令和元年09月03日 記者会見要旨
問い合わせ番号:15833-1333-0578 更新日:2019年 9月 6日
市長定例記者会見
日時
令和元年9月3日(火曜日) 午前11時~
場所
7階部長会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、CTY、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、内田財政経営部参事兼収納推進課長、横山財政経営部収納推進課副参事、西山財政経営部収納推進課副参事、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか
発表事項1.スマートフォンアプリ「LINE Pay」を活用した収納サービス
市長:本日は、スマートフォンアプリ「LINE Pay」を活用した収納サービスをスタートすることである。現在、本市では市税などの公金の納付方法としては大きく三つある。まず一つ目は各地区市民センターや金融機関などでの窓口払い、二つ目が預金口座からの振替、三つ目はコンビニエンスストアでの支払いである。さらに、コンビニ収納用のバーコードをPayBなどヤフーアプリで読み取り、時間や場所を問わずに納付者自身の金融機関の口座から即時に振り替えて納付するサービスを実施している。これは、コンビニの納付書を使って振り替えることができ、現段階でヤフーアプリを使って納付できる項目は、保育園の保育料、し尿くみ取り手数料、市営住宅の使用料、市税、住民税、固定資産税、国民健康保険料、幼稚園使用料である。今回、コンビニエンスストアの納付書を使ってLINE Payでも納付できることになった。ヤフーアプリは10月からPayPayに変わるので、10月以降はPayB、PayPay、そしてLINE Payでも納付できる体制になる。スマホの利用者の8割がLINEアプリを使用していることから、LINE Payを活用することで使用者の利便性の向上を図ろうと導入を決めた。令和元年の10月から開始する。コンビニ収納用のバーコードを読み取ってお支払いいただくのである。コンビニ収納と同様に、手数料については市側が負担し、利用者の負担は発生しない。三重県では志摩市のみがLINE Payを導入しており、四日市市は2市目である。
補足
収納推進課:実際の操作としては、LINEをまず開いていただき、右下のLINEのウォレットというタブをタッチしていただくと、その中にLINE請求書払い機能があり、そこをタッチして利用の承認画面を読み、次へを押すと、バーコードの読み取り画面が表示される。納付書に印字されている、コンビニで使うバーコードをご自身のスマートフォンで読み取ってもらうと確認画面が出て支払い処理が完了する、といった手順になる。完了した支払いについては、後にLINEのメッセージで自分の手元に通知が来る。
市長:全調定の納付案件においては、半分ぐらいが口座振替である。コンビニの割合は15.74%。その中でスマホを使ったコンビニでの収納は0.4%、全体からすると0.06%で非常に少ないのだが、利用者も多いアプリなので、今回のLINE Pay導入をきっかけに収納率が上がれば良いと思う。24時間、しかもコンビニに行かなくても良い払い方の手段を増やすことで納税意識を高めてもらいたいと思っている。
質疑応答
質問:すでに今のようなアプリを使った収納はやっていたのか。
市長:PayB、ヤフーアプリ(10月からはPayPay)はやっていた。
質問:それに加えてLINE Payのアプリを使えるようになったということか。
市長:はい。今までやっていたヤフーアプリがPayPayに合流する。ヤフーアプリやPayBの利用者は、そもそも母集団として多くなかったと思う。ただ、LINE PayにつながるPayPay(での納付)になれば、かなり対象者が増えるので活用も増えてくるのではと予想している。
質問:数字の確認だが、市税は全体の半分が窓口(納付)か。
市長:44.9%が口座振替である。
質問:窓口で現金支払いされる方たちは。
市長:数字で見ると27.9%。調定と納期内納付というのは、納期内に納付しなかった案件が結構あるということである。
回答:納期を外れるということはあるので、納期内に納まるかどうかをまず見ておく。納期内納付の件数のうちの窓口納付だと。(収納推進課)
市長:分母を何にするかは難しい。全ての件数を分母にするのか、納期内に納めたものを分母にするのかで数字が変わってくる。納期外が結構あるから100%にはならない。
質問:納付書を送られても、忘れてコンビニで収納できないことが私も結構ある。
市長:ですから分母を何にするかによって数字は変わってくる、全調定の割合だと、口座振替が44.9で、金融機関が27.9、コンビニが15.7。残りは納付期間外の納付になる。
質問:納付期間外も含めて全部収納された方たちの数は計算し直さなくてはいけないのか。
市長:そうである。
回答:今回のアプリで使える期間というのも、先ほどの通り、コンビニで使える期間でしか使えない。(収納推進課)
質問:要するに、コンビニでも収納期間内でなければこのアプリは使えないわけか。
回答:使えない。(収納推進課)
質問:すると収納期間内の中か。
市長:何%になるかは再計算が要るのだが。具体的な数字がもし必要であれば、後ほど計算してお渡しする。
質問:収納期間内に納めたのを100として、その中の内訳を出してもらえれば良い。
市長:出ますが、計算が要るので後でお伝えする。
質問:今までのPayBやヤフーアプリと同じことか。
市長:同じことである。
質問:そこでより普及率の高いLINE Payを導入するところが特徴なのか。
市長:そうである。
質問:アプリでの支払いは、いつから始まったのか。
回答:税金については、平成30年度当初から。それ以外に、平成29年度から導入しているのは保育園保育料、し尿くみ取り手数料。市営住宅使用料は平成29年7月から。残りの三つ、市税関係、国民健康保険料、幼稚園使用料は平成30年度当初からである。(収納推進課)
質問:導入自体は平成29年7月からか。
回答:そうである。スマートフォンアプリを活用してバーコードを読み取った方法は、平成29年7月が最初である。(収納推進課)
その他
質問:読売新聞の社会面で、近鉄百貨店がスターアイランドの運営を来年2月で撤退する記事が載っていたが、市にも近鉄百貨店、近鉄不動産から何らかの打診があったのか。
市長:近鉄ホールディングスの中で今、整理が行われているところである。近鉄不動産がスターアイランドを所有しており、近鉄百貨店に貸していた。近鉄百貨店は店舗に対して2月までの退店の通知を出されたということである。それ以上でもそれ以下でもない。市と近鉄の間では、近鉄四日市駅直結となる図書館の候補地となっているので協議は継続している。ただ、退店が図書館の目的であるのかは近鉄からは伺っていないので、何らかのアクションはあるだろうが、市の事業とどう関係しているかは、まだ明確ではないということである。
質問:スターアイランドの土地は、図書館新設の候補地の一つか。
市長:今、市役所東側、近鉄四日市駅直結、JR四日市駅直結の3候補を選定している。近鉄四日市駅直結で想定しているのがスターアイランドや駅の西側広場で、協議している。候補地の一つではあるのだが。
質問:撤退について、市のほうに近鉄側から打診や説明はあったのか、ないのか。
市長:いや、それは百貨店さんからテナントへの通知であって、正式に近鉄から我々に報告があったとは聞いていない。あくまでもグループ内での整理なのかと思っている。その先に何があるのかは、私もまだ十分に分かっていない、社内の話なので。
質問:近鉄グループから市に正式に方針説明があった訳ではないのか。
市長:そうである。ただ、図書館の候補地選定をしていく中で、議会にも一定の説明をし、近鉄とのやり取りは継続している。退店の通知を行ったことについては、いろいろな情報が入ってきているので意見交換させてもらっている。あくまでも社内での話だというところで落ち着いている。
質問:議会で一定の説明をしていくという話だが、要するに図書館…。
市長:まだ最終的な立地を表明する段階には至ってない。そろそろ立地場所が決まっていくだろうという中で、議会からも説明を求められており、現段階での報告をするところであり、立地場所の確定の報告はない。
質問:スターアイランドの撤退を受けて、今後、中心市街地の活性化を図る中でどういう影響が考えられるか。
市長:近鉄がどういう判断で退店通知されたのかは不透明である。今聞いているのは、近鉄不動産が近鉄百貨店に貸していて、近鉄百貨店がテナントを誘致していた、ということである。それが5年間の契約で2月に切れ、1回その整理が行われると。恐らく、スターアイランドの運営は近鉄不動産に戻されることになると思う。その中で図書館の協議を行っているので、その可能性もあるし消極的には受け取っていない。図書館の可能性もあるし、近鉄独自で何かしらの新しい事業をされるのかと。私はどちらかだと思っているので、撤退にネガティブな印象は持っていない。聞いていないが私はそう捉えている。どういうかたちになるか分からないが、中心市街地に新しい一歩が踏み出されるのだろうと受け止めている。
質問:そういった市長の思いを今後伝える予定は。
市長:今、図書館の立地場所の協議中で、意見交換は行っている。そういった中でスターアイランドの跡地が最も適し、さまざまな条件面に合うのであれば、市としてもアプローチをしていきたいと思っている。それがかなわなくても、違うかたちで中心市街地の活性化につながっていく取り組みをお願いしていかなければならない。今、図書館の立地場所の協議中なので、それ以上のことは申し上げにくい。
質問:確認だが、近鉄百貨店と協議しているということか。協議相手は近鉄百貨店か。
市長:近鉄不動産。
質問:所有者の近鉄不動産。
市長:そうである。
質問:そちらと協議をしているということか。
市長:はい。
質問:協議のレベルというのは、検討いただけないかというレベル感か。
市長:そういうレベル感である。並行してJRとも協議しているので、例えば、近鉄四日市駅直結であればこういうのが、JR四日市駅であればこういうのができます、というところを詰めていきながら、三つ並べてどれが四日市のまちづくりを考えた図書館としてふさわしいか、というところで決めていく。今、近鉄四日市駅直結であればどんなものができるかを詰めている段階で、固まったものは出来上がってきていない。ただ、そろそろ固めて比較検討を行うタイミングになってくる。
質問:そこは近鉄不動産側と協議をしてきたということか。
市長:そうである。協議を並行している中、(退店)通知が出され、因果関係があるかないかは分からない状況である。
質問:これは近鉄側が受け入れるサインなのではないか。
市長:考え方によってはそう思えるが、ただ、近鉄不動産から正式な通知を受けていないので独自でやっていく判断もあり得るだろう。そこは分からない。
質問:いずれにせよ図書館の候補地としての選択であろうが、駅前で別の使い方をされようが、前向きな現象であるということか。
市長:アクションであるとは私は捉えている。少なくとも今年度中に場所は確定していきたい。そろそろそういう時期に入ってきていると思う。
質問:もう一度候補地を教えていただきたい。スターアイランドと駅の西側広場ということか。
市長:近鉄四日市直結とすると、可能性として二つがある。二つの絵を描きながらやっていこうとしている。
質問:西側広場とスターアイランドか。
市長:両方ではない。図書館を置くとすれば、西側広場の可能性もある。
質問:三つの候補地は、西側広場と…。
市長:三つの候補地は近鉄四日市駅、JR四日市駅、市役所の東側。近鉄四日市駅の中で二つ絵を描いていこうかと話している。そこに、スターアイランドも入っているということである。
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