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こにゅうどうくん

令和元年06月27日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15833-0297-1038 更新日:2019年 6月 28日

市長定例記者会見

日時

令和元年6月27日(木曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、産経新聞、CTY、中日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、伴都市整備部次長兼都市計画課長、土井都市整備部都市計画課副参事兼公共交通推進室長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか

 

発表事項1.自動運転導入検討会議の設置について

市長:本日は1件のみである。まずは、「自動運転導入検討会議の設置」項目でお話をさせていただく。かねてから、四日市市は自動運転を導入していく方針を取っていたが、本日付で、経済界、学識者、交通事業者などの関係者が一堂に会するかたちで「自動運転導入検討会議」を設置することとなった。今年度当初予算にもこの検討会議の予算を上程し可決されているが、いよいよ動き出したというところである。来月の23日に第1回目の検討会議を実施する。こういった検討会議の設置は県内初めてで、本格的に自動運転導入に向けて動き出していく。検討会議は今年度中にも幾つか予定をしている。何とか今年に走行実験を実施したいという思いもある。この会議では、自動運転にかかる先行事例の調査、四日市市に適した輸送モード、導入に向けた課題の整理、産学官連携の在り方について詰めていく。かねてから近鉄四日市駅とJR四日市駅を結ぶルートで何とか自動運転が実施できないかと思っており、しっかりとスピーディーに推し進めていきたいと思っている。

 

質疑応答

質問:四日市市に適した輸送モードというのは、具体的にどういうやり方か。
回答:どういうシチュエーションで自動運転を導入していくか。例えば、街なかでの輸送のケース、農村部や郊外で走らすケースなどがあるが、四日市市はどのケースで導入し、各場所でどういうスタイルがいいか、といった検討になると思う。大型バスが適した場所であるとか、小型のものが適した場所であるとか、ケースごとで走行車自体も変わってくるわけである。さまざまなケースを想定しながら検討していくということである。(市長)
質問:前提としては、近鉄四日市駅とJR四日市駅を結ぶのか。
回答:もちろんである。これはかねてから発信しているのだが、四日市は中心部が少し拡散した状態になっているので、近鉄四日市駅のにぎわいをどうJR四日市駅に結び付けていけるかが大きな課題である。その課題を解決していくために、自動運転も有効な手段であると思っており、中央通りを巡回する自動運転走行を実現したい思いが第一にある。ただ、自動運転にはさまざまな用途があるので、中心部だけに限らず、市内全域でチャレンジできる場所を含めてやっていきたい。まずは、中央通りの近鉄四日市駅とJR四日市駅間で実験したいという位置付けである。(市長)
質問:二つの駅の間を自動運転バスか車両で結ぶことによって、なぜ活性化につながるのかがちょっと。将来的に走らせるイメージでいいのか。
回答:いずれは自動運転でなくても、循環すればいいだけなのだが。今、近鉄四日市駅近辺にはさまざまな商業施設が集中し、飲食関係も非常に増えてきている。人のにぎわいも活気も多い。一方で、JR四日市駅が少し閑散としている状況は誰もが分かっているところである。多くの方から、JR四日市駅前の活性化を望む声をいただいている。体感としてJR四日市駅と近鉄四日市駅を縮めるために、容易にアクセスできる交通網を整備していくことが、JR四日市駅周辺の活性化に大きくつながると思っている。循環輸送は点と点を線、面にしていくには非常に有効だと思っており、新しい技術の自動運転を導入すれば大きな効果が出てくると思っている。(市長)
回答:冒頭の質問にもあるように、どういうところでどういうモードのものを使うのか、いろいろ検討していきたい。市長が申し上げた場所もそうですし、それ以外の所でもいろいろなモードを検討していく。実験に向けての会議ではなく、導入に向けての会議であり、いろいろなモード、いろいろな場所で、どういうものがいいかというのも含めて検討していきたい。(都市計画課)
回答:きっかけは中心部の輸送であるが、全市的な導入の可能性についても検討していこうといった会議になる。(市長)
質問:この手の自動運転は全国各地でやっているし、スピード感が求められるところである。三重交通グループさんは、新しい4カ年の計画で自動運転を始めるようなことを謳っているが、市長の今の頭の中で実装実験は大体、いつごろだと明示できるか。
回答:全国でかなり進んでいるので、実験自体は多分すぐできる。ただ、実装実験までいけるか、本当に運用していくまでの実験につなげていけるかがポイントである。ここに書いてある走行実験は1回走らせてみることなのだが、実装となると今年度はちょっと厳しいかもしれない。来年度以降、できる限り早いタイミングでやっていきたい思いはある。検討会議の動向によるのだが、思いとしては、四日市でやっていく前提で立ち上げたので、実装実験も早期にやっていきたいと思っている。(市長)
質問:来年度以降というと幅があり過ぎるので、もうちょっと縮めるようなお答えいただきたいのだが。
回答:交通事業者さんの温度感もある。私としては早くやってほしい思いはあるのだが、いろいろな利害を含めた関係者が出席するので、さまざまな方々の本音を探り、どういう形態で、どういう在り方でやっていくか、突っ込んで話をしていきたいと思う。(市長)
質問:立ち上がりは少し遅れたが、実装することによって四日市が先進的、先駆的であることを全国にアピールできる、ということになるのか。
回答:そうである。先進自治体はあるが、「四日市がやっていく」という前提の会議なので、1回走らせて終わりという会議にはしたくない。そういう思いで皆様に参画していただいている。(市長)
回答:経済界、学識経験者、事業者の方もメンバーに入ったこれだけの会議体というのは、恐らく県内では初だと思う。(都市計画課)
質問:まさに実装のため、といった部分で県内初という意味ですね。
回答:そうである。実験走行のために勉強会を開いたとかは聞くが。(都市計画課)
質問:基本的な質問で恐縮だが、「実装」というのはどういったレベルのことを言うのか。ある程度営業としてお客さんを乗せてなのか、試験的に人を実際に乗せるのか、どこら辺のレベルが実装なのか。
回答:定義付けはないと思っている。どのところを目指すかで、実装という言い方になってくると思うのだが。(都市計画課)
質問:試験運転と自走運転の差異がはっきり分からない。実装、走行実験とは、ある程度実現可能なレベルということなのか。それとも、走行実験というのは、普通はしっかり安全確保して走る、見守りながら走るという感じだ、実装というと、完全に一般の車両があって流していくかたちなのか。
回答:試験、実験というのは、ある程度、1週間、2週間といった短期間の実験であり、実装というのは、例えば人を乗せて実際に走ってみる、といったものだと捉えている。(都市計画課)
回答:どういう段階の車両、どのレベルの車両を使うかによってもレベルが幾つかに分かれている。当然、いきなり無人という訳にならないとは思うが、どのレベルの車両をどういう状態によって使うかで変わってこようか思う。(都市計画課)
質問:では、試験レベルとして試験運転、次に実装運転、その次に何があるのか。
回答:導入ではないか。(市長)
質問:全国的に試験運転している所は何都市ぐらいあるのか。
回答:試験運転はかなりあると思う。四日市も実は試験運転はもうしている。(市長)
質問:いつごろ。
回答:我々とは実際は関係なく、民間含めての実験である。(市長)
回答:30年の2月に笹川団地の中で、笹川西公園の周辺で一度走らせている。(都市計画課)
質問:主体は。
回答:群馬大学の車両を使ってやっている。(都市計画課)
質問:いや、どこがやったのか。
回答:地元の議員さんのお話でと伺っている。行政は入っていない。(都市計画課)
質問:全国で試験運転しているのは、何十自治体くらいか。
回答:申し訳ございませんが数え上げていない。(市長)
質問:実装運転しているのは何自治体ぐらい。
回答:申し訳ないがそこも。(都市計画課)
質問:導入している自治体はあるのか。
回答:ないと確認している。(都市計画課)
質問:全国の自治体では、どこかがいつごろ導入しそうか。
回答:自治体というか、国の動きの中では、オリンピックの2020年にある一定レベルで自動走行車両を走らすという大きな目的、目標がある。(都市計画課)
質問:関東か、東京都か。
回答:関東というか平成30年度の今ぐらいの時期に内閣のほうから国の骨太の方針が発表され、その中で位置付けられたものになる。オリンピック・パラリンピック開催前までに公道で実装できるようにする趣旨が位置付けられている。(都市計画課)
質問:そういう流れの中で四日市市はいつまでに、どうしたいのか。
回答:「いつまでに」は、ここでは明言することはできない。そういうことを検討していく会議だということである。(市長)
質問:改めて四日市で自動運転を導入する意義を。なぜ導入しなくてはならないのか、ガソリン車じゃいけないのか。
回答:ガソリンかどうかは別だが、そもそも今、バス会社さんにおいては運転手不足で路線維持もままならないという声を聞いている。そういったバス会社さん、交通事業者に対して言うこともある。あと、自動運転の技術が今、日本で大変注目されておりますから、自治体として積極的に取り組むという街の姿勢も見せていく。さらに、中心部の近鉄四日市駅とJR四日市駅の距離感を縮めるための輸送手段もやっていきたい。今回、自動運転で中央通りをいかに循環できるか、ということがきっかけとなり検討会議を立ち上げたわけだが、さまざまなケースにおいて、ほかにも導入が可能か調査していくということである。(市長)
質問:脱ガソリン、脱モーターエンジン、要素としてはそんなところも含めてか。
回答:ただ、自動運転の車がガソリン車か、そうでないかは分からない。脱ガソリンにはすぐにはつながらない。(市長)
質問:そういったことにはこだわらず、ただ自動運転で。
回答:そのレベルではなく、まず、自動運転自体をしっかりとやっていきたい。でき上がった時にどういう車種にしていくかは、そのとき判断すると思う。(市長)
質問:当面は省力化がメインか。
回答:省力化というか。(市長)
質問:運転手なしで運行したいと。
回答:それもあるし、端末交通の移動支援というところでも活用を考えられるかと思う。大きくはその両面あろうかと思う。(都市計画課)
質問:試験と実装にこだわって聞きたいのだが、「実装」というのが人を乗せた状態であり、自動走行させる、それを目指していることでいいのか。
回答:人というのは、一般の方ということか。(都市計画課)
質問:例えば、愛知県では河村さんや大村さんを乗せて走らせたが、ああいうのをイメージしているのか。
回答:そうである。それも実験である。(都市計画課)
質問:このレベルの実験ということか。
回答:それと、実験の中でも、例えば一般の方を応募して乗せる実験をされている所もある。(都市計画課)
質問:そこまでは、まだ実験か。
回答:そこの線引きが少しファジーなところではある。(都市計画課)
質問:ただ、「実装に向けた取り組み」と謳っている以上、何をイメージしているのかは語ってもらわないと。
回答:ですから、単に走らせることが目的じゃなくて、やはり実際の公共交通として導入できるかどうか、しっかりと判断できるところまで実験をしたいということである。(市長)
質問:そうすると、ただ単に走らせるだけでないということであれば、仮にバスタイプのものだったらバス停できちんと停まるとか、時刻通りに走るとか、実際に交通機関として動かすためにはさまざまな別の要素が入ってくるが、そういった部分も含めた検証を「実装」としてイメージしているか。つまり、交通システムとして動かすことができることをイメージしている、ということでいいのか。
回答:そうである。そういうところも含めて、ここにありますようにまず導入に向けていくということである。市長が申し上げたように、実験とか走らせてみるだけではなく。(都市計画課)
質問:イメージが大体つかめたのだが、今のところは、まず導入のための実験に入っていくということであるか。
回答:実験も一つで、主張し、というところである。(都市計画課)
質問:実装にはいろいろなイメージあるだろうが、要するに、交通システムとして動かすことが究極の目標にあり、そこに向けて実験を繰り返す、熟度を深めるという捉え方でいいのか。
回答:実装のラインは非常に難しいのだが、とにかく導入にほぼ近い状況でやっていくのが「実装」と思っている。最後の成熟したような研究、実験のタイプを「実装」だと僕は思っている。それに幅はあるが。(市長)
質問:ですから、実際に交通システムとして動かしていくレベルを目指す、ということでよいか。
回答:そうである。(市長)
質問:分かりました。ここもちょっとはっきりさせておきたいのだが、最初の実験というのは、JR―近鉄間を考えているということでいいのか。
回答:まだそこも決定事項ではない。(都市計画課)
質問:イメージとして。
回答:はい。最初、説明で申し上げた場所でもあるし、例えば、実験であればいろいろな方に目にしていただくのも大事だと思う。そういう適した場所だと思っている。(都市計画課)
質問:当面、JR―近鉄間で最初の走行実験を目指していくのか。
回答:そこと、市長の申し上げた、巡回的なルートを考えるということもこれからの会議の中で詰めていきたい。(都市計画課)
回答:メインは中心部である。(市長)
回答:巡回というのは、中心部の巡回的なということである。(都市計画課)
質問:市長のおっしゃる最初の実験というのは、JR―近鉄間でやりたいということでよろしいか。
回答:はい。この「走行実験の実証を含め」という部分については、走らせてみるだけなので実装ではないが、近鉄とJRの間のことを想定している。(市長)
質問:ということですね。
回答:はい。(市長)
質問:営業運転に向けた土台づくり、基盤づくりだと私は解釈している。その場合、この検討会議の中で、例えば地方都市でのコンパクトシティ化のような議論もありますが、そういったことも併せて議論をされていくのか。
回答:これをやっていく背景には、まちづくりももちろんありますので、先ほどお話ししたように、中心部をいかに一体的に繁栄させていくか、JRと近鉄をどうつなぐのか、という一つの課題解決に大きく貢献していくと思う。だから、まちづくりの議論はあった上での実験である。(市長)
質問:また別の部会で、もっと詳しい議論はされるのだろうが、やはり連動、連携していかないと。
回答:もちろんそうである。(市長)
質問:いわゆる中央通りの営業運転というのは、実現は難しいかと思いますから。
回答:まちづくりの中ではコンパクトシティをやっている。ただ、「コンパクトシティ」プラス「ネットワーク」と、両方併せて整理しているので、ネットワークのところをこういうところに。(都市計画課)
質問:JRと近鉄、何キロあるか。
回答:約1.6キロである。(都市計画課)
質問:当初予算は。
回答:実験のための予算は取っていない。実験走行のための予算。(都市計画課)
質問:当初予算に何を、幾ら乗せたのか。
回答:200万取っている。(都市計画課)
質問:検討会議用か。
回答:会議運営と、視察。(都市計画課)
質問:分かりました。導入に当たっては何億円ぐらい見込まれるのか、市長の感覚として。
回答:いやいや、そこまで今、知識は持ち合わせていない。具体的な検討も、この会議の中でしていくのだろうと思う。(市長)
質問:何億円ぐらい要るでしょう、試験営業運転するには。
回答:それは分からない。どの主体が営業運転していくのか、というのもある。(市長)
質問:いろいろあるが。
回答:公共事業者さんが独自でやっていく選択肢もある。そういった中では、いろいろなケースがあり、正直、どういう状況か持ち合わせていないので、何とも言えない。とにかくやっていく方向で行政は動いているということである。(市長)
質問:国が2020までに間に合わせたいという構想を打ち上げている中で、四日市市としてはいつまでに営業運転したいのか。何年以内か。
回答:できるだけ早くするに越したことはないのだが、こればかりは技術を伴うので、ぱっと言うことはできない。検討会である一定期間議論した中で、意見が集約してきたときにどういうかたちで四日市がいけるかが見えてくると思うので、しかるべきタイミングで。(市長)
質問:国は2020という数字を出しているのだが、四日市市として、市長としてはどうか。2020挟んでどれぐらいまでに。
回答:本当に申し訳ないが、ここでは何とも言えない。それは2020でやりたいが。(市長)
質問:市長の夢としては。
回答:自治体が丸抱えでやれるかどうかというのは、また別の問題である。(市長)
質問:だから、市長の夢としてはどうかと。
回答:夢ですか。(市長)
質問:はい。
回答:できる限り早い段階で取り入れられれば。(市長)
質問:10年以内というのは、できるだけ早いじゃない。「10年以内に導入したい」とは遅いですか。
回答:まあそうである。(市長)
質問:5年以内と言えるのかどうか。気持ちとしては少なくとも5年以内には導入したいと。
回答:5年以内にはしたい。できるものならしたいですが。(市長)
回答:営業というお話もあったが、この資料の冒頭にもありますように、公共交通とか端末交通など、いろいろなところで活用を考えるので、路線バスの代わりに自動運転バスをというだけのことでなく、どんなモードをどんなところに充てるかを広く検討していきたい。(都市計画課)
質問:スピード感が求められる中で、市長としてどうかというコメントをお聞きしただけだが。
質問:検討会議は23日と書いてあるが、場所はどうなのか、公開かどうか。
回答:場所は商工会議所3階の会議室を予定している。公開で実施したいと考えている。(都市計画課)
質問:年に何回ぐらいか。
回答:今のところ3回程度を予定している。(都市計画課)
質問:何年までやり続ける予定か。
回答:この検討会議のエンドは今、設定していない。今年度中の3回程度。(都市計画課)
質問:JR-近鉄間で実験する場合には、バスタイプの車両を使うイメージでいいか。
回答:具体にはまだ、というところだが、例えば、写真にあるような既存のモードの中を使おうと思うと、バスや自動車タイプが走らせやすいかと思うが、そういうところも含めて検討が必要と考えている。(都市計画課)
回答:恐らくだが、近鉄とJR間の自動運転になってくると、1号線をまたぐのが一番大きなハードルになってくると思う。我々はやりたい思いもあるのだが、やはり県警さんとの連携も必要で、県警が認めないとできないハードルもあるので、会議を通しながら理解を求めていきたい。(市長)
質問:県警はオブザーバーか。
回答:はい。(都市計画課)
回答:勝手に進めていくことは、県警に対する配慮をなくしてしまうことになってしまうので。やりたい思いを持ってこの会議体を始めていくということでご理解いただければと思う。(市長)
質問:例えば、自動運転導入にはトヨタさんとかモーターシティさんが一生懸命やるのは分かるのだが、なぜ四日市がやるのかを改めて市長に。
回答:なぜ四日市がやるのか。(市長)
質問:四日市がにぎわいを取り戻すためだとか。
回答:ですから、まちづくりの中で近鉄とJRをしっかりと結んでいきたい思いがあり、循環バスも一つの選択肢だろうと思っている。世の中が自動運転に大きくシフトする中で、この中心部の循環バスに自動運転を導入できれば一つの目玉になり、話題にもなり、まちづくりにもなると。結果として、中心部の課題解決にもつながっていくので、ぜひとも共にセットでやっていきたいという思いである。(市長)
質問:先ほどの課長の話の中での移動支援ですが、いろんなモードで、と言われますが、周辺のまちづくりや高齢社会に向けた移動支援としてということも、将来的にイメージしているのでいいのか。
回答:そういうところである。(都市計画課)
質問:分かりました。
質問:会議は商工会議所3階で、何時からですか。
回答:15時から。(都市計画課)
質問:15時から何時の予定か。
回答:1時間半から2時間程度で予定している。(都市計画課)
質問:先ほど、1号線をまたぐハードルについてお話があったが、現状、JR-近鉄間で自動運転を運行するに当たって、1号線をまたぐ以外にどんなハードルが考えられるのか。この会議体で、どういうふうに解消していきたいかのかを改めて市長の言葉でいただけるか。
回答:一番難しいのが国道1号をまたぐことだろうと想定しているのだが、ほかの課題もこの検討会議で洗い出し、整理していくということなので、まずはスタートを切らせていただくことでご理解いただきたい。(市長)
質問:そういう課題の洗い出しも含めてということ。
回答:はい。(市長)
質問:観光面の視点から見ると、「パーク・アンド・バスライド」があるが、そういったことも検討会議の中での議論の対象項目になり得るのか。そこまで想定してないのか。
回答:幅広く議論していく会議体にしようとは思っている。中心部の交通網だけでなく、やはり郊外の公共交通についての議論もあるし、さまざまな可能性をここで模索していくということである。その中での優先順位は、中心部が第一番だと私は思っているので、そこから手を付け、どういうふうに広げていけるかも議論の対象だと思う。(市長)
質問:スタートダッシュはそこまでの優先順位ではない、という理解でいいのか。
回答:別途、交通のいろいろな政策は。(都市計画課)
質問:ありますけどね。
回答:どの会議でも詰めているので、整合を取りながら。こういう会では自動運転について、業務上のところで詰めていくのかと思う。(都市計画課)
質問:農村部や郊外のイメージは、例えばどんな所があるか。港のほうとか山間部とか、何かイメージはあるか。さっきちょっと言われようとしたのは水沢。
回答:自動運転のこの会議の中に、四日市港の関係の方も入ってもらう。港も自動ターミナル化をしたい構想があり、そういうのも併せて議論できる。(市長)
質問:それは、あくまで港周辺でのコンテナの荷おろしとかのイメージか。
回答:そうである。まずは、広く皆さんが集まっていただく会議の場として今回設置した。議論していく中で、必要があれば部会的にできていくのかな、ということである。(都市計画課)
質問:究極的には港から自動運転のトラックで高速に行くのか。
回答:私どもではそこまではお答えするところではない。AIターミナルは今よく耳にするし、そういうイメージを持たれているのかとは思うが。(都市計画課)
回答:さまざまなところで自動化に対する期待は大きいわけで、一度検討会で集約させて、メインは中心部だが、それ以外の可能性も含めて議論していくということである。(市長)

 

その他

質問:昨日、県からの発表で、豚コレラに感染した野生のイノシシが見つかったということだが、特に四日市の場合、2020年のB-1グランプリ開催を予定しており、豚コレラが四日市とんてきに与える影響は今からでは計り知れないし、分からないと思うのだが、まだ実際の養豚場に影響は出てないが、豚肉を使った料理でまちおこしをしている四日市として、そこら辺の(影響についての)考えを聞きたい。
市長:豚コレラがとんてきにつながるかは別問題として、いなべ市のほうで豚コレラに感染したイノシシが発見され、緊張感を持っている。四日市にも養豚農家が5つある。主に県が責任を担う部分ではあるのだが、市内の養豚業者の方とは密に連絡を取り、県とも連携を取りながら情報を共有し、スピーディーに対応できるようにしていきたい。
質問:まだ直接の被害が出ていないし、豚コレラの豚肉自体は人体に影響しないのだが、一番怖いのはやはり風評被害。せっかく盛り上げようとしてきたものが、そういったことで消え去るとすると。そこら辺で、今後、もし影響を受けたときに市として何らかのPRはどう対応するのか。それこそシティプロモーションの範疇になってくるかと思う。観光や交通、観光客の来る話なので、何らかの対策を考えていけたらと。
市長:既にこの豚コレラに関しては、岐阜、愛知でかなり猛威を振るっているので、県が対応する前に、我々も先んじて消石灰を養豚農家さんにお配りする対応はしてきた。今はとにかく県の方針に従い、さらに養豚農家さんの不安を解消していくためにも、農家さんとも情報共有して、何としても豚コレラの感染を防ぐことに力を注いでいくしかない、という思いである。
質問:先ほどの自動運転に絡む話だが、JRで降りた人が近鉄に行く理由は分かるのだが、近鉄で降りた人がJRに行くには、JRに魅力がないと駄目だと思う。今後どんなに走らせても、やはり土台がないと駄目だと思うので、JR側にどうやって魅力をつくっていくのか。市長がおっしゃる港でどういうことをこれからしていくのか、具体的にはまだ見えてこない。その辺はどういうふうに考えているのか。
市長:確かにそうだと思う。目的がないと移動しないので、JRにいかに目的を作って行くか、ということも合わせてやっていかなくてはと思っている。そういった中で、新しい図書館をどこにするか、一つの候補地としてJR駅直結というかたちをJRさんとの協議で検討しており、前向きなスタンスで進められている。図書館がJR駅に選ばれるかどうかは別として、選ばれたとすれば、JRの一つ目的地になるだろうし、仮にもし選ばれなかったとしても、新しい開発につなげていけると期待しているところである。まだまだ水面下ではあるが、JR駅前の開発に火を付けられるものはないかと今動いている。
質問:市長としては、図書館を作るっていうのが。
市長:いや、思いはそれぞれ3分の1。それ以上のことは言えないが、ただ、まちづくりにとって有意義な場所ということでJRを選定したわけである。それが図書館であっても図書館じゃなくても、JR四日市駅は一つの大きなポイントであると私自身は思っている。何らかの形でにぎわいをつくっていけるようにしていきたいと思っている。そういった意味では、仮に今すぐ自動運転ができたとしても、ループバスを走らせたとしても、大きな変化はないと思う。ループバスと自動運転、そしてJR駅前開発、と一緒にやっていく時期に入ってきたと思っている。
 

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三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

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