問い合わせ番号:15840-6039-6806 更新日:2020年 3月 26日
令和元年度四日市萬古焼伝統産業技術マイスターの被認定者を決定いたしました。また、認定式を次のとおり開催いたします。
1 事業の目的
昭和54年に伝統的工芸品に指定されている四日市萬古焼が築いてきたその地位は、先人のたゆまざる努力はもとより、「職人」と呼ばれる人々が日夜業務に奨励され、業界の振興に永年にわたり地道に努力してこられた結果にほかなりません。
そこで、四日市市ではこのような「職人」の優れた技能や実力を称え、萬古焼産業に従事することを誇りに感じられる環境づくりを行っていくことが重要と考え、優秀な「職人」を四日市萬古焼伝統産業技術マイスターとして認定し、表彰するものです。
2 令和元年度被認定者について
氏名 | 水谷 利彦 | 土本 肇 |
生年月日 | 昭和9年 | 昭和19年 |
年齢 | 満85歳 | 満76歳 |
住所 | 四日市市西阿倉川 | 四日市市平尾町 |
窯元(勤務先) | 有限会社美谷製陶所 | 有限会社土本製陶所 |
在職年数 | 53年 | 55年 |
職種 | 陶磁器製造技術 | 陶磁器製造技術 |
3 認定理由
水谷利彦氏
製品の製造にかかる型の管理、施釉、焼成まで一連の工程に関わり、製造の管理を行ってきた。特に20年以上作りつづけてきた「葉っぱの大皿」については、近隣の他産地が大きさの小さい器を大量生産している中、大きい器を求めている外食産業や輸出先の海外のニーズに対応し製造してきた。陶磁器は大きいほど割れやすくなるが、水谷氏は安定した品質で大きな器を製造し続けている。また、自社の従業員に対して、焼成する温度管理などのノウハウを伝え、後継者育成にも取り組まれている。
土本肇氏
四日市萬古焼の主要製品である急須、土鍋に縛られることなく、うつわ、マグカップなど様々な製品を作り続けてきた。そして、自ら絵付けをこなすほか、釉薬については、独自のものを開発・使用し、焼成において微細な温度調整を行うなど、萬古焼の製造過程においても多くのノウハウを蓄積してきた。また、萬古業界として初めて土鍋の胴体に絵付けを施すなど、高い意識をもって製品開発に臨んでおり、今後も萬古焼産業の振興に貢献するものと認められる。また、他の窯元等からの見学を受け入れ、技術の指導なども行っている。
4 認定式
(1)日時 令和2年3月30日(月)10時00分から(30分程度)
(2)場所 四日市市役所8階 来賓応接室
5 その他
「四日市萬古焼伝統産業技術マイスター認定事業」は、本市が平成5年に創設しました。今年度で27回目を迎え、昨年度まで41名の方々を認定しています。マイスターの偉業を称えるとともに、市民の方々に幅広く知っていただけるよう、マイスターを紹介した金属製プレートをばんこの里会館1階に展示しています。
【事務担当】
四日市市 商工農水部 商工課 工業振興係 矢澤 大野
電話:059-354-8178
FAX:059-354-8307
このページに関するお問い合わせ先
電話番号:059-354-8178
FAX番号:059-354-8307